目次

288 名前:ベタネタ投下テスト[sage身体改造注意] 投稿日:2005/06/03(金) 04:24:32 ID:BQH0eIAB
 令嬢と下僕

 僕、晶は、父の医療器具販売社が倒産し、親交のあった富豪に身請けられた。
 そして両親と離され、富豪の一人子である仁美お嬢様のお側で暮らし、身の回りの世話を
する役目を与えられた。

 今、僕は山奥に立つ豪奢な別荘にて、黒く丈の長いワンピースに真白なエプロンを着て、
お嬢様が使っている寝室の中央に立たされている。
 他の使用人はほとんどが別棟で眠っていて、他は下の街から通っている。
お嬢様の父であり別荘の主人でもある富豪は仕事に忙しく、あちらこちらを飛び回っている
のだろう。そして、お嬢様の母はすでに亡くなられている。
 つまり、別荘にいるのは僕とお嬢様の二人だけ。
 お嬢様は寝台に座り、その端正な顔が窓から差し込む月明かりで輝いていた。
「ふうん、ずいぶん胸が大きくなったじゃない。薬が効いてきたのかしら。成人前の方が
より効果が高いものね」
 僕は、お嬢様の趣味でメイドの服装を義務づけられ、それに合わせた身体に作り変えられ
つつあった。
 そんな僕を見て、お嬢様はクチビルの端を上げて笑っている。
 仁美お嬢様は赤い革靴を履き、飾り気のない白のワンピースを着て、銀のネックレスを
首にかけている。一見すると、飛び抜けて美しくはあっても、極一般的な少女だ。しかし
子細に眺めれば、ワンピースが絹で織られ細かく刺繍されている事、ネックレスにはめられた
宝石が高い透明度と重量を持っている事に気づくだろう。
 黒く流れる髪は腰まで届き、陽に当たる事のない肌は抜けるように白い。伶俐に整った顔は
僕をあざわらいつつ、かすかにほおを染めて上気している。
「晶はこのままでもじゅうぶん女顔だけど、整形してみるのも面白いかもしれないわね」
 お嬢様が右手を引き、僕は小さなうめき声をあげた。
「ほら、逃げないの。前に出なさい」
 ほっそりと長い手には皮紐が握られ、僕の首輪に繋がっている。普通にしていれば痛くなく、
間違って首が絞まる事もないが、内側のトゲで主人の思い通りに痛みを与えてくる。

289 名前:2/5[sage] 投稿日:2005/06/03(金) 04:30:01 ID:BQH0eIAB
 僕は寝台に近づかされ、傲岸な笑みを浮かべるお嬢様にかしずいた。
「あなたみたいな変態が生きていけているのは、誰のおかげだと思っているの?」
 側まで歩み寄らされた僕は、お嬢様に頭をなでさすられた。
 別荘に来て一年、髪は肩までかかるようになった。邪魔にならないよう、左右の耳辺りは
三つ編みにしている。その髪型は、もちろん自分の手で編んだものだ。
 今では、女性の下着も服装も化粧までも全て自分の手でできる。恥ずかしさは消えないが、
感情を押し殺して機械的に行えるようになった。
「髪も伸びて、ずいぶんメイドらしくなったかしらね。でも、これ以上は伸ばさないように。
仕事にさしつかえるわ」
 細い指が泳ぐように動き、カチューシャを着けた僕の頭をくしけずる。
 その指が唐突に僕の胸をわしずかみにした。ふくらみかけの肉をつかまれた痛みに、思わず
声をあげてしまう。
「それにしても同い年で、しかも男なのに私より大きいなんて生意気ね」
 僕の羞恥心を煽るためだけの言葉だ。お嬢様の外見に欠点があるとしたら、胸の薄さだけ
だろう。しかしそれは、純日本人らしい美しさを高め、劣等感を持つほどの問題ではない。
「……お嬢様、おやめください」
 もちろん僕の懇願が聞き入れてもらえるはずもない。
 エプロンの肩紐をほどかれ、ワンピースのボタンを開けられ、僕の胸がまろびでた。白い
ブラジャーに包まれた胸は、すでに同年代少女の標準ていどに育っている。
 お嬢様は何もいわず、僕の胸にクチビルを寄せた。
 桜色の舌が僕の乳首をなめとり、吸い上げ、噛み、唾液をからみつかせる。羞恥心や快感が
ないまぜになり、自然と涙があふれてきた。
 執拗な愛撫は僕があえぎ声を出すまで続けられた。
「あら、ここもずいぶんと大きくなっているわね」
 お嬢様の左手がメイド服越しに僕の股間をつかんだ。
 何重もの布越しに乱暴に、そしてお嬢様の手が触ってきた事実そのものに興奮し、僕は精を
漏らしてしまった。
 太ももに履いたストッキングの表面を精液が流れ、足元に垂れた。
「……仁美お嬢様」
 そう、僕はどんなふうに扱われても、この美しいお嬢様が嫌いになれない。
 とろけてしまった僕の視線に対し、お嬢様は汚物に対するような表情を浮かべ、目をそらした。

