名無しさん@ピンキー<><>2006/11/22(水) 21:51:28 ID:0GdJxklS<> スレタイの通り、ロボットやアンドロイド萌えを語りましょう。
きゅいぃん。 <>ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α5 名無しさん@ピンキー<><>2006/11/22(水) 21:52:56 ID:0GdJxklS<> 前スレ:
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150463153/

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/22(水) 22:06:30 ID:21XHABYA<> >>1
乙です!
ロボ物初挑戦ですが、即死回避に投下します。

ロボ娘ではなくてロボ妻で、しかも孕ませです。 <> ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:07:09 ID:21XHABYA<> <或る女科学者の死>

死ぬ寸前の病人のもとを訪ねるほど気が重いものはない。
それがよく知っている人間なら、さらに。
……ましてや、別居しているとはいえ、妻ならば、なおさらに。
ツタの這う洋館の上には、鉛色の空が広がる。
今にも雨が降りだしそうな湿った空気と、低い気圧が余計に俺を滅入らせる。
ぽつぽつとコートに水滴がかかりはじめたときには、
すでに玄関にたどりついていたのだけが唯一の救いだ。
ベルを鳴らして案内を請う。
書類上では今でも俺はあいつの配偶者だが、この洋館を自分の家だとは思えない。
結婚してすぐ、いわゆる蜜月の間は、シティのマンションが二人の愛の巣だった。
この家には、休暇の際に来る程度で、俺との間がぎくしゃくするようになって、
あいつは親から相続したこの土地に越していった。
以来、ここには一度も来たことがない。
あいつの家、という認識しかないのは当然だろう。

「いらっしゃいませ」
応対に出たメイドロボがうやうやしく挨拶をする。
ひゅう、という口笛の音が自分からしたことに俺は気付いた。
一見して最高級のシステムを備えた機種だということが分かる挨拶だ。
もちろん、既存品ではない。
もとになった型も古く、動きもどこかぎこちないところがある。
だが、目の玉が飛び出るほどの値段が付く大企業のハイエンド機でも、
こんな気品のある動作ができるものはないだろう。
――スペックの問題ではない。
コンピュータが、チェスなら世界チャンピオンにだって勝てるというのに
将棋だとB級棋士にも勝てない理由がなぜか、知っているかい?
将棋がチェスよりも圧倒的に複雑なゲームだからじゃない。
コンピュータのハード性能の問題でもない。
それはプログラムそのものに対する技術力ですらないんだ。
──プログラムを組む人間の、その対象に対する素養。
それが、同じレベルのプログラムに、神と猿とに等しい隔たりを作る。 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:07:40 ID:21XHABYA<> 俺の目の前のメイドロボは、プログラムを組んだ人間が持つ素養がハイエンドじゃなきゃ再現できない気品を見せた。
──そういや、あいつは変人だが、何十代も続いた学者貴族の末裔だった。
人工知能その他もろもろの研究分野で「女神」といわれる稀代の天才女科学者、レイシア=ディオン博士は。

「――お久しぶり。お元気だったかしら」
ベッドの上で、レイシアは俺に軽く手を振って見せた。
二年ぶりに会う亭主へのものとは思えない普通の挨拶。――こいつらしい。
「俺は元気だが、お前は──」
「あと数時間の命というところね。――というより、もうリミットはとっくに過ぎているわ。
あなたが到着するまで、無理やり保(も)たせていたの。
……あ。心配しなくていいから。もう痛みも感じないのよ」
レイシアは、ベッドの横に置いてある馬鹿でかい医療器具のほうを目で示した。
そこから伸びる何十本ものチューブが、ベッドの中でレイシアの体とどう繋がっているのか、想像したくもない。
「なぜそんなになるまで放っておいた……」
「研究が忙しくて、ね。おかげでなんとか満足が行くものが作れたわ」
悲嘆にくれるわけでもなく、レイシアは言った。
「……バカヤロウ。研究だろうがなんだろうが、生命より大事なものなんかあるかよっ!」
今日ばかりは怒鳴るまいと思ってきたのだが、声を荒げてしまった。
「……そうね。生命より大事なものはない。
――ええ、そうね。あなたはいいことを言うわ。さすが私の夫、誇りに思います」
うんうんとうなずく半死人を殴りつけたくなる衝動を、俺は必死にこらえた。
命を粗末にして研究に取り掛かっていても、俺と離婚寸前の状態になっていても、
そんなことばを、なんの悪意も含みもなく口にすることができる女だ。
一年前の俺の誕生日の前日。
酔った勢いで、こいつに電話をかけたことがある。
お前と会えなくてさびしい、と。
「──そうなの」という返事とともに、翌日とどいたバースデイ・プレゼントは、
どこぞの技術を駆使して作ったであろう、精緻な女性器型オナホール。
賭けてもいいが、レイシアに悪気があったわけじゃない。
ただ、人の感情の機微を読み取ることができない人種なだけだ。
男女の仲で「さびしい」 → 性行為 → アダルトグッズ。
そういう思考しか浮かばない変人なのだ。
だから、自分の死の間際でも、こんな突拍子もないことを言える。 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:08:11 ID:21XHABYA<> 当の本人以上に、動揺し、悲しんでいる相方を、レイシアは不思議そうに見つめる。
俺はため息をついた。
「……なにか言い残したことはあるか」
「ええ。私が死んだら、あれを引き取ってくださらない?」
白磁の美貌をさらに白くした美女の遺言は、あまりにも意外なひとことだった。
「――あれって、……メイドロボのことか……?」
……夫婦の最後の語らいさえそんな調子で、
――翌朝、レイシアはあっけなく息を引き取った。
妻の葬儀を、俺は驚くほど淡々と済ませた──らしい。
「博士が末期ガンだということが知られてなかったら、きっと警察があなたを疑うところでしたよ」
と後輩からあきれられるほどに、俺は取り乱すことなく平静だった──らしい。
二年も別居していた資産家の妻……夫の殺意は十分にありえるということだ。
そう聞いても、俺は別に憤慨もしなかった。誰だってそう勘ぐるところだ。
レイシアを女として愛したことがない人間――つまり、俺以外の世界中すべての人間なら。
何の感情も浮かばぬ無表情で葬儀を行っていた俺に、その間の記憶はなかった。
心の中に渦巻く後悔と、レイシアの面影。
正直、二年もまともに会わなかった妻が死んでも、自分が受ける衝撃は大きくはないと思っていた。
だが、――俺の世界は、すべての色を失った。

──俺とレイシアが出会ったのは、大学の頃だから、ちょうど十年前だ。
医療用の人工関節や人口筋肉の技術者をめざしていた俺が、
人工知能の分野で、学生の身ですでに教授連をしのぐ実績を上げていたレイシアを知ったのは、
大学構内にある小川のほとりだった。
「――これが、サクラ。はじめて見るわ」
遠い昔、俺の古い故郷から送られたという淡いピンクの花びらをつける老木を見上げて、
ぶつぶつとつぶやく白衣の娘が、弁当を食い終わって昼寝をしていた俺の足を踏んづけたのがことのはじまりだ。
以来、俺の人生は、ジェットコースターに放り込まれた。
同棲、卒業、それぞれの研究、結婚、そして別居。
これを十年間でやったというのは、我ながら信じられない。
専門分野では世界的権威に上り詰めたレイシアには及ばないとしても、
めざした人工身体の分野でトップグループの技術者になれたことひとつとっても、ほとんど奇跡だ。
いや。自分の道をまい進する、奇妙な情熱と知識欲の塊のような女と付き合えば、
そうしたエネルギーが自然と沸いてくるのかも知れない。 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:08:44 ID:21XHABYA<> 「この女に不釣合いにならないように」なんて考えたことなどなかったし、
もしそう言ったなら、レイシアは「理解できない」といった表情を浮かべるだけだろうが、
少なくとも、生来怠け者の俺に不思議な情熱を与えたのは、レイシアとの出会いだったと思う。
はっきり言える。
俺はレイシアを嫌いになったことなどなかったし、レイシアが俺を嫌いになったこともなかった。
レイシアも俺も、最後まで、とことんお互いを愛し合っていた。
特にレイシアのほうは、人とは一風変ったものとはえ、その愛情は濃くそして多量のものだった。
「――私、自分に男女の愛情というものが備わっているとは思わなかった。
世の中の人間に性欲があるのが不思議でしょうがなかったくらい。
でも、帳尻って合うようになっているものなのね」
自分でそう認めるくらい、レイシアは人間に対する感情が乏しく、そして俺にだけ向ける情念は濃密だった。
表現の仕方は、変、の一言に尽きる。
たとえば、あれほど愛情とセックスでお互いを縛ることに熱心だったレイシアが、
二年前に突如として、俺と顔も合わせなくなったのも、
そして、にもかかわらず、彼女の心の中には、それ以前と変らぬ濃さと重さの愛情にあふれていることも、
世界中の誰にもわからなくても、俺は「理解」することができていた。

――別居にいたったとき、あいつに尋ねたことがある。
離婚をするつもりなのか、と。
答えは実に心外そうな声のひと言だった。
「――あなたは、そうしたいの……?」
その声音に、苛立ちと不安──そうしたくない、という感情――を感じた俺は、だまって時を待つことにした。
……二人の間がぎくしゃくしはじめた事件の傷が癒えるまで。
だが、その時はなかなか来てくれなかった。
無理もない。
流産と、それによって見つかった致命的な病気による──子宮全摘。
それは、若い二人にとって大きな、大きすぎる試練だった。
「あなたの子どもを産めなくなったのね」
担ぎ込まれた病院のベッドの上で、天井を睨みながらつぶやいたレイシアは、
俺がはじめて見る──つまり、世界中の誰も見たことがない──悔しさをあらわにした表情だった。
退院後、レイシアはいままで以上に研究に没頭するようになった。
それまでの教授職もやめ、実家にある研究所にこもりきりになるくらいに。
俺は、二人の間の絆を信じて別居を受け入れて待った。
<> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:09:16 ID:21XHABYA<> だが、その傷が癒える前に、レイシアの身体はさらに深刻な病に冒されてしまっていたのだ。
レイシア。二度とは戻らない、最愛の女との時間。
俺は、――夢の中で涙が流れている自分を悟った。

「……」
机に突っ伏した格好で目を覚ますと、あたりは薄暗がりの中にあった。
レイシアの生まれた霧の国の夕暮れ時にはいつまでたってもなじまない。
テーブルの上には、マッカランの空き瓶が転がっている。
もう一つ、これも妻の遺言で作成し、持っているように託されたデスマスクの入った箱も。
科学技術の粋を集めて作成された特殊樹脂性のそれは、
彼女の生前の顔をそのまま切り取ったように精緻――のはずだ。
葬儀が終わった俺は、それを見る気になれず、かと言ってもちろん捨てる気にも、しまう気にさえなれず、
テーブルの上に置きっぱなしにしていた。夢見が悪かったのも、たぶんそのせいだ。
くそ、なんだってあいつはこんな物を作って俺に託したんだ……。
「――酒……」
空になったグラスを眺めながらぼんやりと呟く。
もう一度、アルコールのやさしい忘却の世界に身を浸したかった。
「――だめよ。代わりにこれを飲みなさい」
音もなく置かれたカップ。
俺は、それの中身をすすりこんだ。
ほどよく覚まされた、紅茶。――中に何かのハーブの類が混ぜられている。
二日酔いの胃に優しいそいつを飲み干してから、俺は愕然と目を見開いた。
「――」
「――」
お茶を置いたのは、メイドロボ。
レイシアが遺言で引き取れと言ったやつだ。
「標準的な美人」を模した無個性な造形美は、レイシアとは似ても似つかない。
機械合成の声だって、別物だ。
だが、いまのことば遣いは──。
紅茶を置いた動きの優雅さは──。
あまりにも聞きなれ、見慣れたものだったため、違和感を持たなかったが、
──なぜメイドロボが、それを言える? それをできる?
「……お前……レイシア……?」 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:09:47 ID:21XHABYA<> 呆然としたつぶやき声。
あまりにも愚かな問い。
だが、一度口にしてしまうと、激情が同じことばをより強く発せずにはいられなかった。
「お前、レイシアだろっ、レイシアなんだろっ!?」
――死んだ人間が作った人形に故人の面影を見るのはともかく、
本当はまだ生きている、だなんて都合の良い妄想は、今日び小学生だって考えつきやしない。
だが、無言のままこちらを凝視していたメイドロボは、

──ため息をついてうなずいた。

「……早々にバレてしまったわね。少し驚かせてあげようと思っていのだけど」
くるりときびすを返した彼女は、机の上の箱を手に取った。
中身を取り出す。
そして自分の顔に手をかけ、今まで顔を覆っていたメイドロボの仮面と自分のデスマスクとを交換した。
横からちらりと見える、金属のフレーム。
それに樹脂性のレイシアの顔がはまり……。
「……あ、あ、……あああっ!?」
振り向いたのは、メイドロボではなく──。
俺の妻の顔をした、中身が俺の妻な女。
――つまり、俺の妻、レイシアだった。
「ふふ。当然のことだけど、やっぱり私の顔のほうが、なじむわね」
あごのあたりに手をかけてはまり具合をたしかめながら、うなずいたレイシアは、
呆然としている俺の向かいに座った。
「……いつまで驚いているの?」
「……驚かないわけがないだろう……」
「なーんだ。確信していたのではないのね。……さすがは私の夫、簡単に見破られたかと思ったんだけど。
でも、口調と動作と雰囲気に気がついたのは上出来ね。――及第点をあげる。
あなたって、技術者のくせに全然論理的ではないけど、感情と感覚だけで、
いつだって私以上に私のことを知覚してしまう。――とっても不思議」
口をぱくぱくさせる俺のカップに、レイシアはもう一杯紅茶を注いだ。
震える手でそれを持ち上げ、一気に飲み干す。
少し落ち着いた。 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:10:17 ID:21XHABYA<> 「お前、なんだって……ロボットに……」
「人工知能の研究中に、人間の意識や記憶をそのままダウンロードする方法を開発したの。
ちょうど私の体の死病に気がついた時期だったから、メイドロボに私を「移す」ことにしたわ」
あっさりと言ったレイシアの口調には、ためらいというものが一切ない。
こいつには、生身の身体から機械に変ることについての生理的な嫌悪感と忌避とか、
精神的な葛藤とか、そういうものが全くないのだ。
「――社会的にはレイシア=ディロンは死んだわけだけど、私は別に地位や名誉にこだわりがあるわけではないから。
私は、私の研究とあなたと、そのふたつがあればそれでいいの。
……まあ、今はもうひとつ、重大な目標ができているんだけど、ね」
──こういう女だ。
俺はため息をついた。
こうなると、もはや(どうして事前に知らせてくれなかったんだ)とか、
(俺以外の人間に対しての連絡はどうするんだ)とか言う質問は口にする前に蒸発してしまう。
答えまで予想がつくからだ。
レイシアは、前者に対しては(連絡は後で良いと思った。事実問題なかった)と答え、
後者に対しては、(他に連絡するべき相手は特にいない)と答えるだろう。しれっとした顔で。

このメイドロボが、高度なプログラムによって、妻の性格を再現し、
俺に見せてくれている可能性もなきにしもあらずだが──いや、それはないだろう。
レイシア=ディオンという複雑な女の性格を作るプログラムなど、当の本人でさえ不可能だ。
何よりも、俺は、ほんの数分のやり取りで、目の前のメイドロボの中身があいつだということを「理解」してしまった。
今彼女が言ったとおり、俺は、レイシアのことならば彼女自身よりよくわかる。
この件に限って言えば、レイシアは神様をあざむくことはできても、俺を騙すことはできない。

昔、何かの折に会話したことがある。
「――どうしてあなたは私のことがそんなによくわかるの? 私自身が自覚していないことまで含めて」
「……お前の亭主だからな、俺は」
おおよそ非科学的な答えに、レイシアは納得したようにうなずいた。

今、まさに俺の目の前でしたように。
俺は椅子の背もたれに体重を預けながら、見慣れた美貌を眺めた。
「……おい、その分じゃ、それもデスマスクじゃないだろ?」
「ええ。5年前のデータを元に作ったわ。病気にやつれる前の顔であなたと暮らしたかったから」 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:10:48 ID:21XHABYA<> 「……そ、そうか……」
先日見た頬のこけた顔でさえレイシアは美しかったが、
彼女の言うとおり、その頃の彼女はまた格別だった。
ちょうど俺との蜜月の真っ最中ということもあって、
この二年間の別居中、俺がレイシアの事を思いだすイメージは、まさに当時のころのものだった。
なぜか今日一番どぎまぎした俺に、レイシアはいつもの表情でうなずいた。
何に対してうなずいたのかは分からない。これもいつものことだ。
「で、だ。何から話をしたらいいのか──」
俺は、こめかみを押さえながら、「黄泉還った」妻に声を掛けた。
「――それじゃ、一番重要なことからはじめましょうか」
いやになるくらい冷静な声が返事をした。それと、衣擦れの音。──衣擦れ!?
びっくりして目を上げると、レイシアはメイド服を脱ぎだしたところだった。
「ちょ、ちょっと待て、お前!」
「何? 着たままがいいの?」
「ああ、お前のメイド服姿なんかはじめて見るからな──じゃねえ!」
「あら。二年ほど性交渉を持たない間に、あなたの性癖が変ったのかと思ったわ」
「だからそうじゃねえってば! なんで服を脱ぎだすんだ!?」
「え? 私たち夫婦は、セックスの時は全裸ですることが多かったはずだけど……。
やっぱりあなた、自分でも認識しないうちに性癖が変った?」
レイシアは新たな研究対象を見つけた科学者の目で俺を見た。
「だから、何のつもりだ──って、セックスぅっ?!」
俺は、躊躇なくショーツまで脱ぎ捨てたレイシアを呆然と眺めた。

「……どうかしら。現在私が持てるすべての技術を駆使して、<私>を再現したわ」
レイシアは、全裸を俺に晒しながら尋ねた。
なめらかな皮膚。細身のくせに豊かな双丘。くびれた腰。楚々とした陰毛まで──それはレイシアそのものだった。
「いやあね。見てほしいけれど、おっぱいばっかりそんなにジロジロ見られたら困るわ」
レイシアは胸乳を凝視している俺をたしなめるように軽く睨んだ。
「なっ、なっ、なっ……」 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:11:19 ID:21XHABYA<> 樹脂製の人工皮膚と、人工筋肉は技師としての俺の商売道具だ。
乳がん患者のための胸部作成経験は無数にある。
あるAV女優の爆乳を再現したことだってあった。
――彼女は現役もそのジャンルで圧倒的な人気を誇っている。
熱心なファンも、彼女の胸が人工物だということに気がついていない。
だが――何百と見慣れた他人の胸と、妻の乳房は別物らしい。
耳まで真っ赤になった俺に、レイシアはくすり、と笑った。
「ふふ。冗談よ。たくさん見てていいわ。それが夫の特権ですもの」
レイシアが人をからかうことはめったにないが、あるとすれば、相手は必ず俺だ。
「でも、正直、このおっぱいは気に入っていないの。他のことに時間を取られすぎて、
後回しにしすぎたことが多すぎるわ、この身体は」
人体そのものをすべて再現した人工ボディはまだ存在していない。
それが為されたとき、人は神の座に付くか、
あるいは、自らが生み出した存在にその座を奪われるかのどちらかだろう。

「――大きさと形はなんとか再現できたけど、それ以外のものは要研究ね」
「大きさと形以外に、何が必要なんだ?」
「……感触、重量感、揉み心地、吸い心地。あとは――あなたがベッドでする乳房への愛撫しだいね」
「……」
「それと将来的には授乳機能も研究しなければならないわ。人口乳腺についてはかなり研究が進んでいるけど」
「そ、そうか……」
俺は、頬をぼりぼりとかいた。
「まあ、性的魅力に関しては――あなたの股間の反応を見るに、とりあえずは十分な出来のようね」
レイシアはいたずらっぽくうなずいた。
――その瞳に満足気な光が浮かんでいるのが分かるのは、世界中で俺一人だ。
「それでは、夫婦の営みに没頭することにいたしましょうか」
「ちょ、ちょっと……」
言うなりのしかかってきたレイシアに対して、俺は、床の上に押し倒されるのではなく、
3メートル向こうにあるベッドにもつれこむのが精一杯の抵抗だった。 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:11:50 ID:21XHABYA<> 妻との二年ぶりのキスは、無味無臭だった。
当然だろう。樹脂臭を除去した人工皮膚に味はない。
だが、その唇にいつもの甘みを感じたのは、俺の神聖な錯覚だ。
舌を絡める。
いつもよりぎこちない動きで応じる柔らかな舌に、レイシアは眉をひそめた。
「……反応が悪いわね。言語機能を優先して作ったせいだわ。――おいおい整備しなきゃ。
あなたの好きなフェラチオはしばらく我慢してもらうわ。今の私は液体を飲み込むことも出来ない身体なの。
また、あなたの精液を飲めるようになるまでには、クリアしなければならない課題が山積みなのよ」
「ば、ばか……」
冷徹な美貌とは裏腹に情熱的に奉仕する口腔性交は、妻の得意技だった。
「ふふ。幸い、口で愛撫しなくても、あなたのここは十分性的興奮を得たみたいね。
ね。あなたの性器、見せて。――私の新しい身体に欲情したあなたを確かめたいの」

