兄貴にガイノイドを貰う。兄貴の外見はいわゆるキモオタでちょいメタボ。
「外装交換したんで、処分料金もったいなくて一体組んでみた」
 …何その日曜大工で作ってみた、みたいなノリは。
 俺の部屋に来るまではセーフモードで移動してきたため、マジ人形。
 てか日本だけだよな、あんまリアルっぽくないガイノイドの製作してんの。
 昔、動かないシリコンドールとかがあったらしいが、多分こんな感じじゃねぇかな。
「セットアップは標準OSと同じ。まあ、名前はお前の自由にしな」
「ロリ巨乳なんて俺の好みじゃねぇよ」
「じゃあどんなのがいいんだよ」
「う、うーん」
 あらためて言われてみると困った。兄貴の好みは未だにわからん。
 俺のとこに来た筐体はロリ巨乳。その前はロケットオッパイ装備のナイスバディ、さらに
その前はコンパクトグラマー。その前は…ええい、どんだけ節操ねぇんだよ。
 ま、筐体もそうだが搭載AIとOSは一番最初に買った大和重工製。その辺りは妙に一途だ。
てか生身の女に一途になれよと心の中でつっこみたい。
「お試し期間ってことで置いてやってくれ。俺の部屋はもう、既に一杯一杯だ」
 だろうな。カスタマイズパーツやらメンテベッドやら、よくもまあ8畳しかない部屋に
置いてるもんだ。これで単なる趣味なんだから、オタってこええ。
「あーそうそう、メンテキットは後で取りに来い」
「? 自己メンテ機能ねぇのかよこいつ?」
「あるよ。でも、あっち方面に使うと充填剤が必要なんでな」
 ここで言う充填剤ってのは、このガイノイドを俺が欲求不満で押し倒してお人形さんの
作り物のアレに突っ込んでアヘアヘ言った後に補充が必要なものの事。
 流石に女性の内分泌系をエミュレートしたものは研究機関でしか作られてないユニットだし、
何よりコストがバカ高い。
 普通、同様の用途に使われるドロイドが分泌する液体は、色々なサードパーティが工夫を
凝らして生成したものをあらためて充填しておく仕様になっているそうな。
「…あほか。兄貴と違って俺には彼女がいんだよ、困ってねぇっての」
「そかそか、そらよござんした」
 妙にニヤニヤしてやがる。むかつく。
「一応、その部分は丸ごと新品にしといたからな。流石にバージンキットは入れてないが…」
 くそ、絶対ヤるもんか。

「えーと、基礎セットアップはこれ…くそ、PCなんて高校んときぐらいだってのに、めんどくせぇな」
 俺の世代は特に興味が無ければ、電話にもなる手元の標準端末で済ませてしまう。
 画面は小さいけど、ゲームはできるしネットもメールだってできるんだから、それ以上の
出費なんぞあんま考えてない。
 ま、音楽とかはDLしまくるけど。
『名前を付けてください。なお、後で変更も可能です。現段階で設定されない場合は、標準
呼称となる撫子(ナデシコ)となります』
「げ、名前かよ、弱ったな…名前は、えーと」
『名前は「えーと」でよろしいですか?』
「違う違う。うーんうーん」
 実を言えば、登場人物の名前が決まってないゲームをやるとき、一時間以上悩む俺。
 FFだったら別に大丈夫なんだが、ドラクエのときは半日悩んだ記憶がある。
「名前は、ソラ」
『了解しました。呼称設定、ソラ。セットアップ完了。起動します』
 なんでソラにしたかって? 昔飼ってた猫の名前だ。

