Blue Roses Garden > アキの話 > 第二話 リカ

リカ

 皆さんこんにちは、アキです。 今日は、このあいだお友達のリカちゃんと遊んだときの話をしますね。

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 約束した時間は午後八時。 七時五十一分着の電車で駅に着いた。 ホームに出ると、秋も終わりの冷たい風に身を震わせた。 改札をパスしていつもの待ち合わせ場所、駅前広場の噴水のほうを見る。 いつもと同じように、リカちゃんは先に来てボクを待っていた。

 今夜のリカちゃんの格好は真っ白なワンピースドレス。 襟元や袖口のレースと、全体にちりばめられたフリルがエレガントな可愛らしさを演出してる。 靴と靴下、ショルダーバッグも全部白でまとめていて、 お姫様カットのストレートロングの黒髪と赤いルージュが印象的なコントラストを作り出している。

 対するボクの格好は黒でまとめてる。 ブラウスだけは薄いベージュで、あとはスカート、ストッキング、ジャケット、 カチューシャまで全部黒。シューズと腕時計のバンドまで黒にした。

 リカちゃんは噴水に腰掛けて改札出口のほうをまっすぐ見ていた。 ボクがリカちゃんに気がつくと同時に、リカちゃんもボクに気がついた。 こちらに歩いてくる。

「こんばんは、アキちゃん」

「こんばんは、リカちゃん。お待たせしちゃった?」

「ううん、リカも今来たところ」

「うそ。また三十分も早く来て待ってたんでしょ?」

「……なんでわかるの?」

 ボクは言葉では答えずに、リカちゃんのほっぺたを両手ではさんだ。 そのまま顔を寄せ、軽く口付ける。

「ほら、こんなに冷たくなってる。お肌に悪いし、唇も荒れちゃうよ」

「……ねえアキちゃん」

「なあに?」

「みんな、見てる、よ?」

 リカちゃんが真っ赤になった顔で言う。 あたりを見回すと、周り中の人がこっちを見てる。 足をとめて口をぽかんと開けてみてる人や、ごみ箱に激突して蹴り倒してる人までいる。

 状況を認識すると、体温が一気に跳ね上がった気がする。 たぶん、ボクの顔も真っ赤になってるんだろうと思う。 ボクはリカちゃんの手をつかむと、繁華街のほうに向かって足早に歩き出した。 恥ずかしくて顔があげられない。 チラッと見ると、リカちゃんも真っ赤な顔でうつむいて歩いてた。

 とりあえずお夕飯をとることにする。 ボク達は手近なファミレスにはいると、適当に注文をした。

 おしゃべりをしながら食事をしていると、なんだか後頭部に視線を感じるような気がする。 『?』と思いながら振り向くと、何やらひそひそ声でおしゃべりしていたOL風のお姉さんの集団がいっせいに目をそらした。 ――あの人たちさっき駅前にいたような……。

 視線を前に戻すと、こんどはウェイトレスのお姉さんが目をそらす。 ――そういえば、ここの窓から噴水広場がよく見えるなあ……。

 リカちゃんは赤くなってうつむいたまま食後の紅茶を飲んでいる。 ボクもコーヒーを片付けると、伝票を手にとって立ち上がった。 空いている手でリカちゃんの手を取って、足早にレジカウンターに向かう。 清算を済ませると、急いでファミレスを出た。 うう、なんだか四方八方から視線を向けられてるような気がするよう……。

 ホテルにチェックインして部屋に入ると、やっとリカちゃんの顔をまっすぐ見る余裕が出来た。 恥ずかしかったのと最後は小走りになってたので、リカちゃんの顔が上気している。