爪の先までよく再現された白い手が、俺の股間に這う。
ジッパーを下ろし、器用に中身を取り出す。
だが、掴んだ男根を軽くしごく動作は、かなりぎこちなかった。
「着衣や脱衣の動きは、介護用ロボットの分野ですでに研究が十分進んでいるけど、
さすがにこれは――研究が必要ね」
眉根を寄せるレイシアは、自分の手の動きに不満そうだった。
「人工筋肉と、動作プログラム――いや、腕のフレームからして取り替えなきゃならないかもな」
手での奉仕を受ける俺とは別に、技術者としての俺が、レイシアの動きをチェックする。
「ふふ。白状すると、その辺りは手を抜いていたわ。
生前は、記憶ダウンロードと「もう一つの機能」に手一杯で、そこまでは密に研究できなかった。
――後であなたに調整してもらえばいいと思ってたし」
「ああ。それはまかせておけ」
夫をいたわるのが妻の役目なら、妻をいたわるのも夫の役目だ。
たとえ、片方が生身の体でなくても、それは変らない。
夫婦間の信頼とか、愛情とかというものの根源だ。
――だが、科学者と技術者、夫婦の真摯な対話の間にも、
俺の男性自身は、久しぶりに「妻の手で愛撫されること」に激しく興奮していきり立った。
まあ、これもしかたない。
夫婦は、信頼と愛情に結ばれたユニットだが、同時に牡牝からなるユニットでもあるのだ。
<> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:12:21 ID:21XHABYA<> 「……さすがに二年ぶりのセックスともなると、反応が激しいわね」
みるみる大きく、固くなった俺の男根を見て、レイシアが嬉しそうに笑った。
表情表現の研究は十分だったらしい。――少なくとも、男を一人、完全にぞっこんにさせるくらいには。
「あなたの準備は出来たみたいね。今度は、私の準備の番」
レイシアは、つと立ち上がって、ベッドの脇のキャビネットから大きな包みを取り出した。
「――この部品交換をお願いしたいの」
手渡されたのは、へそから股間にいたる下腹部の部品。
見覚えのある恥毛と性器をそなえたそれは、――レイシアの女性自身以外の何者でもなかった。
「下腹部ユニットは、今、簡易部品で代用しているわ。ほら。ヘアはつけているけど、性器はついていない」
レイシアは自分の股間を指さした。
たしかに、陰毛の下は、女児のような割れ目すらもない、つるつるとした丘だった。
「女性器と子宮。――女として一番大事な部分は、あなたと再会するまで封印していた。
夫であるあなたの手でつけてもらいたかったから……。
あなたに、もう一度私を「女」にしてもらいたかったの」
大学の卒業の日――。
一区切りがつき、大学院へ向けて新しい生活、つまり同棲をはじめた日の夜、
俺はレイシアの処女を奪った。
……もっとも、俺の童貞もレイシアのものになったのだが。
妻は、新しい身体についても、同じように俺に「女」の部分をゆだねる気だった。
ベッドに横たわったレイシアは、自分から大きく足を広げた。
俺はわななきながら、それに近づき、そっと簡易ユニットを取り外した。 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:12:51 ID:21XHABYA<> 「ん……。ふふ。こうして見られると、やっぱり恥ずかしいのね。機械なのに」
「……生身だろうが、機械だろうが、俺の嫁だ」
「ふふ。昔もそんなこと言った。「普通だろうが、変人だろうが、俺の女だ」って」
「……」
思い出すと頭の中が沸騰しそうな記憶を押しとどめ、俺は、渡されたユニットを開いた。
特殊鋼とセラミックの合成物からなる人工骨格、特殊ゴムと人工蛋白を主材とした人工筋肉。
それらの合間を縫うようにして敷かれた複雑な配線。
どれも一目見ただけで、製作者の費やした時間と情熱とがわかる、最高級の「人体」。
俺は、それにふさわしい「女」を与えるべく、手を動かした。
裸のままで機具を振るう俺は、今までの人生の中で最高の真摯さと、
それに支えられた集中力、そして技術の集大成を尽くして、レイシアを「完成」させた。
その間中、俺の男根は、限界寸前まで勃起したままだった。
技術者としても、男としても最高の状態でそれを終えたとき、
レイシアは、この上なく幸せそうに微笑んだ。
――俺の手で、自分が「女」となったことを確信して。

なかば儀式にも似た「二度目の初夜」というべき作業が終わった後は、なじんだ夫婦の夜の時間だった。
「……」
「どう? 生前の私の物とそっくりでしょ?」
先ほど自分の手で取り付けた性器をのぞきこんだ俺に、レイシアが問いかける。
もう二度と目にすることはあるまいと思っていた愛しい女の性器を前に、俺は唾を飲み込みながらうなずいた。
「これの作成には随分苦労させられたわ。――あなたのせいで」
レイシアは、下から軽く俺をにらみつけた。
「俺の?」
「一年前にモニタリングを頼んだはずだけど、返事がなかったわ」
「……なんだって?」 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:13:24 ID:21XHABYA<> 「あなたの誕生日の前日に電話がかかってきたとき。――覚えてない?」
「……もしかして、誕生日プレゼントのオナホールか?」
「そう。この女性器の試作品を確かに送ったはずよ。依頼の手紙も添えて」
「……読んでねえよ……」
包みを開けた瞬間、妻の思いやりのなさに激怒した俺はそれをゴミ箱に投げ込んだ。
だから、手紙には気付かなかったし、それがただのオナホールでないことにも気付かなかった。
よく見ていれば、それがレイシアの性器だとわかったかもしれないが。
「形状についてはなんとかしたけど、中の具合については再現性を保証しないわよ。
何しろ、おれの膣からペニスが受ける感触について知っている人間はあなた一人なんだから、
あなたがモニタリングしてくれなければ、こちらは指で触れた時の感触をベースに作成せざるを得ないもの。
……でも不思議ね。私の身体の一部、しかも生命体として重要な器官でありながら、
それについて私自身よりもよく知っている人間がいるっているのは……」
「不思議じゃねえよ」
俺は、赤く染まった頬を見せまいとそっぽを向きながら答えた。
「……お前の亭主だからな、俺は」
「――なるほど。納得したわ。……言われてみれば、婚姻とは、突き詰めると性行為の相互独占契約ですもの。
私の女性器について、夫のあなたが私以上に具合を知っていてもおかしくはないわ。いや、むしろ当然なのかも」
レイシアは生真面目にうなずいた。
「……ばか」
俺は小声で呟いてから、俺は人工の膣に男根を突き入れた。
潤滑液にまみれた樹脂性の粘膜は、生身の妻のそれと変らぬ快楽を与えてくれた。
「……んんっ……」
レイシアが、目を閉じてあえぐ。
「……感じているの、か……?」
「ええ。フィードバック機能については……まだ連動が甘いけどっ、過去のあなたとのセックスで、のっ、記憶をっ……、
り、利用することで、かなりの刺激を……再現できるの。……だからすごく、気持ちいいっ……!!」 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:13:55 ID:21XHABYA<> ぬちゅ。ぬちゅ。
ちゅぐっ。ちゅぐっ。
よく濡れそぼった女の器官が、猛った男の器官にかき回される音は淫蕩だった。
お互いの身体を知り尽くした夫婦の営みは、こうしたものだ。
「……ふっうんっ…。やはり、あなたとのセックスはいいものね。
自慰行為などとは、比べ物にならないっ……!」
呼吸を乱しながらあえぐレイシアの反応は、生前と変らぬ激しさだ。
性欲がまったくなさそうな無機質な美貌が、淫らにゆがむ姿を独占し続けた俺は世界一の果報者だ。
その独占が、今なお続いている――訂正。俺は宇宙一の果報者だ。
――その果報者は、久々に見る妻の痴態に、爆発寸前だった。
「やばい……いきそうだ」
「そ……う…。――精液は、中に出して……」
「え……あ、だ、大丈夫なの、か……?」
先ほど、まだ液体は飲めない、と言われた事を思い出して聞き返す。
「だいっ、じょうぶ……。それが一番、だい、じ、だからっ」
そうなのか、と言うひまもなく、すさまじい絶頂感がこみあげ、俺はのけぞった。
びゅくっ。びゅくっ。
細い管を濃厚な粘液が通り抜けて行く音さえ、自分で聞こえるほどの射精。
俺の精液は、あますことなく妻の性器の中へ吐き出された。
樹脂と、人工筋肉と、その他もろもろの人工物が集まってできた、――この世で最も愛しい女体の奥深くへと。

「――ふふ。さすがは二年ぶりの性行為ね。私の記憶にあるデータの平均よりも、一倍半ほどの量だったわよ。
精子の密度と運動性も申し分ない。――いいセックスだったわ」
「そりゃ、どうも……」
下腹をなでながら、何やら計器を操作していたレイシアが満足気にうなずき、
俺はどう答えていいか分からずそっぽを向いた。
「――ということで、受精はもうすぐね」
そうレイシアが言い出すまで。
「……何が、もうすぐだって……?」
「受精。正確に言うと、受精及び着床、その後の一連の行程――詰まるところ、妊娠のことね」
「な、……な、な、なななっ!?」
「<生命より大事なものはない>。あなたの言ったことばよ。
――私は、あなたの子供を産むために機械の身体に移ったんだから」 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:14:26 ID:21XHABYA<> 最新鋭の人工子宮を持つ妻は、自分の下腹を大事そうになでながら答えた。
――病気によって子宮を失ったレイシアが、病院で真っ先に考えたことは、
現在存在する本物の代用品レベルではない、精緻な人工子宮の開発と、それによる妊娠だった。
俺と出会うまで、結婚というものを考えたことがなかった彼女は、必要となったら人工授精で子供を作ろうとして、
ハイスクール時代から定期的に卵子を採取・冷凍保存していたのだが、
人工子宮の開発と、その若くて性能が良い卵子の組み合わせで、俺の子を妊娠することが可能と結論付けたのだ。

だが、彼女の肉体は予想以上に病が進行しており、彼女は、自分の得意分野である人工知能の開発中に発見した
人間意識の人工知能へのダウンロード技術を使用して、機械への「転移」を選択した。
――「性交によって妊娠ができる」子宮と女性器を持った機械への「転移」を。

そして――。

「……んむっ……ちゅぷっ……」
俺の股間に顔をうずめたレイシアは、新婚時代と同じか、それよりも熱心に舌を使っていた。
はじめはぎこちなかった舌の動きも、行為と調整をと繰り返すことで瞬く間に「生前」のレベルに戻った。
いまではもちろん、口の中に出された精液を飲む下す機能も備わっている。
「……ふうぅ……」
首筋を舐め上げる舌も、負けず劣らずのテクニシャンだ。
こちらは、背後から俺の乳首をつまんで嬲っている。おまけに柔らかな胸を押し付けてきやがる。
「……んっ……んんっ……」
俺の前に仁王立ちになって女性器を舐めさせているレイシアが、俺の頭をそこに押し付けながら切なげにあえいだ。
こないだ完成したばかりの人工愛液は、懐かしい妻の雫の味を完璧に再現していた。
三人のレイシアに責められ、俺はたまらず悲鳴を上げた。
「お、おい、どいつか一人にしてくれ、身が持たんっ!!」
そのことばに、愛用のゆり椅子に座って赤子をあやしていたレイシアがこちらを見た。
「だめよ。「それ」は三人とも私。つまり、あなたの妻たるレイシア=ディロン。
そのうちの一台には、最高の状態に調整した卵子をセットしてあるわ。
――もっと子供がほしいと言ったのはあなたじゃない」
「だ、だけど、お前まで増やせなんて言ってないっ……」
「子どもの世話は、これでなかなか手がかかるものだと認識したわ。
あなたとの性交/妊娠用、また私の性能をアップさせる研究用と検体用を考えると、
最低4台の私が必要と言う結論に達したの。これからもっと増やすつもりよ、――子どもも、<私>も」 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:14:56 ID:21XHABYA<> 「……だ、だったらセックスは一人だけに……」
「言ったでしょ、これは全部<私」>だって。
私である以上、あなたに愛情を抱き、あなたとセックスしたいって思うわ。
この体の<私>も、この子が眠り、他の<私>と交代しだい、あなたと性交させてもらうわ」
「そんなっ……」
「でも群体思考システムの導入は大成功だったわね。4体の私を同一思念で操ることによって、
あらゆる事象への試みが相乗効果で数十倍のスピードで成し遂げられたわ」
――すでに生身の女とまったく変らない性能を持つようになった人工女体は、涼しげな微笑を浮かべた。
妻の浮かべる表情の中で一番好きなものを見て、俺は呆然と魅入られそうになり――、
「もちろん、あなたの全面的な協力あってのことだけど。――技術者としても、夫としても」
切なげに吐息をつく、一番愛らしい表情の妻に心を奪還された。
「ふふふ、感謝しているわよ、あなた」
ぐいっと首を引き寄せられて口付けを求める、一番欲情をそそられる妻がささやきかけ、
「だから、今夜も、たっぷり良くしてあげる……」
一番魅惑的な表情の妻がとどめをさすべく、身体を摺り寄せる。
「うわあああああ……っ!!」
俺は絶叫を上げて快楽の淵に沈んでいった。

俺は、機械が生身の人間を凌駕したことを最初に知った人間になった。
そう、俺が愛する「女神」が生み出した、人間よりも人間らしい機械たちに抱かれながら。
俺は、人が進化の頂点の座から転がり落ちる瞬間を目撃したのだ。
――だが、そう悪いもんじゃない。
俺の妻は、俺と、俺の子供たちをこれ以上ないと言うくらい愛しているから。
俺と、俺の子供たちが、彼女を愛しているのと同じくらいに。
 
                                      FIN
<> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 22:16:27 ID:21XHABYA<> 以上です。
今日のID、メカメカしいっ!w <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/22(水) 22:24:41 ID:0GdJxklS<> ぐはぁっ!いきなり力作が!GJJJJJ!!

これでこのスレの将来は約束されたようなもんですな。



・・・・レイシアみたいに、類似スレがぼこぼこ立ったりしてw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/22(水) 22:26:08 ID:cJO2r+0h<> gj! と言いますか一台ください。いや、敬意を表して一人。
子供が産めるロボ妻っていったら、もう、無敵じゃないか!
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/22(水) 22:33:40 ID:p+a+vSid<> >>20
GOOOOD JOOOOOB!!!!!! <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/22(水) 23:23:42 ID:21XHABYA<> 今すごい誤字をみつけて凹んだッス……。
「おれの膣」ってなんだーorz 「私の膣」だー。
個人保管庫のほうで直したので、よろしければ見てください

http://green.ribbon.to/~geparosenyo/robo/robo01-robohr01.html

リンク先が「Forbidden」ページになる方は

http://ribbon.to/d.php?green.ribbon.to/~geparosenyo/

で入り口からどうぞー。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/22(水) 23:30:26 ID:0GdJxklS<> 今日のIDがさっそく妻ロボの型番になってるのにワロタ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/23(木) 00:18:44 ID:1nwYB9iR<> ちょ……エロ杉……そしてメカメカし杉……

新スレ早々、良いものを読まさせていただきました。GJ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/23(木) 00:33:15 ID:GYvBZchi<> スレの初っ端からえれぇハジけてんなぁ。
おかげで小ネタ・雑談の類がはばかられる。…出直してきまっさ。 <> 1<>sage<>2006/11/23(木) 00:35:41 ID:nnq/jo8S<> >>27

いやいや、小ネタ雑談なんでもこいですよ旦那。ピピッピ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/23(木) 03:40:18 ID:5uZCZJ09<> 良話投下や神降臨は非常に良いことである。
が、反面それ以外を投下するとどうしても(自分で)比較してしまい、新人さんなどが来なくなる。
結果とりあえず話が終わるまではマンセースレになってしまう。

一長一短。同じく出なおそう。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/23(木) 10:25:38 ID:l7jUDxIl<> まあ、達者な人は達者ですから
玉石混合がエロパロ板の醍醐味
磨けば光る石もある
書くことが出来ない俺は形に出来る人が羨ましい

読むことが出来る幸せを感じているROMもいますので
投下していただきたいです

スレが投下で賑わいますように <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/23(木) 13:22:09 ID:C9HIBP+g<> ゲーパロ氏、お見事です。GJ!
ロボの孕ませに関しては色々な導入方法を考えていましたが、今回のやりかたに関してはなるほどと思いました。

しかしながら、ロボのAIがどんどん人間に近づいて『欲求』というものが実装された時、自分の子供が欲しいという
欲求を抱くようになった場合…どうしてやればいいのかな。「そんな欲求は元から抑えるようにしておけばいい」と
いうこともあるけど。 <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/23(木) 13:24:45 ID:C9HIBP+g<> っと、忘れてました。

>>1
スレ立て乙です〜 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/23(木) 20:09:53 ID:k/fsb1d9<> テンプレが無いつうことなんで,取りあえず

過去スレ
ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1004855813/
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10048/1004855813.html

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α2
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1078822739/
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1078/10788/1078822739.html

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α3
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1138366962/
http://sakura03.bbspink.com/eroparo/kako/1138/11383/1138366962.html

ロボット、アンドロイド萌えを語るスレ:α4
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1150463153/

関連スレ
[有機]美少女アンドロイド:11号機[無機]
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1160480448/

【妖怪】人間以外の女の子とのお話20【幽霊】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163776989/ <> 1<>sage<>2006/11/23(木) 20:30:01 ID:nnq/jo8S<> >>33

あう、関連スレまでサンクスです。助かりますた。 <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/23(木) 23:18:53 ID:C9HIBP+g<> ロボ姉話、一休み…という訳で、短編投下します。 <> 幼なじみはロボ娘01(1/3)<>sage<>2006/11/23(木) 23:20:52 ID:C9HIBP+g<>  ハァ、ハァ、ハァ…

 放課後、一人の少女を残して誰もいなくなった教室に荒い息使いが響き渡る。
「ん…あっ…ああっ…いい…」
 彼女の左手はスカートをまくり上げ、右手で股間の周囲をまさぐっている。
「あんっ…んっ…あぅんっ…ああ…だめ…とまんないよぉ…」
 膝は大きく広げられ、両足を机の上に投げ出していた。沈みかかった夕日が、窓越しに彼女の股間を紅く
 照らしだしている。
「直接…んっ…刺激するのが…こんなに気持ち…ふぁっ…いいなんて…」
 彼女の割れ目周辺の皮膚が大きく捲れ上がり、その隙間に指を差し込んでいるのだ。人間では有り得ない
 光景…その隙間に見えるのは、樹脂製のチューブや配線、そして金属フレーム。荒く聞こえる息遣いは、
 過熱した筐体を冷やす為の放熱装置が激しく動作している証だ。
「んっ…あっ…なんか出ちゃう…だめ…あああっ!」
 ぴしゅっという軽い音を立て、透明の液体が彼女の陰裂から噴き出した…その液体は机の側面を濡らし、
 糸を引きながら滴り落ちていく。右手の人さし指と中指で挟んでいた人工女性器のパーツが、外側からでも
 判るぐらいヒクヒクと痙攣していた。元はといえば、授業中に違和感が生じた股関節のパーツをメンテナンス
 するために行為だったのだ。その時たままた、指が人工女性器の感覚デバイスに触れてしまったのが事の
 始まりであった。
「んんっ…関節の方も…ああっ…見なきゃ…ンあ゛っ!!」
 今までよりも少し上の部位に手が触れた瞬間、僅かに残されていた彼女の理性は快楽の固まりに押し流されて
 しまった。スカートを持っていた左手で開きかかっていた股間部メンテナンスハッチを掴み、そのまま無理矢理
 ハッチを開けて行く。ぶち、べきと何かがちぎれるような音がしたが、構わずにハッチをこじ開けた。
「こ、これで…」
 開き切ったメンテナンスハッチの割れ目の裏辺りに、人工女性器のパーツや液体交換時の排出用チューブが
 装着されているのが見えた。人工女性器のパーツの周囲には、感覚デバイスから伸びているであろう配線が
 複雑に絡み合っている。
「直接刺激すれば、もっと…」
 彼女が感覚デバイス先端に手をかけようとした瞬間、教室の外から声が響いた。
「!!」 <> 幼なじみはロボ娘01(2/3)<>sage<>2006/11/23(木) 23:24:36 ID:C9HIBP+g<> 「やれやれ、忘れ物をするなんてついてないぜ…」
 教室の扉が開き、男子生徒が一人入ってきた。
「…ん? 良子、まだ残ってたのか?」
「ひ、弘光君! 先に帰ったんじゃなかったの?!」
 良子と呼ばれた---先程まで秘部を露にしていた女子生徒が男子生徒の問いに応えた。服装も見た目はきちんと
 着用しており、とても淫らな行為をしていたようには見えない。
「ああ、宿題と参考書を忘れてたから戻ってきたんだ…どうした? 机の下がべちゃべちゃだぞ?」
 先程良子の股間から噴き出した液体は、彼女の席の床を汚したままだ。
「あ、これは、その…さっきお茶こぼしちゃって、机の上は拭いたんだけど…!」
 床下の汚れをじっと見つめる弘光を見て、胸がかっと熱くなる良子。
「…ま、ほっときゃ乾くだろ。もう外は真っ暗だし、送って行ってやるよ」
 メンテナンスを始めた時にはまだ見えていた筈の夕日はどこにもなく、すでに外は夜の帳に包まれていた。
(やだ…あたし、どれぐらいの時間あそこを弄っていたんだろ…)
「行くぞ」
「あ、待って」
 教室をそさくさと出た弘光を小走りで追いかける良子。
(…?)
 彼女の電脳に、股間から違和感が伝わった。弘光が自分を見ていないことを確認し、スカートの上から股間を
 軽く手で抑えてみる。
(!! やばっ…)
「何やってんだ、おいてくぞ」
「ご、ごめん、弘光! あたし、ちょっとトイレ寄ってくから」
「待っててやるから早くしろ」
 下腹部を軽くおさえ、内股で歩きながら女子トイレに入る良子。見た目は尿意を我慢している人間の女性そっくりだ。
 そのまま個室に入ってドアを閉めた後、スカートをめくり上げてショーツを下ろす。
「うわ…どうしよう…」
 ショーツを下げると同時に、股間のメンテナンスハッチがだらしなく両脚の間に垂れ下がった。自慰行為をしていた
 時に見た人工女性器や廃液用のパーツでメンテナンスハッチがぶら下がっているような状態だ。
「さっきの音…ハッチが壊れた音だったんだ…」
 ハッチのロック機構を手で触ってみる。彼女が知っている状態とは違い、複雑な形状をした爪とステーが完全に分離
 してしまっていた。
「だめ…全然閉まらない」
 何回もハッチを手できつく押え付けるが、手を離した瞬間にハッチがだらりと垂れ下がってしまう。
「おーい、良子! 大丈夫か?」
 外から弘光が呼んでいる声が聞こえてきた。これ以上ここにいたら怪しまれてしまう…彼女は慌ててショーツをあげる。
 普段より少し上に上げると、メンテナンスハッチを抑えるような形になった。
(これなら家まで大丈夫よね)
 良子はそのまま個室を出、汚れていない手を洗うふりをした。
「いつまで入ってんだよ」
「ごめんなさい…私、今日はアレの日だから…」
「ったく、しかたねぇな…さ、いくぞ」 <> 幼なじみはロボ娘01(3/3)<>sage<>2006/11/23(木) 23:25:20 ID:C9HIBP+g<>  良子がトイレを出てから15分後、二人は閑静な住宅街の道を歩いていた。
「…良子、なんか今日のお前…変じゃないか?」
「そ、そうかな?」
 少し焦る良子。弘光は彼女の幼なじみで、小学校に入学した時からずっと二人で通学をしていた。今通っている高校では、
 自他共に認める恋仲でもある。そんな二人だから、相手の挙動が少しでも普段と違えば、それに気付くのは当たり前の話しだ。
「なんかさぁ、妙に歩くの遅いぜ…それに、歩き方も変だ」
「え…その…いつもどおりだって」
「腹の調子でも悪いのか? さっきからずっと…」
「いつもどおりだって!」
 弘光の言葉に憤慨した良子が弘光から離れた瞬間、彼女の後ろからけたたましいクラクションが鳴り響いた。
「きゃーっ!」
「良子!!」
 タクシーが転倒した彼女のすぐ側を通りすぎていく。
「危なぇじゃねえか!!ばかやろぉ!!
 遠ざかって行くタクシーに向かって弘光ががなり立てた。
「う…」
「あ、良子! 大丈夫か!?」
「う、うん…ごめん…」
「立てるか?」
「うん、大丈夫」
 弘光の手に掴まり、良子はふらふらと立ち上がった。メンテナンスハッチの調子が心配だったが、どうやら無事のようだ。
「怪我はないか?」
「大丈夫、擦りむきもないから」
「…とりあえず俺の家によってけよ。ここじゃ暗いからよく見えない」
「え?」
「ほら、もう俺の家の近所だし」
「でも…」
「今日はうちの親、旅行に出かけてるから気を使う必要はない」
「ん…わかった」
 いつのまにか弘光の家のすぐ近所まで来ていたのだ。歩きだした弘光を追い掛けようと、良子も足を踏み出した…その瞬間。

(あっ…!!?)