 ソラが起動すると、それまで人形然としていたその体が、急に生彩を帯びて違うものの
ように見えてきた。
 兄貴が言ってたけど、今の生活型対応ドロイドのほとんどは、骨格は人間にほど近くて
それを人造皮膚で覆っているんだそうだ。
 セーフモードが解除され、停止していた各種の内部機能が起動しているんだろう。
 皮下循環剤が身体を巡り、冷たい色だった人造皮膚が温かみを増してくる。
 今俺の前に居るソラは、多分、去年出たモデルだったはず。世代的には内部骨格型になった
世代の次のモデルだったけか。
 あ、でも兄貴のドロイド、何代目か前はわざわざ旧タイプ使ってたような。
 …うう、自分の身内だけどあそこまで突き抜けてるのって正直退く。
「おはようございます、マスター」
 半開きで少々怖い状態だった眼が一度閉じ、改めて開く。何度か眼を瞬かせた後、ソラが
じっと俺を見つめていた。
「おう、俺がご主人様だ」
 ちょっと尊大な感じで言ってみる。
「呼称設定を変更されますか?」
「あ、いやーその、これは言葉のアヤって奴で…うーんと、マスターでいい」
「了解しました。暫くの間、プリセット応答となりますのでご希望に沿わない場合、指示を
お願いします」
「硬い喋りも直るって事?」
「肯定です。有償キット導入で大幅な設定変更も可能です」
「あー、いらんいらん、俺は金ないし」
「了解しました。今後ともよろしくお願いします」
 ぺこりと頭を下げるソラ。セミロングの髪の毛は、作り物とは思えないほど柔らかに揺れた。
その巨乳もぽよんと。
 しずまれー、しずまれー、マイサン。のっとあくてぃべーと。

 んで、何をするでなく部屋でごろごろ…というのも何だが、何分、次のバイト代が入る
までは身動きが取れない。
 命令待ちをしているソラが部屋の隅にちょこんと座っている。
「ソラ、家事はできんの?」
「肯定です、マスター。主用途として家事全般が可能」
「んじゃ掃除頼むわ。俺はちょいとコンビニ行って来る」
「了解しました」
 これで帰ってきたとき、何かドジってたら面白かったんだが、ソラさんは見事に掃除を
完遂しやがりました。
 そんなに散らかす性質じゃないので物があっちこっちにいく事は無いけど、埃まみれだった
フローリングの床が鏡を見るようにぴかぴか。
 テレビも灰色からつや消しの黒に。窓はあら奥さんこんにちわってぐらいに、向かいの
マンションで洗濯物を干してた主婦と主夫にクリアーに。
 兄貴が大和重工にぞっこんなのもなんだか理解できなくもない。
 …気がするだけだ、気が。
「基本的な調理なども行えますが、必要でしたらお申し付け下さい」
「あ、電子マネー機能あるんだっけ? 予算設定と傾向とかで料理たのめるの?」
「はい、極端な設定は無理ですが、検索結果から近くにスーパーが3件ありました。
 検索中…推定予算額として一人一食、200円前後です」
「げ、俺の食費の20%しか使わないのかよ!? …今晩から頼める?」
「了解です、マスター」
 いかに外食やコンビニで無駄遣いしてるかわかった俺。
 一人暮らしとはいえ情けない。調理器具は最低限あるし、実家から米やら野菜やら調味料とか
貰うんだけど、ちゃんと料理する暇なく、腐らせたり友達にあげたりと、有効利用した覚えがない。
「リクエストはございますか?」
 心なしか嬉しそうに聞いてくる。プログラムなのか設定なのかと悩む俺。冷蔵庫の中を
覗いたソラは、扉を閉めるなり何やら思案顔で情報の検索中。
「んじゃ…ハンバーグがいいな、できれば和風で」
「冷蔵庫を確認しました。要廃棄品は後ほど処理します。追加予算は…」