「ご、ごめんね。恥ずかしかった……よね?」

「うん、キスもそうなんだけど……」

 まだ何かあるんだろうか。

「あのね、このホテルに入るとき、駆け込むみたいになってたでしょ。 周りの人に、注目されてたよ」

 ――女の子の二人連れが、手を取り合って、ラブホテルに駆け込む情景。 想像するとすごいものがありますな〜。 ボクは何も言えず、両手で顔を覆ってしゃがみこんだ。

「ア、アキちゃん……? 大丈夫?」

「……大丈夫。ちょっと眩暈がしただけ。アハハー」

 無理やりな笑いでごまかすと、立ち上がってリカちゃんと目を合わせた。

「ごめんね、リカちゃん」

「ううん。謝らなくていいよ。ちょっと恥ずかしかったけど、とっても嬉しかったから」

 頬を赤らめながらも、まっすぐな視線を返してリカちゃんが言ってくれた。 その言葉に、ボクの体温がまた跳ね上がる。

「ありがと〜」

 リカちゃんを抱きしめて軟らかいほっぺたに思いっきり頬擦りする。 リカちゃんもボクの背中に手を回して、ギュッと抱きしめてくれた。

 ボクたちはいったん離れると、ベッドの上に場所を移した。 靴を脱いでベッドにあがると、女の子座りになって向かい合う。 お互いを優しく抱きしめて、口付けを交わした。

 リカちゃんの舌がおずおずとボクの口の中に入ってくる。 ボクはそれを自分の舌でお出迎えしてあげる。 それからボクの舌もリカちゃんの中に入っていく。 二人の舌が絡み合い、唾液が交換される。 ボクたちのお口からあふれた唾液が一滴、ボクのあごを伝ってブラウスの上にこぼれた。 このまま続けたら二人の服が汚れちゃう。 ボクは思いっきり強く唾液をすすり上げ、二人の口にたまっていたものを飲み込んだ。

「っ、ぷはあ」

 お口が離れると、リカちゃんが大きく息を継いだ。すねたような視線を向けてくる。

「アキちゃんずるい、一人で全部飲んじゃうなんて」

「ごめんごめん。でもほら、お洋服が汚れちゃうでしょ?」

「それはそうだけど……」

「ねえ、ボク、リカちゃんの裸が見たいな」

「……アキちゃんの裸も見せてくれなきゃいや」

「じゃあ、脱がせてくれる?」

「うん」

 リカちゃんがまずボクのジャケットを脱がせる。 丁寧にたたんでわきへ置いた。 次にスカートのホックをはずすと、ボクをそっと押し倒す。 ボクが抵抗せずにあお向けに寝転ぶと、お尻を上げさせてスカートを抜き取った。

「……エッチな下着」

 今日のボクのアンダーは黒い総レースのショーツと同じく黒のストッキング&ガーターベルト。 ショーツとストッキングのレースをすかして、ボクのお尻や太もも、 それからぎゅっと押し込められたペニスがばっちり見える。 リカちゃんはそのままブラウスのボタンをはずしていく。 上半身には何もアンダーを着ていないから、そのまま素肌がリカちゃんの前に晒される。 ブラウスも脱がされ、スカートと一緒に綺麗にたたまれてジャケットの上に重ねて置かれた。

 ボクはエッチなショーツとストッキング、ガーターベルトだけの格好で、ベッドの上に横たわってる。 リカちゃんがなんだかぽーっとした視線でボクをじっと見る。 ボクはなんだか急に恥ずかしくなって、両手で胸を覆って視線をそらす。

「やだ、そんなにじっと見ないで……」

「アキちゃん、綺麗……。それにとってもエッチ……」

 リカちゃんはそういうと、ボクの股間に右手を伸ばしてきた。 半分硬くなっているペニスと、その下の睾丸を優しくマッサージする。 ボクのペニスはそれに反応してだんだん硬くなっていく。 ついに先っぽがウェストから顔をのぞかせてしまった。

「アキちゃんのおちんちん、可愛い……」

 なんだかリカちゃんのスイッチが入っちゃったみたい。 さっきまでとは違う乱暴なしぐさで、ボクのショーツをむしりとるように脱がせると、 ボクのペニスにむしゃぶりついてきた。

 リカちゃんがお口と舌全体をつかってボクのペニスを責める。 睾丸のほうまで舐めたり、同時にお尻をもんだり、そろえた指先でアヌスをマッサージしたりもする。 激しい責めに、ボクもあっという間に高ぶらされた。 このままだとボクだけリカちゃんのお口に出しちゃう……。 それはいやなので、ちょっと反撃させてもらおう。