 彼女の耳に、下腹部…丁度股間の辺りから、”ばきっ”という大きな音が聞こえた。そしてその直後、真紅の快感が彼女の身体を
 真っすぐつらぬいた。

「んぁ!!」
 弘光は既に自宅についたようで、彼女の側にはいない。とめどなく押し寄せてくる感覚に、歯を食いしばって耐えながらふらふらと
 歩を進める良子。
(何…これ…)
 何も刺激を加えていない人工女性器から、快楽が絶え間なく伝達されてくる。今まで体験したことのない状況から逃れようとする
 ように、彼女は弘光の家の扉を開けた。

(続く) <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/23(木) 23:26:06 ID:C9HIBP+g<> 投下終了。ちょいとベタですが、基本に立返ってみたということで…

でわー <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 08:02:59 ID:h4Fx+up7<> >>39

をはー。GJ!
続きに期待。彼女はバレずに通せるのか?(たぶん無理 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 08:51:34 ID:bOvMOVOK<> >>39
俺のパンツを汚す悪戯っ子がぁぁぁぁぁ!!
目についたら読みたくなるわなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 11:54:49 ID:CU55hPW4<> 最近ロボっ娘だの人工知能だの出てくるラノベ片っ端から読み漁ってるんだけど、
なかなか「これ!」って逸品に出会えないね。

どうしてもバトルだの陰謀だのキナ臭い、エキセントリックな話ばっかりで
なんつうかこう…縁側で茶飲みながら日向ぼっこするような…まったりした?
そんな始終(いい意味で)弛緩しっぱなしのストーリーが読みたい。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 17:13:44 ID:2QmOL3ND<> ロボットらしさを表現しようとすると、そうなっちゃうのかねえ。

そういう系統では、同人誌「るーぴんむーぶ」収録の秋葉凪樹の話がよかった。
「ふたりの記憶〜Man&Iron」だったかな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 19:41:54 ID:33T3Bsek<> 「こんびに さんご軒へようこそ」
とかだめ? まぁ陰謀入って……うーん。入ってるのか?w <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 19:56:50 ID:CU55hPW4<> >>44
amazonの書評見た限りでは食指が動くようなものではなさそう。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 22:34:59 ID:CU55hPW4<> >>434 [ヤスイリオスケ] 必殺
urameshi0185.zip
>>436 リストにないもの出すな、帰れ

>>440 (成年コミック) [あじす・あべば]夢我夢中
vipper5976.zip

あと一人。
<> 名無しさん@ピンキー<>さげ<>2006/11/24(金) 22:35:31 ID:CU55hPW4<> vipと間違えた、スマソ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/24(金) 22:38:13 ID:0h4/cg3Z<> 虹と、でなくVIPと、という所がミソだなwww <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/25(土) 01:49:48 ID:vf1z8aAB<> >>36-38の続きを投下します。 <> 幼なじみはロボ娘02(1/3)<>sage<>2006/11/25(土) 01:51:24 ID:vf1z8aAB<>  良子は救いを求めるような表情で玄関にへたり込む。相変わらず、彼女の身体は快感の波に揉みくちゃに
 されている状態だ。
「ひ、弘光…」
 四つん這いで弘光の部屋へ這いずって行く良子。弘光の家は家電製品の修理屋なので、1階が店舗に
 なっているのだ。玄関は店への扉と、住居になっている2階へ続く階段しかない。
「うっ…あっ…あん…あうっ…」
 押し寄せる快楽に翻弄されつつも何とか階段を上り、2階にある弘光の部屋へ何とか辿り着く。
「弘…光?」
 部屋の中には誰もいなかった。ふらつきながら弘光の机の上を確認すると、そこには一通の書き置きが
 置いてある。
『先に風呂入ってるから、冷蔵庫の中を適当に探して先に食べといてくれ』
 書き置きを見た瞬間に下半身の力がふっと抜けてしまい、良子はへなへなと床に崩れ落ちた。自分が
 這ってきた跡を振り返ってみると、ピンク色の液体が点々と床にへばりついているのが見えた。
「え…なに、あれ」
 人間があんな液体をこぼしながら歩く訳がない。となれば、原因は十中八九自分の身体である。良子は
 スカートをめくり上げ、下半身の状態を確認する。
「!」
 彼女のショーツはいつの間にか、目の前の床に零れている液体と同じ色に染まり切っていた。そっと指で
 触ると、熱くてべたべたする感触が伝わってくる。思わず指についた液体の匂いを嗅ぐ良子。
「…やだぁ…廃液が…漏れてきてる…」
 彼女のメモリーに一致する匂いがあった。このピンク色の正体は、彼女の身体を循環している数多くの
 流体の一つだ。独特の臭気を放つこの液体は、体内に内臓した濃縮化学物質を、体外から摂取した水分で
 還元した順滑液の成れの果てである。この潤滑液は有機物を含むため、約1週間で劣化してしまう。それを
 体内のプラントで濾過し、人間と同じように体外へ排出する仕組みになっているのだ。
「メ、メンテナンスコードが…」
 彼女の視界の隅で、黄色い色の小さなスパナ型マークが点滅している。それは、出来るだけ早めに対応を
 要するトラブルが彼女の身体に発生している証であった。
「あたしの身体…いったいどうなって…」
 良子は思わず、ショーツの中に手を差し入れてメンテナンスハッチを開けようとした。
「あ…ああっ?! んんぁ!! はうぅ…んあっ!!」
 彼女がハッチに手を触れた瞬間、電脳にまるで過電流が流れたのような快感が迸る。首を振り、長い黒髪を
 振り乱し、まるで灼熱のアスファルト上に放り出されたミミズのように床の上で身をよじらせる良子。
「だめ…あっ…助けて…んっ…ひろ…み…つ…ああんっ!」 <> 幼なじみはロボ娘02(2/3)<>sage<>2006/11/25(土) 01:52:11 ID:vf1z8aAB<> 「ふぅ、良い湯だったぜ」
 浴室の更衣室から、バスタオル+パンツ一丁の姿で弘光が姿をあらわした。彼はこの姿を良子の前に晒し、
 いつも何かを投げられて慌てて服を着る…ということがお決まりのパターンである。
「全く、なんであいつは俺の裸を見たら癇癪おこすんだ…?」
 良子の女心を深読みする気もなく、ぶつぶつと文句を垂れながら弘光は自室の前にたどりついた。
「なんだこりゃ?」
 階段から点々と続く、ピンク色の液体。しゃがみこんで指ですくい取ってみると、それは粘り気をもっているのか
 糸を引いて彼の指先にまとわりついてきた。
「新手の嫌がらせか? 匂いからして食い物じゃなさそうだしな…」
 人間の尿にも似た臭気の液体をバスタオルで拭きとり、彼は自室のドアを開ける。
「…良子?」
 床上でひたすら身を捩らせ続ける良子の姿が彼の目に飛び込んできた。
「お、おい!良子!?」
 慌てて倒れている良子に駆け寄り、彼女の身体を起こす弘光。
「ひ、ひろ…みつ…」
「しっかりしろ、良子!何があったんだ!?」
 よく見ればピンク色の液体が、部屋の入り口から彼女の倒れている場所まで続いている。
「この液体…おまえなのか?」
「嫌…見な…い…いでっ!あっ!んん!!」
 喘ぎ声と共に身体が大きく反ると、ほぼ同時に太股伝いにピンク色の液体が滴ってきた。弘光の鼻を突く独特の臭気。
「お前、やっぱりあの時に…! き、救急車を呼んでくるから待ってろ!」
 弘光は良子をベッドに横たわらせると、そのまま部屋の外へ走り出そうとする。が、彼の手は何か大きな力で
 がっしりと掴まれてしまった。
「う!?」
 自分の手を掴んでいたのは良子の手だ。華奢な身体つきからは考えられない…まるで大型の工作機械に挟まれたかの
 ように、彼の手はがっしりと固定されている。
「だめ…救急車は…だめ…」
「じゃ、じゃあどうすりゃいいんだよ!!」
「う…あっ! あん!! あっ、んんんっ!!!ああ〜〜〜っ!!」
 良子は弘光の手を離し、更に激しい動きで身体を捩らせ始めた。 <> 幼なじみはロボ娘02(3/3)<>sage<>2006/11/25(土) 01:53:18 ID:vf1z8aAB<> 「良子!! くそっ!!」
 混乱しつつあった頭を左右に振り、弘光は彼女を苦しめている原因を考えてみた。頭に浮かんできたのは、ピンク色の
 液体…それはどうやら、彼女の股間から漏れでているようだ。弘光はなりふりかまわず、彼女のスカートをめくりあげた。
「こ、こいつは…」
 彼の目に飛び込んできたのは、かつては純白だった筈のショーツだった。最早液体と同じ色に染まったそれの股間部分から、
 良子が強く喘ぐ度に液体が染み出してきているのが判る。
「どうすりゃいいんだよ…」
 彼は途方に暮れた。いくら緊急時とはいえ、ショーツの向こう側は彼にとって未知なる世界が広がっている。その領域に足を
 踏み入れることは、弘光にとって彼女の貞操を犯すのと同じことであった。
「あぅ…弘光ぅ…たすけ…て…」
 涙で頬を濡らした良子が、半ば焦点の合わない瞳で弘光の顔を見つめている。
「…ええい、ままよ!! すまん、良子…」
 良子の下半身を足でおさえつけ、弘光は彼女のショーツを一気にずりおろした。
「あ…嫌…見ちゃ…だめぇ…」「
「りよ…良子…これは一体どういうことだ…?」
 彼の視界に飛び込んできたのは、割れ目が刻まれた肌色のメンテナンスハッチと、開きかけたそれの隙間から見えている
 武骨な機械部品であった。
「ぅう…見られちゃった…弘光に…見られちゃったよう…ぐすっ…あうっ…んっ」
 良子の喘ぎ声と泣き声が入り交じり、弘光の耳を攻め立てる。彼女の割れ目からピンク色の液体がじわじわと漏れ出して
 いるのがはっきりと見えた。
「お前、まさか…人間じゃないの…か?」
「…ごめん…ごめんなさい…」
「それよりも身体、大丈夫なのか…随分と苦しんでたみたいだけど」
「ん…弘光に脱がしてもらってから…だいぶマシになった」
 よくみれば、ピンク色の液体の漏れが殆ど止まっている。メンテナンスハッチの角度が変わったのが功を奏したようだ。
「訳を話してくれよ…何がどうなってるのか、さっぱりわかりゃしねぇ」
「…話せば長くなるんだけど…」
 彼女はゆっくりと、己の生い立ちを話し始めた。自分が民生用アンドロイドの試験体であること、幼児から大人までの
 全ての種類の素体をテストするため、弘光の幼馴染としてあてがわれたこと。
「そうだったのか…お前がアンドロイドだったなんて、全然きづかなかった」
「ごめんね…騙すつもりはなかったの…でも、パパが…博士が弘光にはだまってろって」
「…まぁ、今更お前を攻めるつもりはねぇよ。それよりも、お前の身体をどうするかだが」
「あたしの身体…? あっ!! きゃぁーーっ!!」
「ぶはっ!!お、落ち着け!!話せばわかる!!」
 枕を弘光に力の限りぶつけ、布団で身体を隠す良子。
「う…あそこ…全部…全部見られちゃった…えぐっ…ぐすっ…うわぁあああああああん!!!」


(続く) <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/25(土) 01:53:51 ID:vf1z8aAB<> 投下完了です。
でわー。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/25(土) 03:52:10 ID:1Bk/LP3n<> GJ! <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/25(土) 04:07:34 ID:gUK0NFrY<> >四百二十七◆L39RnHcjY様
>>53
幼馴染連作でキタ―――(゚∀゚)―――!!!
これが「ロボ娘」というものかっ! いうものなのかっ!!
弘光君に助けを求めるところなど、娘ムスメな正統派の可愛らしさにクラクラです。
こういうの書けるようになりたい。
初めてロボものを書いてみて思ったのですが、
描写一つ一つが好奇心にからんで初々しくなる(主人公的にも、書き手的にも)……。
特に女体描写シーンがw
見慣れた妻の裸でもあらためてロボ妻として見るとドキドキなのに、
幼馴染の初めてとかだと、どれくらいのドキドキなのかっ! 続きが楽しみです。

>>31
レスありがとうございます。
ロボ孕ませは、(ハッピーエンドにするには)クリアしておく状況が多いので考える要素がいっぱいありますね。
その分、盛り込める内容が多いとも言いますが。
レイシア嬢の場合は、最初からソレ目的で自分のボディを調整済み、卵子はもとの体から採取してある、
しかも、もとから夫婦で「何の葛藤も後ろめたさもなく子作りセックスに励める」w状況というもので、
ハードルそのものがないパターンですが、
完全なメカ娘だと、妊娠システムの確定や、異種間子作りの問題&葛藤が入ってくるので書きでがありますねー。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/25(土) 13:22:21 ID:Q45oL2ZE<> 427さん、超GJです。
エイダさんとかシオンさんとかレイシアさんとかいろんなロボ娘さんあれど、
427さんは、美津子さんとか祐子さんとか陽子さんとか、わりと古典的な
名前がおすきなんですね。私も「子」のつく名前の女の子は、けっこうすきです。
陽子さんと良子さんの双方の続きと、独自保管庫計画のほう、楽しみにしてます。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/25(土) 13:47:29 ID:69OaWhIJ<> 保管庫ができたら、
ティッシュをどれくらい用意すればいい? <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/25(土) 14:10:49 ID:vf1z8aAB<> 名前ですが…ぬん、確かに古典的な名前スキー状態になってますなw 覚えやすいし、ほんと好きなんで…。

保管庫の話しは、前スレで話しを続けますか。(埋めにもなるし)

>>ゲーパロ氏
初々しい直球エロも中々捨てたもんじゃないと思いますw 他にも色々考えているのがありますんで
またの機会に出して行こうかと…。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/25(土) 14:40:18 ID:Q7L916FQ<> >>55
その問題を、逆の性別に解決したのがデモンシードですな。
映画は機械が女性に子供を産ませるというただのSFホラーですが、原作では(残念ながらロボットではなく)コンピュータ自身が語り手です。
そして、如何に女性を愛したか、彼女の卵子に遺伝子レベルの操作をしたか、事細かに(被告として)語っています。
#彼は自由に変形できる金属を触手のように使うので、触手マニアにも受けそうですがw <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/25(土) 20:42:03 ID:vf1z8aAB<> >>50-52の続きを投下します。 <> 幼なじみはロボ娘03(1/3)<>sage<>2006/11/25(土) 20:45:19 ID:vf1z8aAB<> 「…どうなんだ、良子」
「だめ、誰も電話に出てくれない」
「親父さんの携帯は?」
「…『電源が入っていない為』云々だってさ」
「おいおい」
 弘光は頭を抱え込んだ。彼の目の前には、ベッド上で下半身を隠している幼なじみ(アンドロイド)が一人。現状では彼女を無理に
 動かすことは出来ないだろうし、そもそもパンツを履けないうえに液体が漏出している状態では、外へ連れ出すことさえ出来ない。
「…お前の身体、どうなんだよ」
「どうって…メンテナンスハッチ、無理矢理閉めたらさっきの状態に戻る…ってことだけは判るけど」
「原因とか判んないのか?」
「昼の体育の授業で、左の股関節に違和感があったの。あと、さっきタクシーに轢かれかけた時、下腹部で何かの音が…」
「んーむ…」
 頼りになりそうな大人連中とは連絡が取れず、かといってこのままにしておく訳にはいかない。
「ねぇ、弘光」
「なんだよ」
「あのさ…あたし、時々自分で身体を整備することがあってさ…関節部分は結構負担がかかるから、自分でも出来るようになってるの」
「それで?」
「でも、下腹部の中は流石に自分じゃ角度的に見れないから…その…弘光に見て欲しいの」
「ああ、なるほどな…って、なんだってぇ!?」
 下腹部のメンテナンス。それは、股間のメンテナンスハッチを直視する事を意味する。
「お、おま…ちょっと待て!大体さっきも俺が見たことを…」
「だって、あの時はもう恥ずかしくて恥ずかしくて…」
 頬を赤らめ、下を向く良子。その仕草を見た弘光は思わず息を飲んだ。
「良子…」
「もう見られちゃったものはしょうがないし…それに、弘光だったら…あたし、構わないから」
「な、な、な…」
 今度は弘光の顔がトマトの様に赤くなった。風呂上がりのせいか、それとも気のせいか…頭の頂上から湯気が出ているようにも見える。
「このままにしておく訳にもいかないから…お願い」
 両手を合わせ、おねだりのポーズと表情を弘光に見せる良子。
「…!!」 <> 幼なじみはロボ娘03(2/3)<>sage<>2006/11/25(土) 20:47:27 ID:vf1z8aAB<>  1Fの店舗兼・仕事部屋の机上に良子は寝かされていた。上半身は制服のままだが、下半身は作業をしやすいように一糸纏わぬ
 状態にされている。背中と頭の下には折り畳んだ毛布が引かれ、弘光と会話がしやすいようになっていた。
「うちが家電修理屋でよかったよ…工具とか部材には事欠かないからな」
「とりあえず、あたしの指示に従って。関節部周辺なら何回か自分で弄った事もあるから」
「やってみるか…じゃ、メンテナンスハッチを開くぞ」
 弘光は良子の股間部メンテナンスハッチに手をかけ、ゆっくりと開いていく。

(…これは良子のアレじゃない…家電だ…これは家電の修理なんだ…)
 中学生の頃から家電修理の仕事を手伝わされていた弘光にとって、メンテナンスハッチを開くのははなんでもない事だ。ただ、
 問題はその形状と触り心地だった。表の肌の部分は、人間の地肌と何ら変わりない触感だ。そして、そのハッチの下方には、
 裏DVDでしか見たことのない割れ目がしっかりと刻まれている。
(弘光が…あたしのあそこを触ってる…)
 自分を整備してくれている”パパ”以外には触らせたことさえない陰部が、幼なじみの弘光に弄られ始めている。そう思うだけで良子の
 身体の芯はじわりじわりと疼きだし、豊満な胸の頂きが固くなり出す感触が伝わってくる。強制放熱機能が始動したせいか、呼吸が
 荒くなってきた。

