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メイドの受難

 ライトに照らされたステージの袖、カーテンの陰で二人の少女が出番を待っている。現在ステージ上では、兎頭の司会者による演目紹介が行われているところだ。

「……ふぅ」

 メイド服を着た少女がため息をついた。それを耳にしたエプロンドレス姿の少女が、ひそひそ声で話し掛ける。

「ユキちゃん、緊張してる?」

「……うん。サキちゃんは平気なの?」

「私は慣れてるもの。ユキちゃんだって何度かステージに出たじゃない」

「だってあの時はお姉さまが一緒だったし……」

「相棒が私じゃ不安?」

「そういうわけじゃないけど……」

「うふふ、大丈夫。台本は読んだでしょ? ユキちゃんは私にされるがままになってればいいの」

「うん……」

 ちょうどその時、開演前のスピーチが終わった。

「其れでは、今宵の主役の登場です!」

 タキシードに包まれた腕が、ステージの袖をさした。二人は一つ深呼吸をすると、ステージに向かって踏み出していった。

● ● ●

「お願いユキちゃん! 今夜お店のステージに出て!」

 喫茶店のボックス席で、少女が向かいに座る少女に向かって手を合わせている。頭も下げ、拝み倒さんばかりの勢いだ。

「え、ええっと、お店ってマグナハウスのことだよ、ね……?」

「当たり前じゃない」

「突然どうしたの?」

「オルガさんが風邪なの。それで今夜のステージに穴が空きそうなの。お願いユキちゃん、私を助けると思って! あ、もちろんギャラはちゃんと払ってもらえるようにするから!」

「ええっと、お金はまあいいんだけど、急に言われても練習とか……」

「それは大丈夫! 台本は簡単だし私も一緒だから!」

「え、うーん、今夜は暇だけど……」

「よかった! それじゃすぐ行きましょう!」

 頼み込んでいた少女が、勢いよく立ち上がると片手で伝票を取り、もう片方の手でもう一人の手を取った。

「え? え?? あの、うわ、サキちゃん待って!」

 サキと呼ばれた少女が、半ば引き摺るようにユキと呼ばれた少女を引っ張っていく。

 今日の昼過ぎの出来事である。

● ● ●

「ユキ、お茶を淹れて頂戴」

「はい、お嬢様」

 ライトに照らされたステージの中央に置かれた籐椅子に、エプロンドレスの少女が座っている。少女は傍に控えるメイド服の少女にお茶の用意を命じる。メイドの少女はティーワゴンに用意された茶器を使い、たどたどしい手つきで紅茶を淹れていった。