290 名前:3/5[sage] 投稿日:2005/06/03(金) 04:32:18 ID:BQH0eIAB
 僕は足を広げるように絨毯に座らされ、エプロンとスカート、パニエを自らの手でめくれ
させられた。
 爪先から太ももまで包む白いストッキング。それを止めるための白いガーターベルト。
 レースがほどこされた半透明の薄いショーツは、僕の股間を包みきれず、限界まで膨張し
ている。かつては純白だった下着は、先走り液と一度目の射精で黄色く染みが付き、水滴が
表面に浮かんで絨毯に垂れ落ちた。
「あら、一週間前に剃らせたばかりなのに、もう毛が生えているのね」
 お嬢様の言葉に僕は耳まで赤くする。
「他と同じように永久脱毛するべきかしら。晶はここの毛だけは濃いめだものね。でも、
私の前で剃ってみせるのが気持ちいいのよね、あなたのような変態は」
 つぶやきながら、お嬢様は両足を上げ、僕に靴を脱がさせた。白い靴下に包まれたお嬢様の
小さな足。
「動いてはダメよ。少しでも動けば、その嫌らしい格好のまま、街を散歩させようかしら。
もちろんよつんばいでね」
 そういって右足の裏を僕の股間に当てがい、足ふまずで包むようにこすりはじめた。
 運動する必要がない人種独特の柔らかい足裏の皮膚が、布越しにも感じられる。ねっとりと
しながら予測できない動きは、隠れて行なっている自慰とは比べ物にならない快感だった。
 ふくらんだ僕の股間は心臓の鼓動に合わせてびゅくびゅく上下する。すぐにも射精しそうに
なったが、僕はクチビルを噛んで我慢した。

291 名前:4/5[sage] 投稿日:2005/06/03(金) 04:33:15 ID:BQH0eIAB
 そんな僕を見て、お嬢様はいじわるな笑みを浮かべ、身を乗り出してささやいた。
「好きよ、晶」
 心臓がひときわ大きな鼓動を打ち、股間の根元がぶくりとふくらむ感覚がした。勃起したい
のにさせてくれなかったショーツが限界まで伸び、ぱちんと外れた。
 そしてついに僕の唯一残った男を証明する部分が伸び上がり、白濁液を放った。
 限界まで我慢していたためになかなか止まらない。僕は懸命に両手で抑えようとしたが、
すでに数滴がお嬢様の顔についてしまっていた。
 お嬢様は無表情で顔についた精液をぬぐい、汚れた指をなめてから、にやりと笑った。
「ふふ、嘘に決まっているじゃない。変態女装少年なんかを好きになる人間なんて、この世の
どこにもいないわよ」
 お嬢様は汚れた足先を僕に向けた。僕は逡巡しながらも顔を近づけ、僕自身の精液が飛び
散った靴下をなめた。
「足をなめるだけで勃起するなんて。本当に変態なのね」
 頭の上からお嬢様のさげずむ声が聞こえた。
 それでも僕は黙々と靴下をなめ、爪先を口にふくんだ。外見に瑕疵を持たないお嬢様も、
さすがにここだけは汗の臭いがある。しかし常に清潔にし、臭いを取る努力もしているため、
耐えられないほどではない。むしろ、隠されている部分を知り、触れられる事が、倒錯的な
優越感をもたらしていた。

