「うそ・・・・なにこれ・・・・」 手鏡を壁に立て掛け、自分の秘部を目の当たりにした祐子は茫然自失
 状態に陥っていた。「こ、この・・・赤貝の中身みたいなのが・・・わたしのあそこ??」
 彼女が驚くのも無理はない。なんせ、祐子の性に対する知識は

  12歳まで → 子供はコウノトリが(ry

  16歳まで → 恋人が二人一緒にベッドで寝るだけで妊娠すると(ry

  17歳 → ひとりエッチの方法を友人に教えてもらう(しかも、弄る場所だけ)

 という、現代社会においては天然記念物指定が必要になるほど『純真』といえるものであったからだ。
 当然、性器の外観に関する知識は0・・・という訳ではない。しいていえば、レディースコミックで見る
 ような美化&簡略化されたものである。
「・・・わたしのここが、こんなものだったなんて・・・・まさか、春菜も?」


 彼女がそもそもこんな事をやりだしたのは、昼前に大学の教室で、男子生徒が忘れて行ったであろう
 DVDを見つけたことが発端であった。そのDVDはラベルが真っ白・・いわゆる、DVD-Rという代物だ。
 裏返すと、記録面にはびっしりと何かのデータを焼いた跡が残っている。幼い頃からパソコンを
 始め、更に機械弄りが大好きだった祐子の好奇心を引くにはそれだけで十分だ。
”・・・一体なにが記録されているんだろう” わくわくしながら自宅に帰った祐子は、自分のPCにDVD-Rを
 セット。すると、自動再生で記録されていたのか、動画プレイヤーが勝手に立ち上がる。そこに
 映し出されたのは・・・

    「ぁぁん・・ぁぁーーん・・ぁふん(はぁと」

 カメラに向かって見事にM字開脚をしている、ケバケバしいAV女優のあられもない姿だった。
”なななななな、なによこれぇぇ!!!!!” 思わず顔を逸らして・・・・・しまうのが普通の女の子の
 反応だが、祐子がそんな普通の反応をする筈がない。

”・・・これって、ひとりえっちだよね。” 顔を両手で覆いながらも、指の隙間から画面を覗く祐子。
 彼女の視線は、AV女優がもて遊んでいる女性器に注がれていた。自分がしているひとりえっちで
 弄くっている部分と、殆ど同じところを刺激している。

”そういえば、女の子のここってどうなってるんだろう。男の子のは何回か見たことあるけど・・”
 画面に顔を近づけたり、動画を拡大してみるが、肝心な部分はモザイクでぼかされているため
 細かい形状を確認できない。ピンク色と、濃い赤色が入り交じった、何かの割れ目のような・・。

”確か、ここから子供が産まれてくるってこの前聞いたのよね。一体どんな仕組みになってるのかな”
 生命の仕組みに対する純粋な興味が、僅かな羞恥心を遙かに凌駕した。

「そうだ・・・よく考えてみたら、ここにサンプルがいるじゃない!」
 我ながらグッドアイデアよね。祐子はほくそ笑みながら、手鏡をベッドの上に置く。ベッドは丁度
 壁際に設置してあるので、手鏡を壁に立て掛けると・・・中々よさげな位置にセッティング完了。
”それでは・・・” 焦る気持ちを抑えながら、Gパンとショーツを脱ぐ。ちなみに春菜は、隣町の
 スーパーに出かけているから後3時間は帰ってこない筈。

 ちょこんと手鏡の前に正座する祐子の股間は、髪の毛と同じ漆黒の草叢で覆われていた。
 正直言って、陰毛がふさふさ生えているのは見た目美しくない・・と思いつつ、体育座りの
 体勢を取り直す。そして、祐子はおそるおそる、さっきの動画でAV女優がとっていたM字開脚の
 ポースをとってみる。

「・・・なんだか、確かに割れ目は見えるけど・・・」 祐子はあまり身体が柔らかい方ではない。
 M字に開いたとはいえ、かなり無理な体勢をとっているので鏡の中がよく見えない。正直いって
まださっきの動画の方が、中身がはっきり見えていたような気がする。