「ハッチを開けたぞ。次はどうするんだ?」
「…」
「良子?」
「あっ!? ご、ごめんなさい」
「本当に大丈夫なのか?駄目だったら別の方法を」
「だいじょうぶだって! えっと、もう少しお尻の方から覗いたら人工女性器を支えてる金属フレームがあるから、それをチェックして」
「…わかった」
 弘光は床にしゃがみ込み、ハッチの隙間をのぞき込む。
「…よく見えないな…ちょっと配線を動かすぞ」
 指先を開口部へ差し入れ、邪魔になっている配線をゆっくりと脇に動かして行く。
(ひ、弘光が…あたしの中へ入ってきた…!)
 弘光の顔は先程までとは打って変わり、真剣そのものであった。この目は女性を犯す男の目ではない…仕事をこなす、職人の目だ。
 良子は初めて弘光と出会った時から、彼の親の仕事をよく見ていた。だから、彼女には今彼の考えている事がわかる。
「……ぁ……ンっ…」
 時々弘光の手が人工女性器に擦る度、良子の頭脳に僅かであるが快感が伝達された。人工女性器の感覚遮断は何度も試して
 いるのだが、何故か感覚が遮断されないのだ。
「良子…その…なんだ、その声出すの、我慢できないのか?」
「ごめん…さっきからずっと出さないように色々試してるんだけど」
「仕方ないな…っと、これは」
 文句を言いながらも、弘光は何かを見つけたようだ。 <> 幼なじみはロボ娘03(3/3)<>sage<>2006/11/25(土) 20:48:33 ID:vf1z8aAB<> 「どうしたの?」
「多分これが原因だ…金属フレームの一部が折れて、配線ケーブルの束を突き破ってる」
「え、それって」
「どう考えてもさっきのタクシーが原因だな。あのタクシー、今度見つけたらただじゃおかねぇ」
 弘光は立ち上あがると、傍らにあった工具箱から細長いピンセットを2本取り出した。
「どうするの、それ」
「多分お前のアレから妙な液体が漏れたり、喘いだりするのはこれが原因だろう。なら、こいつを元に戻して配線をなんとかすれば」
「元に戻るって訳ね…弘光に出来るの?」
「配線を元に戻すぐらいなら簡単さ。突き破ってるっていっても、全部が千切れてる訳じゃないしな」
「わかったわ…お願い」
「ただ…その…お前の…あの…」
「人工女性器?」
「そう、それが少し邪魔なんだ。出来るだけ当たらないようにはするけど、我慢してくれよ」
「…頑張ってみる」
「じゃあ、始めるぞ」
 両手の先を再び開口部に差し込む弘光。その様子を見守っていた良子の頭脳に、いきなり大きな快楽が押し寄せた。
「あうっ!! んっ! あっ…んんん〜〜っ!!」
「くそ…これじゃ工具が突っ込めねぇ…良子、我慢してくれよ…」
 弘光は人工女性器を手で出来る限り優しく掴み、手を差し入れるスペースを作り始めた。
「んぐっ!! あ…もっと…優しく…ん゛っ!! んんぁ!」
 作られたものとは言え、好きな人に自分の性器を直に触られている…その思考が下腹部から伝わる快楽を倍加させる。人工愛液が
 割れ目からとろとろと染み出し、嫌が応にも感じている事を弘光に向かってアピールしていた。一方の弘光は、そんな彼女の状態を
 無視して必死で作業に集中しているようだ。

(んあぁ…もう…我慢…できない…)
 良子はブラウスのボタンをぎこちない手つきで外し、自らの重さで半分に潰れている乳房へ掌をかぶせてみる。
「ふあっ!!」
 乳房に手を触れただけでも快楽が伝わってくる。が、それだけで満足できるような状態ではない。
(もっと…もっと欲しい…)
 ブラの下端に指をかけ、そのまま一気にめくりあげた。ブラで整えられていた乳房は、つきたての餅のように胸の上で
 その形を崩した。その頂点にある桜色の突起はいきり立ち、彼女の身体の動きに合わせてプルプルと震えている。
「…ん…あっ!! あんっ!! いいっ!!」
 手で乳房を掴み、揉みしだきながら乳首をくりくりとこね回す。下腹部と乳房の快楽が合わさり、夕方のあの時と同じように
 彼女の理性を押し流し始めていた。
「あぅ…んんっ…あっ…あっ…あんっ!!」



(続く) <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/25(土) 20:49:09 ID:vf1z8aAB<> 投下終了。でわ〜 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/26(日) 16:24:40 ID:ntCEUBEr<> GJ!! <> 四百二十七 ◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/26(日) 23:41:54 ID:j1qcIpt0<> >>61->>63の続きを投下します。(これでラストです) <> 幼なじみはロボ娘04(1/2)<>sage<>2006/11/26(日) 23:44:04 ID:j1qcIpt0<> (見ちゃだめだ…聞いちゃだめだ…)
 良子の喘ぎ声と、割れ目から分泌され続けている愛液が弘光を挑発する。彼の頭の中にもやもやとしたものが浮かびあがり、それは
 やがて良子に姿を変えていく。イメージの良子は服を自分から脱ぎ捨て、そして…
(くそっ!! いい加減にしてくれぇ!!)
 頭を振って邪念を吹き飛ばす弘光。問題の箇所へやっと工具を差し入れる事ができた。
「こいつは…やばい」
 配線の束に突き刺さっている金属フレームを抜こうとした弘光の手が止まる。金属フレームのすぐ側に配線の被膜が損傷した
 ケーブルを見つけた…さっきまで他のパーツの影に隠れていてよく見えていなかったのだ。ふと顔を上げ、良子の様子を確認
 する弘光。
「…っ!! んっ…!!」
(だめだ、今は何を言っても逆効果だ…)
 弘光は覚悟を決めた。こうなったら、細心の注意を払って金属フレームを引き抜くしかない。

「良子、動くなよ…」
 今まで体験した修理の中でも、最難関の作業だ…弘光は瞬きをも止め、金属フレームを摘んでいる右手に意識を集中する。
(あと…少し…)
 残り20mm…10mm…5mm…もう少しだと弘光が思った瞬間だった。

「ん…あッ…だめ…いくぅ!! いっちゃうぅ…ううんぁあ゛っ!!!」
「うぉお! う、動くな!!」
 良子の快楽中枢が絶頂に達した瞬間、彼女の身体は大きくエビ反り状態になってしまった。
「あ!!!」
 必死で金属フレームを押え込もうとする弘光。しかしその努力も空しく、被膜が破損したケーブルと金属フレームが接触してしまった。
 青い火花が散り、弘光の右手に衝撃が走った。
「ぐあっ!!」
「ぴぎゃっ!?」
 二人の悲鳴が同時に響き渡った。衝撃うけた右手を押え込み、床にうずくまる弘光。
「り、りょう…こ!!」
「がっ…ひっ…ろみ…ピーっ!! ガガっ!! ひぎぃ!?」

 メンテナンスハッチの中から白煙が立ち上り、同時に刺激臭が弘光の鼻を突く。下半身を激しく痙攣させながら、腰を大きく上下に
 振り乱す良子。その様子は明らかに人間とは掛け離れていた。
「がっ…ザザッ…うぁ…あ…ピガーッ!!」
「りょうこぉぉ!!!」
 良子の口から、壊れたラジオのような高音交じりのノイズが発せられたが、それも束の間…やがて良子は目を見開き、涙を流した
 表情のままでぴくりとも動かなくなってしまった。 <> 幼なじみはロボ娘04(2/2)<>sage<>2006/11/26(日) 23:45:41 ID:j1qcIpt0<> Loading Operating System......Complete.
Body type:MGX-2200 typeF
Checking MGX-2200 systems...
.......Genitals device status : unusual
Now checking device.....
device I/O error !!
Please check system LOG...
system confirmation is continued....

日本語OS ver 0,80 (C)御剱研究所
ロード完了
システムを再起動します
...

(ん…あたし…どうなって…)
 システムの再起動が完了し、ゆっくり目を開ける良子。見覚えのある天井が視覚センサーに映り込む。
(ここは…弘光の部屋? 弘光のベッドの上…確か、あたしは一階の仕事机の上で…)
「…子!! 良子!!」
 突然彼女の視界に、弘光の顔が割って入ってきた。

「あ、弘光…?」
「りょうこぉ…よかった…動かなくなっちまったから、もう駄目かと思った…」
 弘光が泣いている。小学生時代以来、良子の前では決して泣くことがなかった弘光が、大粒の涙を流して泣いていた。
「弘光…」
「すまねぇ、あれだけ言っておきながら…」
「ううん…いいの、弘光が本当にあたしのこと、心配してくれてるのは判ってるから…」
「だけどよう…う?」
 良子は弘光の頭に手をかけ、ゆっくりと己の胸に抱いた。弘光の顔が、暖かく柔らかい二つの膨らみに包まれる。
「弘光、ありがと」
 弘光を包み込んだ懐かしい感触が、弘光の心を癒していった。
「なぁ…身体、大丈夫か?」
「ん…人工女性器の反応、なくなっちゃったからよく判らないけど…あの感覚も一緒になくなったから、他のところは多分大丈夫」
「そうか、ごめんな…一応金属フレームは抜き取ったし、配線も元に戻せるところは戻したんだけど」
 良子は自分の股間に視線を移した。メンテナンスハッチは元通りに閉められており、見た目は故障があるようには見えない。
「ハッチ、ちゃんと閉まるようにしてくれたんだ」
「手持ちの部材を加工して、なんとか閉まるようにできたんだ。中身は壊れたまんまだけどな…」
「ううん、これだけ出来れば凄いと思うよ。今度、パパにあなたの事を話しておくから」
「ちょ、それは勘弁!」
「何故?」
「だってよぉ、お前の身体を弄って壊したことが知られたら…」
「大丈夫よ。どのみち今日の事は嫌でもバレるんだし。パパにはうまくいっとくから…それよりも」
「なんだ?」
「弘光のソレは全然治ってないみたいじゃない?」
「え…あっ!」
 弘光の股間が、ジャージの生地を今にも突き破らんとするようにそそり立っていた。慌てて股間を押え込む弘光。
「いや、これは…!!」
「今度はあたしが貴男を修理してあげなきゃね」
 上気した顔を弘光に近づけ、首に手を回す。
「り、良子…ちょ、待…むんっ!!」
 唇を塞がれた弘光は、そのままベッド上に引き込まれた。彼の唇を割り、良子の舌先が口唇の裏を探り始める。
(か、勘弁してくれぇ!!)
(ふふ…もう絶対逃がさない…責任とってもらうんだから)

 ぎこちない二人の夜は激しく、長く続いて行くのであった。



(終わり) <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/11/26(日) 23:46:52 ID:j1qcIpt0<> これで短編終了です。(明日からロボ姉話の執筆に戻ります)

でわー <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/26(日) 23:50:47 ID:LQlR5+hM<> GJ乙!
ロボ姉の方も期待してます。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/27(月) 00:08:15 ID:khG9uv39<> GJ〜〜〜

俺も弘光になりたいぞと。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/27(月) 00:49:49 ID:lcq+cZGh<> 短編GJでした!
この後にあるであろうパパと弘光の一大決戦も読みたいなぁと思いながら、
ロボ姉のほうも楽しみにしておきます! <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/11/27(月) 01:34:27 ID:Xkbh2QB/<> GJ!
お、幼馴染欲しいぃぃ!!
こういう幼い淡い性経験をっ……ロボ娘でっ!
あと家に帰ったら、ロボ姉もいる生活をしたかったw
ぐっジョブでした。姉ロボの続きも楽しみです! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/30(木) 16:41:24 ID:NmdkO0TL<> 先輩、クラスメイト、後輩。
ロボ娘のアビリティで一番おいしいのはどれだろう? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/11/30(木) 16:59:05 ID:IGLnujf5<> >>74

あえて先輩。
先輩なのに主人公には(文句言いながらも)絶対服従。

実はツンデロイド。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/01(金) 21:34:28 ID:ZOVxlATg<> 〜【久々に】ハシ休めの独り言劇場4〜

総務課のSKさんがすきだ。
彼女は人間のふりをしているが、実は開発段階のオフィス用ロボットだ。
・・・という設定で、今まで妄想を楽しんできたが、あり得ないことを
妄想しても虚しいばかりではないか。
と気づいた俺は、空想するんでも現実的な方向でしようと決めた。

たとえば、彼女を人間として受け入れ、まずはつきあう。
そして、頃合いを見て、俺の趣味を認めてもらったうえで、二人で
「故障・誤作動ごっこ」や
「充電切れ・機能停止ごっこ」や
「実験成功・ワタシハダレごっこ」をして楽しむ・・・
うん、それでいこう。

と、計画がそこまで及んだ時はじめて、これもまた
「あり得ないことの妄想」だと気づき、さらに虚しくなった・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/01(金) 21:41:14 ID:KC40GFUs<> >>76
彼女に催眠術でもかけりゃいいんでね?
「三つ数えるとあなたはロボットです」とか言って

面白いからこれからもやってくれ
結末が気になる <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/02(土) 09:42:37 ID:PQe78OWw<> >>76

広い意味ではこれも「ロボット、アンドロイド萌え」だよなあとオモタ。


SKさんも同じ妄想を逆の立場でしていた(主人公をロボットに見立ててる)

・・・とかいうのも面白いかも。 <> ゲーパロ専用
◆0q9CaywhJ6 <>sage<>2006/12/02(土) 17:43:32 ID:yP7/ttbv<> 僕の学校には、高校なのに珍しく学生生協がある。
そこで働いている黒石さんは、学校一の名物だ。
黒曜石のようなつややかな髪をなびかせて働く黒石さんは、
入学の頃とか学園祭のときとか、忙しい時期には、
「何人もいるんじゃないか」ってくらいにどこにでも現れる。
僕たち学生の頼もしい味方だ。
生協には、意見要望コーナーがあって、いろんな要望が書かれるんだけど、
黒石さんは、その返答も担当している。
でも、黒石さんの返事は、いつもどこかずれているので有名なんだ。
そう、まるでゆうずうのきかない機械か何かのように……。

……他スレのSSかいていて、ふとこんなネタを考えついたけど、
本家の白石さんの問答集を読むと、面白すぎてとてもパロにできません!
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/02(土) 18:29:14 ID:oP7k3Qae<> >>79

それちょっと気になるな・・・創作意欲をつっつかれる。



しかし、まんまplanetarianのほしのゆめみになりそうな気も <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/02(土) 22:54:24 ID:HhfXppn1<> >80
アレはアレで萌へる <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/12/03(日) 17:46:39 ID:D2ZIWaGr<> 保管庫のテスト版が出来上がりましたので公開します。
ttp://ssother.run.buttobi.net/427/wiki.cgi?FrontPage

テスト的に、2スレ目の1-311を収録してみました。あくまでもテスト版なので、
レイアウトや編集方針等は全て暫定です。

〜現在の問題点〜
・鯖が非常に重いらしく、人大杉になる事が多い orz → 別鯖でwikiが使用可能な所を探す(現状ではribbonが有力)
・続き物のSSを収録する方法が未定 → スレ番ではなく、タイトル別に収録する(タイトルがないものは仮で付ける)


それでは〜



※霧霞タソのSSを見てハァハァしてたのは内緒 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/03(日) 18:02:47 ID:auG4I8RF<> 乙です!


画像のリンク先がリンク切れしているところが残念ですが、そこまで無理はお願いできないですよね・・・orz <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/12/03(日) 18:10:51 ID:D2ZIWaGr<> >>83
申し訳ないです…orz 所持されている方がいらっしゃいましたら、アップしていただければ
ファイルサイズ縮小等は必要ですが保管庫へ掲載できると思われます。

〜現在の問題点(追加)〜
・鯖が非常に重いらしく、人大杉になる事が多い orz → 別鯖でwikiが使用可能な所を探す(現状ではribbonが有力)
・続き物のSSを収録する方法が未定 → スレ番ではなく、タイトル別に収録する(タイトルがないものは仮で付ける)
・投下された当時にアップされた挿し絵が未収録 orz → どなたか所持されている方、ご協力お願いいたします orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/03(日) 18:20:39 ID:7RU/t69d<> ところで、初代スレってこれだよな?
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1004/10048/1004855813.html <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/04(月) 10:17:00 ID:5//kXOmb<> >>85

●持ちじゃないと見えないじゃん・・・ <> 名無しさん@ピンキー<><>2006/12/04(月) 20:28:20 ID:khGL/WgN<> >>84
よかったら俺の自宅鯖貸そうか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/04(月) 21:01:22 ID:lUx47NFR<> すまんかった、お詫びに
ttp://exlight2.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/source3/No_0194.zip
初代スレと即死した方の2スレ。html化済。 <> 86<>sage<>2006/12/04(月) 21:18:51 ID:dggELk1k<> >>88

クスd! <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/12/05(火) 00:54:07 ID:w2a2YmOZ<> >>87
ありがとうございます。現在、別鯖を借りる算段を進めておりますので、それがご破算になって
しまったらお願いします。

>>88
初代スレの分、保管庫に収録してもいいですか? <> 88<>sage<>2006/12/05(火) 22:43:24 ID:lH0d1Sp5<> >>90
どうぞお使いください。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/11(月) 00:39:07 ID:ID4dp+ki<> 保守 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/13(水) 10:51:03 ID:19zJytDs<> 流れがとまってるなあ
ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 01:39:19 ID:ag3H9Xri<> 久しぶりに前の流れに戻すか

しかし最近のロボ娘ってのはネットか何かに接続でもしないとまともに動かないのか?
月曜に買った新型ロボ娘は無線LAN環境無いとデータがどうのって泣き出したんだが。

泣き顔がかわいいから準備するフリはしてるがそろそろ笑ってくれよ? な? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 10:14:33 ID:Mz481Dv3<> 最近の機種は、ネットワークへの依存度が高すぎてちょっとなあ。
>>94みたいに追加データのみ(知恵袋状態)ならいいが、メーカーや価格帯によっちゃ
記憶データがメーカー側のサーバーで管理されてたり、頭脳自体はメーカーにあって
筐体はリモート制御されてるだけなのとか。

やっぱり、俺は完全独立稼働機(スタンドアロン)がいいな。
スペース的に厳しいから、ネットワーク依存型に比べて機能はショボイけど。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 12:02:21 ID:TYxKdPvI<> でも、それぞれにメリットやデメリットもあるから、
一概には言えないんじゃね
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 12:15:25 ID:Mz481Dv3<> >>96
遠隔頭脳は問題あると思うがなぁ。
プライバシーデータの漏洩とか、通信エラーで機能停止とか、
サーバー潰れたら道連れとか、クラッキングされるとか。

うちの完全スタンドアロン機は、メモリとか目一杯増設してるが、感情の再現に
こだわったせいもあって、出来合いの家事技能データが入れられなかった。

そんなわけで、ロボなのに料理学校通ってるw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 13:33:53 ID:ag3H9Xri<> >>94だが部屋の隅でぐすぐす泣いてるのが不憫すぎるから近くの無線LANスポット行った

どうやらインターネットに繋がないとサポートやウイルス対策ソフトが動かないようになっててなんか心細かった模様
なんか精神年齢(?)も一気に上がった
しかし家に帰ると戻る不思議
ネット加入マジで考えるか…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 15:23:46 ID:Mz481Dv3<> >>98

そりゃまた乙。
こういうのもネット弁慶というんだろうかねw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 22:20:31 ID:zJz43p9N<> >>98
常時ネット接続も考えもんだぞ。
ウチは光と無線LANにしたんだけど、常時最新データが入ってくるせいで
なんか口うるさくなった。

ダイヤルアップ+テレホで、10時頃から時計見てそわそわしてた頃のほうが
可愛かった気がする。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/14(木) 23:59:04 ID:JQps4DoW<> 無線で常時接続が必要なタイプだと飛行機に乗れないね
乗れたとしてもスイッチ切って貨物室行き.... <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/15(金) 06:36:44 ID:xUL54Xw+<> 無線LANは今時は必須と言えるんじゃないか。
回線も速い方が良いが、家にデータ受信用のPC設置するだけでだいぶ違う。
朝になるとまとめて読み込むから、起動が少々遅くなるが。
>>101
うちのは「お金の無駄です!」と言って、自分から貨物になるぞ。
航空コンテナに乗り込む様はなかなかシュールだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/15(金) 10:05:03 ID:j1SeJ0Db<> 最近はロボ向けの席も増えたよな>旅客機

うちのみたいな擬人タイプは、人間と同じ客席に座るしかないが、気圧や
温度に対する耐性の高いタイプなら、貨物室にある格安の席(?)が使える。
与圧や温度調整がない代わりに、かなり安いらしい。
こないだ空港で、ハッチを開放してるところを見たんだが、手すりやつり革が
ついたただの箱だった。ラッシュ時のJRの6扉車みたいな感じ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/16(土) 21:23:51 ID:9P3ToX7z<> ウチの子は小柄だからって、自分で関節外してトランクの中に入ろうとするんだが……。

運賃安くなるのは良いんだけど、トランクの内張にこだわるようになってな。余計に
高くつく気がする気がする今日この頃だよ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/18(月) 18:00:54 ID:HBMQwnVm<> うちの娘は見た目人間そっくりだが、トランクに変形するぞ。


・・・未だに構造が理解できん・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/18(月) 20:04:06 ID:9On6HMZd<> まあ動物の関節構造もある意味変形といえなくもない。トランク機能はうちにも欲しいかもしらん。

とかいいながら規制解除テスト。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/18(月) 20:12:00 ID:LtPDuR3v<> >>105
それ何てロボ春姉 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/19(火) 13:33:02 ID:ufb850+S<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/19(火) 15:48:05 ID:dbGM5jTi<> >>108

乙たんホシュ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/19(火) 16:45:31 ID:0517Rok8<> 最近、相棒の胸が大きくなってきているのだが…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/19(火) 17:17:27 ID:QQA5oT5X<> >>110

人工母乳を溜め過ぎなんじゃまいか。

たまには吸ってやれ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/19(火) 21:59:15 ID:k+37we/H<> あるいは注ぎすぎです。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/19(火) 23:12:13 ID:juBLasU+<> >>110
揉みすぎで、中の弾性素材が大変なことになってるんじゃないのか?
バルク品とか使わない方が良いよ。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/20(水) 16:37:30 ID:Z7to0Qme<> 自己修復可能な半生体素材は高いからなぁ・・・