 技術の進化ってすげー。家に野菜やらその他があったからって、150円ででっけぇハンバーグ
食えたよ…。しかもご飯に味噌汁つき。
「うん、美味かった♪」
「お粗末様でした」
 受け答えしつつも、余ったご飯をジャーから出して何やら…あー、フリージングして
保存するんですか。
 兄貴が「嫁? 生身の嫁なんぞいらんわ」と半ば実家を勘当されかねない言葉を吐いたのが
わかる気がする。気が利くわ。
 頭の良さでは弟=>兄貴>俺なので、今の親の期待は弟に集中している。
 兄の俺が言うのも何だが、ちょっとやんちゃだが頭もいい弟だけに、すくすくと育って欲しい所。
 兄貴も兄貴で、ちょい前までニートしてたが一応再就職はした。
 実家に金を入れてるが、どこでそんなに稼いだのか不思議な額とオヤジが言っていた。
 ま、株で儲けたってのは俺も知ってるけどさ、どんだけ儲ければドロイドや車を維持して
一人でマンションに住んでんのか想像もつかん。
 俺は…どうすんだろうな。大学に行ってるのに何もやりたいことが見えてこない。

 就寝前。風呂上りにテレビを見ながらベッドに寝転んだ所で、ふとソラに声をかける。
「お前さ、俺が寝てるときはどうすんの?」
 ソラの世代のドロイドは、燃料電池とバッテリーによる電力で動く。
 燃料電池は乾電池サイズでコンビニでも購入、充填が可能で安価。
 働かせないときは待機して消耗を防ぐのだが、OSによって対応が異なると兄貴に聞いた覚えがある。
「指定いただければ、その位置で。通常はマスターの視界をお邪魔しないように設定されています」
「…まさか、命令しなかったら冷蔵庫の前で立ちっぱなし?」
 俺の部屋でベッドに寝転がる俺の視界を邪魔されない位置といえば、冷蔵庫のすぐ傍である。
 ちなみにスペースとしては50cmの三角形程度。夜中、じっと眼をつぶって立ち尽くす
家政婦ドロイドというのは非常にシュールだ。
「その通りです…あの、できれば指定していただけると待機電力の消耗が防げるのですが」
 人間ってのは立ってる状態でも色々な筋肉が動いて状態を維持しようとする。
 ソラの世代の骨格が人間に近いドロイドも同じく、立ってる状態では待機モードでも電力の
消費が少し大きいとの事。
「ふーん、なら添い寝とかもしてくれんの?」
 何気なしに聞いてみる。ソラはふわりと笑って、
「お望みでしたら。子守唄などは?」
 なぜかソラの膝枕で子守唄を聞いてるビジョンが…。
「歌はいらん。あ、夜中は暖房の代わりになる?」
「ヒーターとは流石に無理ですが、通常の稼動モードでの消費電力を余熱にすることで、
布団を暖める事が可能です」
 ソラの世代以降のモデルは、稼動状態の温度が人肌前後になるよう設計されている。
極端でなければ、命令や設定で低くしたり高くしたりする事が可能だと聞いたことがある。
「OKOK、そろそろ寝るのでよろしく」
「了解です。では失礼いたします」
 電気を消した所でソラが暗がりでごそごそと何かをしている。
「何してんの?」
「あの…今現在、予備の衣服がないので、皺になるといけないので…」
 ぬ。そうきましたか。ってことは何か、裸か、裸なのか?
 心無しかはずかしそうに聞こえたのは気のせいだと思いたい。相手はロボですよ?
「入りますね」
 まだ入りたてで肌寒い布団の中に、暖かいソラの体が入ってきた。仰向けに寝る俺の隣に
遠慮がちに寄り添う。しばらくすると布団がぽかぽかと温まってきた。
「熱かったら言ってください。こちらでもモニタリングしていますが、好みの温度にしますので」
 位置が悪かったのか、ソラが身じろぎする。腕にその…胸が、胸が!
 あ…ブラはしてるのね。でもなんかふわふわした感触というか、いわゆるスポブラですかそうですか。
「う、うん、いいんじゃない?」
 少し上ずった俺の声。くそ、静まれ、静まるんだマイサン! 相手はロボ娘ですよ!?
 俺には彼女が! …う、やーらけー…しかもあったかい…い、いかん。
 ここ一週間ほど俺の彼女とは遭えない状態が続いていた。エッチなんか半月くらい
ご無沙汰だったりする。
 彼女ができてから半年は風俗もオナニーも自粛して、全力を彼女に注いでいたが(無論、
性的な意味で)、今の状況は色々限界です。
「あの…マスター?」
「どs、どしたの?」
 がちがちになってるってレベルじゃねーぞ。あっちもこっちもだ。
「もしよろしければ…私を使って下さい」
 夜の暗がりに慣れてきた俺の眼。視線をソラに向けると、そこには遠慮がちに、
恥じらいながら何か言葉を待つ瞳が俺をじっと見ていた。