292 名前:5/5[sage] 投稿日:2005/06/03(金) 04:40:28 ID:BQH0eIAB
 どれだけの時間がたったのか、僕はようやく許され、お嬢様の足先から口を離した。
 そして、次に何を命じようかと考えたのか、お嬢様が首をかしげた時、屋敷に鐘が鳴り
響いた。
 屋敷の中央にすえられた振り子時計が、午後十二時を告げたのだ。
 お嬢様は急に全てに対する興味を失ったかのように黙り込み、寝台から立ち上がった。
僕もあわてて立ち、お嬢様に首輪を外してもらう。
「残念ね」
 お嬢様はぽつりとつぶやき、靴を履かないまま部屋にそなわった浴室まで歩いていった。
 僕は脱がされた靴をそろえ、急ぎ後を追った。
 脱衣所でお嬢様を脱がせて全裸にし、僕自身も服を脱ぎ捨て、バスタオルをまとう。僕が
身体を洗うのは、当然お嬢様が入り終わった後だ。
「ごめんなさいね。お散歩は次の機会にしましょう」
 そう言い残し、お嬢様は居間に去っていった。僕は深々と腰を折る。
 メイドをしている事は父親には秘密なので、僕は本来の少年らしい服装に着替えた。
 そして寝台のシーツを取りかえ、床の絨毯に染みができないよう処理をする。今夜ここでは
寝ないだろうが、やるべき事はしておかなくてはならない。
 全ての仕事を終え、一階に続く階段へ向かうと、下から優しい声が響いてきた。
「元気にしていたかい、仁美」
 父の会社が倒産する前に出席した企業家同士の交流会と、身請けられた日の二度しか会っては
いないが、よく憶えている。
 仁美お嬢様の父であり、僕と家族を救ってくれた恩人であり、日本で五指に入る製薬会社を
経営している男だ。
 僕の身体を作りかえている薬は、その会社で作っている。もっとも、その薬がお嬢様の手で
僕に与えられているとは父親は気づいていない。
「もちろんよ、パパ」
 仁美お嬢様の、僕には一度も聞かせた事のないような甘えた声も聞こえてきた。
 今日はお嬢様がお父様と会える、数少ない日。
 きっとお嬢様は父と二人で眠るのだろう。母親を亡くしてからずっと、お嬢様は孤独なのだ。
 そして僕はいつものように使用人部屋へ下がり、一人で眠った。

622 名前:トリップつけとく1/7 ◆Ep5xtxa4c6 [sage] 投稿日:2005/06/20(月) 23:23:06 ID:0z5qri6O
下僕と令嬢 (>>288-292続き)

 クロゼットの扉を開け、中に並んだメイド服や外出着を眺める。
 扉の内側にある鏡に写る僕の服装は、白いブラウスを着てサスペンダーでスラックスを
吊った、いかにも欧米の御屋敷に仕えている少年のような姿だ。
 しかし全体のラインが柔らかいので、にあっているとはいいにくい。
 仁美お嬢様が父に会える間だけ、僕は男の格好に戻れる。でも今の僕にはにあわないし、
自分でも違和感を覚える。
 少し胸が苦しい。腰や手足は逆に細すぎる。肩までかかる髪は後ろでゆっているが、
どうしても不自然だ。
 ほんの数年前、父とともに企業家同士の交流回に出かけた時、まれにみるような美少年を
目にした事がある。今の僕に似て上がブラウス、サスペンダーに吊った半ズボン、タイツ
といった姿だった。
 美しい婦人の側によりそっていたので幼い付人かと思えば、夫につきそってきた妻子だった。
 母子だけあって、よく似た顔立ちだった。
 僕は少年に話しかけ、色々な事を語りあった。家族の事、家業の事、学業、趣味、親に
隠している秘密の事。少年は整いすぎた外見で、人づきあいの悪そうな印象があったが、
僕の話によく笑い、言葉を返してきた。
 しかし、本当は会話の内容自体はどうでも良かった。僕は人形のように美しい少年と
いつまでも話していたいだけだったのだ。
 もちろん、そのころは女装なんて考えもしなかったから、性的な感情ではなかったの
だろうけど。思い出してみると胸に熱を感じる。
 胸をさわってみる。ブラウスとタンクトップ越しに感じる弾力。きつくしめているので
少し硬いけど、男のそれとは全く違う。
 股間も半立ちになってきた。手を伸ばそうとして、やめる。
 こういう事を続けている時間はない。
 僕はためいき一つついて、クロゼットの扉を閉めた。