 ボクの両足の間にひざまずいてペニスをくわえ、激しく上下している頭をおさえる。 リカちゃんが上目遣いで「?」っていう視線を向けてくる。

「ねえ、リカちゃんも、脱いでよ」

 リカちゃんはボクのペニスを開放すると、そのまま膝立ちの姿勢になった。 顔を上気させながら、なんだか妖しい笑顔を向けてくる。 リカちゃんがワンピースの前ボタンをはずすと、真っ白なブラジャーとショーツが見える。 ワンピースを脱がずにフロントホックとストラップの前ホックをはずして、ブラジャーを抜き取った。 次にショーツの右サイドの紐を引っ張ると、するりとほどけてショーツが左足に沿って落ちた。 いわゆる紐パンだったんだね。

 リカちゃんはボクと違って胸を入れているので、ブラジャーが必須。 身体が女の子になるお薬も飲んでるから、体つきもすごくやわらかい。 そんな身体が、素肌の上にワンピースと靴下だけを身につけた格好でボクの目の前にある。 ワンピースの前ははだけられ、やわらかそうな胸と、硬くいきり立ったペニスが見える。

「ねえリカちゃん、ボクにもリカちゃんのおちんちん食べさせて……」

「うん、いいよ……」

 リカちゃんは位置を変えると、ボクの頭にまたがるように腰をおろした。 そのまま自分の頭はボクの股間に沈め、再びボクのペニスをくわえる。 ボクは目の前にあるリカちゃんのペニスを口に含むと、あらん限りのテクニックをつかってご奉仕してあげる。 リカちゃんも、再び激しくボクを攻める。 リカちゃんがボクに与える刺激がボクを興奮させ、それがボクをリカちゃんへのご奉仕に駆り立てる。 お口とペニスでつながった二人のなかを、エッチなエネルギーがぐるぐる回ってるみたいだ。

 やがて、ボク達は限界に達した。先に達したのはやっぱりボクだった。 ペニスの奥で痙攣が起きたかと思うと、熱い精液がほとばしる。 数瞬の間を置いて、リカちゃんのペニスからも同じ物が噴き出した。 ボクの舌の上に、リカちゃんの精液がたたきつけられる。 お互いの射精が収まるまでボク達はじっとして、相手の精液をひたすら飲み込んでいった。

「アキちゃんのザーメン、とってもおいしいよ」

 リカちゃんがボクの上から離れながら言った。 舌を出して、唇をひとなめする。

「おねがい、次はこっちに飲ませて……」

 リカちゃんはワンピースを脱ぐと、ベッドにあお向けになる。 両膝を手でかかえ、アヌスを両手で広げた。 左右に引っ張られて剥き出しになったアヌスがピクピクしてる。 ボクはバッグからアナルローションを取り出すと、リカちゃんのアヌスに塗りこんだ。 自分のペニスにもたっぷりまぶす。

 ペニスの先端をリカちゃんのアヌスに当てると、リカちゃんは右手をボクの首に回してきた。 そのまま腰を進めると、ボクのペニスはリカちゃんのアヌスにするっと飲み込まれた。 リカちゃんに引き寄せられ、ボクはリカちゃんとキスを交わす。

 リカちゃんのアヌスがボクのペニスをやさしく包んでる。 ボクは腰をゆっくりと前後させ、リカちゃんの中をくすぐってあげる。 ボクのペニスの先っぽがリカちゃんの前立腺をつつくたびに、リカちゃんが甘い悲鳴をあげた。

 腰の動きをだんだん速くしていくと、リカちゃんのあえぎ声も速くなっていく。 そろそろかな、と思っていたら、突然リカちゃんの足がボクの腰を締め付けた。

「どうしたの?」

「……アキちゃんお願い、リカに上にならせて」

 ボクはそのままリカちゃんの上にうつぶせになると、身体をひねって左に半回転した。 リカちゃんはボクの上で体を起こして、ボクにまたがる姿勢になる。

「リカちゃんはこの格好、好きだよねー。おちんちんもお尻も丸見えなのに」

「いや、いじめないで……」

 リカちゃんは顔を赤らめるけど、腰はもう激しく動いてる。 両手を後ろについて、のけぞるような姿勢で腰を前後左右に振る。 リカちゃんのペニスからは透明な液体がめちゃくちゃに振り撒かれ、 ボクのおなかやリカちゃん自身の身体にふりかかる。 腰が浮き上がるたびにボクのペニスがリカちゃんのアヌスを出入りしているのが見える。 リカちゃんのアヌスはまくれ返り、ひだのようにペニスに絡み付いている。