”ええい、うっとおしい! こうなったら” あろうことか、彼女は両手の指を割れ目の縁に当てがうと・・
そのまま、割れ目の縁を指で外側に思いっきり引っ張った!
「痛!」 予想外の痛みに襲われ、思わず目を閉じてしまった祐子。10秒程そのまま我慢した後、
 ゆっくりと目を開いて見ると、そこには・・・

「 ぃ い や ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ 」

 祐子以外誰もいない、マンションの一室に悲鳴が響き渡った。なんかもう、自分が想像してたのとは
 全く違う・・・よく見ると時々、ひくひくと中のヒダが動いてるのが見える。確かにこれは生命の神秘!!
 ここから子供が出てくるという話も真実感十分、かつ納得できるものに思えた。

”それにしても・・・・” 割れ目の上の方を更に広げてよく見てみると・・・なんだか、お豆さんのような小さな
 しこりがあった。「これ・・・まさか、いつも私が弄ってる”アレ”?」 それにしても、彼女がひとりで自分
 自身を慰めている時に指先でこねくり回している、あの感じに比べると・・・

「なんだか全然、小さい気がする」 いや待て、本体の大半は体組織内に埋まっているかもしれん。
 まさに氷山の一角。そう考えつつ、いつものように刺激を与えてみる。

「んっ!」 いつもに比べて触った時の感触が柔らかい。それに、気持ちいいというよりは痛いような
 感じ・・・。そういえば、この部分って何時もシーツが汚れるぐらい濡れてるのに、今はしっとりとしてる
 ぐらいで、全然湿ってないのよね。

 自分の身体・・・というよりは、女性器自体に深い興味が湧いた祐子は、早速自室のPCの電源を
 入れて、インターネットにアクセス。「検索ワード:女性器 医学」 以前、違う単語一つだけで探した時に
 猥雑な絵図しか出てこなかった経験を生かし、今回は医学的観点で調べてみる。

「・・すごい。わたしたちのあそこって、こんな仕組みになってるんだ・・・」 いつのまにか祐子は、
 いくつか見つけた医学サイトの記事に熱中していた・・・下着もつけない状態で。 手鏡で自分の
 性器と写真を比べながら、その仕組みを一つ一つ調べて行く。中学生時代に始まった生理が、
 子供を産むために必要な生理現象であることも初めて知ることが出来た。

 と、最初のうちは学術的知識が満たされる事に熱中していた彼女の秘部も、じわじわと濡れ始めて
 いた。幾度となく繰り返される自身の刺激、自分自身がやっている行為に対する無意識下の
 羞恥心・・・そして何よりも興味があったのは
”春菜のあそこって、どうなってるんだろう” そう感じた瞬間、今まで忘れていた快感と・・・
「ただいま帰りました〜♪」 元気のよい声と共に、春菜が買い物から戻ってきた。

”えええええっ、もう帰ってきたの!?” 慌ててPCの時計を確認すると、確かに春菜が戻ってくる
 時間をきっちり指している。どうやら調べ者に夢中になりすぎると、時間が過ぎるのを忘れる
 悪い癖が出てしまったらしい。「こんな時に限って!!」

「お姉様、いるんですかぁ?」 呑気な声が聞こえてくる。まずい、はやく服を着ないと・・・・。
 こんこん、こんこん。春菜がドアをノックしている。あ!よく見たら部屋の鍵が閉まってない!!

「あれ、鍵が開きっ放し・・お姉様、居るんですよね? 入りますよー」 ちょ、ちょっと待って!!
 ショーツは履いたが、脚がGパンの裾を通らない。祐子の健闘むなしく、ドアが開いて・・・
「お姉様に言われた本を買ってき・・・・お姉様?」

 祐子はベッドでシーツにくるまり、寝息をたてていた。着衣は最早不可能、なれば下半身を
 隠すしかない・・・メイドロボ並みの判断能力を発揮した祐子は、ドアが開く寸前にベッドへ
 飛び込んだのであった。幼い頃から親に寝たふりをしつつ本を読んでいたりした祐子にとって、
 この程度の技をこなすのは楽勝である。