623 名前:2/7 ◆Ep5xtxa4c6 [sage] 投稿日:2005/06/20(月) 23:24:22 ID:0z5qri6O
 寝室に行くと、やはりお嬢様はいなかった。寝台が使われたようすもない。また父の
部屋で休まれたのだろう。
 とりあえずシーツを取りかえ、念入りに部屋を掃除する。わずか一室とはいえ、それ
なりに広いので時間はかかるし体力も使う。
 それでも、僕は友人の息子という事で、お嬢様一人に仕えているだけ。雇い主からは
さほど多くの仕事は与えられていない。別荘番や調理師、清掃夫、庭師。別荘であっても
それなりの規模のため仕事は多いが、見合うだけの人々は働いている。
 僕に与えられた役目は仕事というより、お嬢様の精神を安定させるためにあるのだろう。
 そんなふうに僕は思っている。

 掃除を終え、僕は壁一つの面に取りつけられた戸を引いた。全体がクロゼットになって
いて、衣装がつめこまれている。湿度調節器の小さなうなり声が耳についた。
 僕は洗濯の終わった服を順番にかけて、下着を引き出しに入れた。
 簡素なデザインが多いが、ほとんどがオーダーメイドで手縫いされ、手間がかかっている。
素材となる人間が美しければ、過剰な装飾は邪魔なだけなのだろう。
 この服を僕が着るとどうだろう。やはり合わないだろうか。お嬢様に笑われないだろうか。
 いや、そもそも僕は女装が好きではなかったはずだ。いつから嫌いでなくなったのだろう。
 お嬢様の姿が思い浮かぶ。
 僕はお嬢様のようになりたいのかもしれない。あるいは、女装すればお嬢様の側にいられ
るから嫌いじゃなくなったのかもしれない。

624 名前:3/7 ◆Ep5xtxa4c6 [sage] 投稿日:2005/06/20(月) 23:25:04 ID:0z5qri6O
 かたづけが終わり、僕はお嬢様を探して廊下に出た。
 途中で出会った執事の室寺さんにたずねると、外出はしていないらしい。
 たしかに窓を掃除している時に外を見たが、主人の乗ってきた外車も使用人に自家用車も
車庫に入ったままだった。それにクロゼットにはお嬢様の外出着が全て残されていた。
 何より、お嬢様は僕を連れてないと遠出をなさらない。
 やはり父の部屋だろうと見当をつけ、一階に降りてみると、扉がうっすらと開いていた。
隙間から小さな声が漏れてくる。照明を灯していないのか、奇妙に暗い。
 いけないと思いながらも、僕は隙間に顔を寄せた。
 窓を背にお嬢様が立ち、かしずくようにお父上が片膝を立てている。
「パパ、パパ……」
 お嬢様は優しいような悲しいような声で語りかけ、お父上は亡くなられた妻の名を、つまり
お嬢様の母の名をつぶやき続けている。
 お父上はお嬢様の腰に腕を回し、頭を腹になすりつけている。そしてお嬢様は、お父上を
優しく見下ろしている。
 はだけられた、なめらかな胸。ぬけるように白い肌。お嬢様は上半身を脱ぎ、半裸だった。
 そこに実の父がむしゃぶりついている。
 逆光に映えるお嬢様の美しさと、あまりに倒錯的な眺めで、僕は眼をそらす事ができなかった。
 ややあって、お嬢様が顔を上げた。
 身体が硬直する。お嬢様が無感情な瞳で僕を見ている。
 何かいおうとするが口が開かない。逃げ出そうとしても足が動かない。
 お嬢様はすぐに眼をそらし、お父上に何事かささやいた。それでようやく僕も体の自由を
取り戻し、扉から離れる事ができた。
 心臓が壊れそうなほど熱く鼓動を早めているが、僕の頭は冷えていた。
 普段のようすから、何となく感づいて事だったからだ。
 亡くなった妻の幻を追う男、失った母の姿に望んで似ようとするお嬢様。
 病んでいるとは思うが、僕には止められない。僕も同じように病んでいるからだ。
 そして二人が病んでいるからこそ僕はここにいられる。