 疲れてるというのは言い訳。自分がソラにハマっているのを自覚するのが怖くて、奉仕を命じた。
正直、挿入を命じたかったが、兄貴にああ言った手前、なるべく先延ばしにしたかった。
が、それすら裏目に出たと思う。
 暫くの間すりすりとズボンとパンツの上から息子を擦られていたが、パジャマのズボンと
パンツがずりおろされると、ごそごそとソラが布団の中を移動する。
「NVS起動、対象を確認」
 そういうとこはロボですか。今度から言わないようにしてもら…うぁ。
 ちょっと冷静になりかけた所で、息子の先端を強く吸われた。声が出そうだったがなんとか抑えた。
 感触が先端、裏筋と来て根元に達する。玉がすべやかな手で揉まれ、舌が玉をねぶるように
舐め上げる。
 再び舌が下から上に。裏筋をちょんちょんとついばむような感触。内腿を片方の手で擦りながら、
もう片方の手は玉と後ろの穴近くの根元を刺激し続ける。
 カリのひだが柔らかいもの…舌先でほじられるように舐められていく。ぬるぬるとした
感触はソラの出す分泌剤だろうか。
 声は出さなかったが、息が荒い。ソラの愛撫は優しく、執拗に続けられている。そろそろ
パターンがわかってきて、心地よい刺激に身を委ねていた次の瞬間、一気に飲み込まれた。
 …思わず声が出た。ああん、とかって俺…orz
 唇の感触は息子の根元を柔らかく覆っている。先端は多分、喉奥に達していると思うが、
今までの経験ではそこまで飲み込まれた事はないので確信はない。
 喉奥がぎゅうぎゅうと締め付けつつも奥へ奥へと飲み込もうと動く。この辺り、よっぽど
慣れた女性でもない限りは無理な動きだ。
 飲み込む動きが弱まり、少し息子が引き出される。根元が濡れ、空気に触れていた所が
少し冷えて感じる。
 先ほどまでの強烈な吸引と締め付けから解放されたのもつかの間、ソラの頭が動き始める。
 カリ先だけを執拗にねぶったかと思いきや、再び喉奥まで吸い込んで強烈に締め上げる。
 慣れることができないリズミカルな動き。口の端から空気を一緒に吸い込む音や、
分泌液がぬめりを帯びて吸い上げられる音が布団の中に響く。
 吸い上げるだけでなく、舌先は縦横無尽に動き回り、息子の先まで吐き出された所で鈴口を
ドリルのようにこじあけ、漏れ出している先走りを舐め上げる。
 思わず腰が跳ねた所で、布団の中からくぐもったソラの声が。
「あの…痛かったのでしょうか?」
「続けてくれ」
 そう言うのが精一杯だった。