「お姉様・・・どこかお身体の調子が・・」 祐子が昼寝をするのは滅多なことでは見ない。心配に
 思った春菜が近づこうとした瞬間、祐子はぱっちりと目を開けた。

「あら、お帰りなさい」 ・・・完璧ね。ニヤリとする表情をおさえつつ、”いかにも今まで気持ちよく
 寝てました”と言わんばかりの声色で話しかける祐子。
「ふわぁ・・・ちょっと夕べは夜更かししすぎたかしら。いつのまにか寝てたみたい」 心配そうに
 祐子の顔をのぞき込む春菜。その真剣さに、胸に「ちくり」ときた気がする。
「お姉様、大丈夫? これからお風呂沸かしますけど、調子悪そうだから今日はやめて・・・」
「いやいやいや! 大丈夫!! ほら、こんなにもう元気だから!!」 思わずシーツを全部
 跳ねのけそうになり、少々焦る祐子。春菜に向かって両手でガッツポーズ。
「・・・本当に大丈夫なんですね。よかった・・」 安堵の表情を浮かべ、風呂場に向かう春菜。
 ん、風呂・・・・風呂!? そうか、その手があった。これで春菜の・・・うふふふふふふふふ。
 目尻に少ししわを寄せながら含み笑い。祐子が何かを企んだ時の癖である。Gパンを改めて
 履きつつ、風呂でのプランを練る姿は、乱れている時と並んで春菜には見られたくない姿だった。

ぴぴぴっ ぴぴぴっ ぴぴぴっ

 リビングでテレビを見ていると、お風呂が沸いた知らせのブザーが鳴り響いた。お姉様を呼んでこなきゃ。
 お姉様、お風呂がわきましたよ〜。部屋の外からドアごしに知らせると、部屋の中からいつものように
 上の空っぽい返事が聞こえてくる。こういう返事をする時のお姉様は、返事をしてから20分ぐらいしないと
 お風呂に入ってくれないから、うちの風呂は設定温度を少し高めで沸かすことにしている。
 「んじゃ入ろうかしらっと。」 あれ、お姉様、今日は早いんですね? 「いつもわたしがもたもたしてる
 みたいじゃない?」 いや、そういうつもりで言ったんじゃ・・・
「ふーん、そんなこというんだ。今度、くまのぶーさんの縫いぐるみ、買ってあげようと思ったのになぁ」
 え。この前買ってくれるって約束してたのに・・・ひどいですぅ・・・。
「んー、そしたらねえ、わたしのお願い聞いてくれたら許してあげる♪」 ほ、ほんとうですかっ!
「本当よん。」 な、なんでも言うこと聞きますっ!! 「じゃ、今日・・・お風呂、一緒に入ってくれるかな」
 はいはい、喜んで・・・って、えーーー!?(///)
「あら、なんでも言うこと聞いてくれるんじゃなかったけ?」 いや、その・・・あの・・・・
「くまのぶーさ・・・」 あ、はいっ!わかりましたっ! い・・・一緒に入ればいいんですよねっ!?
「そしたら先に入って待ってるからね♪」 そう言って微笑んだお姉様は、お風呂セットを持って洗面所へ
 軽やかなステップで入って行きました。なんだか、これって”はめられた”っていうシチュエーション
 なんでしょうか・・・。今まで何回かお姉様の背中を流したことはあったけど、いいい・・いっしょに
 はいるのわはじめてなんですわ。なんというかこう、その・・・むねからうえがあつくなってくるこの
 かんしょく、「恥ずかしい」っていうのでしょうか。こんなかんじょう、はははじめてかんじますぅ。

 ぶつぶつと独り言を呟きながら、お風呂セットを準備する春菜。動きがあからさまにぎこちなく、顔も
 先程から真っ赤になったままだ。姉に自分の裸を見せるのは初めての経験。。そう考えると、なんだか
 恥ずかしいだけじゃなくて、乳房の先が妙に腫れるような感触が来る。最近姉の事・・・特に、姉の
 あそこの事を考えていると、股間が濡れるだけではなく、乳房や脇の下のセンサーが過敏に反応する
 ことがあるのだ。色々と調査した結果、どうやらこれらは『女性が性的に興奮した』状態にあたる
 反応らしい。ロボットの自分が性的に興奮? そのときに論理回路へ伝達されてくる、正体不明の
 データがひょっとして快楽の正体なのかな?