625 名前:4/7 ◆Ep5xtxa4c6 [sage] 投稿日:2005/06/20(月) 23:25:37 ID:0z5qri6O
 晩餐を済ませ、お父上は仕事に戻った。
 去る時、お嬢様とお父上はまるで恋人のように長いくちづけをかわしていた。
 そして室寺さんをふくめてほとんどの使用人も別棟に移った。
 僕は男用使用人服を脱ぎ、下着をかえ、ストッキング、パニエ、ワンピース、エプロン、
手袋、室内靴と順番に身にまとい、髪型を整えて薄く化粧を施す。
 最後にカチューシャをつけて、いつものメイド姿に戻った。
 屋敷は僕とお嬢様の二人きり。
 お嬢様は居間のソファに座り、本を開いた。僕は命じられて対面の椅子に座らされた。
 静かな山奥の夜。振り子時計の音が大きく響く。
 お嬢様はテーブルの上に置いた紅茶を時々すすってはページをめくる。
 てもちぶさたな僕は、紅茶からたちのぼる湯気をながめていた。
 ふいに、お嬢様が口を開いた。
「さっき覗いていた時、勃っていたでしょう」
 僕はあわてて顔を上げた。
 お嬢様は何もいわなかったかのごとく本に目をやっている。
 しかしお嬢様は読書を続けながらも、聞き間違いでなかった事を証明するようにふたたび
たずねてきた。
「ねえ、どうなの。勃ったの、勃たなかったの」
 悩んだが、結局は応えざるをえなかった。
「……勃ちました」
「じゃあ見せて。今ここで」
 お嬢様は顔を上げ、テーブルに身をのりだしてきた。
「ダメです。無理です」
「私の命令が聞けないの。ねえ、晶が女装を続けていられるのは誰のおかげかしら」
 いつになく不満そうなお嬢様を見ると、立ち上がざるをえなかった。
 それに、お嬢様の言葉を聞いて、すでに僕のスカートは小さく隆起していた。

626 名前:5/7 ◆Ep5xtxa4c6 [sage] 投稿日:2005/06/20(月) 23:26:48 ID:0z5qri6O
 自分の手でスカートをめくると、半勃ちでふくらんだ下着が目に入った。
 先ほど着がえたばかりのショーツなのに、先端を少しばかり汚してしまっている。
 煌々と輝くシャンデリアの光の下。見られる事そのものにはなれているはずなのに、
僕の顔は羞恥で赤く染まった。
 お嬢様にとっても新鮮らしく、興味しんしんに見つめている。
「もっとしっかり勃たせなさい。よく見えるようにね」
 テーブルを回ってきたお嬢様が、私の耳もとでささやいた。
「はい……」
 ショーツをひざまでずらし、慰めるように握る。
 手袋の感触がきもちよく、少しこすっただけですぐ射精できそうな態勢になった。
「あの、お嬢様、やめてください。お手が汚れます」
 お嬢様が隣から手を伸ばし、睾丸をもみしだいたのだ。
 鈍痛と快楽が交互に襲ってきて、僕は涙をにじませながら射精してしまった。
 テーブルに白濁した液体が飛び散り、紅茶や本にまでかかってしまった。
 しかしお嬢様はテーブルにも僕の股間にも興味を持たず、無言で指に付着した精液を
なめとった。
 そんなお嬢様を見て、垂れかけていた僕のは再びふくらんでいった。
 お嬢様は自らの指をなめ終わると、テーブルに両手をついて僕に命じた。
「晶、次は私のここを綺麗にしなさい」
 そういって尻を僕へ突き出してくる。
 予想外な命令のため、僕はとっさに応じられずに身体が固まってしまった。
 ロングスカートに包まれたほっそりとした尻が、テーブルが低いために顔の前にまで
近づいている。顔が熱い。
「……どうしたの、早くしなさい」
 僕は眼を閉じ、息を止めてお嬢様のスカートをめくった。