 と、直前まで激しく動いていたリカちゃんが硬直した。 全身をビクビクと痙攣させ、腕と足を突っ張る。 ペニスの先端から、ボクやオトコノヒトがするみたいな激しい射精ではなく、 ゆっくりと溢れ出すような形で精液がこぼれた。 十秒以上かけて、トロトロとこぼれ出てくる。

 リカちゃんの射精は何回見ても不思議。 出続けている間はずっと気持ちがいいんだそうだけど、ボクはこうなったことが無い。 リカちゃんが言うには、ボクもお尻でいくのになれればこういう射精ができるようになるんだそうだけど、 いつになったらそうなるのかボクには見当もつかない。 みるたびに、リカちゃんは凄いなあ、とか、うらやましいなあ、と思うところだ。

 ボクは上体を起こすとそのままリカちゃんを抱きしめた。 ボクたちのおなかの間でリカちゃんのペニスが圧迫され、その刺激のせいかビクンと一跳ねした。 力の抜けたリカちゃんは、ボクに寄りかかってくる。

「リカちゃん、とっても気持ちよかったんだね」

「うん、リカ、いっちゃったのお……」

 そのまましばらく息を整える。呼吸が落ち着くと、リカちゃんはゆっくり立ち上がってペニスを引き抜いた。

「……アキちゃん、まだいって無いよね。今度は、リカのおちんちんでアキちゃんを気持ちよくしてあげるね」

「うん、おねがい……」

 今度はボクが寝そべると、両膝を立ててリカちゃんを誘った。 リカちゃんがボクのアヌスと自分のペニスにローションを塗りつける。

「いれるね」

 リカちゃんはそういうと、一気に突き込んできた。 一気に押し広げられて、ボクのアヌスが強烈な拡張感にさらされる。 それがたまらなく気持ちいい。 リカちゃんはボクがこれを好きなのをよく知ってるから、いつも最初はこうやって入れてくれる。 そのままリカちゃんは激しく腰を使い出した。 リカちゃんのペニスがボクの中を激しくえぐる。

 ボクは両手で枕をつかんで首をのけぞらせる。 リカちゃんの両手はボクの腰をつかみ、腰がボクのお尻を激しく打つ。 ボクは両足をリカちゃんの腰に絡め、リカちゃんの動きに合わせて腰をうごかした。

 リカちゃんの動きが止まる。 ボクの身体を半回転させると、左足の上に跨るように体勢を変えた。 ボクの右足はリカちゃんに両腕で抱え込まれるようになる。 リカちゃんのペニスもボクの中で向きを変え、さっきまでとは違うところに当たるようになる。 その姿勢でリカちゃんはまた腰をうごかし始めた。

「んっ、あんっ、リカちゃあん、もっと、もっとおっ!」

「うんっ、アキちゃん、アキちゃんっ!」

 ボクは両手で枕を抱え込み、もだえながらあえぎ続ける。 リカちゃんも息を荒げて腰を振っている。

 リカちゃんがまた動きを止める。ボクの右肩を押してうつぶせにさせる。 ボクのそろえた太ももの上にリカちゃんが跨る格好になり、 後ろから差し込まれたペニスがボクの一番弱いところに当たるようになる。 リカちゃんはボクの頭の両脇に両手をつくと、腰を動かしだした。 さっきよりゆっくりと、でもボクの一番弱いところを集中して突いてくる。