 そんなことを考えているうちに、お風呂セットの準備完了。洗面所に入り、メイド服を脱ぎ始める。
 上着を脱いで、下着だけになった自分の身体。ブラジャーのホックを外し、乳房があらわになった
 瞬間、春菜は自分の乳房に目を奪われた。その二つの膨らみの頂が、ぷっくりと肥大してる。
 特に先端部分は普段の倍以上の大きさに・・・まさに「立っている」という表現がぴったりだ。

「わたしの乳首・・・」 初めて見る、「性的興奮状態」にある自分の身体。ロボットである自分の
 身体が、”人間女性の性的興奮状態”を再現していることを視覚で確認したのは初体験だ。あの時、
 姉の自慰を見て・・・股間が「濡れる」という体験をしてからずーっと、ネットや図書館で女性器に
 ついてずーっと調査をしていた。自分が持っているローカルデータベースからは俄に信じられなかった
 のだ。自分のあそこが・・・人間の性器を精巧に再現してるなんて・・・。

 確かにデータベース上にそのような内容のデータは存在していたが、それらのデータは

 『自身が知ろうとしなければ、その内容が引き出されない』
 『ボディの維持以外は必要最小限の記述しかない』

 というものなのだ。なぜそんな遠回りな事がされているか、その理由まではデータベースに記述されて
 いなかったけど・・。いずれにせよ、そんな設計がされているデータベースのせいで、自分のメモリは・・
 ロボットと言うにはおおよそかけ離れた知識量の少なさなのだ。

 更にショーツも脱ぐと、いつも通り股間が湿っていた。それも尋常な湿り方ではない、まさに『濡れて
 いる』という表現がぴったりの状態だ。ベージュ色のショーツのあそこに当たる部分が、目で見て
 はっきり変色しているとわかるぐらい濡れている。今まではこんなに「興奮」した事はなかった。
 アリサお姉様のあそこを拭いた、あの日もこんなことにはなってなかったのに。

 下着を洗濯籠に放り込み、もう一度鏡で自分の体全体を見直してみる。下着に沿うような形で
 乳房と太股の付け根にパーツの接合線が浮かんでいる。肘や膝の関節にも接合線が見える。
 最新型のメイドロボの中でも一二を争うほど、自分の容姿は人間に近い。でも・・・いくら頑張っても、
 自分は人間にはなれない。人間と違って、わたしは電気で動く人形なのだ。
”ワタシハ、ロボットナノ。”
 この乳房の奥には、人間の身体には似てもにつかぬ機械が一杯つまってるの。そんな身体の
 わたしが、お姉様と一緒にお風呂に入ることで「性的に」興奮してるなんて。そう考えれば考えるほど、
 秘部から分泌されている愛液の量は増え、やがて汗のように太股を伝いはじめる。
”ワタシハ・・・ワタシハ・・・”
 春菜の論理回路の視覚イメージがぼやけ始め、人工肺の呼吸数が増加しはじめた。鏡に映っている
 自分の顔は、姉の顔にそっくりだ。乳房の大きさ・腰の括れ・お尻の大きさ・・・わたしはマスターの
 双子の妹として作られた。だから、マスターの・・・お姉様の身体はわたしの身体そっくり。
”オ姉様ノ乳房ハ、ワタシノチブサ・・・オ姉様ノアソコハ、ワタシノアソコ・・”
”オ姉様ノカイラクハ・・・ワタシノ・・・ワタシノ・・”
 彼女の意識とは無関係に、両腕が動く。左手は乳房の頂を、右手は秘部を・・ゆっくりだが確実に
 目指している。やがて、それらが目的地へ達しようとしたその瞬間。

「春菜・・いつまで服脱いでるの? 早く入ってきなさい」 風呂の中から姉の声がエコーを伴って
 聞こえてきた。「は、はいっ! いますぐいきます!!」 飛び上がりながら我に返った春菜。
 あわてて風呂のドアを開けると・・・そこには、仁王立ちになって自分を見つめている姉の
 姿があった。