「……ねえユキ、あなた最近、アキさんとはどうなの?」

 お湯の中で茶葉が踊るのを待つ間に、ドレスの少女がメイドに問い掛けた。

「どう、と仰られますと?」

「もう、鈍いわね」

「申し訳ありません」

 メイドの少女が紅茶をサーバーに移しながら応える。メイドの少女はティーカップに紅茶を注ぐと、ティーカップにクッキーを添えてティーテーブルに置いた。

「どうぞ、お嬢様」

「ありがとう。……ん、美味しいわ」

「ありがとうございます」

 ドレスの少女は紅茶を一口飲むと、話を戻した。

「で、アキさんとはどうなの?」

「どう、と仰られましても……」

「もう。じゃあはっきり言うわよ。最近アキさんに抱いてもらってる?」

「お、お嬢様、はしたないです!」

「なによ、他に聞いてる人間もいないわよ。それでどうなの?」

「え、ええっと、その、先週、土曜の夜に……」

「ふうん。ユキのことだから、きっとベッドの中ではすごく乱れたんでしょうね」

「お嬢様! わ、私、そんなに乱れたりしません!」

「嘘。ユキったら淫乱マゾの雌豚なんだから」

 お嬢様と呼ばれていた少女――サキはやにわに立ち上がると、メイドの娘――ユキの腕を取った。

「きゃっ!」

「だって、ほら」

 サキの掌が、スカートの上からユキの股間に押し当てられた。撫でさする動きで、ユキの股間を刺激する。

「ユキのおちんちん、もうこんなになってるわよ……」

「やっ、嫌です、お嬢様、やめて……」

「うふふっ、嫌なら振りほどけば?」

「あっ、ふあっ、やっ、いやあっ……」

 ユキの足ががくがくと震える。サキはユキの腕を引っ張ると、先ほどまで自らが座っていた籐椅子にユキを座らせた。

「――ユキ、足を上げなさい」

「……」

「ほら、早く」

 しばらくためらった後、ユキはおずおずと足を上げた。踵を椅子の座面に乗せ、脚をMの字の形に開いた姿勢になる。

「よく見えないわ。自分でスカートをめくって」

 ユキの手が、言われるままにスカートの裾をつまむ。白いショーツと、同じく白のガーターストッキングが剥き出しになった。

「……もうこんなに」

 サキの指が、ショーツからはみ出したユキのものの先端をくすぐる。それは既に固くなり、透明な蜜に濡れていた。

「ふふっ、ユキ、これはなあに?」

「ユ、ユキの、お、おちんちん、です……」

「どうしてこんなに固くなってるの?」

「お嬢様が、いじるから……」

 頬を真っ赤にしたユキは、俯きながらか細い声で応える。それに対して、サキは愉快そうな声で質問を続けていった。

「ふうん。ユキは無理やりされて感じちゃうんだ。さすがマゾ豚さんね」

「いや、言わないで、下さい……」

 ユキの哀願を無視し、サキの手が再びユキの股間をいじり始める。

「あ、ユキのおちんちん、ぴくぴくしてる。こっちはどうかしら?」

「ひゃうっ!」

 サキの指が、ショーツの上からユキの後ろの蕾をぐりぐりと抉る。入り口からわずかにめり込んだだけだが、不意をつかれたユキは甲高い悲鳴を上げた。

「あ、ひくひくしてる。ユキったら、こっちにも欲しくてしょうがないのね」

「あっ、ああっ、ひゃんっ!」

 ペニスとアヌスを責められて、ユキが悲鳴と喘ぎを上げる。それに煽られるように、サキの責めが激しさを増していった。

「ほら、こんなに感じて。ユキの、変・態・さん♪」

「い、いやぁ、変態じゃぁ、ないでぇ、すぅ……」

「あ、強情ね――これでも?」

 ずぶっ。

 サキの右手の中指が、ショーツの脇からユキの中にもぐりこんだ。ユキ自身の蜜を潤滑液にして、一気に根元までが押し込まれる。

「! ふあっ、ひゃあん!」

「うわあ、ユキのお尻まんこ、すごい締め付け。私の指がちぎれそう」

「おじょっ、お嬢様っ、ぬいてっ、抜いてえぇっ!」

「うふふ、やあよ。ほらっ!」

 ぐりっ。

 サキの右手が捻られ、抽送された。敏感な粘膜をこすり上げられ、ユキが絶叫を上げる。

 更にサキは、ユキの前立腺に刺激を加えていった。指先を前立腺の裏側に当てると、転がすようにして刺激を加える。

「あっ、あっ、ふあっ、あんっ!」

「ほら、どうなの、ユキ? こんな風にされて、感じてるんでしょ!?」

 ユキが絶頂しそうになると、サキは巧みに刺激を弱める。絶頂寸前の、しかしぎりぎりの状態を保ちながら、サキはユキを責め続けた。

「も、もう、ゆるしてぇ、くださあぃ……」

「もう一度聞くわよ。ユキは淫乱で変態のマゾ雌豚よね?」

「ふあぃ、ユキはぁ、マゾ豚、ですぅ――っ!」

 ごりっ。

 ユキが答えると同時に、サキの指先がユキの前立腺にえぐるような刺激を与える。その刺激に、ユキのペニスは絶頂を迎えた。

 どぷっ、とくん、とくん……。

 ユキのペニスが白い液体を放出する。それはメイド服に降りかかると、濃紺の布地を白濁で汚していった。

「……ふふっ」

 放心して荒い息をつくユキを見下ろしながら、サキは笑いを漏らした。ユキを見下ろす目は、さながらネズミを前にした子猫の目だった。

「ねえユキ――これを見て」

 ユキの中から右手を引き抜くと、サキはティーワゴンの下段から小箱を取り出した。

 蓋を開け、ユキに中身を見せる。

「今からこれをね、あなたの中に入れるの。いいわよね?」

「ふぁい、お嬢様の、ご自由に……」

「ふふ、素直になったわね。いい子よ」

 笑いながら、サキは小箱の中身を取り出した。

 それは、太い張型だった。

 先端には鶏卵ほどもある亀頭が載り、竿の部分は子供の腕ほどの太さがある。更にその竿は無数の疣で飾られ、全体が黒いこともあって禍々しいといってもいい雰囲気をたたえていた。