「あん、んっ、くっ、ああんっ、ああっ!!」

「ほら、アキちゃん、どう、気持ちいい?」

「うんっ、きもちいいようっ、リカちゃんの、オチンポが、ボクの、ケツマンコ、えぐってるっ」

「ああんっ、アキちゃんたら、はしたなーい」

「くうっ、そうなの、ボク、いやらしい子なのっ、だからっ、おしおきしてっ!」

 ボクがそういうと、リカちゃんは腰の動きを早めた。 ベッドとボク自身のおなかにはさまれたペニスからも、激しい快感が沸きあがってくる。 ボクはお尻とペニス両方からの快感に攻め立てられて、悲鳴のようなあえぎを上げ続けた。

 突然ボクの中に、すさまじい快感が沸きあがる。 腰の中に発生した熱い塊のようなものが背骨を駆け上がり、頭のてっぺんで爆発した。 全身の筋肉が勝手に痙攣し、両足のつま先がピンと突っ張る。 同時にペニスから激しく射精しながら、ボクの意識はフェイドアウトした。

 

 ――僕は夢を見てる……

 ――お兄ちゃん、どこにいっちゃうの……

 ――パパ、お兄ちゃんを連れていかないで……

 ――離して、ママ、お兄ちゃんがいっちゃう……

 

 ……目を開くと、リカちゃんの顔が真正面にあった。 心配そうな表情で、ボクの顔を覗き込んでる。

「……また、いつもの夢?」

「うん……」

 リカちゃんは何も言わずにボクの頭を抱くと、胸に押し付けて両腕で抱きしめた。 ボクは布団の中にもぐりこんで、リカちゃんの胸に抱きついた形になる。 そのままボクは声を出さずに涙を流した。 涙の雫がリカちゃんの乳房の谷間を流れ落ちていった。

「……すこし、落ち着いた?」

「ありがとう、いつも、ごめんね……」

「謝らなくてもいいのよ」

 リカちゃんはそう言うと、ボクの頭をなでてくれた。 それからボクの顔を両手ではさむと、涙が残るほっぺたにキスをしてくれる。 キスで涙を拭い終わると、もう一度ボクをその胸に抱きしめた。

「……ねえリカちゃん、そろそろ苦しいんだけど」

 顔がリカちゃんの胸にはさまれて、そろそろ息苦しくなってきた。 両手をリカちゃんのおなかに当てて、顔を引き離そうとしてみる。

「え〜、もうちょっと」

 リカちゃんの腕に力がこもる。放してくれない。

「お化粧がボロボロだし、ボクシャワー浴びたいかなーって、思うんだけど」

「あ、じゃあ一緒にお風呂入りましょ」

 リカちゃんがやっと腕の力を抜いてくれた。 ボクはリカちゃんから離れると、布団から顔を出す。 そのままベッドから降りると、自分が全裸なのに気がついた。 周りを見回すと、ボクの服がきれいにたたまれてソファの上におかれてる。

「あ、脱がせてくれたんだ」

「ストッキングのレースが崩れちゃったら困るでしょ?」

「うん、ありがと」

 そういえば、最後にベッドの上にぶちまけちゃった筈だけど、そっちも綺麗に拭ってある。 お手数かけました……。 ボクは赤面しつつバスルームに向かう。

「私ちょっと用意があるから、アキちゃん先に入ってて」

 用意って何だろう? などと考えながら、バスルームの扉を開ける。 バスルームの大きな窓からは、朝の光が差し込んでいた。 自然の光っていいよね。 窓の反対側は全面鏡張りで、バスルームを広く見せている。

 備品を確認すると、おっきなエアマットやローションのボトル、ゼリー状入浴剤まである。 とりあえずマットをよけて、壁に固定されたシャワーヘッドの下に立った。 お湯の蛇口をひねって、熱いシャワーを浴びる。 そのまま石鹸でお化粧を落として、全身の汗も流す。

「アキちゃん、入るよ?」

 リカちゃんはそう言うと、ボクの返事を待たずにバスルームに入ってきた。

「わー、エッチなお風呂♪」

 バスルームを見回して嬉しそうに言う。 うーん、やっぱりこの備品とか、そういうことなんだよね。 ボクはシャワーを止めると、リカちゃんのほうに振り返った。

 リカちゃんは後ろ手に何かを持っているみたいだ。 何をもってるんだろう?