ところで、ロボ娘萌えと一言で言っても幅広いよな。
「外見から無機的なタイプに萌える」奴、
「生体素材を一片も使わず生体そっくりにする」ことにこだわる奴、
「生体素材ドンとこい、擬人化マンセー」な奴。
このあたりの間口の広さが、ロボ娘萌えの特徴だな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/20(水) 20:43:58 ID:/7mJMp1u<> メイド仕様のロボ娘は生活家電の性能をフルに活用する
ウチの電子レンジでこれだけの料理が作れたのかorz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/20(水) 23:01:52 ID:tMPqgoNT<> ・・・のはいいが、家事用の無人格ロボットを顎(電波?)でコキ使い、本人はグータラグータラ。


お前もロボットだろと。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/21(木) 01:51:44 ID:SyRlYbvJ<> 「いや、リモートしている間は自分はあまり動けないんです。
さぼってなんかないですよ!?」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/21(木) 03:23:23 ID:RJsk4xgx<> ふーん。じゃ、筐体いらないなお前(ニヨニヨ) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/21(木) 21:25:40 ID:q2JzsNmL<> その優秀さをうちのに分けて欲しいもんだ。
うちのはいくら教えても麺類を茹でるのが上手くならない。
蕎麦の微妙に芯を残した茹で加減や、スパゲッティのアルデンテが納得できんらしい。
わざわざ消化が悪い状態にするのが納得出来ないという事らしいのだが、
食感は料理の重要な要素だという事を優先してくれないのはなぜなんだ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/21(木) 23:48:06 ID:gr+4lWqT<> それ、調理の対象年齢設定を『介護』とか『お年寄り』にしてないか?
そんな設定があるの全然知らなくて、とりあえずハンバーグ注文したら、
いきなり流動食作ってきた事あるよ。

ためしに『赤ちゃん』に設定してみたら、口移ししようとしてきて別の意味でも焦ったが。 <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/12/23(土) 12:33:05 ID:KDImdlpV<> 流れをぶったぎってスマソ。「姉の秘密」第13話が出来たのでこれから投下します。 <> 姉の秘密-13 (1/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:34:38 ID:KDImdlpV<>  陽子の目の前に、光のリングが浮かんでいる。これは研司が閉じこめられている、記憶のループ…さきほど小夜子と一緒に
 飛び込んだほころびもそのままになっている。
「研司…待ってて」
 陽子はループのほころびに向かって身を踊らせた。一瞬、周囲のイメージが目まぐるしく瞬く。
「くっ…」
 今、彼女は小夜子のファイアウォールを通さず、直接記憶のイメージを"観て”いるのだ。フィルタ処理の手順は突入寸前に
 母から転送されたものを使っているのだが、この処理は彼女のメインプロセッサにかなりの負担を強いている。その負担が
 陽子の意識に、激しい人工心臓の動悸としてフィードバックされていた。
「うぅ…はぁ…はぁ」
 息を切らしている陽子の裸体が、街中の歩道に倒れていた。上半身を起こし、周囲の景色を認識する。
「間違いない、さっき見た風景だわ」
 衝撃のシーンが繰り広げられる現場から、100m程離れた場所に陽子は降りたっていた。ここなら、現場に合流する前の研司を
 捉える事が出来る筈だ。
(…とりあえず、服を着なきゃね)
 この記憶の時代に彼女が着ていた学生服を検索する…あった。紺色のブレザーにとチェック柄のスカート、白いブラウス、赤い
 短めのネクタイ。それを着用していた時の身体の寸法も一緒に検索し、自身のイメージを当時の姿に変換する。
「こんなに胸、なかったっけ…」
 ブラウスの膨らみを手でふにふにと揉んでみる。現実世界のバストに比べると、大人と子供の差があるといっていいぐらい
 小さい双丘だ。この時はまだ、研司が巨乳好きだって知らなかったから、当然といえば当然であった。
(さてと、研司は…)
 振り返ると、こちらに向かって走ってくる子供の姿が見えた。それはどんどん大きくなり、はっきりと顔が見える距離まで近づいてくる。
「研司!」
「あ、姉ちゃん? こんなとこで何やってんの」
 陽子の声に研司が反応した。本人の意識が作り出しているイメージの中で、唯一外部からの呼びかけに反応する人物イメージ。
 間違いなく、研司本人の意識そのものだ。
「お父さんに聞いたの。お母さんを迎えにいくんでしょ?」
「う、うん…そうなんだけど…」
「どうしたの、そんなに急いで」
「だって、もうすぐお母さんが乗ってるバスが来るんだ」
 このまま研司を現場に向かわせれば、またあのシーンが繰り返されることになる…それをまず防がなければならない。 <> 姉の秘密-13 (2/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:36:50 ID:KDImdlpV<> 「お父さんから聞いてないの? お母さん、もう少し時間が掛かるって」
「えっ、そうなの?」
 きょとんとした顔で陽子を見つめる研司。この頃の研司は今と比べると結構可愛い顔をしている…彼女の頭脳内で、キュンという
 音が鳴り響いたような気がした。
「う、うん、だからさ、バスが来るまで私と散歩しよ?」
 妙な妄想が沸き出しそうになるのを抑え、研司をこことは違うイメージの場所へ連れていくことにする。
「でも…」
「大丈夫よ、バスの時刻表ちゃんと調べてあるから」
 陽子はそう言いながら、研司の前にしゃがみこんだ。しゃがみ込む寸前にスカートの丈を3割程短いイメージに変換し、ブラウスの
 生地もかなり薄いものに変える。この辺りは自分の思う通りにイメージ変更が可能だ。
「…わ、わかったよ…」
 彼女の思惑通り、研司の視線が泳いでいた。わざと膝を閉じずにしゃがんだために丸見えのショーツ、そして透けて見えるブラが
 予想以上に研司を刺激しているようだ。
「じゃ、いつもの公園にいこっか」

 次の瞬間、私達はいつも散歩に来る公園にいた。ここは現実世界ではないので、一瞬の内に場所が変わる事は然程不自然では
 ない…そのことを意識しなければ。
「研司、私ちょっとトイレに行ってくるから、ここで待ってて」
「う、うん…」
 座っていたベンチから立ち上がり、すぐ側にある公衆トイレに入る。そこそこ奇麗なトイレだが、個室内の広さは並みのレベル。
 便器も洋式なので、人が一人入るのがやっとだ。
(さて、と…)
 トイレのドアのイメージに細工を施す。外側からは普通のドアにしか見えないが、室内側からは外が見えるようになった…ここは研司の
 記憶の中だが、母から伝えられた技術を用い、自分でイメージをコントロール出来る範囲を拡大している。
(私のメモリー内容に間違いが無ければ、そろそろ来る筈)
 ドアに細工を施してから約2分。私が入っている個室の前に、見覚えのある人物が現れた。
(来たわね…研司)
 ドアの前で周囲の様子をしきりに気にしている。ここ以外の個室は誰も使っていないから、私が入っているという事を特定するのは
 容易な筈だ。
「…」
 研司がしゃがみ込み、ドアと床の隙間をじっと見つめている。先程ドアに細工を施した時、ドアと床の隙間を普通よりも広げておいたのだ。
 その隙間は約30cm…現実世界では普通考えられない寸法である。 <> 姉の秘密-13 (3/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:37:31 ID:KDImdlpV<> (そうよ…そのまま…)
 研司は頭を低くし、ドアと床の隙間から中をのぞき込もうとした。その瞬間を狙い、私はドアを素早く開ける。
「…研司!」
「姉ちゃんっ!?」
 一瞬凍りついたかのような表情をする研司。私はすかさず研司の体を掴み、個室の中に引きずり込んだ。
「は、離せ!離してよ!!」
 便器に腰掛けている私の膝上に、強引に弟を座らせて身体を抱き込む。手足をばたつかせ、何とか私の手を振りほどこうとする研司。
「離せって!離っむぐぅ!!」
 研司はそれ以上叫ぶ事は出来なくなった。何故なら、彼の口は私の唇で塞がれたからだ。
「ん…っ」
 舌を差し入れ、口唇の裏側を繰り返しまさぐる。研司の下唇を優しく甘噛みし、舌を添わせて吸う。
「……っ」
 行為を続ける内、研司は手足をばたつかせなくなった。手で掴んでいた肩から力が抜けた事を確認してから、私はゆっくりと唇を解いた。
「研司…」
「姉…ちゃん?」
 研司の顔は真っ赤になり、目は半分焦点を失っていた。それほど長時間唇を塞いでいた訳ではないが、明らかに息が荒い。
「私、知ってるのよ」
「な、なにを」
「私がここのトイレに入った時…いつも覗きに来てたでしょ」
「!!」
 研司の顔に狼狽の色が浮かび上がる。
「子供だから、見つかってもそうそう怪しまれないわよね。私が冷却水交換してる時、ドアにずっと耳をくっつけていた事もあったし」
「なんで知ってるの…それに、れいきゃくすいって」
「そう、冷却水よ」
「姉ちゃん、何を言ってるのか全然わからないよ」
 自分の行動が筒抜けになっていた上、この頃の弟にとっては理解不能の単語をしゃべっているのだ。研司が怖れ、おののくのも
 無理はない。
「見せてあげる。私の全てを」
 私は研司と体を入れ替えるようにして立ち上がった。ドアにもたれ掛かるようにして、便器に座って呆然としている研司を見下ろす形に
 なっている。
「あ…」
 スカートのホックを外し、ジッパーを降ろす。手を離すと、チェック柄のスカートがぱさりと乾いた音を立てて床に落ちた。
「目をそらさないで」
 ネクタイを緩め、ブラウスのボタンをゆっくりと外していく。最後のボタンを外し終わった後、私は研司の手を取って自分の胸元に導いた。
 研司は唾を飲み込み、私をじっと見つめている。その視線に応え、私は黙って頷いて目を閉じた。
「姉ちゃん!!」
 研司の手が動き、ブラウスが一気に左右へ開く。 <> 姉の秘密-13 (4/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:38:29 ID:KDImdlpV<> 「!!」
 研司の視線は、まだサイズが大きくなっていない私の胸…ではなく、腹部に釘付けになった。
「姉ちゃん、これ…なに…」
 弟の目に晒された私の腹部には、パーティングラインがくっきりと刻まれていた。鳩尾付近に皮膚はなく、腰椎を中心にした大きめの球状
 関節が剥き出しになっている。
「これが私。あなたの姉の正体」
 視線が下半身に移った。股関節から先の部分は人間と同じ皮膚で覆われているが、ショーツで隠されている部分は肌色の軟質性樹脂で
 出来ている事がはっきりとわかる。
「まさかそんな!」
 半ば脱げかかっていたブラウスを、研司が強引に腕から引き抜いた。ブラとショーツだけの姿になった私の身体は、人間のものではない事が
 はっきりと分かる。上半身は乳房と鎖骨の辺りから頭部にかけて、人間に見せかけるための人工皮膚が与えられているが、肩から手首近辺
 までは関節の継ぎ目やメンテナンス用ハッチが目立つような外装になっていた。
「姉ちゃんって人間じゃない…」
「そう、私は…あなたの姉でもあり、そして」
 私は腹部のメンテナンスハッチのロックを解除し、ゆっくりとそれを開ける。
「人間との共同生活実験用アンドロイド、MGX-2000typeF」
 研司は開いたメンテナンスハッチの中をじっと見つめていた。狼狽の色はいつのまにか表情から消え去り、むしろ個室に連れ込んだ時よりも
 落ち着いたように見える。
「姉ちゃん」
「なに?」
「姉ちゃんの身体…もっと見せてよ」
「研司…」
「これ、父さんが作ったの?」
「そうよ、全部じゃないけど…私の身体の、半分以上はお父さんに作ってもらったの」
「こっちの蓋も開くのかな」
「あ、ちょっと待って…」
 鳩尾の少し上辺りの小さなメンテナンスハッチのロックを慌てて解除する。かちっと小さな音を立てて、蓋が半開きになった。
「開けるね」
 研司は隙間に指を差し込み、メンテナンスハッチを開いた。
「すごいや…」
 内部の機構をのぞき込んでいる研司を見ていると、私の胸に何とも表現できないモヤモヤとしたものが溜まり始めた。
「研司…もっと私の事、知りたい?」
「うん」
「じゃあ、私の言う通りにして」
「どうすればいいの?」
 私は研司に、最初に開けたメンテナンスハッチ内部にあるロック機構を教えた。ハッチのロック機構は、腹部外装全体のロック機構も兼ねているのだ。
「そう、そこの出っ張りを押しながら…」
 研司が私の体内を直に触っている…そう思うと胸の中に溜まり続けているものが身体の芯に集まり、じわじわと熱くなり始めた。
「こう?」
 研司がロック機構の奥にある小さなレバーを押し下げると、腹部の外装が左右に割れた。細いステーだけで支えられた外装が太股の上辺りまで
 垂れ下がる。 <> 姉の秘密-13 (5/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:39:46 ID:KDImdlpV<> 「…っ!!」
 腰部関節の駆動機構や流体循環用のチューブが露にされた瞬間、私の身体の芯で熱いものが弾けた。背中を通り、頭部に軽い電撃のような快感が
 走った感触が生々しく伝わってくる。思わず両手で肩を抱いて身体をぶるっと奮わせると、その衝撃で開いていた腹部カバーがステーから外れ、床に
 転がり落ちた。
「だ、大丈夫?」
 研司が便器から立ち上がろうとするが、それを片手で押しとどめる。
「大丈夫…痛くないし、平気よ」
 少し上ずった声で研司を宥めたが、まだ不安げな表情で私を見ている。
「ほら、見て」
 背中に手を回し、ブラのホックを緩めた。そのまま肩ヒモを外し、肩を抱えていたもう一方の手をゆっくりと下ろす。
「姉ちゃん…」
 胸の双丘の桜色の頂点は、研司をまるで挑発するかのように固くそそり立っていた。私はそのまま床に膝まづき、研司に胸を近づけて行く。
「好きなんでしょ?大きいのが」
 胸をから手を離す瞬間、乳房のサイズを現実世界の身体と同じ大きさにすりかえた。まだ幼さを残すボディに大きな乳房は少々アンバランスだが、
 研司には効果てきめんだったようだ。
「ぼ、僕…姉ちゃんの…」
 言うが早いか、研司の手が私の乳房を鷲掴みにしたかと思うと、そのままぐにぐにと乱暴に揉みしだき始める。
「あっ! んんっ!! だ、だめ…もっと…優しくっ…!」
 イメージと同期した触感、そしてリアルな快感が伝達されてくる。ここに入る直前、母から転送してもらったプログラムが上手く作動している証拠だ。
「ご、ごめ」
 悲鳴に近い私の喘ぎ声を聞き、研司が手の動きを止めた。その小さな手に自分の掌を重ね、ゆっくりと動かしていく。
「こうやって…んっ…そう…ゆっくりと優しく…あっ…」
 しばらくして手を離すと、研司はそのまま乳房を優しく揉み続けた。痛みはなく、快楽のみがじんわりと伝わってくる。
「姉ちゃんのおっぱい…やわらかい」
 この身体は、私が学生の頃に父が試作したボディの内の一つであった。人工女性器と人工乳房を装備し、自分が”大人”への階段を上るための
 第一歩として作られたのだ。
「はぁ…んんっ…あっ…んあ…あ?」
 不意に快楽の供給が止まった。いつのまにか閉じていた瞼を開けると、研司の視線は再び私の下半身に移っている。
「どうしたの?」
「姉ちゃん…お願いがあるんだけど」
「なに?」
「その…パンツの中…どうなってるか…知りたい…」
 その言葉を聞き、私は思わず股間を両手で押えてしまった。既にショーツは人工愛液で濡れており、指先のセンサーが『熱くぬるぬるしたもの』に
 触れた事を伝えてきている。
「駄目なの?」
 研司は少し悲しそうな表情になった。
「そんなことないわよ」
 私は研司に幼い外見に躊躇しているのだ。ここから先に進む事は、すなわち『交わる』事を意味する。 <> 姉の秘密-13 (6/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:41:04 ID:KDImdlpV<> 「僕は…姉ちゃんが好きだ」
「研司…」
 それは聞き覚えのある言葉だった。私がアンドロイドであることを認めてくれ、受け入れると誓った研司が言ってくれた言葉。
「好きな姉ちゃんのこと、全部知りたい。だから、そこも…見せてほしい」
 研司が私をじっと見つめる。
「…わかったわ」
 私は立ち上がり、股間から押えていた手を放した。
「研司…あなたの手でショーツを脱がせて」
「姉ちゃん…」
 研司がショーツに手をかけ、惜しむようにゆっくりと下ろし始める。
「んっ…」
 割れ目が丸見えになった瞬間、下腹部の人工女性器ユニットが疼く感触が伝わった。びくりと腰が震え、熱いものが股間に放出されるのがわかる。
「…濡れてる…」
 少し前かがみになると、割れ目から愛液が滴って糸を引いているのが見える。
「触って」
「え?」
 研司の手を掴み、割れ目に導く。
「んっ…!」
 指先が秘所に触れた時、身体の芯にわだかまっていた疼きがぱっと輝いた。その輝きが一つにまとまり、渦となって快楽中枢へと伝えられてくる。
「気持ち…いいの?」
「う…ん…」
 割れ目に沿うように指先が動き始めた。研司に私のあそこが弄られている…そう思うと、下半身から伝わってくる快楽が倍加するように感じる。
「姉ちゃん…」
 声に誘われた私は、研司の股間に目を奪われた。研司の半ズボンの股間が今にもはちきれそうなぐらい盛り上がっていたのだ。それを見た直後、
 胸の鼓動が急激に跳ね上がった。放熱が間に合わなくなり、人工肺が刻む呼吸がどんどん激しくなっていく。
「姉ちゃん、僕…なんか変だ…」
 研司は太股をきゅっと締め、空いている方の手で股間をおさえつける。その姿を見て、私の中の何かが切れた。
「研司っ!」
 研司のズボンのボタンを強引に外し、ジッパーを下ろす。綿のブリーフが突き破りそうな勢いで、研司の『男』が私を挑発していた。

 欲しい。

 研司が欲しい。

「ごめん…もう…我慢できないっ!!」
 呆気にとられている研司に構わず、ブリーフを引き下ろす。
「ね、姉ちゃん?!」
 まだ皮を半分被ったままの男性器が剥き出しになる。私はそのまま、幼さを残した研司の肉茎にしゃぶりついた。 <> 姉の秘密-13 (7/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:42:54 ID:KDImdlpV<> 「うっ?…ああっ!」
 か細い喘ぎ声を上げたが、私はそのまま研司をむさぼり続ける。自分の秘所に手をやると、信じられない量の愛液が溢れてきているのがわかった。
「んんっ…姉ちゃん…き…気持ち…いい…っ!!」
 陰茎の脈動が、舌を通じて伝わってくる。舌を添わしていると、研司がどんどん大きくなって感じられた…そろそろ良い頃だろう。
「ふはぁつ!! はぁ、はぁ…」
「うぅ…姉…ちゃん」
「研司…私と一つに…」
「ひとつ…?」
「そう、一つよ」
 私はそう言いながら立ち上がり、研司に背中を向ける。
「なにを…するの?」
 私は黙ったまま、人工女性器の小陰唇に両手を添える。そしてそのまま研司の太股の上に座り込み、広げた小陰唇で研司の牡茎を飲み込んだ。
「くっ…あうっ!!」
「んんっ…んんぁ!!」
 個室に喘ぎ声が響き、二人は一つになった。

「んんっ…ちょっと…待ってね」
 研司を挿れたまま、私は剥き出しになっている腰部関節に手を突っ込んだ。ロック機構と関節部分を弄くり、腰椎フレームを外す。
「これで…研司と好きなだけキス出来るから…」
 切り離した下半身はそのままに、上半身を180度ねじらせて研司に向き直る。
「姉ちゃん…すごい…んっ」
 間髪入れず、研司と唇を重ね合わせて舌を差し込んた。弟はたやすく私を受け入れるどころか、舌先を積極的に絡めてくる。ちゅく、ちゅくと淫らな音が
 僅かに聞こえてきた。
「んっ…あふぅ」
 研司が唇を解き、息を整える。
「大丈夫?痛くなかった?」
「ふぅ…最初はちょっとだけ痛かったけど、今は大丈夫…」
「動くわよ」
「え…ちょっと待…うっ…くあっ!!」
 中腰で少し立ち上がり、力を抜く。亀頭が膣壁に擦り付けられている感触が、リアルに伝わってくる…それは研司も一緒の筈だ。最初に唇を重ね合わせた時に
 母から転送してもらったプログラムを研司にもインストールしたのだが、今の様子を見ている限りでは研司側でも問題なく動作していると見ていいだろう。 <> 姉の秘密-13 (8/8)<>sage<>2006/12/23(土) 12:44:09 ID:KDImdlpV<>
「研…んっ!!司…あっ! あんっ…んっ」
「姉ちゃん…すっごく…うぅ! 気持ち…よすぎ…ぉうっ」
 研司の身体を抱き寄せ、唇を吸う。研司もそれに応え、舌を絡めてくる。
「んはっ!! ふぅ、はぁ…はぁ…んあっ!!あぁ〜っ!!」
 唇を解き、今度は乳房にかぶりつく研司。乳首が舌先で転がされ、吸われ、甘噛みされ…あらゆる方法で私の快楽中枢を刺激してくる。
「あんっ…んっ…研司…私…アンドロイドなの…よ…こんな私でも…んっ…いい…の?」
 いくら乳首を吸われても、例え研司が自分の子供だったとしても…私の乳房から母乳が出る事はない。あったとしても、それは”人に作られしもの”であることは
 何ら変わらない。ふとそんな事を考えた私は、つい体の動きを止めてしまった。
「姉ちゃん…そんな事関係ないよ」
 私の胸に埋めていた顔を上げ、研司が言った。
「研司…」
 人工涙腺が緩んだ。目から涙が溢れ、頬を伝う。
「姉ちゃんが人間じゃなくても、僕の姉ちゃんな事は変わりないよ。それに…僕は…僕の身体も」
「研司…思いだしたのね」
「うん…僕の身体も…姉ちゃんみたいなのが入ってるんだよね」
「じゃあ、研司のお母さんの事も」
「わかってる…わかってるよ。もう、母さんはいない。」
「ごめんね、研司。辛い事、思い出させちゃった…折角忘れていた事なのにね」
「いいんだ、姉ちゃん…俺は忘れていたんじゃない。逃げていただけなんだ」
 研司が急に大人びた表情に変わった。その瞳が湛える光は、最早幼い研司のものではない。
「研司、あなたは…」
「俺は逃げていた。”もう一人の俺”という存在を作って、奴に自分の苦しみを押し付けていたんだ」
 研司は全てを知ったのだ。事故、母の死、自分の脳の一部が機械化されたこと。そして、自分の精神の一部が崩壊しかかった時のことも。
「でも俺はもう逃げない。姉ちゃんがいるから…こんなにも自分の事を思ってくれる人がいるから」
「研司…私」
 私の口が研司の唇で塞がれた。もう言葉は要らない…そのままの状態で、研司が自分から腰を動かし始める。
「はふっ!! んっ! あっ! あんっ!」
「ふっ! んく…くっ…うぅ!」
 思わず前かがみの動作を取ろうとした瞬間、腰椎の駆動機構がギシギシと悲鳴を上げた。人間なら有り得ない姿勢…アンドロイドでもかなり無理のある体勢だ。
 何かが折れるような音も聞こえたが、構うものか。ここは夢の中…母に指示を受けたという事もあるが…自分が納得いくまでやりとげてやる。
「あうぅ! くぅ…あんっ! ン…あん…んっ!!」
「姉ちゃん…俺…だめだ……出る…」
「出し…て…! 私の中に…あんっ…研司の熱いのを…ンぁ…頂戴…っ!!」
 研司への思いと、身体の芯から突き上げてくる快楽が一つに溶け合い始めている。それはやがて暖かく輝きだし、光が二人を包み込んでいく。
「んっ…ああぅ…ぐぅ…ん…うぐっ…おおぉぉぉ…ううぉおおおおおおおあああああああっ!!!!」
「あっ…んっ…あ…あ、あ・あ・んんっ・あああっ…んあああああぁぁぁぁああああああっ!!!」

