α4

752:名無しさん@ピンキー:sage:2006/10/31(火) 19:35:51 ID:dSMD7tGa
   〜閑話休題の独り言劇場〜
   総務課のSKさんが素敵だ。
   「あなたは素敵だ。
   私には、あなたが人間とは思えない。いや、思いたくない。
   あなたはロボットに違いない。そう思いたい。
   そう思ってあなたを見てもいいですか」
   さて、こう告白したとして、彼女はちゃんと褒め言葉だと
   理解して、喜んでくれるだろうか。少し不安だ。

764:名無しさん@ピンキー:sage:2006/11/01(水) 21:50:48 ID:m5ykvijo
   〜ちょっとひと息の独り言劇場2〜
   総務課のSKさんが好きだ。
   彼女を横目で見ながら、彼女の身体に精密機械が
   つまっている内部のさまを想像して悦に入るのが
   仕事中の数少ない楽しみだ。
   しかし、ありえないことを想像して心を愉しませるのにも
   少し虚しくなってきた。

767:名無しさん@ピンキー:sage:2006/11/02(木) 23:05:21 ID:6ym5uSUP
   〜ちょっとティーブレイクの独り言劇場〜

   総務課のSKさんは、“俺の中では”ロボットだ。
   今日、たまたまトイレから出てきた彼女と目が合った。
   俺は
   「なぜ、あなたがトイレなんかに!?
   ああ、そうか。放射性物質か何かを捨ててきたんですね」
   と言った。
   彼女が弁当を食べていたので、俺はやさしく
   「いいんですよ、無理に食事なんかしなくても。
   あとでハッチを開けて取り出すのも大変でしょう」
   と言ってあげた。

   ・・・というようなことは、まだ実行していない。

α5

76:名無しさん@ピンキー:sage:2006/12/01(金) 21:34:28 ID:ZOVxlATg
   〜【久々に】ハシ休めの独り言劇場4〜

   総務課のSKさんがすきだ。
   彼女は人間のふりをしているが、実は開発段階のオフィス用ロボットだ。
   ・・・という設定で、今まで妄想を楽しんできたが、あり得ないことを
   妄想しても虚しいばかりではないか。
   と気づいた俺は、空想するんでも現実的な方向でしようと決めた。

   たとえば、彼女を人間として受け入れ、まずはつきあう。
   そして、頃合いを見て、俺の趣味を認めてもらったうえで、二人で
   「故障・誤作動ごっこ」や
   「充電切れ・機能停止ごっこ」や
   「実験成功・ワタシハダレごっこ」をして楽しむ・・・
   うん、それでいこう。

   と、計画がそこまで及んだ時はじめて、これもまた
   「あり得ないことの妄想」だと気づき、さらに虚しくなった・・・

149:名無しさん@ピンキー:sage:2006/12/29(金) 14:16:02 ID:wA7YEakD
   〜【たぶん今年最後の】ちょっと一服の独り言劇場〜

   総務課のSKさんがすきだ。
   彼女は、俺の脳内設定ではロボットということになっている。

   昨日は年内の仕事納めで、職員一同が大会議室に集まって
   お偉方の訓示を聞いた。
   「え〜、皆さん。年末年始の間は、各自ゆっくりと充電して、
   新年には、また元気に仕事に邁進できるように・・・」

   充電・・・?
   ふふふ、君はちゃんと毎日してるよね?
   俺はSKさんのほうに、意味深な目配せを送り、ほほえむ。
   もちろん、彼女はまったくのノーリアクションだった。orz

227:名無しさん@ピンキー:sage:2007/01/28(日) 13:45:42 ID:Mzm/fosB
   〜【マンネリでも】保守をかねての独り言劇場・たぶん6【かまわずに】〜

   総務課のSKさんがすきだ。
   彼女を俺の脳内設定で、ロボットということにして
   ひそかに妄想にひたるのが俺の日々の楽しみだ。

   しかし、俺は最近どうも落ち着かない。
   SKさんと建設課のTの仲が尋常ではないように見える。
   先週は二人でテニスに行ったなんていう噂も小耳にはさんだ。

   俺は意を決して、昼休みにTを外に呼び出し、

   「おい。おまえ、わかってんのか。
   カナちゃん(仮名)と仲良くするのも結構だがな。
   しかし、カナちゃん(仮名)の正体を知っててつきあってるんじゃあるまい。
   いいか。あの娘は本当はロボットなんだぞ。
   たしかおまえは、旧家の長男だったよな。で
   もな、おまえと結婚したって、あの娘は一生、子どもも生めない体なんだぞ。
   それでもいいのか」

   と、タンカを切った・・・





   ・・・・・・なんてことは、言えるわけないyo! orz

347:名無しさん@ピンキー:sage:2007/03/23(金) 22:25:37 ID:ZGi9n24V
   〜【ワンパターンを】地道にしつこく続く独り言劇場7【様式美の高みへ!】〜

   総務課のSKさんがすきだ。
   彼女の正体は実はロボットである・・・というのは、俺の脳内妄想設定。

   先日、俺が同じ住民課のMさん(女性)と雑談していたとき、Mさんが俺に、
   「そういえば、カナちゃん(※SKさんのこと)が、そのうち、Oさん(※俺のこと)と
   飲みに行きたいって言ってましたよ〜」
   と、嬉しい話を教えてくれた。