 姉の声で我に返った春菜が慌てて風呂場に入って行くと、そこには春菜を待ちかまえるかの
 ように仁王立ちしている祐子の姿があった。

「あ・・・」 正面から見る姉の身体。一糸も纏わない姉の身体を正面から見るのは、実は
 これが初めてだ。顔・・・当然私と同じ。乳房の大きさや形、それに乳首の位置も、私のと
 殆ど一緒。腰の括れ、そして・・・あ・・あそこ・・・あれ?
 上から視線を舐めるように下げていった春菜は、姉と自分の股間に『違い』があることを
 見つけた。姉の股間の割れ目周辺は、髪と同じ色の陰毛で覆われている。とはいうものの、
 ネットで見つけたデータとは違い、肌を覆っている面積も小さいし、毛自体もそれほど
 長いわけではない・・・いわば、未成熟。 しかし、肝心の割れ目はその毛で半分以上が
 隠されており、今の角度からはよく見る事が出来ない。視覚センサをズームモードに移・・
「・・な・・はるなっ!」 姉の声で我に返る春菜。まずい、姉のあそこに目を奪われてたのを
 気付かれちゃったかも?
「ぼーっと立ってないで、ちゃっちゃと座って」 よかった、気付かれてなかったみたい。安堵
 感を覚えつつ、洗い場の椅子に腰をかける。お姉様はそれを見届けると、湯船に下半身を
 浸からせた。うちのお風呂場は狭くて、二人で洗い場に座るとかなりきつい状態になって
 しまうのだ。

「春菜、こっちに背中を向けて頂戴。背中流してあげる」 さきほどからの流れからして、ここで
 嫌がると後で大変なことになりそうだ・・雰囲気に流されつつある春菜は、素直に従うことに
 した。暫くすると姉の声が聞こえてくる。「まずは・・・」
 一瞬間をあけて、春菜の背中に新鮮な感触が伝わってきた。

  むにゅ

「!!!」 こ、この感触は!?データベースを素早く検索。該当項目、なし。ただし類似項目が
 何件か・・・しかしそれは本来、背中の触覚センサーで感知する感触ではない筈。センサーの
 感度を更にあげると、その柔らかい感触は二つあるようだ。そしてそれぞの感触の中央付近には
 固く、小さな突起物があることをセンサーが告げてきている。データベース、そして自らのメモリーに
 あの日のバスの中であったことが蘇る。この・・この感触はひょっとして・・お姉様の・・・・

 その感触は、やがて春菜の背中でゆっくりと上下に動き出した。「・・・・・ぁッ」 彼女の初起動
 から一度も認識されたことのなかった感触が、センサーデバイスを経由し、彼女の論理回路に
 伝達され始める。生まれて初めての快感・・・今までは単なる数値として処理することしか
 出来なかった『快楽』と、春菜の深層心理層にプログラミングされていたシーケンスが、今
 初めて処理を始めたのだ。それらは確実かつ正確に作動し、センサーへの刺激を『快感』として
 春菜の論理回路へ伝達している。

”よし、まずは第一段階は成功ね” 妹の背中へ押し付けていた乳房を動かし始めた瞬間、
 その背中が僅かに痙攣したことを確認し、心の中でほくそ笑む祐子。あらかじめ乳房には
 ボディーシャンプーを塗り込んであったので、滑り具合も抜群だ。それにしても、本当に
 よく作り込まれてるよね・・・人工肌の筈なのに、人間の背中みたい。
「・・っ  ふ・・・・・・・っ は ・・・・・・っ」 乳房の動きを上から下、下から上に切り返す度に
 乳首が微妙に揉まれる感触が伝わってくる。できる限り声は出さないようにしてるつもり
 だけど、吐息と一緒にどうしても声が漏れてしまう。湯船の中で身体動かしてるから、
 お湯が跳ねる音で聞こえてないとは思うけど・・・。

 一方、春菜の背中のセンサーは・・柔らかい乳房が押し付けられる感触と、少しづつ固く
 立ってきている乳首の動きを追従し、センサーデバイスに伝達。デバイスはその刺激を
 『快楽』データに逐次変換、春菜の論理回路へ的確にフィードバックしている。
”お姉様の乳房が・・・乳首が・・私の背中に・・” とろりとした目で自分の乳房を見つめて
 いる春菜のイメージ回路には、形の良い乳房が餅のように潰れて自分の背中に押し付け
 られている映像が浮かび上がっていた。その乳房の先にはピンク色の乳首が・・・
”あ・・・わたしの乳首・・” ゆっくりではあるが確実に、自分の乳首が立ち上がって行くのを
 目の当たりにする。先程鏡で見ていた時と比べても、その自己主張は激しいものであった。
”・・・・” おずおずと自分の両腕を動かし、胸の膨らみを触ろうとした時、背中にあたっている
 乳房の動きが止まる。