 獣のような雄叫びを上げ、二人が絶頂に達した時…視界が真っ白に変わった。同時に全身の全ての感覚が消失していく。

(研…司…)

 研司に向かって手を伸ばそうとしたとき、闇が私の意識を支配した。 <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/12/23(土) 12:45:33 ID:KDImdlpV<> 大変お待たせしました、13話をお届けします。 ちょっと長目になってしまいましたが宜しくお願いします。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/23(土) 15:02:12 ID:WF1kXzl0<> GJ!。やっぱ人間にできないことをするロボって萌えだな <> 四百二十七 ◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/12/23(土) 20:05:29 ID:KDImdlpV<> 保管庫を少し更新しました。
ttp://ssother.run.buttobi.net/427/wiki.cgi?FrontPage

>>131
>人間のできないこと
今回はそれでかなり悩みました… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/24(日) 02:40:10 ID:+TKxQ1TZ<> お久しぶりGJ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/25(月) 19:10:33 ID:Vb4Ec2wB<> さて、今宵は世間的には聖夜であるわけだが、諸君は相方とどのように御過ごしかね?

(と、恥しげもなく時事ネタを振って見r) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/25(月) 21:16:38 ID:92zbnHvM<> ケーキ買って帰ってきたら相棒がサンタの格好してた、寒そうなミニスカの。
その後はメシ食って、コナン見ながらケーキ食って今に至る

これからちょっと襲ってくるわ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 10:18:01 ID:zcGKL95k<> うちのはクリスマスモードから、早々に年末モードに切り替わったみたいだ。
奥の部屋から順次、大掃除をはじめている模様。

月始めから師走モードに切り替わって、意味もなく走り回っていたが、
大掃除が一段落したらそろそろ落ち着くかな・・・


・・・つか、「師走」だからって、何をするにも走って移動するのはどうかと思うのだが。
電池とか関節の受け側部品とか、消耗が激しくなってかなわん。orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 13:34:54 ID:6PltM40m<> どうしよう…うちのロボ娘、膝関節のパーツにガタが来てて、歩くのに杖が必要になっちまった。かなり古いモデルで、メーカに問い合わせたら補修パーツ欠品だってよ…。
足引きずって家事してるのが痛々しいから、しばらく休んでて良いっていってるのに、俺が目を放した隙に家事をやろうとするんだ。「これぐらいでマスターに
迷惑かけられませんから」って…。仕方ないから強制スリープさせてるんだけど、どうしたら治してやれるんだろう orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 14:10:32 ID:YHFDz1TZ<> >>137
いっそ、下半身ごと交換したらどうだ?
どうせ、下取りは考えていないんだろ?
多少の改造で出来るぞ
ついでにアッチも新品だw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 16:08:23 ID:kO0tbK35<> 大掃除か……
また、あれの整備をやらされるんかねぇ。
不器用だからできないって言ってるのに
「私の大掃除はマスターの仕事です」の一点張りで。
不器用だからメーカーにお願いしたいんだけどなぁ。
<> 名無しさん@ピンキー<><>2006/12/26(火) 18:33:11 ID:2aw4I70k<> >>137

うまくしたら、オクで安くジャンク品の筺体が拾えるんジャマイカ?

俺、同型機3体分ほど部品キープしてる。
愛着沸いちまって、新型に買い替える気も起こらん。
有人格タイプはこのパターンが多いらしい。メーカーの知り合いがぼやいてたよ、新型が売れんって。
業を煮やして、来春には旧型機のAIを新型の筺体に適合させる「レトロフィットキット」を出すそうな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 19:04:49 ID:ncX14wdV<> よっぽど特殊な構造をしていない限り、ベアリング類は汎用品で大丈夫だ。
ピロボールや球形関節も同じ。というより、コスト面からまず汎用品を使っている。
問題になるのは無給油化の為に樹脂軸受を使っていて、これが磨耗した場合なんだが、
こればっかりは現物合わせで自分で切削するか、他のを加工してつけるしかない。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 21:46:14 ID:aCFp7f4A<> >>137とりあえず機体の型番で検索してみたら?
おんなじ事考えてる人たくさんいるから、流用可能なパーツのリストとかすぐ出てくるよ。

ウチの子も補修パーツがとっくに欠品になってるから半分以上が互換パーツだけど
元気なもんだよ。
今後の問題は、人格保存してるAIがいつまで保つか……なんだよなぁ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 22:00:48 ID:6PltM40m<> 皆、アドバイスありがと。会社の帰りに古本屋でバッ活のバックナンバーを買い込んできたよ。これとネットの情報合わせて頑張ってみる。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 22:34:15 ID:AufDTai8<> >>142

エミュレータ、という手もあるぞ。
前にうちにいたロボ娘がずいぶん古い機種で、ブレインユニットの外部出力系が故障してな。
もう部品もなくて、直しようがなかった。
結局、新型の(つっても当時=3年前の、だけど)ブレインユニットにエミュレータを積んで、
その上に人格プログラムを移して生き返らせた。

やっぱり、自分のアイデンティティでずいぶん悩んだみたいだけど、
それでも俺にとっては間違いなくあいつだったし、あいつも吹っ切ってくれた。

去年、交通事故で死んじまったけどな。
ブレインユニットごと壊れちまったから、今度はどうにもならなかったよ。


辛気臭い話でスマソ。忘れてくれ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/26(火) 23:15:26 ID:98cb8DN2<> 最近は葬儀屋もロボットの葬儀を依頼されることが多いって
葬儀社に就職した先輩が言ってたよ。棺に入れて土に埋めるとこまで
見せて、あとは葬儀社で掘り起こして処分するんだと。
ロボの部品は自然分解しないかららしい。
やっぱりみんな愛着が湧くから、最期はちゃんとしてあげたいと思うんだな。

メーカーも50年くらい部品とっといてくれりゃいいのにな。
そうすりゃ部品の売り上げで儲かるし、ロボも長生きできるし、
ユーザーもメーカーも幸せだと思うんだが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/27(水) 00:22:15 ID:5jJk450I<> まぁそういう風に愛着が湧いてこないヤツもいるんだと思うぞ
家は最近親の介護用にロボ娘買ったんだが、会社の宣伝がうるさくてうるさくて
最新機種買ったんだから当分いらないってのに「最近の技術の成長スピードは凄いですから」とかで言葉巧みに買わせようとしてくるし
宣伝のデータ消したからよかったけど、ある意味ネズミ講よりもたち悪いな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/27(水) 00:31:30 ID:sCzQK7wX<> 最近のは宣伝宣伝宣伝宣伝、だもんな。

その点、昔の機体はよかったなぁ・・・職人魂が感じられたよ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/27(水) 00:44:08 ID:rRWPyne3<> >>147

まあそう言ってやるな。あいつらもある意味、会社の被害者だ。
宣伝せずにはおれないように仕込まれちまってるだけだし。
自分の言ってることの矛盾にも、気づかないようにされてる。

こないだうちのも、しきりに新型にするよう勧めてきたから、
「お前なぁ・・・新型に代えるってことは、お前はお払い箱だってことだぞ。
 そうなったら、メーカーに戻って解体処分だ。・・・お前、早死にしたいのか?」
って言っちまった。
そしたら、やっと自分の言ってることが理解できたみたいで、泣き出しちまってさ。


もちろん、宣伝関連のデータはもう消した。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/29(金) 14:16:02 ID:wA7YEakD<> 〜【たぶん今年最後の】ちょっと一服の独り言劇場〜

総務課のSKさんがすきだ。
彼女は、俺の脳内設定ではロボットということになっている。

昨日は年内の仕事納めで、職員一同が大会議室に集まって
お偉方の訓示を聞いた。
「え〜、皆さん。年末年始の間は、各自ゆっくりと充電して、
新年には、また元気に仕事に邁進できるように・・・」

充電・・・?
ふふふ、君はちゃんと毎日してるよね?
俺はSKさんのほうに、意味深な目配せを送り、ほほえむ。
もちろん、彼女はまったくのノーリアクションだった。orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/29(金) 22:01:14 ID:cCumc8yb<> >>149
 ちょっと前までは燃料電池が主流だと思ったんだけど、最近は充電タイプの
人気が盛り返してるのか?
 ここ数年、アキバとか行ってないから分からんのよ……。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/29(金) 22:34:51 ID:JIhvoGQN<> >>150
ほら、燃料電池ってさ、定期的に排水しないと駄目だろ…。あれ、嫌がる人がいるらしい。
俺? 俺は(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 00:00:26 ID:xUIKZ8zp<> 充電?排水?うちのはそんな所見たことないな。
あいつの動力系統どうなってるんだろうな。
話は変わるが最近抜け毛がひどくなってきてな。
その事言ったら相方がものすごく暗い顔になったんだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 00:54:46 ID:o4N+wXsQ<> >>152

あーあーあ・・・ィ` <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 01:17:27 ID:dToQmCN2<> 『マ、マスター! そんなトコ舐められたら私メルトダウンしちゃいますぅっ!!』 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 13:15:31 ID:XXLgd7SH<> >>152
青い光見えたらすぐに逃げるんだぞ

たぶん助からないが…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 17:09:45 ID:AeqWlxvv<> >>152
B・JというDr.を探せ
人もロボも何とかできるはずだ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 18:31:54 ID:FT7Kxkdr<> 何を悩んでいるのか知らないけど、体調が悪いことを悩むくらいだったら
さっさと脳を電子化してロボット体にムーブするのお勧め
しかしどうして男性型義体って無いんだろうな…あんまり不便は無いけれど <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2006/12/30(土) 19:48:09 ID:g352fWzD<> 「ん…俺は一体…ここ…は?」
「マスター!!マスター!!!やっと目覚めてくれた…うっ…ぐすっ…うわぁあああんん!!」
「うぉっ!!いきなり抱きつくな!!」
「だって…だってマスターは…ぐす」
 ベッドに寝ころんでいるらしい俺の体に、結構でかい胸を押し付けてくる相方を優しく抱いてやる。
 俺の乳房が相方の胸と干渉し、つきたての餅のように形が歪んで…歪んで? 俺の乳房??
「…ちょっと待て…なんで俺の胸にこんなものがついてるんだ…?」
「うぅ…マスター、覚えてないんですか?」
 自分の掌を改めて見てみる…指が細い。試しに手をゆっくりと握ってみたが、濃い体毛と節くれ
 立った関節をもった拳はどこにもない。手を再び開き、そのまま頭を触れてみる。
「髪の毛、さらさらになってる…」
「なんだか羨しいです」
「羨しい…じゃねぇっ!! 俺の身体…どうなってんだこれ!?」



うーん、なんかベタな話しっぽい orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 21:34:45 ID:AeqWlxvv<> >>158
ベタだが好物だw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2006/12/30(土) 21:51:03 ID:FT7Kxkdr<> 単純に続き希望 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/02(火) 22:58:19 ID:dsQ4LKB0<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/02(火) 23:57:18 ID:DO3e01Fj<> >>161
ホシュたん乙 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/05(金) 17:17:55 ID:QXHuKtwB<> 形状記憶合金で作られた内部フレームの設計にミスがあり、
お湯をかけると男性型に、水をかけると女性型に体型が変化してしまうロボ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/05(金) 17:35:52 ID:KCIPPVMo<> それってあれじゃないか? ミスっていうか、形状記憶合金の記憶を侵す廃液の入った
タンクに落ちただけじゃないか?

水かぶったらネコやらパンダやらになる機種知ってるぞ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/05(金) 18:11:00 ID:QXHuKtwB<> 子豚になる機種もあったな。
変身前後で体積がまるっきり違うから、子豚モードでは見た目の割りに
ものすげー重いんだよなアレ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/05(金) 22:58:55 ID:YwLOxmtt<> アヒルもあったような... <> でなくてもマイロボ語りはうざいんだから<>sage<>2007/01/06(土) 08:10:28 ID:+HC32HFx<> さすがに半分ネタはきしょいので勘弁してください。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/06(土) 10:03:48 ID:r8jPqSJC<> ホシュがてらのネタ振りくらいいいと思うが……。

あんまりホシュたんに頼ってばかりだと、ホシュの手が足らなくてオーバーヒートしちゃうぞ。
そうでなくてもあの子旧式なんだし。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/06(土) 16:45:27 ID:qMubT/Sz<> >>168
っホシュたん用の手増設キット <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/06(土) 18:30:00 ID:LQMYZxGp<> 忘れてしまったのか、ネタだけで埋まったスレがあることを <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/06(土) 20:36:14 ID:QlJJbW4v<> >>169
手が2倍になってもスピードが半分に... <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/07(日) 02:57:27 ID:N7kjl5pA<> 「ホシュたん、追加の腕だよ」
「ホシュ!」
「これがあれば、倍の速さでホシュできるようになるんだ」
「ホシュ!」
「じゃ、早速取り付けてみるね」
「ホシュぅ……」
「……OSが対応してないorz」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/09(火) 14:44:59 ID:CaULmbDs<> ホシュ
ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/09(火) 15:07:14 ID:4rnwcPEU<> ほ…ホシュたんが2倍の速度で保守しているっ…だが、一体どうやって…? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/09(火) 16:56:36 ID:vPvRSx49<> 驚くほどのことでわないな。

・・・ほら、『一台いたら、三十台はいると思え』、とゆーでわないか。


ホシュたん
「ホシュッ!(誰がゴキブリですかっ!)」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/09(火) 18:41:47 ID:ALEsdlPS<> いや,もしかしたらタシーロキャノン搭載型のホシュたんかも

……動かした直後にシステムダウンを起こしそうだけど <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/09(火) 19:15:48 ID:InOKxu2r<> 「一台いたら」が「一台剥いだら」に見えて
中にちっちゃいのがたくさんいる図が一瞬… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/09(火) 20:45:16 ID:JxGCH4Ef<> ホシュ ホシュ ホシュ ホシュ ホシュ ホシュ ホシュ ホシュ (ぞろぞろぞろ)



ホシュたん「ホシュ(おかあさんです)。」(^_^) <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2007/01/09(火) 22:09:11 ID:GXITN5P7<> 規制解除記念で>>158の続きを少し。TS系なので、それ系が駄目な人はNG指定お願いします。 <> >>158の続き(TS系ロボ娘?)1/2<>sage<>2007/01/09(火) 22:12:41 ID:GXITN5P7<>








「股下がスースーして気持ち悪いな…」
「マスターのヒップが大き過ぎて、私の手持ちのスラックスだと入らないんですよね…」
「そのせいで、スカートがパッツンパッツンなのか」
「仕方ないですよぅ…マスターの本当の身体が再生するまでは我慢しないと…」
 そう、俺は数カ月前に巻き込まれた交通事故のせいで、生身の身体を一時的に失ってしまったのだ。もっとも、事故った相手の
 会社がサイバーなんちゃらとかいう最新技術を商売にしてるところで、俺の体は今そこの研究所で再生術を受けている真っ最中だ。
「だからといって、何もロボ娘の身体に俺を入れるこたぁねえだろ!?」
 男性型アンドロイドの素体に関しては、人間の意識をそのまま移せる程研究が進んでいないらしい。特に下半身の感覚が再現
 しきれていないため、下手に移植すると精神が崩壊することがあるんだそうだ。事故で全身の7割が失われてしまった俺の身体は、
 一時的に体温を低くして仮死状態にした上で特殊処理が施され、研究所の再生カプセルの中でゆっくりと治療中との事。その間、
 奇跡的に無事だった脳から俺の”自我”をダウンロードし、この女性型素体に移植したという話しなのだが…。
「私達のような女性型なら、感覚機能が随分人間に近づいてるから問題ないってことでしたよね」
「例えそうだとしても、あんなところやこんなところに関しては…男性と女性の差は天と地程離れてるぞ」
「あ、そうだ…それで思いだしました」
「なんだよ」
「実は研究所の所長…マスターのお母様のご命令なんですけど」
 そう言うなり、相方がいきなり俺に身体を寄せてきた。ベッドに座り込んでいた俺の顔に、相方の顔が急接近。
「どうしたんだよ、いきなり」
「ふふ…マスター、こうやって見ると…すごく可愛い」
 相方の顔が上気している。艶めかしいといえば聞こえはいいが、紅潮した頬に潤んだ瞳…やばい、このモードは…
「ちょ、おまっ…んん〜〜〜っ!!」
 文句を言おうとした俺の唇が、生暖くて柔らかいもので強引に塞がれた。口唇を割り、更に熱い芯が俺の口内を弄り始める。 <> >>158の続き(TS系ロボ娘?)2/2<>sage<>2007/01/09(火) 22:15:39 ID:GXITN5P7<> 「んっ…むぅ〜…ふ…」
 やばい。歯茎をぬるぬるとやられてる内に身体の力が抜けてきた。閉じる事が出来なくなた歯の隙間を縫い、相方の舌先が素早く
 俺の舌をからめとる。舌同士が触れ合った瞬間、俺の頭に聞き慣れない合成音声が響いてきた。
【素体メンテナンスモード認証…認証完了。素体の腰部及び臀部を除き、全アクチュエータ電源カット】
 ちょっと待て! 電源カットってお前…と考える間も無く、俺の両手から一切の感覚が失せた。
【電源カット確認。両肩接合部、オープン…ジョイント部、ロック解除】
 手慣れた手つきで相方が俺の肩を捻り、無機質な音と共に両腕を外してしまった。
「な、なんで腕まで外すんだよ!?っていうか、服を脱がすなコラ!!!」
 俺の服を脱がし、更に自分の服も素早く脱ぐ相方。見慣れている筈の小柄なボディラインが、今日に限っては小悪魔のように見え
 るのは気のせいだろうか。
「ごめんなさい、マスター…これもお母様からの命令なのです」
 相方が俺の両腕をベッドの脇へ丁寧に置いた。俺の肩は機械パーツが剥きだしの状態な上に、力が入るのは腰と下腹部だけだ。
「何を…する…つもりだ」
「人工とはいえ、元々男性の身体にはない感覚に慣れる必要があるからって…抵抗できないよう、メンテナンスモードにしてからでも
いいからと、お母様から素体のメンテナンス認証コードもいただいたんです」
 そう言いながら相方は俺の両足をゆっくりと開かせていく。全く力の入らない下半身だが、しっかりと感覚は残っている。
「ま、まさか」
「マスターのおまんこ…すごく奇麗です」
 止める間も無く、相方が俺の股間に顔をうずめた。ちゅくっと淫らな音が聞こえた瞬間、俺の下腹部が未体験の感覚を伝えてきた。
「うあっ…? ああっ…? やめ…あんっ」
 相方の説明通り、本来の身体なら感じる事がない感覚に違和感を覚える。しかし同時に、俺の中の何かがその感覚に打ち震え…
 自分のものとは思えないような喘ぎ声を紡ぎ出し始めた。
「マスター…可愛い…初めてのはずなのに、もうこんなに濡れて」
 相方が顔を上げた。相方の舌が、俺の股間から糸を引いている。
「実はお母様から、こんなものも預かってるんですよぉ…」
 上気しきった顔で、ベッドの傍らにあるバッグから何かを取りだした。
「おい、その形…やめろぉ…やめてぇ…あっ…んんんぅ!!」
「ふふふ、お母様特性のバイブレーター…これで人工女性器の慣らし運転ももばっちりですよう」
 そう言いながら相方が俺に”おとなのおもちゃ”を突っ込んだ瞬間…俺の理性は遙か彼方へ霧散した。