「なに持ってるの?」

「うふふ、内緒。それより、アキちゃんの身体洗ってあげる」

「え、いいよ、シャワーだけで」

「だめだめ、オトコノコがそんなことじゃ駄目よ。ほら、そこのマット敷いて」

 んー、やっぱりね……。こうなったリカちゃんは止められない。 ボクは素直に、わきによけていたエアマットを敷きなおす。

「はい、そこにうつ伏せになってー♪」

 ボクはマットにうつ伏せになって、重ねた両腕の上に顔を載せた。 リカちゃんがボディソープを出してる音がする。 ポンプの音が十回ぐらいしてる。 出しすぎなんじゃないだろうか?

 なんて考えてると、背中に二つの柔らかいものが押し付けられた。 肩甲骨の後ろに、リカちゃんの乳房が押し当てられている。 ――ついでにお尻には、胸とは対照的に硬い棒状の感触が。

 リカちゃんは自分の全身をつかってボクの身体にボディソープの泡を塗りたくる。 背中を軟らかくこするリカちゃんの乳房と、お尻や太股に当たるペニスの感触に、 ボクのペニスがだんだん硬くなる。 自然と腰が動き、ボクはペニスをエアマットにこすりつけた。

「あん、駄目よ」

 リカちゃんが左手をもぐりこませ、ボクのペニスをつかんだ。

「んっ、あんっ、リカちゃあん……」

 ボクは目を閉じて、その刺激に耐えた。

「ねえアキちゃん、左見て」

 ボクから見て左側は、鏡張りの壁になっている。 鏡には、マットにうつ伏せになるボクと、その右足に跨るリカちゃんがうつってる。 リカちゃんはボクを横向きに寝転がった姿勢にさせると、左足を上げさせた。 ボクのペニスが丸見えになる。

「恥ずかしいよ、こんな格好……」

「なに言ってるの。アキちゃんの恥ずかしいところなんか、ゆうべ散々見たわよ」

 リカちゃんはそう言うと、ローションのボトルを手に取った。 ボクのアヌスに塗りこむと、右手の中指を差し込んできた。 ゆっくりと出し入れする。 アヌスがほぐれてくると、人差し指も入れてきた。

「アキちゃんの弱いところはどこかなー♪」

 二本の指を中でうごめかせ、ボクの中を探りまわる。 その刺激にボクのペニスはさらに硬くなり、今にも爆発しそうになる。

「やっ、もうだめ、お願い、おちんちん、いかせて!!」

「うふふー、駄目よ。今日こそお尻だけでいってもらうんだから」

 そのまましばらくリカちゃんの指はボクの中を蹂躙し続けた。 ボクはリカちゃんの指が気持ちいいところにあたるたびに、甘い悲鳴をあげ続けた。

「そろそろかな……。ねえアキちゃん、これ見て」

 リカちゃんの言葉に、ボクは上体を起こして後ろを振り向いた。 リカちゃんの左手が、何やらピンク色の棒状のものを……。

 ボクの目と意識の焦点が合った。 リカちゃんが持ってるのは、男の人のペニスの形をしたおもちゃ、いわゆるディルドーだ。 今ボクの目の前にあるそれは、ボクやリカちゃんのペニスより一回り太く、 40センチぐらいある竿の両端に先っぽがついている。

「よおく見ててね……」

 リカちゃんはそう言うと、備品のローションを両手にとり、ディルドーに塗りつけた。 ピンクのペニスが、てらてらとしたいやらしいぬめりを帯びる。 リカちゃんはその太いものをボクに持たせて、マットの上に垂直に立てさせた。

「見ててね……」

 リカちゃんはディルドーの真上にしゃがみこむと、腰をゆっくり落としていった。 ディルドーがリカちゃんのアヌスに飲み込まれていく様子がボクの目の前に晒される。 半分まで飲み込んだところで、リカちゃんは腰をおろすのをやめた。

「アキちゃん、四つんばいになって……」

 ボクは素直に後ろを向いて、マットに両肘と両膝をつく。

 リカちゃんは膝立ちになると、片手でディルドーをおさえて後ずさりしながらボクに迫る。 リカちゃんのお尻から生えたピンクのペニスがボクのアヌスに迫る。 先端がボクのアヌスをとらえると、リカちゃんは一気に突きこんできた。