   しかし、俺はつい照れてしまい、
   「SKさんと飲みにって・・・一緒にガソリンでも飲もうっていうのかなあ(笑)」
   と、憎まれ口を叩いた・・・・・・



   ・・・りは、もちろんしていない。

   いや、したらMさんがどんな顔するかも見たかったんだが。

408:名無しさん@ピンキー:sage:2007/04/13(金) 21:09:12 ID:cj3l4XjU
   〜【やっぱり】なおも続く独り言劇場8【寅さん並みワンパターンですが】〜

   総務課のSKさんがすきだ。
   俺の脳内妄想設定では、彼女の正体はロボットということになっている。


   昨日、たまたま階段ですれ違ったとき、彼女が親しげな笑顔で俺に、
   「Oさん(※俺のこと)、背、大きいんですね。何センチぐらいあるんですか」
   と。話しかけてくれた。

   俺は、やにさがった顔で
   「えーと、180センチぐらいですね」
   と答えた。

   「そうなんですか〜。もっと大きく見えますね〜」
   と言う彼女に、俺は
   「いやあ。でも、体重のほうは聞かないでやってくださいな」
   と、おどけてつけ加えた。

   彼女がにっこりと笑ってくれたので、俺はつい調子に乗って、
   「SKさんは、150キロぐらいかな。
   いえいえ、いいんですよ、恥ずかしがらないでも。
   機械なんだから、人間より比重が重くって当たり前ですからね」




   などと余計なことを言ったりは (以下同文)

460:名無しさん@ピンキー:sage:2007/05/11(金) 22:18:41 ID:ZjkVBqpn
   〜【天災は】それでも続く独り言劇場9【忘れた頃にやってくる】〜

   総務課のSKさんがすきだ。
   彼女の正体は実はロボットである・・・という脳内設定で
   妄想に浸るのが俺の趣味だ。

   今朝、SKさんは欠勤した。
   うちの課のN課長と俺の隣のYさんがそのことについて、話していた。
   「おや、総務のSKさんはお休みですか」
   「ええ。風邪で熱があるって、さっき電話があったみたいですよ」

   風邪?
   熱?
   チッチッチッ。
   違いますぜ、課長、Yさん。

   そう、たぶん、今頃、彼女は故障の修理中。

   きっと今頃、冷たい金属のメンテナンス台の上に、
   カナちゃん(※SKさんのこと)はあられもない姿で横たわっているに違いない。
   博士がカナちゃんの胸をガチャリと開く。
   カナちゃんの胸の中の精密機械があらわになり、カナちゃんは、少し恥ずかしそうに
   頬を赤らめて、顔をそむける。
   やがて、博士の手がのび、カナちゃんの胸の中の患部ーすなわち、故障箇所の
   部品に触れる。
   「うっ・・・」
   カナちゃんは、少し苦しそうに顔をゆがめる。・・・・・・



   「Oさん。Oさん」
   向かいの席のMさんの声に、俺はフッとわれに返った。

   「どうしたんですか、そんなにニコニコして。
   何か嬉しいことでもあったんですか」
   不審そうに尋ねるMさんに、俺は精一杯の平静な顔と声を作って、
   「いえ・・・何でもありません」
   と答えた。

596:名無しさん@ピンキー:sage:2007/06/30(土) 09:50:25 ID:CBxOTJuI
   【アリサさんの】なおも懲りずに独り言劇場10【復活を祝して】

   総務課のSKさんがすきだ。
   彼女は人間にしか見えないが、実は人間そっくりに
   造られたロボットである、というのは俺の脳内妄想設定。

   先週末は、組合の交流会というやつがあって、
   俺も参加した。
   宴会の前に、今年はボウリング大会というのがあり、
   俺は運良くSKさんと同じ組になった。

   そういえば、カナちゃん(※SKさんのこと)は、
   運動能力はどうなんだろう、たしか前は建設課のTとテニスに
   行ったとか聞いたが・・・

   とか思ってたら・・・・・・メチャクチャうまかった。

   左手から繰り出す完璧に整ったフォーム。

   完璧に美しい球筋。

   毎投、寸分も狂わず、ストライクを連発。



   まるで・・・機械のように・・・・・・!

α6

174:名無しさん@ピンキー:sage:2007/10/09(火) 19:14:05 ID:BIOCeyVw
   【実はまだ】相変わらずの独り言劇場11【いました】

   総務課のSKさんがすきだ。
   一見、人間にしか見えない彼女は、実は秘かに試験導入された事務用ロボットである、
   というのが、俺の妄想用脳内裏設定。

   今週、観光振興課のE課長の奥さんがなくなった。もしかすると先週かもしれないが、
   俺にはわからない。
   それで、うちの課でもN課長以下、みんなでお通夜のお焼香に行った。

   E課長のお宅に行くと、総務課の人たちが総出でお手伝いをしていた。SKさんもその一人だ。いや、一台だ。
   黒い服に身をつつみ、少し寂しそうな表情で黙々と弔問客に接する彼女の胸に去来するものは何であったか。


      ヒト。ニンゲン。・・・
      人間のみなさんは、なぜ年をとるのですか。なぜ死ぬんですか。
      わたしは・・・わたしは年をとらない。「死ぬ」ことはない。

      「死ぬ」って何?人はどんな気持ちで「死んで」いくの?
      わからない。わたしにはわからない。
      人が「死ぬ」。わたしたちが「壊れる」のと同じこと?
      それって、寂しいことですか。
      それって、悲しいことですか。

      わからない。わたしにはわからない。



   なんてことをカナちゃん(SKさんのこと)が本当に思っていたかどうかは
   俺にはわからない(笑)。

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