「ふう。お茶でも飲んでいこうかな」
リカさんのお店でのお買い物の帰り道。少し喉が渇いたユキは、デパートのレストランフロアへ移動しました。
ここのレストランフロアには、ちょうどフロアの対角になるように二つの喫茶店が入っています。ユキはエスカレーターから近いほうのお店に足を向けると、出入り口の前のキャンバススタンドにかけられたメニューを覗き込みました。
「あれ? ユキちゃん?」
カフェオレにしようかロイヤルミルクティーにしようか悩んでいたユキの背中に、聞き覚えのある声がかけられます。振り返ったユキの前には、ショートヘアの女の子がいました。
女の子の名前はサキちゃん。実は女の子ではありません。ユキやアキ先輩と同じです。
サキちゃんとは以前に短期アルバイトをした、「マグナハウス」というショーパブで知り合いました。ユキと学校は違いますが同学年です。
「あ、サキちゃん。こんにちは」
「こんにちは。お買い物?」
「うん。ちょっと春物を」
「そうなんだ。ねえ、お茶一緒にどう?」
「うん、いいよ。ユキもちょうど喉乾いてたところ」
二人でお店に入ると、ウェイトレスさんがユキたちを空いてる席に案内してくれました。店の奥のボックス席につくと、ユキはクリーム入りロイヤルミルクティー、サキちゃんはシナモンココアを注文します。
運ばれてきた飲み物に口をつけながら、おしゃべりをします。
「ユキちゃんその後お姉ちゃんとはどう?」
「えーっと、まあそれなり……」
「この前のはどうだった?」
「え、ええっとねえ、あれはちょっと調子に乗りすぎて、お姉さまとリカさんに怒られちゃって……」
ユキはお姉ちゃん、つまりアキ先輩との事を、サキちゃんはオルガさんとの事をお互いに話しました。内容は惚気だったり愚痴だったり、まあそんな当り障りの無いことでした。
● ● ●
当り障りが無くは無くなって来たのは、ユキのミルクティーがトールカップの三分の一ぐらいに減ってきたころでした。
「それでねえ、その後朝までお姉ちゃんのおちんちんユキに入れっぱなしにしてもらったの」
「それって気持ちいいの?」
「うん、すっごく。それに、とっても幸せな気分なの」
「へー。私も今度オルガさんにやってもらおうかな」
最近毎回おねだりする、ポリネシアン・セックスのことをユキはサキちゃんに話しました。
サキちゃんは興味津々でした。
ユキばかり話すのもなんなので、サキちゃんにも水を向けてみます。サキちゃんもなんだか嬉しそうにオルガさんとの夜のことを話し始めます。
「――でね、オルガさんを後ろから犯しながらあのおっきなお尻を平手でたたいてあげるとねえ、オルガさんが悲鳴を上げるんだけど、同時にお尻がきゅっ、て締まるの。オルガさんも気持ちいいんだよ」
「い、痛くないのかな、オルガさん」
「オルガさんはMだもん。ちょっとぐらい痛いのが気持ちいいんだよ」
「そうなんだ……」
実はその気持ちはユキにもよく分かります。
お姉ちゃんやリカさんにに優しくされるのも気持ちいいけど、お姉さまに乱暴にされるのもとても気持ちいいのです。
お尻をパドルや平手でたたかれたり、乳首をぎゅっとつねられたりすると、腰の奥や背筋に電気みたいな物が走ります。鞭で背中を叩かれると、それだけでいっちゃいそうになることもあります。
「それから……?」
「それからね、オルガさんに『いっちゃ駄目ですよ!』って言って、射精するの禁止して、私だけがオルガさんの中にザーメン出してあげるの。オルガさんはおちんちんビクビクさせながら、泣きながら我慢してるの。とっても可愛いよ」
「うわあ……。でも、オルガさんかわいそう……」
「勿論その後はフォローも忘れないよ。『ご褒美あげますね』って言ってね、『今度はオルガさんが私の事、好きに犯していいですよ』って言ってあげるの。そうするとね、あのおっきなおちんちんで私のお尻すごい勢いで犯してくれるの」
ユキはオルガさんのおちんちんを思い出して生唾を飲み込みました。お店のステージの上で何回か見たオルガさんのおちんちんは、LLサイズのディルドーぐらいの大きさがありました。それがサキちゃんのお尻に入っていくところも一度見ています。
「じゃあ最後はやっぱり?」
「うん。オルガさんのザーメンでね、私のお腹いっぱいにしてもらうの。熱いザーメンがね、すごい勢いで入って来るんだよ……」
直腸に熱いザーメンを注がれる感覚を思い出して、ユキは腰をもじもじさせました。
落ち着こうとカップを手にとると、いつのまにかミルクティーはなくなっています。しかたなくカップを置くとグラスに手を伸ばし、お冷を口に含みます。既に生暖かくなっていましたが、水が喉を降ると少し頭が冷えた気がしました。
● ● ●
「……そろそろ出ようか?」
サキちゃんが声をかけてきました。腕時計を確認すると、既に小一時間がたっています。
「そうだね」
お買い物の入った紙バッグを左手で掴み、伝票を右手で摘み上げます。そして、シートから立とうとしたときでした。
「ユキちゃん、それ……」