”?” 疑問に思った瞬間、春菜の乳房は優しく手の平で包まれた。

「はぁっ!」 思わず声を出してしまった。それと同時に、身体がびくびくっと無意識で震え上がる。
 優しく包まれた自分の乳房から、背中で感じていた説きには比べ物にならない快感が伝わって
 きたのだ。さきほどまでは刺激からイメージに変換されるまでのシーケンスを意識していたが、
 今回はそういった手順が全く理解できない。とにかく、乳房を直接触られたことが気持ちよく
 感じられるのだ。しかも、乳房を触っているのは私ではなく、姉の手である。
「んぁ・・・はぁ・・はぁ・・・」 その手は、恥ずかしさと緊張で固まりつつあった春菜の意識をほぐす
 ようにゆっくり、そして優しく乳房を揉み始めた。
「春菜」 祐子が春菜の耳元で囁きかける。「どう? 痛くないよね?」 祐子が喋るごとに、耳に
 熱い吐息がかかるのを感じる。その感触が快感となり、春菜の論理回路をざわつかせた。
「だいじょ・・・うぶで・・すぅ」 軽く身体をよじらせながら答える。「そう、よかった・・・」 艶めかしさを
 増してきた妹の声に満足しながら、祐子は第一段階の仕上げにかかることにした。

「じゃあ・・・これはどう?」 姉はそういうと、固く立ち上がった乳首を優しく摘み・・・
「あぁーーっん!!」 一瞬私のイメージ回路が真っ白になった。「あぁっ! んぁはっ!!」 思わず
 閉じてしまった目を開けると・・・姉の指先が乳首をゆっくりと玩んでいる。先日バスの中で、
 アリサお姉様とわたしの乳首がお互いに当たっていた時は、得体のしれないデータとしてしか
 認識できなかったもの・・その正体は・・これ・・なのね・・・。

  はむっ

「!!!! んんあぁぁんっ!!!」
 時々真っ白になってしまうイメージ回路でそんな事を考えていた時、予想外の箇所から快感が
 伝達された。耳!耳たぶ!!さっきまでお姉様の吐息があたっていた右耳の耳たぶが・・・
「ぁっ んぁつ! あん!」 自分で発声したことのない声色の嗚咽が、人口声帯から発せられる。
 お姉様の・・舌? 舌なの? わたしの・・みみを・・・・舐めてる・・!!
 両胸の乳首、そして耳。絶え間なく快楽中枢デバイスから送られてくる快感。春菜の論理回路は
 その虜になっていた。

”もっと・・・もっと・・・ほし・・い・・・”

姉の自慰をみてから心の奥に芽生えていた欲求が一気に噴き出しつつあった。

「・・じゃあ、今度は前を洗ってあげるね」 くわえていた耳たぶを離し、耳元で囁く。
「はい、おねえさま」 思考能力が通常の半分以下に低下していた春菜は、次に何をされるか
 疑問に抱くこともなく、姉に身体の正面を向ける。
「その格好じゃ、お腹から下が洗いにくいわ。壁にもたれて、もっと・・・こう」 春菜は祐子に
 言われるまま壁にもたれかかり、下半身を祐子に向かって近づけるようにつきだしていく。
「足が邪魔よね・・・もっと力を抜いて・・」 春菜が下半身の力を緩める。揃えていた太股に
 祐子の手がかかり、春菜の足を外側に押しのけ始めた。
”わたしの・・あそこが・・・” 春菜の両足は左右に広げられ、割れ目のデティールが祐子にも
 はっきりと見えるようになる。

”す、すごい・・・” 祐子は妹の割れ目を見て驚愕した。割れ目の周囲に、パーツの接合部を
 あらわすラインがうっすらと見えてはいたが、その形・・・そして、割れ目の隙間から見えて
 いる女性器・・医学サイトで見た写真そっくりだ。

”お姉様がわたしのあそこを見てる・・” 直接触られているのとは別の興奮が、春菜の論理回路を
 支配していた。
”わたしのあそこは陰毛で覆われていないから、割れ目が丸見えになってる・・” そう思った瞬間、
 春菜の下腹部をざわめきが襲う。

