実験レポート2

実験レポート2
―愛玩用アンドロイド試作機AR-01d、起動します―
「AR-01、実験はどうだった?」
研究員が実験を終えて、修復を受けたアンドロイドに話しかけた。再起動をかけられてまだ間もないAR-01は機械的な瞬きをしていた。
「直接回路に刺激をいれるのは新鮮だっただろう?凄い顔してたぜ?」
AR-01は起動シークエンスを終了させると、研究員の方をまっすぐ見つめてきた。真顔で迫るその顔にはどこか恐怖を感じさせた。
「主任が呼んでたぜ。部屋に来いってさ」
「了解です」
AR-01は返事をすると、一糸纏わぬ姿で部屋を出ていった。AR-01の歩き方や歩くたびに揺れる溢れんばかりの豊乳には非常に妖艶なものがあったが、一方で彼女の表情はほぼ無表情でその色香を減退させているようだった。
「失礼します」
機械の女はドアをノックし、主任と呼ばれる男がいる部屋に入った。
「来たか」
主任は飲んでいたコーヒーを机に置き、女に近寄る。そして、アンドロイドの右胸の頂点にある突起を強く押しこんだ。
「んくぅっ!!」
3秒ほど押し続けると、ウィィンという機械音をあげ、右胸が外側に開いていった。その裏側には乳液をため込んだタンクがくっついていた。男は開いた乳房をそのまま取り外し、コーヒーのそばに置いた。
コンソールパネルや内部機構がそこから顔を覗かせる。男はパソコンから伸びたケーブルを彼女に繋ぐ。
「これから、性感センサーの感度変更や様々な性癖に対応できるか、を実験する」
「了解です」
男と機械は至って冷静なやり取りをしていた。それはとてもこれからみだらな行為を行うとは予想させないものであった。
「まずは感度調整だな」
男はパソコンの性感チューナーを立ち上げようとしたが、女のほうに向きなおった。
「実践的な方がいいか・・・」
男はそう言って、AR-01の左乳首を摘む。そしてそれを上下に動かしだした。
「あっ!あ、ああ!!」
―性感値、上昇―
女は性感帯を弄られるたびに喜びの声を上げた。どうやら、乳首はコントローラーになっているらしく、男はそれを操作して性感センサーの感度変更をパネル上に表示させた。
そこには0%から300%と目盛が振られていた。男は乳首を右に倒して、そして目的の感度に定めると乳首を押しこんだ。
「んんんぅ!!」
―感度、200%、に設定しました―
「じゃ、始めるか。そういえば、クリトリスの強度が低かったな」
男は指を秘所に擦りつけるように愛撫した。
「アッ!イッ、イイッ!!」
まだ初めて間もないのに女は激しくよがった。彼女はさらなる快感を求めて、腰をくねらせ、男の手に腰を強く押しつけた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
アンドロイドはすでに快感に酔いしれていた。男は大きく勃起したアンドロイドのクリトリスを摘み、上下左右に激しく弄る。
「あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
もともと高い感度で造られていた部分を弄られ、AR-01は先ほどよりも大きな嬌声を上げる。腕をショートにしてある頭の後ろに組み、腰をくねらせて、快感を求める。その激しい声や動きと連動してケーブルで繋がったパソコン上のサインフレームが大きく上下する。
―機体負荷、上昇。絶頂まであと・・・―
「あひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!イクゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」
女は半分白目をむきながら、女性器から淫らな液体をばら撒き絶頂を迎えた。彼女は立ったまま、体をピクピク震えさせている。
「ま、こんなものか。次、四つん這いになれ」
男はそういってアンドロイドの尻を叩いた。
「あひぃっ!!それ、イイッ!!」
パシィッと良い音がしたかと思うと、女は歓喜の声を上げた。
「ん?ああ、これも実験の範囲内だったな」
男は呟くと女の尻を何度も叩いた。時には片側だけや蹴りを入れたり、踏みつけたりもした。そのたびに女は悦び、体を跳ねさせた。
「あひっ!あっ!!いッ!ら、らめぇっ!イっ、イっちゃうっ!!」
アンドロイドは体全体を使って快感を表していた。顔を呆けて、涎を垂らし、だらしなく開いた口から舌が出て、目もイっていた。
彼女の女性器は、こんな行為でも愛液を噴出させて悦んでいた。
バシィッッ!!