サキちゃんがユキを――ユキの腰のあたりを指差します。指の先を見たユキが目にしたのは――スカートの前に出来た盛り上がりでした。
慌ててシートに座り込み、バッグも伝票も放り出してスカートの前を押さえます。
頬が火照っているのが感じられます。多分、外から見たら真っ赤になっているでしょう。
『う、うろたえるんじゃあないッ! ドイツ軍人はうろたえないッ!』
ユキはドイツ人でもなければ軍人でもありません。><
『俺は今エロい話をしていたと思ったら勃起していた。何を言っているかわからねーと思うが……』
別に分からない話じゃありません、よく分かります。><
『落ち着け、こんなときは素数を数えて落ち着くんだ……』
1,3,5,7,9……それは素数じゃありません。奇数です。><
慌てたユキの頭の中を、漫画の登場人物の台詞が駆け巡ります。一方のユキのおちんちんは、ユキの混乱など無視して硬さを維持しています。
「……ねえユキちゃん。伝票私が持つから、バッグで前かくして」
サキちゃんが伝票を掴んで立ち上がります。ユキは紙バッグで前を隠し、前かがみになって立ち上がりました。
お会計を済ませると、サキちゃんはユキの手を引いてどんどん歩いていきます。向かった先は、女性用のお手洗いでした。
● ● ●
じゅぷっ、ちゅっ、じゅるっ……。
個室の中に、とってもエッチな水音が響きます。
蓋を下ろした便器の上に座るユキのおちんちんを、サキちゃんが咥えている音です。
一度出せば落ち着くでしょ、と言われて半ば強引にショーツを脱がされたユキのおちんちんを、サキちゃんがお口で責めてきます。先ほどのお喋りの間にすっかり昂ぶっていたユキは、ほんの二,三分で限界寸前でした。
「やっ、もう……」
もう限界、と言う時でした。
バタン。ガチャ。
隣のドアが閉まる音と、鍵がかけられる音が響きました。隣の個室に誰かが入ってきたようです。
さっと血の気が引きました。
本当は男の子のユキとサキちゃんが、女性用の個室でこんな事をして……。万一ばれたら、お説教ではすみません。
恐怖感がユキの全身を満たします。ところが、それと裏腹に、おちんちんは一向に萎えてくれません。それどころか、更に硬くなったような気がします。
「あれえ、ユキちゃんどうしたの? おちんちんがもっと硬くなってきたよ?」
サキちゃんが笑いを含んだ声で聞いてきます。勿論とても小さな声なのですが、壁一枚むこうに人がいると思うと、ユキは言葉を返せません。
目を閉じて首を振るユキのおちんちんを、サキちゃんが再び咥えました。
ちゅっ……、ずずっ……、ちゅぷっ……、じゅるっ……。
音を押さえるためかスローペースでのフェラチオが、ユキを生殺しにします。
目じりから涙をにじませていたユキの口に、いきなり何かが押し込まれました。目を開くと、それは先ほど脱いだユキ自身のショーツでした。
サキちゃんが、ユキの耳元に口を寄せて囁きます。
「声が出ちゃったら大変だから、ね」
それだけ言うと、サキちゃんは再びユキのおちんちんを責め始めます。焦らすような責めに、ユキは何度も声が出そうになります。そのたびに、ショーツの布地を噛み締めて声を押さえました。
隣室から、水の流れる音が聞こえてきます。ダミーの水流音を流すと言うことは、隣の人もこちらに誰かいるのに気がついていると言うことです。
思わず身をこわばらせるユキのおちんちんに、サキちゃんがとどめの一撃をくれました。水音にあわせて加えられた強烈な吸引に、ユキのおちんちんが爆発します。
ずっ、じゅるじゅるじゅるっ!
どぷっ! とくん、とくん……。
ごくっ、ごくん……。
擬音で表すとこんな感じでしょうか、ユキのザーメンをサキちゃんが飲んでいきます。
隣から今度は本当の水を流す音がして、人が出て行きます。その物音を聞きながら、ユキは水タンクに寄りかかって荒い息をつきました。口の中のショーツのせいで、それは奇妙にくぐもった息づかいでした。
―了―
********** リリ T▽T) 「パンツに涎と歯形が……」 ノル;´ヮ`) 「ごめんごめん」 ********** リリ ・▽・) 「おねえちゃあん、おねがい、ユキのお尻たたいて……」 ||イ;・ω・) 「こ、こう?(ぺちっ)」 リリ -▽-) 「んっ(ぴくっ)、おねがい、もっと強く……」 ||イ;・ω・) 「このぐらい?(ぱんっ)」 リリ -▽-) 「あんっ!(きゅっ)」 ||イ;・ω・) 「くうっ! そんなに締め付けないで!」 ********** ノル ・ヮ・) 「オルガさん、おねがい、今夜はこのまま、入れたままに……」 ノル ・_・ル 「いいわヨ。おやすみなさイ、サキちゃン……」 ノル -ヮ-) 「おやすみなさい、オルガさん……zzz」 ********** 川 ゚ー゚) 「いやあそれで隣の個室からさあ、フェラの音はするわ、 くぐもった喘ぎ声はするわでさあ」 ||イ ・ω・) 「大胆な人もいるもんですねえ」 ノノゝ・ヮ・ノ 「ほんとね。あら、どうしたの、ユキちゃん?」 リリ;////) 「なな、な、なんでもないです!」 **********