”あ・・・” 祐子は更に驚いた。春菜の割れ目から、とろりとした液体があふれ出したのだ。
”あい・・・えき・・なの?” 割れ目に沿って流れ出そうとしている愛液を確かめようと、祐子は
 妹の股間に手を触れさせた。その瞬間、妹の身体が大きく痙攣した。

「んんっ!!」 妹の声に思わず手を引っ込める。指先に付着した液体は無色透明。自分が
 自慰をしているときに溢れてくる愛液と、感触も暖かさも全く同じだった。愛おしい妹の人工
 女性器・・・最初に説明書を読んでいた時に項目は見つけてたけど、その時はさして気に
 とめてなかった。一体どこまで再現されているんだろうか? この瞬間、祐子の性欲と
 知識欲が一致した。

「春菜・・・その・・・割れ目の中を・・・あなたの全てを見せて・・・」
 祐子の作戦は第2段階に突入成功。春菜は何の躊躇いもなく、自分の割れ目に両手を添えて・・・

「んぁ・・・これで・・いい・・ですか? お姉・・様・・・」

 そして、蕾が花開く。そしてその花の蕾を見た瞬間、祐子は全身に電撃が走るような快感を覚えた。
「ふぁああっ!!!」 どうなってるかもっと・・もっとはっきり確かめたい。春菜の下腹部に顔を近づ
 けてみると、そこには医学サイトで見た以上の「神」が存在していたのだ。
「ふあぁつ・・・・そう、そうよ・・・そのままにして・・・あたしが・・お腹を洗ってあげるから・・」
 ボディシャンプーを付けた右手で妹のへその辺りを撫でつつ、人工女性器の構造を確認する。
 それは祐子にとって、まさに「神の領域」であった。普段は小陰唇で隠されている箇所に人工物で
 あるとはっきりわかる、白い隔壁のようなパーツを見ることができる。その隔壁には3箇所程
 小さな穴が開けられており、愛液と思わしき液体がどんどん分泌されている。
 そして、中央より少し下あたりには・・・おそらく男性と交わる時、男性器が挿入されるであろうと
 思わしき穴があいている。確か「膣口」だったか、ここらへんは人間そっくりよね。処女膜って
 いうのがこの奥にあるんだけど、そういうのも再現してあるのかな・・そんな事を考えながら、
 視線を膣口の少し上にずらす。と、そこには尿道口・・・おしっこが排出される穴のかわりに、
 別の何かを排出するためなのだろうか、白い色をしたノズルの先端らしきものが見える。
 これ、なんだろう。春菜って、ロボットなのにおしっこをするのかしら・・・まぁいいや、
 この辺りは後で説明書を調べてみよう。
 尿道(?)ノズルから更に上には陰核・・・いわゆる『クリトリス』がしっかりとついていた。
 これはわたしと同じ、つまり人間と殆ど一緒の色・形になっている。しかし、妹のクリトリスは目で
 見てもわかるぐらい晴れ上がっていた。
”なんか、自分のよりも随分と大きいような気がする・・” 性的に興奮している時って、わたしのも
 こんな風になっているのかしら・・・。忠実に再現され、まるで生きているようにひくひくと動いて
 いる性器。そしてその働きを補助するための、明らかに『機械』であると判る構造物・・「なんて
 奇麗で、可愛らしくて・・・」その取り合わせが、祐子の欲求を更に押し上げつつあった。

「んはぁ、ハァ、ハァ・・・・もう・・・だ・・だめ・・」 本当はここでクリトリスを玩んで・・・と
 いう作戦なのだが、己の身体の疼きをもう我慢できない。今気がついたのだが、さっきまで妹を
 撫でていた筈の右手が無意識の内に自分の右胸を揉めていたのだ。
”このままだと私のあそこ、爆発しちゃう。ちょっと想定外だけど・・”

 祐子は風呂から上がり、壁にもたれ掛かって顔を真っ赤にしている妹の体を優しく抱き起こした。
「・・お姉さ・・ま?」 とろんとしていた目を姉に向ける春菜。
「お願いがあるの・・春菜」 祐子の目も潤んでいる。「さっきわたしが春菜にしたのと同じこと・・・
 わたしにもしてくれる?」 そういうと、祐子は妹の手を掴み、自分の胸に触らせる。
”!! お姉様の乳首・・” 自分のものと同じぐらい立ち上がっている乳首を手の平に感じる。