627 名前:6/7 ◆Ep5xtxa4c6 [sage] 投稿日:2005/06/20(月) 23:29:14 ID:0z5qri6O
 眼を開けると、ストッキングに包まれているしなやかなおみ足と、上にある純白の
ショーツが眼に飛び込んでくる。
 ショーツから漏れた雫が一滴、垂れ落ちた。
「舌でなめなめなさい」
 僕はおずおずとお嬢様の下着を太ももまで下ろし、舌をとがらせて顔を近づけた。
 肛門の周りをなめると、最初にぴりりと舌に突き刺すような苦味があったが、すぐに
何ともなくなった。お嬢様だけあって、ここも綺麗にしているのだ。
 もちろん僕のために洗ったのではないだろう。洗ったとしても父のためだ。
「もっと下、下を」
 舌をせいいっぱいとがらせたまま、下に顔を動かした。
「晶……」
 お嬢様のほてったような声を聞きながら、皺だらけの中心にある筋を、何度も上下に
ていねいになめていく。
 お嬢様のおみ足ががくがく震え、力がぬけていくのがわかる。
 ふくらんだ玉を口にふくんだ時、お嬢様が言葉にならないあえぎ声を発した。
 お嬢様の腰ががくがくと震え、ショーツの中が爆発して白い飛沫を噴出した。
 溜めてどろどろに粘っていた精液がテーブルに流れ落ち、敷いていたクロスを汚す。
 白く柔らかいお嬢様の物がショーツの脇からはみ出て、残った精液がゆっくり粘って
垂れた。
 僕は体液で汚れた物を掃除するために口を近づけ、お嬢様から出たとは思えないほど
苦く生臭い液体をなめとった。
 しかし心はなめさせてもらえる嬉しさで満ち足りて、嫌悪感は全く無かった。
 ただ一つ心残りがあるとすれば、お嬢様がなめさせてくれる時、スカートの下に僕の
頭をやるため、お嬢様の表情を全く見られない事だけだった。

628 名前:7/7 ◆Ep5xtxa4c6 [sage] 投稿日:2005/06/20(月) 23:29:47 ID:0z5qri6O
 紅茶のカップに入ったお嬢様の精液が白い固形物となって浮かんでいる。
 お嬢様は何かを期待しているかのようにじっと僕を見つめている。
 僕は眼を閉じ、一息に飲み干した。
「美味しいかしら」
 お嬢様の質問に、僕は正直に答える。
「美味しいです」
 するとお嬢様は蔑んだ笑顔を見せ、一言だけ答える。
「本当に変態ね」
 そして僕に後片付けを任せ、浴室に向かう。
 嘘をついて不味いと答えれば、私の紅茶が不味いというのと叱責されるだけだった。
 紅茶を飲まなければ何も言われないのかもしれないが、僕の選択肢にそれは無い。
 そしていつものように浴室でお嬢様の身体を可能な限り献身的に洗う。
 ただ、今日は特別にお嬢様の命で共に浴槽に入った。お嬢様は僕が持つ偽物の胸に
顔をうずめ、しばらく無言のまま時間が流れた。

 今から思い起こして気づいた話だ。
 交流会にて一度きり会っただけなのに、僕は年下の少年に恋愛感情めいたものを感じ
ていたように思う。
 その少年が母を亡くして、いかにして少女の姿を取るようになったか、父とどのよう
な関係を持っているか、僕が知りえる話ではない。
 ただ全ての真実を知っても、きっと否定は出来ないだろう。そして僕もお嬢様の望む
ままに身体を作りかえていくだろう。
 それが恋というものだと思うから。

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