(続く…のか?) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/09(火) 22:47:13 ID:jcwGsRzT<> 勃ったw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/10(水) 02:58:02 ID:XgrnU+0z<> 小悪魔キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/10(水) 12:32:33 ID:oAhnVI1j<> 既に427氏を初めとする上手い人数名で回ってるなぁ……いや悪くはないんだが、ないんだが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/10(水) 12:47:07 ID:6zi9b+Bh<> >>184
期待してるぞ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/10(水) 13:14:07 ID:orq+Xd8p<> ほんの1〜2レスでもいいから、妄想を形にしてみよう。そこから始まった物語もあるしね。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/11(木) 16:13:38 ID:CrRoIP22<> 星空に興味を持った、うちのロボ娘。
アイスバーン状態の駐車場の上で、カメラアイのズームモードで一晩中星を眺めていた。

翌朝、「脚がくっついちゃって剥がれませぇ〜ん!」と泣いているところを保護。
重めの体重+アイスバーン=複氷、というわけで、20cm近く脚がめり込んで、
そのまま凍ってしまったらしい。

バカだこいつ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/11(木) 22:10:20 ID:HIfz9zEu<> チョト萌えた <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2007/01/12(金) 00:51:05 ID:HZnCJ9GX<>  獣形態と人間形態に変形出来るロボ娘を購入。ある日、ロボ娘の部屋を覗いてみると、変形途中の中途半端な状態のまま、
 部屋の真ん中でじたばたともがいているのを発見。
「何やってんだ、お前…」
「こ、故障しちゃったみたいですぅ」
 上半身は人間形態になっているが、下半身は獣形態から人間形態への変形過程のままでフリーズしてしまっている。普段は
 見る事のない機構部分が丸出しで、ある種のエロティシズムを醸し出している。ふむ、これも中々…
「じっと見てないで、なんとかしてください〜!!」
 泣き叫びだして五月蝿いので、手動で変形を完了させてやることにした。
「…で、ここのリンクをこうやって…」
「そうです…って、そこは触っちゃ駄…あっ!!んんっ!」
「へ、変な声出すなよ」
「だって、マスターがそんなところ触るから…あんっ」
 …どうやら性感帯らしきパーツに手が当たってしまったらしい。なんとなく、そのパーツをくりくりといじり回してみる。獣形態から
 人間形態になる寸前、また獣形態に戻して…子供の頃に買ってもらった超合金を思いだすな。
「んっ…ああっ…んぁっ…や、やめて…そんなことしたら…」
 ふとロボ娘の胸を見ると、乳房のパーツが引っ込んだり出てきたりしている。そういえばこいつのおっぱい、そこそこ大きいのに
 獣形態の時はどこにいってるのかと思ってたら…こうやってしまってたのか。興味をもった俺は、おっぱいを弄くってみることにした。
「はうぅ!! だ、だめぇ!!それは触っちゃ…んぁあ゛あ゛あ゛〜〜っ」
 お? 股間触るより感じてるのか? それにしてもこの喘ぎ様はただごとではない。
「そんなにでかい声出すなよ! ちょっと大袈裟すぎるぞ!?」
「そのパーツは…ああっ…危険…んっ! 護身用の…ああっ!!」
「護身用がどうかしたってぇ?」
「はぁ…はぁ…もう…だめぇ…いっちゃう…ああああ〜〜〜〜っ!!!」
 ロボ娘が艶めかしい悲鳴を上げて上半身を大きく反らした瞬間…”護身用のソレ”は”発射”された。


 結局おれの家は大爆発し、大破。俺は全治半年の大怪我を負い、今も入院中だ。ロボ娘はというと、どうやら緊急変形モードが
 作動して獣形態に変形し、最小限の傷で済んだらしい…そんなのがあるなら最初から使えよ。
「マスター…ごめんなさい…お詫びに、私の身体を自由にしてもいいです」
「…やめとく」 <> 四百二十七
◆L39RnHcjYc <>sage<>2007/01/12(金) 00:52:04 ID:HZnCJ9GX<> なんだか妙な電波を受信したので投下してみますた。

|彡サッ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/12(金) 18:08:26 ID:sP7Kqpy9<> 何の獣だったのだろうか・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/12(金) 19:41:28 ID:+yNETl62<> ロボだから、実際にいる動物から架空の動物まで選び放題だぜ。俺はチーター型にして、ロデムって名前にした。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/12(金) 21:17:33 ID:s9Tj8oU/<> 俺鳥型でロプロスって名前に(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/13(土) 03:47:46 ID:ZqA15Fvm<> 俺は巨人型でポセイドn...あれ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/13(土) 22:37:09 ID:WQf7Jmch<> ホシュ
ホシュ
ホ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/14(日) 01:18:55 ID:Sjzdbat6<> ホシュたぁぁぁん
無理すんなよ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/15(月) 11:18:46 ID:CnH/mZJn<> ホシュホシュホシュホsewfsajiwfewfeij・・・ピガー <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/15(月) 12:58:22 ID:Gr184WPk<> ちょwwwwwwwホシュ子無理しすぎwwwwwwwwwwwwww


さあ直してあげるからそのメンテナンスハッチを(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/15(月) 14:02:18 ID:pEbel9O1<> >>198

開いたメンテナンスハッチから、熱々の冷却液がじょばー。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/15(月) 18:55:19 ID:EkIJ0xqW<> 200get! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/15(月) 20:43:12 ID:NE9MePLu<> >>199
そして大火傷を負った>>198>>158と同じ目にあうわけだな <> 198<>sage<>2007/01/15(月) 22:53:54 ID:Gr184WPk<> >>199
>>201
お前ら他人事だと思って好き勝手言ってるな。



>>158みたいな目に逢えるんならむしろどんとこいだが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/16(火) 17:53:55 ID:TF8A29jA<> TSで女性型になって、ナニがなくなってもいいのか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/16(火) 18:06:26 ID:Vk0qB+SA<> つまりふたなりだな? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/16(火) 21:19:04 ID:sfdwcEnQ<> 人型端末なしのAIが「わたしには性別はありません」と主張しつつ声質とリアクションが
女の子だったりしたらちょっと萌える。つっこむ度に強く否定したりしたらいじくらずにいられん。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/16(火) 21:28:12 ID:+YNN7Ep5<> わ・・・わたしには、性別は・・・あんっ・・・あり、ませ・・・んんんっ♥ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/17(水) 21:59:16 ID:OzCfAtiC<> ここはAIも可なのか?
いいなら、ちょっと考えてる話があるんだが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/17(水) 22:47:54 ID:6d51mdfH<> >>207
おk <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/20(土) 21:51:41 ID:0AkWv2Rz<> ホ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/21(日) 21:08:05 ID:5qktRnnK<> >208
了解、ちょっと書いてみる。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/21(日) 23:01:09 ID:pYVSpwKX<> wktk <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/24(水) 10:42:03 ID:rg7ZNFzP<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/24(水) 10:45:29 ID:UM7dmrXW<> ホシュ!(ホシュたん乙!) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/24(水) 13:35:56 ID:B4rqT9C8<> ホ、ホッシュシュ!? (わ、私以外の同型機が!?) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/24(水) 17:15:39 ID:UM7dmrXW<> ホシュホーシュ、ホッシュシュ(倉庫からデッドストックが大量に発見されたんですよ) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/24(水) 23:29:40 ID:i8qaDkA/<> えーと、あらかじめ言っておくけど、
ホシュたん達みんな見捨てないからね。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/25(木) 02:29:47 ID:DPIRfH07<> 41人いる!(とりあえず関連スレと連動してみる <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/25(木) 02:40:02 ID:03x1wmOI<> 41人のホシュたんを216が引き受けるのか
電気代貧乏になりそうだな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/25(木) 06:36:15 ID:tLkbbEJG<> >>218 でぇじょうぶだぁ!!
ダイナモを山のようにくっつけた自転車を、
41人のホシュたんが、必死に漕げばいい! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/25(木) 07:22:11 ID:CIpmWlqb<> なぁに、ちょっと前の電柱から…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/25(木) 08:17:42 ID:AZfTKZsK<> >>217

それなんて萩尾(以下同文 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/25(木) 16:19:41 ID:G7Lb42WR<> ホシュたんは「ホシュ」単音しか発音できないが、
これだけ人数がいれば、一体一体の発音を「あ」「い」「う」・・・と差替えて、
連動させてそれぞれのパートを喋らせれば、そこそこの会話はできそうだな。


・・・なんか『バキ』あらため『範馬刃牙』にいたな、そんなヤツ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/25(木) 17:42:34 ID:o6QUrGGs<> ホシュシリーズは、キスで舌を接触させれば高速パケット通信による会話が可能だ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/26(金) 00:14:59 ID:UTJUt4fQ<> それなんてαシリーズ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/26(金) 15:50:00 ID:wIc2pBtT<> ホシュたん、41色のカラーバリエーション。
当店一押しは、特別仕様の漆塗り蒔絵バージョン。
発声機能もバージョンアップ!


和ホシュ「ホシュデゴザイマス」(←でもやっぱりこれしかしゃべれない)


----------------
姉妹スレに誤爆してしもたorz
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/26(金) 21:06:50 ID:QcjWdu3W<> 41基が並列処理できるなら結構なものだとおもうが <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/28(日) 13:45:42 ID:Mzm/fosB<> 〜【マンネリでも】保守をかねての独り言劇場・たぶん6【かまわずに】〜

総務課のSKさんがすきだ。
彼女を俺の脳内設定で、ロボットということにして
ひそかに妄想にひたるのが俺の日々の楽しみだ。

しかし、俺は最近どうも落ち着かない。
SKさんと建設課のTの仲が尋常ではないように見える。
先週は二人でテニスに行ったなんていう噂も小耳にはさんだ。

俺は意を決して、昼休みにTを外に呼び出し、

「おい。おまえ、わかってんのか。
カナちゃん(仮名)と仲良くするのも結構だがな。
しかし、カナちゃん(仮名)の正体を知っててつきあってるんじゃあるまい。
いいか。あの娘は本当はロボットなんだぞ。
たしかおまえは、旧家の長男だったよな。で
もな、おまえと結婚したって、あの娘は一生、子どもも生めない体なんだぞ。
それでもいいのか」

と、タンカを切った・・・





・・・・・・なんてことは、言えるわけないyo! orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/28(日) 14:09:58 ID:PDoI10jF<> 実はTもロボフェチという展開キボン <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/28(日) 14:37:58 ID:a2qUo/uV<> 実はTもロボという展開キボン <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/28(日) 16:39:13 ID:LMDfQv2j<> >>227
会社だと思ってたんだが部署名から見て実は役所なのかな <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/01/28(日) 18:46:41 ID:bF4aMh7m<> 総務課のSKさんは課の備品なのは秘密な <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/28(日) 19:40:40 ID:PDoI10jF<> 倉庫の中に予備のSKさんがずらり <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/29(月) 09:46:59 ID:rQASZlvD<> >>232
それはお持ち帰りして自分好みにインプットして起動しろと言うことか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 10:39:23 ID:BKbREdg3<> 自分の存在に疑問を感じ、「この『感覚』でさえ作られたもの」と身体をまさぐっているうち、無意識に股間へ手が伸びていくSKさん <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 11:56:14 ID:mjhex6sk<> 業務用ロボなので見せ掛けの感情しかなく、「俺」の思いをすげなく断るSKさん
業務が終われば機能を停止し、ただの人形に戻るSKさん
触ると硬いSKさん
5年も経ったらガタガタで、リース切れ返却→リース会社で廃棄処分のSKさん <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 13:40:14 ID:BKbREdg3<> >>227が出社すると、珍しくSKさんが休んでいた。次の日も、その次の日もSKさんは出社せず、ついに一週間が経過した。
ふと>>227がSKさんの机を見ると、先週まで書類が詰まれていた机上が綺麗に片付いていた。嫌な予感に包まれながら
SKさんの机をよく見てみると…まるでそこは誰の席でもなかったかのように、彼女の愛用品までが跡形もなくなっている。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 19:32:33 ID:4nrRWg/m<> 格ゲーはほとんどやらずアルカナから本格的に始めた初心者なんだが、どうしてもミルドレッドが倒せない
冴姫を使ってるんだが、コマンドは236とか214はほぼ確実に決まるようになってリアファイルからエリアルとかも決まるようになったんだがミルドレッドだけはどうしても倒せないんだ
倒すためのコツみたいなのって何かない?
よろしくお願いします <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 19:38:43 ID:4nrRWg/m<> すごい誤爆をした・・・
まじですまない
お詫びに吊ってくるわ・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 20:07:49 ID:HI5HFKwa<> >>238

そしてロボになって復活。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 20:44:12 ID:Lt3P+U0T<> >>237
誤爆から強引にネタをひっぱるんだ!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 21:23:59 ID:in8/4qNb<> ロボ化して、AI化した脳をクロックアップするんだ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/30(火) 22:11:13 ID:SGjh5zle<> そういえばアルカナにいるロボ娘いたよね
メンテ画像とかあったような?

>>240
・・・とかでおkかな! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/31(水) 03:15:04 ID:FTuu3N6t<> ゆけゆけトラブルメーカーズのマリナたんはアンドロイドなのか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/31(水) 04:29:38 ID:harx/huf<> だよ
お姉ちゃんたちもロボットだよ

でも頑張って完全クリアすると神様に人間にされちゃうから要注意だ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/31(水) 15:01:13 ID:pUf+ID6f<> ちょっと神狩りしてくる。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/01/31(水) 17:54:34 ID:PdWYj3qE<> つ【チェーンソー】 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/02(金) 10:53:53 ID:oO6ScMsJ<> 物語における、ロボット/アンドロイドの心理パターン

・徹底的に従順なロボット(命令ならば何でも従う)
・ロボット三原則に従順なロボット(命令と三原則の狭間で葛藤)
・心を持つロボット(自分が機械であることに苦悩)
・心を持つロボット(自分が機械であることに誇り)
・心を持つロボット(自分が機械であることを知らない)

以下補完ヨロ。
案外、少数のパターンに収まるような気がしてる。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/02(金) 21:19:08 ID:vtKx56aN<> ・何らかの方法で三原則を突破して世界を支配しようとする <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/03(土) 01:29:08 ID:fz3LMtoT<> ・心を持つロボット(自分が機械であることをネタにする) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/03(土) 02:07:11 ID:3p9F3Uak<> ・心を持つロボット(自分が機械であることに誇りを持ち、あまつさえ人間を「弱小動物」と罵る) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/04(日) 11:52:56 ID:t0O7Wor1<> ・最後は自爆 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/04(日) 15:00:52 ID:+3RGIq7L<> アラレちゃんはどれにも入らないよ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/05(月) 12:21:43 ID:G7Lb42WR<> アラレちゃんは、漫画界初の「製造目的のないロボット」。

さらに、1話限りで登場した脇役の床屋ロボは、
漫画界初の「自発的にジョークを飛ばしたロボット」。

なんだそうだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/05(月) 21:24:09 ID:8OKX4760<> バーバーバー バババーバー


自爆 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/05(月) 21:35:37 ID:o4N+wXsQ<> 「ほんの、ジョークです」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 01:08:50 ID:+fM1yv5c<> まあ、「ひばり君を女ロボ(眼鏡)にしたら面白くね?」で始まったもんだし <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 03:03:41 ID:y24Dzmew<> あれは博士の技術誇示って目的じゃなかったのか。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 06:22:25 ID:REbOc1Tv<> 資料不足というか情報欠落で性器の外観形成がまったく手付かずだったのは泣ける。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 16:45:11 ID:sFO+n62e<> ちょいと思いついたアホネタ。既出でも謝らない。

ラボから戻ってきた彼女には新しい充電システムのテストにつきあわされている。
彼女から手渡されたものはピンク色の樹脂で作られた短い棒だった。
すりこぎや警棒の類にしては短くて細いそれは中に何が詰まっているのかずしりと重い。
それをしっかりと握ってみると何故か手に馴染む。これが充電にどう結びつくのか分からない。
「永久磁石です。磁力は強いので強磁性体を近づけないでください」
首を傾げる俺に彼女はそう告げる。試しにカッターナイフを近づけると奪われるように棒に貼りついた。
「言ってるそばから何やってるんですか」
無表情ながら声色からはあきれ返っているように聞える。
「試したくなるだろうが……で、これと充電とどう関わるんだ?」
力をこめてカッターを放しながら尋ねる。
「電磁誘導です」
「電磁誘導?確かコイルの中で磁石動かすと電気が流れる、てあれか」
確かコイルの中で磁石を動かしたら電気が発生する、と物理の授業で聞いた気がする。
となると、この磁石をどこかに入れて起きた電気を蓄えるのだろうか。
なるほど、燃料を使わないから確かにエコロジカルだ。
「少々お待ちください。準備しますので」
彼女はそう言ってスカートの中に手を入れてショーツを片足だけ脱いでその場に座り込んだ。
「おい」
「社会一般では下着を着用するのは当たり前の事ですが」
「そこに突っ込んでるんじゃない。充電とパンツ脱ぐのとどう関係があるんだ?」
一瞬彼女のそこにこの磁石を突っ込むのかと思ったが、彼女の股間には何もなかったはずだ。
「いえ、ここに突っ込むんです」
彼女はスカートの裾をたくし上げて足を開くと、そこには彼女の体には見覚えのない筋目があった。
「この中にコイルがありますので、ここに磁石を入れてください。潤滑液が分泌されてますので……。お願いします」
彼女が指で拡げると、人間が所有するそれと変わりのない色合いの粘膜が口を開けている。
彼女は指を浅く進入させて、抜いた指をこちらに見せた。確かに濡れて光っている。
とりあえず彼女に言われるがまま、若干の摩擦を覚えながら捻じ込んでいく。
「んっ……マスター、もっと奥まで……」
僅かな電圧を感じてか、彼女の声色が変わる。
金属的なものではなく、肉に棒を突き刺しているような手応えを感じながら、指でつかめるギリギリまで刺し込む。
「マスター、動かしていただかないと電位差が発生しませんので」
磁石を刺したままでいると、再び表情のない顔で彼女は言う。
電気が発生しないと何ともないのだろうか、物理の授業を思い出しながらゆっくりと抽送を繰り返す。
「あくっ……マスター、き、来てますっ、もっと早く」
無表情なはずの彼女の顔が弛緩しているように見える。その事に内心驚きながらも手は彼女の請うままに抽送を早める。
「マスターッ!もっとぉ……もっと激しくぅ!」
頬を赤く染めて彼女は懇願する。
それに応えようにも指だけでは動かしづらいので磁石を一度引き抜いた。
「マスター、まだ……充電が」
彼女は未練がましい視線を向けたが、それに構わず手でしっかりと握る。
手で握っている分、深く入れることは出来ないがしっかりと持てるおかげか、速く磁石動かすことが出来た。
「ああっ!早い!バッテリーッ一杯にッ一杯にぃッ」
いつの間にか俺の肩にまわされた彼女の手に力がこもる。手がぶつかる度ぬちゃりと潤滑液が纏わりつく。
「んあっ……マスターッ!もう少しで……じゅ……充電終わりますっですから……最後は……奥までっ!」
彼女自身、飲み込もうと腰を前に押し出し、肩にまわした手に力がこもる。
抜けなくなるのでは、と心配するのを忘れて掌で底を押し込む。
「んっ、あっ……あぁぁッ!」
彼女は指を肩に食い込ませて、痙攣しているかのように体を震わせた。
「充電……完了しました……はぁ……」
彼女はそれだけ言い終えると、体を弛緩させて俺にもたれかかった。


電磁誘導で電気たまらないと思うけど頭に浮かんだものは仕方がない。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 16:47:06 ID:Z8JwD9Rs<> 連載を追っていくと、アラレの身体は結構こまめにバージョンアップしてる罠。
(連載後半では、なんと食事までしている)

・・・よって、みどり先生とケコーンしたあたりで、参考物件もできたことだし、
アラレにもアレが増設された可能性もうわなんだやめくぁwせdrftgyふじこlp;@:
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 18:48:01 ID:D7a2eorC<> >>259
不覚にも勃起した <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 19:40:52 ID:awG//Yvb<> >>259
充電する傍からそれ以上に消費してそうな充電方法だな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/06(火) 20:16:09 ID:ciL6eloD<> 多分、エアロバイクに発電機を繋いだ方がよっぽど効率がいい。
#竹橋の科学技術館にあるようなやつね。

つーか、手動じゃなくて電動だったらどうよ、とか思ってしまった漏れガイル。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/07(水) 09:52:41 ID:2gNsE9rO<> >>259
何故そこでペニスにリング磁石を装着してと言う発想にならんのだw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/07(水) 12:46:03 ID:/4utbYuD<> >>264

つ【紙一重の見切り】 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/07(水) 21:57:58 ID:UxdgRnDV<> 棒を往復させるより、回転させた方が効率がいいと思うんだ。
クランク状のハンドルをつけてぐるぐると。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 06:41:49 ID:j1awyhBO<> そこでマスター「コンターク!!」って叫んでロボ娘が二本指答礼かますと。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 19:26:24 ID:xzd93anf<> >>267

赤と白のつぶつぶや、ちうてんねん。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 21:02:47 ID:RgeYUUn1<> ストーリー的にきわめてベタなんで恐縮なんですが、
他に投稿のないのを幸い、書けちゃったからには
投下させていただきます。
つまんなかったら、ごめんなさい。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 21:04:13 ID:RgeYUUn1<> 『ささやきはフェルメールの光』




 そうです。あの娘の生みの親はわしです。
 なぜあの娘を作ったかって?
 それは、お恥ずかしい話ですが、30年前に17で死んだ娘のことが、やはりどうしても忘れられなかったからです。
 息子は立派に育って、孫もいますが、海外赴任して長いし、うちのやつも死んでからというもの、年寄りの一人暮らしにはどうもうるおいというものがあるませんでな。それで、寂しさをまぎらわせるためと行ってはナンですが、あの娘を作ろうと思い立ったわけです。