「っ! くうっ!」

 強烈な拡張感とほんの少しの痛み、それらを上回る快感がボクの背筋を駆け上がった。 ボクの頭がマットレスの上に落ちる。ボクは背中をのけぞらせて快感に耐えた。

「どう、アキちゃん……?」

 リカちゃんが聞いてくるけど、ボクは声が出せず何も答えられない。 リカちゃんはそのままさらに腰を進めてくる。 ディルドーがさらに奥にもぐりこんできて、やがてボクのお尻のつきあたりにぶつかった。

「……どう、アキちゃん?」

 しばらく間をおいて、リカちゃんがもう一度聞いてきた。 ボクはやっとのことで答える。

「きもち、いいよ、リカちゃん……」

「うふふ、よかった。じゃあもっと気持ちよくなりましょ」

 リカちゃんはそう言うと、自分も両手をついて腰を揺らし始めた。 リカちゃんのお尻とボクのお尻がぶつかり、お互いの睾丸がぶつかり合う。

「あっ、やっ、ケツマンコ、おちんちんが、えぐってるっ、きもちいいっ、もっと、もっとっ、つっこんでっ!」

「あん、アキちゃんたら、エッチっ、なんだからっ!」

 リカちゃんはそう言うと腰を上下左右にも動かしだした。 ボクは自分のものより太いディルドーにアヌスをめちゃくちゃにえぐられる。 ディルドーはボクの気持ちいいところを集中攻撃し、ボクは顔をマットに押し付けてそれに耐えた。

 やがてボクは限界に達した。全身が硬直し、ぶるぶると痙攣する。 触ってもいないペニスが精液を吐き出す。 硬く屹立したペニスから吐き出された精液は、ボクの目の前まで飛んできた。 ボクは自分の精液で顔を汚しながら、お尻だけで得た絶頂に身を震わせつづけた。

 ボクの絶頂が収まったところで、リカちゃんがディルドーを抜いてくれた。 硬いままのディルドーが引き抜かれる感触に、ボクのアヌスからまたも快感が湧き上がる。 軟らかくなっていたペニスから、精液がまた数滴零れ落ちた。

「……お尻だけでイクのは、どうだった?」

「……さいこお、とっても、きもち、よかった、もう、ひんでもいい……」

 全身が脱力して、舌がうまく回らない。実際、死ぬかと思った。 でも、あのまま死んでもいいかと思うぐらいの快感だった。

「そんなの駄目よ。この先もっともっと気持ちいいことがあるんだから」

 リカちゃんはそう言うと、ボクを抱き寄せた。 ボクの顔についた精液を舐めとって、綺麗にしてくれる。 ボクはされるがままになりながら、快感の余韻に浸っていた。

 ボクが落ち着くのを待つ間に、リカちゃんは入浴の準備をした。 浴槽にお湯をはると、入浴剤を放り込む。 少しかき混ぜると、お湯が薄い青色の軟らかいゼリー状になる。 ボク達はそのお風呂につかって、今度はゆっくりとお互いを愛撫した。 さっきまでのような激しいものではなく、いたわるような柔らかな快感がボク達を包み込む。

 お風呂から出ると、お互いに手伝いながら髪を乾かした。 ブローとブラッシングを終えると、時間をかけてお化粧をする。 お化粧が終わって衣服を整える頃には、チェックアウトの時間が迫っていた。

 ボク達は手を取り合って部屋を出た。 ホテルから出るときに、ついつい壁に隠れるようにして周りを見回してしまう。

「……なにやってるの、アキちゃん?」

「えっと、ほら、ゆうべ、あんなだったし……」

 リカちゃんはクスッと笑うと、ボクのほっぺたを両手ではさみ、ボクが昨日したようにキスをした。 ガランガランという音がする。 目だけでそちらを見ると、こちらに視線を奪われてよそ見歩きをしていた通行人がごみ箱を蹴り倒していた。 ボクはそれを無視すると、リカちゃんの首に腕を回して抱きついた。

―了―