 サキがそれを客席に向けてかざすと、フロアのあちこちから驚きの声が上がった。一見ミドルティーンの少女――少年の尻には、あまりに凶暴に過ぎる代物だったからだ。

 サキが張型にローションを振りかけるのを、ユキは焦点の合わない目でぼんやりと見ていた。それはまるで、これから起きることを理解できていないようにも見える表情だった。

「さて、じゃあいくわね」

 張型の先端がユキのアヌスに押し当てられる。

 客席には、緊張したような空気が張り詰めていた。

「はい……」

 ずぶり。

 先頭の丸みが、ユキのアヌスを押し広げる。ユキのアヌスは柔軟に広がると、ゆっくりと押し込まれていく張型を難なく飲み込んでいった。

 客席から流れてくる驚きに満ちた空気をよそに、ユキのアヌスは巨大といっていい張型を根元近くまで飲み込んでいた。

「入ったわ。どう、ユキ?」

「太い、です、んんっ」

「そう――ほら、自分で押さえて」

 サキが手を離すと、張型が重みで抜け落ちそうになる。膝下をくぐったユキの右手が、張型の底面を押さえてそれを押しとどめた。

「ふふっ。ねえ、ユキ、これを見て」

 サキの両手が、自らのスカートの裾をつまむ。めくり上げられたスカートの下には、固く勃起し、ショーツから頭を飛び出させているペニスがあった。

「あ、お嬢様も……」

「ユキがエッチだから、私のもこんなになっちゃった」

 そう言うと、サキは腰をユキの顔に近づけていった。ペニスの先端が、ユキの口元に近づいていく。

「ユキのお口で、して頂戴……」

「……はい」

 可憐な唇が、そっとペニスに口付ける。始めは先端にキスするように、それからキャンディーを舐めるように……。ユキの奉仕が進むにつれて、サキの呼吸も荒くなっていった。

 同時に、ユキの右手に支えられた張型が、緩慢な動きでユキの後ろを犯していた。肛門がうごめく様子が、外からもはっきりとわかる。

 更に、左手はブラウスの上から胸をもみしだき、ユキ自身を快楽責めにする。

 自らスカートをめくりあげて荒い息を吐く少女――少年と、そのペニスを咥えながら極太の張型で自慰をするメイド。

 普段のステージとは異質な情景に、客席にも異様な興奮が立ち込めていた。

 やがて、長いような短いような時間の後、ステージはついにクライマックスを迎える。

「あぁ、ユキ、私、もう駄目……。ユキのお口で、受け止めてね……」

 サキが限界を迎え、熱い液体をユキの口内に解き放った。

 どくん。どくっ、どくっ……。

 喉に放たれるそれを、ユキがごくごくと飲み下す。その喉の動きは、客席からも見て取れた。

 サキの放出したものを飲み下しながら、ユキも再びの絶頂を迎えていた。ユキのペニスが再び精を放ち、張型を咥えたアヌスがひくひくと蠢く。そのタイミングからすれば、口腔を精液で汚されたことで絶頂したのは明白だった。

 やがて、射精の余韻から覚めたサキがユキの口からペニスを引き抜いた。同時にユキの右手が脱力し、張型がアヌスから抜け落ちた。凶悪な形をしたゴムの塊が転がり落ちて、ごろりという音が響いた。

 目を閉じて荒い呼吸をするユキの頬に口づけてから、サキは客席に向かって一礼した。客席から、大きな拍手が湧き起こった。

―了―

*** back stage ***

ノル ^ヮ^)「ありがとう、ユキちゃん。おかげで助かったよ!」
リリ;T▽T)「うう、なんだか晒し者だよう」
ノル ・ヮ^)「うふふっ、でも気持ちよかったんでしょ?」
リリ //▽//)「……うん」
ノル ・ヮ・)「また今度アルバイトしない? もっと恥ずかしく虐めてあげるよ」
リリ;//▽//)「……か、考えておく」