「おひいいいいいいいいいいいっっっ!!!」
男が一際強く、叩くと躯体を大きく仰け反らせた。そして身体を小さく痙攣させて、絶頂を表現した。
「まったく、これだけでイクなんてとんだ変態用アンドロイドだな、まったく」
すると収まったと思った痙攣が再びAR-01を襲った。
「あ、あひぃぃぃいいぃぃぃぃぃ・・・」
「?」
アンドロイドの秘所からは以前よりも少し太いノズルが顔を覗かせた。
―は、廃液の排出を、行い、ます―
合成音声の後、チョロチョロと強い異臭を放つ黄色い液体が排泄された。AR-01はその行為にも快感を感じているらしくアへ顔を晒し続けている。
「次は、と。最大感度での性行為か」
男は女に立つように命令し、胸のパネルを弄りだした。
「はひぃっ!!ひんっ!!」
―か、か感度300、%です―
「いくぞ」
男はそう言うといきり立ったペニスを出し、仰向けにしたAR-01の花弁にあてがい、そして深く差し込んだ。
「あひぃぃぃ!!」
男は激しく、腰を打ちつけた。AR-01の人口女性器はその役目を果たそうと、うねり締め付け、男のモノに刺激を与えていった。
―ぜ、絶頂をかく、にんしました―
―せい、精液をにんし、き。強制、ぜっちょ、う―
感度を高く設定されたAR-01は男よりもはるかに速いペースで絶頂を迎え続けた。何度目の絶頂であろうか、アンドロイドが激しく四肢を跳ねさせた時だった。彼女の足が机にぶつかった。その衝撃で男が飲んでいたコーヒーが彼女の内部機構むき出しの右胸に落ちてきてしまった。
「あががががががッッ!!?」
―え、えらー!えららららららら!!―
内部機構が激しく火花を散らし、バチバチと音を上げた。AR-01は激しく愛液や乳液をまきちらしながら、アへ顔のまま身体を捩じらせた後、体を大きく仰け反らせた。
「やっちまった・・・」
男は大きく仰け反って動かないアンドロイドからペニスを引き抜くとパソコンに向かおうとした。
「とりあえず、データは・・・」
その時だった。
―AR-01、再起動し、まままままままますすすすすすす―
合成音声がしたかと思うとものすごい力で男は押し倒されていた。
「うおわっ!?」
「あひぃっ!!あへっ!?ち、チンポぉ・・・」
半勃ちになっているのを認識するとAR-01はいきなり男のペニスにしゃぶりつき、インストールされていた至上のフェラテクで陰茎を反り返らせる。
「おほぉぉぉぉぉぉおおおお!!」
彼女は男のペニス目がけて腰を深く落とした。
「くそっ!!おい!やめろ!!」
彼女のコンソールパネルには大きく赤でエラーやら警告が示されており、その周囲の機械は激しく火花を散らしていた。
女は何度も男に向かって腰を打ちつけ、片方しかない乳房を激しく揺らした。そして先ほどよりも早いペースで絶頂を迎えた。
「はひぃぃぃぃぃぃ!!」
機械の女はだらしなく躯体に備えられたありとあらゆる液体を噴出した。部屋は乳液や愛液、廃液の匂いが蔓延していた。
また、躯体にも相当負荷がかかっているようで身体の各所から白煙が上がっていた。それでも、根幹に快楽を求めるように造られた機械は腰を振るのを止めない。
「ひっハ!? はひぃぃィィィぃッ! あっ! ギッ! はぎぎッ!!ガガッ!!?イ゛グッ!!」
―じじ、こう愛、えええき、ざんりょ、ぜろでですすすすす―
―しゃせせせせいいいをにんしききききき―
―け、けいこくくくくっくくくくくk!キキキケン、これいじょじょじょ―
―あghじゃgybsmrgbfhgbあせふじこ―
「くひっっ!!ひぃぃぃぃ!!?あいえき枯れちゃったよぉぉぉ!!!」
「きもぢいいいいいいっ!きもぢよずぎるうううううっ!あぎぃぃぃぃぃぃいい!!」
「イ゛グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!?」
その後、激しく心行くまで乱れたAR-01だったが、バッテリーが切れ、機能が完全に停止した。だらしない顔をしたアンドロイドは黒煙を上げながら男に向かって倒れ込んだ。
「はぁはぁ・・・ホントに疲れた・・・」
アンドロイドの重さに倒されるように男も仰向けに倒れた。
後日・・・
「主任、今日の実験はなんでしょうか?」
「え!?今日は、実験ないはずだが?」
主任が戻ったとときには部屋になぜかAR-01がすでにいた。
「では、こういうのはいかがでしょう?局部感度を上昇させた性行為、たとえば乳首のみセンサーの感度を最大にしての性行為など・・・」
AR-01は話を聞かずに続けた。その表情は無表情のはずだが、少し笑っているようにも見えなくはない。
「まさか、お前ェ・・・」
「では、実験を開始しましょう」

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