「春菜、お願い・・」 潤んだ目で春菜に懇願する祐子。「あとで・・もっといいこと、したげるから、ね?」
「ほんとう?」 姉の様子がさっきと違う。これは・・・そう、あの時に部屋で見た表情と同じだ。
「ほんとうよ、だからお願い・・・」 祐子は自分の胸に触らせている妹の手の平の上から、己の乳房を
 揉み始めている。それを見た春菜の論理回路が、ある答えを導き出した。
”お姉様は、わたしを欲している” 今にも泣き出しそうで、切ない表情の姉の顔。
 きゅっと胸が高鳴った。可愛い・・・今目の前にいる人間の女性が自分のマスターであり、姉である
 ことを一瞬忘れさせるぐらい、イメージ回路の動作が激しくなる。それと同時に、ときほぐされた
 秘部から愛液がどっとあふれでるのを感じた。わたしもお姉様がほしい。『もっといいこと』を
 してほしい・・・。

「わかりました、お姉様・・・」 春菜は未だに続く快感で身体をふらつかせながら立ち上がり、風呂に
 下半身を漬らせる。いつもシャワーで済ませているから、湯船でお湯に浸かるのは初めての経験で
 あった。人間とのスキンシップを重視されて開発された春菜の身体は、風呂やプールでも問題なく
 入水することが可能になっているのだが、まさかこんな形でその機能が発揮されるとは。
「いいわよ、春菜・・」 先程まで自分が座っていた椅子に、姉が背を向けて座っている。ボディ
 シャンプーを自分の乳房に塗り、姉の背中に押し付けた。
「「ひゃ・・・っふぇ・・」」 その感触を味わった瞬間、二人同時に声が出る。間髪入れず、
 春菜は押し付けた乳房の上下運動を開始。乳房の動きを切り返す度、快楽が論理回路を突き抜ける。
 身体が・・身体が熱い。さっきから体温が上昇しぱなしだけど、構うもんか・・・。

 一方、祐子の頭は真っ白の状態が続いている。なんせ、自分の身体を自分以外の肌とくっつけるのは、
 両親以外では初めてのことだ。しかも、今背中で上下動している感触の元は、自分の妹の乳房と乳首
 なのだ・・・さっきまで割れ目を晒していた妹が・・・そう考えるだけで、下腹部のざわめきはより大きくなり、
 心拍数がどんどん増えているのが自分でも判る。
「春菜・・おっぱい・・・おっぱいをお願い・・・」 わざと揉むのを我慢していた乳房に、春菜の
 手がかかる。

27:四百二十七 ◆L39RnHcjYc :sage:2006/06/17(土) 21:28:00 ID:reY0aUzp
「んんっ!」触られるだけで、快楽が全身を駆け巡って行く。その快楽が消えない内に、優しく
 ゆっくりと春菜の手が動き始めた・・感触を味わうように、艶めかしい動きで。
「あっ・・・・あんっ・・・あっ・・・」 他人に揉んでもらうのがこんなに気持ちいいなんて初めて
 知った。「もっと・・もっと頂戴・・・」 姉の指示に従い、春菜は指先を姉の乳首に絡ませていく。
「うあぁあっ!! ああっ」 普段自分でやっているより10倍・・いや、言葉では表せないぐらい
 気持ちいい。その快楽を味わっているうちに、秘部の囁きが最高潮に達した。もう、これ以上は
 我慢できない。

 思わず手を自分の秘部に伸ばそうとした刹那、乳房を揉んでいた春菜の手の力が急に緩んだ。
「・・・春菜?」 返事がない。快楽の虜になっていた祐子の意識が、一瞬にしてその呪縛から解き放たれた。
 乳房を揉んでいた手が力なく垂れ下がり、妹の上半身が一気に自分の背中にもたれ掛かってくる。
「春菜!! どうし・・・」 無理矢理後ろを振り返ってみると、そこには全身が真っ赤に染まり、湯船の中に
 沈んでいく妹の姿があった。

(続く)

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