 絶妙な刺激というのだろうか、息子に与えられた刺激はこれまで経験したことのない程の
強烈さだったはずなのに、たっぷり20分ほど奉仕を受け続けている。
 出そうになるとソラは刺激の仕方を緩やかにして、あまつさえ根元を押さえつける。
声を出していないにも関わらず、だ。
 息も絶え絶えな俺はもう狂い出しそうだった。目の端に涙が浮かんでいるのがわかる。
 体の神経が下半身にだけ集中しているような感覚。
フォーカスのずれた神経は、息子に加わる全ての刺激を快楽として受け止めていた。
「命令を…下さい…」
 再びソラの声。その間も、鈴口をついばみ、カリは舌や指で刺激され続ける。根元を
押さえながらも上下に擦る動き。
「頼む、いかせて…くれ…っ!」
 泣いているような俺の叫び。ソラは弾んだ声で、
「はい」
 と答えて俺の息子への刺激を強くする。
 これまでの愛撫がまるで前座だったかのように、激しく、強烈な吸引。
生の性器では味わえないぬめりを帯びた周囲への刺激に加え、物凄い吸引が俺の下半身を襲う。
 舌の動きは一段と激しくなり、柔らかで不規則な動きをするグラインダーのように、
頭の上下に合わせて上へ下へと蹂躙する。
「ぐ…でる…う…っ!」
 俺の声に反応したのか上下の動きが激しさを増し…俺の目の前で花火がはじける様に、
視界がスパークした。
 解放の瞬間、ソラは俺の息子を根元まで飲み込み、喉奥で精子のほとばしりを受け止める。
動きは止まらず、喉の奥でカリを上下に刺激しながら。喉を鳴らして嚥下する音が布団の
中から聞こえる。
 人生で一番であろうほどの長さの射精…多分、量も半端ないそれを、ソラは全て飲み込んでいく。
打ち出す動きが終わった所で、ソラは線に残る液も吸い上げた。
「終了しました…マスター、その…いかがでしたか?」
 息も絶え絶え。激しい射精後の余韻でぼーっとした俺の前に、何だか不安そうな表情で
見上げるソラの顔が近づいてきた。
「…よかった、けど挿入は今度な…」
「問題があったのでしょう…か?」
 奉仕だけで実際の挿入には至ってない訳で、多分、奉仕関連のプログラムに挿入まで
あるんだろうけど、フェラだけであれじゃ、実際にやったらどうにかなっちまいそうだ。
「改善しますので、指示を…」
 涙目で言うなちくしょう、可愛いじゃねぇか!
 くそう、兄貴の謀略にまんまとハマっちまった。
「いいから…今日はこのまま寝る。気持ちよかったぞ…」
 俺はそれだけ言うのが精一杯だった。
「ありがとうございます…おやすみなさい、マスター」
 はにかんだソラをやんわり抱きしめながら、俺は心地よい疲労感の中で眠りに落ちた。

 後日、再び現れた兄貴。
 俺はソラにフェラで奉仕されて以来、ソラが覚えている奉仕を一通り堪能した後だった。
 …あーもうなんていうか、毎度毎度、腰とかガクガクですよ。おまけに激しいのにソラの奴は
「あの…だめでしたか?」
とか聞いてくるもんだから、余計に。
「悪い悪い、俺用の奉仕プログラム入れたまんまだったんだが、びっくりしなかったか?」
 全然悪いと思ってない顔だ。てか、あれって兄貴用のカスタマイズなのかよ。
酒飲んだときに聞いたが、もうオッサンだから二発が限度とか言ってたけど、あんだけ
濃いなら二発で限度ってのもわかる。
 横に居るソラがなんだかそわそわしてる。あー、やっぱクラスB以上の人工知能だと
恥ずかしいとか考える事できるのね。てか自重しろ兄貴、ロボ娘とは言え女の子の前だ。
「ひんぬー用のプリセットだから、胸使ってなかっただろ?
 あの筐体だと口と素股奉仕がメインでさ、お前みたいに若いと刺激が足りないだろうと…」

 はい? 今、何と言いやがりましたか?

「さっき入れた奴で、この撫子の…じゃなかった、今はソラだったな。
それ用の奉仕プログラムで、胸を使うのが追加されるから後で試してくれ」

 …ありがとうよ、くそ兄貴。

 試したのかって? 当たり前だこのやろー!
 それについてはまた後で話す…。

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