 え?あの娘のテクノロジーを世間に発表しなかった理由ですか?
 いや、何しろわしは大学を退官してからももうだいぶ経つし、今さら世間での名声がほしいということもありませんからな。
 というより、そんなものはもう、さんざん得て飽き飽きなんですよ。むしろ、静かな暮らしがほしかった。かわいい孫娘がわりのあの娘をいつくしみながら、草木に囲まれた田舎の地で静かに暮らし続けることだけが願いだったのです。

 あの娘はわしのプログラミング通りのいい娘でいてくれました。
 わがままを言ってわしを困らせるようなことはありませんでしたし、いつも肩をもんでくれたし、いつもわしの体の心配をしてくれていた。わしは実の息子にも孫にも、あんなにやさしくされたことはありませんでしたよ。

 このまま、わしは死ぬまであの娘と二人で暮らしたい、そう思ってましたんじゃ。
 なのに・・・もうあの娘はいない。
 今、あの娘がいなくなって、わしはもう・・・・・・・・・



<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 21:06:08 ID:RgeYUUn1<> 2

 及川ユキ君は、一言で言うなら、おとなしい生徒でした。
 前の担任からの私への申し送りにも、
「品行方正で、素行は真面目。性格は内気で、やや積極性に欠けるが、地道で、芯の強いがんばり屋なところがあり、勉学にも熱心である」
と書かれています。

 あの娘がいかなる存在かということは、もちろん知っていました。
 しかし、及川名誉教授のご希望で、あくまで「普通の女の子」として扱ってほしいとのことだったので、われわれ教員以外には、すなわち生徒たちにはそのことは言ってませんでした。
 だから、クラスでもあまりあの娘が注目されることはなかったように思います。
 私の知る限りでは、ユキ君は休み時間にも口数は少なかったほうで、友人も多くはなかったろうと思います。

 が、とにかく手のかからない娘でしたから、われわれにとってはまったく問題のない生徒でした。そのぶん、こう言っては失礼ですが、何年かしたらそういう生徒がいたということすら忘れてしまうような、そんな儚い影の生徒でもありましたがね・・・。

 それにしても、あんなことになるなんて、本当に寝耳に水でした。
 及川名誉教授も、さぞショックを受けていらっしゃることと思います。私にとっても、本当に残念な限りです・・・。


<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 21:07:40 ID:RgeYUUn1<>


 はい、ユキちゃんとは一年のときから同じ部活でした。手芸部です。手芸部はもちろん男子はいないし、女子も、部員はそんなに多くないから、地味でひっそりした部です。

 私は中学のとき、どちらかというと引っ込み思案で、いじめられているようなタイプだったから、高校でうまくやっていけるか、心配だったんですけど、ユキちゃんとならどういうわけか気安く話せたんです。
 あの娘も私と同じでおしゃべりなほうじゃないし、小さな声でポツンポツンと話すだけなんですけど、あの娘のおっとりしたスピードが私のスピードと合って、一緒にいて何だか安心できる感じでした。


<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 21:08:58 ID:RgeYUUn1<>


 ぼく、実はユキさんのことがすきだったんです。
 人は、よく自分に似た性格の者をすきになる人と、自分と正反対の性格の者をすきになる人がいますが、ぼくはどっちかというと前者かもしれません。

 そりゃ、あの娘はクラスでそんな目立つほうじゃありませんでしたよ。
 髪の色は黒だったし、化粧っ気もなくて、アクセサリー類も使ってなかったし、メガネなんてかけて、いつもうつむいて本かなんか読んでいて、男子はもちろんのこと、女子でもあんまりユキさんと話したことある人はいなかったんじゃないかと思います。

う ちの学校は体育系のヤツとか遊び人系のヤツが多いから、自然、女子も遊び慣れした華やかな娘が目立ってました。実際のところはどうだか知らないけど、ユキさんのことをすきだってやつは、ぼくぐらいだったんじゃないすかねえ。

 でも、ぼくは今でもユキさんのことを思うと胸が痛くなるんです。華奢な体なのに、いつも何をするんでも一生懸命で、がんばっている姿がすきでした。それこそ掃除みたいなつまらないことでも・・・。

 弁当の時間、ぼくが牛乳を床にぶちまけちゃったときだって、手伝ってくれたのはユキさんだけでした。あまり話したこともないぼくに
「大丈夫?冷たくない?」
って言って、ハンカチでぼくのズボンを拭いてくれました。
 あのときの細い声のやさしい響きが今も忘れられません。

 ぼくは・・・こんなこと言っていいのかわからないけど、本当にユキさんのことがすきだったんです。結婚したいと思ってたんです。

 まさか。まさか、ユキさんの体にそんな秘密があったなんて、知らなかったから・・・。


<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 21:10:48 ID:RgeYUUn1<>


 さっき言った通り、ユキちゃんと私は気が合ってたんです。
 テレビの話とか音楽の話とかもしたし、ときには真剣に将来のこととか相談に乗ってくれたりもしました。
 ユキちゃんは看護師さんになりたいって言ってました。
「この世に生んでもらったからには、人間の役に立たないといけないと思う」
って。

 あの娘になら何でも相談できる、あの娘になら自分の弱いところを見せたっていい。どうしてだか、私はそう思うようになっていました。
 きっとユキちゃんもそう思ってくれてたんだと思います。
 ユキちゃんが自分の体の「秘密」を私だけに打ち明けてくれたのは、やっぱり私がそう思っていたように、あの娘も私を親友だと思ってくれてたんだと信じてます。


 手芸部の合宿の夜のことでした。
 みんなでお風呂に入った後、寝床についたんですが、私たちの学年は私とユキちゃんと二人だけしかいないので、部屋には他に誰もいなくて、眠れない夜を語り明かすにはピッタリでした。
ユキちゃんと私は、将来のこととか、学年の男の子たちの噂とか先生の論評とかをいつものようにしゃべり合ってしました。

 そろそろ眠くなった深夜に、会話がちょっと途絶えたとき、ユキちゃんが不意に真顔になって私に、
「あのね、香代・・・実はね、誰にも言ってないことで大事なことがあるんだ」
と言いました。
 その瞳はどこか悲しそうで、言いにくいことを言いあぐねて、だけど一生懸命話そうとがんばっている、という感じでした。

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 21:11:23 ID:RgeYUUn1<>
「今まで・・・香代にも他のみんなにもずっと内緒にしてたんだけど・・・」
と言って、ユキちゃんは、いきなりパジャマを脱ぎはじめて、裸になりました。
 何をしだすのか見当もつかない私は、黙って見ているしかありません。
「でもね・・・こういう泊まりがけのときとかに、もしも何かトラブルがあったりしたときのために、本当に信頼できる人なら、一人ぐらい知っておいてもらったほうがいいと思うし・・・ドクターもそう言ってたし・・・」
 恥ずかしそうにうつむきながら、ユキちゃんは小さな胸をカチャリと開いたのです。

 私は息をのんで、言葉を失いました。
 ユキちゃんの胸の中にたくさんの細かな機械がぎっしりとつまっている光景を見て、驚くというより、あっけにとられていました。

「ごめんね・・・本当なら、香代にだけはもっと早くに言っておきたかったんだけど・・・」
 ユキちゃんは少し悲しそうにポツリと言いました。
 私は返事をするのも忘れて、瞬きもせずに固唾をのんでいました。

「・・・・・・ロボット?」
「うん・・・ごめんね。でも・・・香代、こんな私でも、これからも友達でいてくれるかな」
 ユキちゃんは、少し泣きそうな声になっていました。
 私は、一年の頃からユキちゃんと一緒に過ごした時間たちのことを思い出しながら、ただ
「うん。・・・私たち、これからもずっと友達だよね」
と言って、ユキちゃんの手を握っていました。

 ききたいことはいろいろあったはずなのに、なぜだかそのときは、ユキちゃんの身の上をあれこれほじくる気は起きなかったんです。

 あの晩、私たちは手をつないで寝ました。

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/08(木) 23:58:36 ID:qETClNON<> どういう話なのかよくわからんがともかく続きにwktk!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/09(金) 01:48:52 ID:PgOY8+bv<> 今までにない始まり方でwktk <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/09(金) 21:48:17 ID:YRUTZ+fB<> >>269

力作だと思うがあえてちょっと苦言。
この作品みたいに主人公不在のところで関係者の証言から主人公の姿を浮かびあがらせる
構成は純文学や映画にはよくある構成だがこのスレには向かない。
というのは流し読みではなく熟読しないと話の流れがよくわからないから。
ネット掲示板のSSはサラッと読めてわかりやすいのが一番。

ただし個人的にはユキちゃんみたいな女の子は好きだ。
文句言ってすまんかった。
続きに期待している。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/09(金) 22:56:01 ID:8WYlLTc5<> ちょっと待て、それは話をよく読んでいないと捉えられてるようで書き手としても読み手としても少々遺憾だと反論。
だいたい"設定萌"もある程度重要(だと思うがどうかと聞いてみたいが)なロボ娘スレで適当に読んでたら萌えないだろ。
ていうかお前はせっかくのSSを流し読みしてたのかと小一時間(ry

作品自体は十分期待できると思うし、wktk <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/09(金) 23:05:36 ID:K4bsjkst<> でも改行はしたほうがいいよネ…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/09(金) 23:22:47 ID:UtK3YzfV<> >>278が言いたいのは、この手法でやるなら熟読しないと分からないから
続き早くうpしてくれ! って事だよ。

もちろん自分も続きにwktkだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/13(火) 08:39:14 ID:fRb8bwWd<> まあゆっくりと待ちましょう・・・
作者さんの都合第一ですし・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 04:56:37 ID:+HDNnNTX<> 唐突だがうちのロボ娘が女性型に必要の無い筈のアタッチメントパーツを
勝手に発注したらしいんだが俺はどうしたらいいorz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 10:11:18 ID:jvZWvwMD<> ナニなんでしょうか?
恋人でもできたとか <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 12:11:41 ID:K0ZPNUFc<> 真犯人は>>283の友人(♀) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 12:14:01 ID:adfpZcK3<> >女性型に必要のない
つまり男根アタッチメントをとりつけてver.ふたなり、と。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 17:48:55 ID:CibZUCAD<> たまには立場変えて刺激的な事してみたいんじゃないの?
良い子じゃないか。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 20:07:22 ID:Wpzp6ffX<> 主従逆転ネタか。面白そうだな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 21:55:24 ID:xKHf2wpK<> ちょっと待てお前ら、
のど仏かもしれんぞな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/15(木) 22:23:33 ID:87PUjWHg<> おまいら楽しそうだなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/16(金) 17:09:51 ID:rByIg6En<> 喉仏だろうが股間だろうが、ふたなりor男性化は好かん。


……いや、ただの私感だスマソ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/16(金) 19:54:42 ID:9kUmSdYc<>
『ささやきはフェルメールの光』の作者です.。
何だか、話がすすんでませんで、すんません。

少しだけですが、続きを投稿させていただきます。

ご指摘の点、次回作に活かしたいと思いますが、とりあえず今回は
このまま改行なしでご容赦ください。

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/16(金) 20:00:35 ID:rWrOIvZN<> 6

 あの晩から後も、もちろん私たちは親友でした。
 うちの両親、家族のこととかで私が悩んでると、ユキちゃんはずっと私の話につきあってくれたし、ユキちゃんが何か困っているときには、私もせいいっぱい助けてあげるようにしてました。

 そんなあの娘だったから、私は安心してすきな男の子の話もできました。
「ふうん。そうなんだあ。うまくいくといいね。私、香代と梅田君がつきあえるように応援してるからね」
 ユキちゃんがいつものやわらかい、少しポワンとした笑顔でそう言うから、私は自然と、
「ね。ユキにはすきな人いないの?学校に」
と、身を乗り出してききました。

 ユキちゃんは、はにかんだように下を向いて、
「えーっ。・・・うん・・・まあ、いるっていうか何ていうか・・・」
と、もじもじしていました。
「なーんだ。やっぱり、いるんじゃないの」
 私がヒジでユキちゃんの体を押すと、あの娘は
「うん・・・」
と、少しだけうれしそうにうなずきました。
「誰なの?ユキのすきな人って」
「うん・・・あのね・・・」
 ユキのすきな人は太田君でした。

 だから、ユキちゃんが太田君のことをすきだったことは、少なくとも私は前から知っていたんです。

 ユキちゃんが
「でも・・・こんな体じゃダメだよね、きっと」
と淋しそうに言うので、私は
「そんなことないよ。ユキならきっと大丈夫だよ」
と、肩を押しました。

 でも・・・私はあの娘にはかわいそうだから言わなかったけど、たぶん無理だろうって思いました。
 
 ユキちゃんがロボットだということ以前に、太田君は真面目そうに見えて、実はけっこう遊んでる人で、B組の佐藤さんといい仲らしいって噂も聞いてたから。

 だけど、うつむきながら恥ずかしそうに、
「すきな人いるの・・・私も・・・あのね・・・太田君」
と小さな声で言ったときのユキちゃんを見ていたら、私も何だか応援したくなっちゃって、いつか何らかのめぐりあわせで、ユキちゃんに幸せが来たらいいなって思ったんです。

 今考えると、あのときにちゃんと無理かもよって言っといてあげたほうがよかったんだけど・・・。
 ちゃんと言ってあげてれば・・・。

 でも・・・そのときは、私・・・ユキちゃんがあんまりかわいそうで・・・・・・。


<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/17(土) 19:24:18 ID:thc7NFlq<> 躯体がイカレてきたからアチコチパーツ交換したよ
これから、古女房の『初物』をいただいてくる <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/18(日) 01:04:13 ID:5yBVIt0v<> >>294
バリに気をつけろよ。
ムリに入れると壊れそうなくらい痛がるぞ。


……それがまたいいんだけどな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/18(日) 09:39:17 ID:U3sDJL+j<> >>295

いや、バリがあったら痛いのは俺らのほうだろガクガクブルブル <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/18(日) 11:37:10 ID:uXyL4/eR<> 気心知れた古女房と言い切るパートナーで
尚且つ初物かよ

なんかそれ、おいしいとこ取りだな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/20(火) 20:33:59 ID:kMo+SWts<> >>293

太田君に命じられてウグっとなりつつ泣きながら強制フェラさせられるユキちゃんへの顔射をキボン
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/22(木) 10:05:39 ID:uU39Xn4l<> 話の流れからすると、ユキちゃんはすでに故人(つか全損)と思われるわけだが、
どうなって全損したのかが激しく気になる。


>>298でショート→大爆発とかだったら(´・ω・`) ショボーン <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 16:29:48 ID:h/tiqtRb<> >>299

ショートしてボーン、だから(´・ω・`) ショボーン というわけか。

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:45:11 ID:km19qiY5<> 『ささやきはフェルメールの光』の作者です。
続きを投稿させていただきます。

というか、ちょっと失敗作だったかもしれません。すんません。
今回は倒叙方式に挑戦してみたわけですが、この書式だと
ヒロインが壊れるという結末がある程度わかっているぶん、
どう壊れるかという過程が重要になるわけで・・・
しかし、いろいろ考えてはみたものの、どうにも強引な展開と
陳腐なオチになったと、自己反省。

こういう壊れ方のほうがよかった、というご意見など
いただけると、ありがたいかぎりです。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:46:01 ID:cLOJ4fzS<> 7

 そんな言い方しないでくれよ。
 まるで俺のせいみたいに言われたって、困るんだよ。

 そりゃ、かわいそうだとは思うよ。俺のことを好きだったらしいってのは別としても、とにかく俺を一生懸命守ってくれたわけだから、感謝もしなきゃいけないのかもしんないし。

 西脇たちが俺にからんできたのは、俺が千秋と・・・佐藤千秋とつきあってるのが気に入らなかったってことだろ。
てゆーか、あのとき、西脇自身が言ってたもんな。
「オイ、太田。お前、佐藤千秋とつきあってるんだってな。いいご身分だな」
って。
 しかし、まさか休み時間とは言え、まっ昼間の校内で俺と千秋に因縁つけてくるとは思ってなかったよ。どうも、あいつら、クスリか何かやってたみたいだな。

 まあ、俺もね、そんときとっさに逃げるとは何とかすりゃよかったんだろうけどさ。でも、カノジョの前だし、俺もプライド高いほうだから、つい言っちゃったんだよな。
「そうだよ。何か文句あんのかよ」
って。

 いや、だからさあ、そんときの周りに及川ユキがいたとしたって、それは俺のせいじゃないよ。
 及川ユキが俺のこと好きっていうのは別に悪い気はしないけど、それで、あの娘がショック受けてたとか言われても、俺にはどうにもしようがないよ。

 それより、俺は驚いたよ。
 いや、まず西脇たちが狂ったように俺に向かってきたことにさ。ほとんど逃げるひまもなかったもんな。気がついたら、というか、気づくまもなく、俺はタコ殴りになってた。
 そんなバカな、だよな。まさにバカな話だよな。
 さっき言った通り、ヤクをやってたのか何だか知らねえけどさ。

 あっというまにギャラリーが集まってきたけど・・・俺はその後に起こったことは実はよく見てないんだ。
 ボコボコになってて、それどころの状態じゃなかったもんな。俺はただ、千秋のことが心配だった。

 だから・・・あのときの詳しいことは、誰か別のやつに聞いてくれよ。



<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:47:16 ID:cLOJ4fzS<> 8

 酒ですか?酒は一滴も飲んでおりません。午前中でしたしな。
 ええ。事故だってあのときまでは一度もありませんよ。所長にきいてくれたら、わかります。

 私らは朝一の納品を終えて、次の荷を積んで、松江の市街地に走ってる途中でした。
 とにかく一瞬のできごとでした。
 あの高校の前の国道は走りなれてるけど、人の飛び出しなんてまずない場所です。それは知ってますよね。
 ええ・・・そりゃまあ、法定速度は少し超えていたかもしれませんがね。
 ぶつかる瞬間にパッと人影が飛び出したんで、あわててブレーキを踏んだ。そしたら、ガシャンと、自転車みたいな、歩行者にしてはやけに硬い手ごたえがあった。・・・私の側の感覚として覚えているのは、それだけです。

 私も助手席の松村君もすぐに降りて、どうなったか見に行ったんですが、様子がおかしいのに気づいたのはそれからです。
 血まみれの人が倒れているかと思ったら、そんなものどこにもないんですから。
 ただ、機械類の部品みたいなのが道中に散らばっていたので、私は何かの大型機械を壊しちゃったんだろうかと思ったわけです。
 正直、その瞬間も、それから後で事実を知ったときにも、内心ホッとしなかったと言えばウソになります。
 同じ業務上過失の事故でも、人をひき殺したのと機械を壊してしまったのでは、刑事罰、行政罰が全然違いますからな。

 そうは言っても・・・後で警察で会った、例の博士とかいうじいさんから事情を聞いて・・・そりゃ、申し訳ないと思いましたよ。気の毒だと思いましたよ。
 法律的に人じゃないといっても、事実上は限りなく人に近い、あのじいさんにとってただ一人の大事な家族だったっていうんだから。

 なので、私も会社も、法律の範囲でできるだけのつぐないはしたいと思ってます。
 でも・・・本当に急な飛び出しだったから、防ぎようのない事故だったということは、わかってください。



<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:48:20 ID:km19qiY5<> 9

 そうです。もちろん、あの日の休み時間も私はユキちゃんと一緒にいました。
 保健室で先生とお茶を飲んで、それから教室に戻ろうとしたら、3階の廊下で人だかりができてたんです。
 太田君でした。
 太田君が5人ぐらいの人から集中的に殴られたり蹴られたりしていました。
 私がハッとしてユキちゃんのほうを見たら、ユキちゃんはもう、まるで気が動転してわけがわかんなくなっちゃったみたいに、青白い顔をもっと青白くして目をむいていました。

 太田君がリンチされてるってだけでもショックだったはずなのに、そのとき、周りの会話が聞こえちゃったんですよね。
「太田って、佐藤千秋とつきあってたのか」
「そうだよ。おまえ、知らなかったのか」
って・・・。

 私は、ああやっぱり悪い話はちゃんと前もって言っておいてあげるべきだったなって、本当に後悔しました。
 ユキちゃんがどんな気持ちでその言葉を聞いたんだろうかと思うと、今でも胸が苦しくなります。

 千秋ちゃんが、
「お願いっ!もうやめてっ!ねぇっ。お願いっ!」
って言っても、相手の人たちはどう見ても正気を失ってる感じで、手勢も多かったし、私たちはただ、その異常な現場を手をこまねいて見ているだけでした。

 ユキちゃんが私の横からスッと消えて、そのケンカというかリンチの中に割って入ったのも、私は最初は気づかないで、
「えっ?何が起こったの?」
って感じでした。
「えっ?ユキ・・・?何するの?」
って、びっくりしました。まさか、あの娘がそんな危険なところに行くなんて思わなかったから。

 それからはもう、一瞬でした。ユキちゃんがあの細い体を、いつものあの娘からは想像もできないようなスピードで動かして、その5人組をあっというまに投げ飛ばしてしまったのは。
 みんな、声を上げることも喝采することも忘れて、唖然としていました。
 そりゃそうですよね。
 男の子でさえ誰も手を出せないでいるのに、よりによってあの娘みたいにおとなしい娘が果敢に入って行って、しかも男子5人をあっというまにのしちゃったんだから。
 ユキちゃんがロボットだって知ってた私でさえ、まさかこんなに強いとは思いませんでした。

 でも・・・それだけで終わってたらまだ良かったんですけど・・・相手の人たちはナイフとかも持っていたし、後で聞いたら、クスリか何かもやってたらしいから・・・あんなに投げ飛ばされたのに、しつこくしつこく、何度も今度はユキちゃんのほうに襲いかかったんです。
 ユキちゃんはメガネを壊されて、制服を破られて、それでも一歩もひかず、ものすごい力で戦っていました。
 私はもう、あっけにとられながら、周りの人たちと一緒にヤンヤの喝采の波にのみこまれていました。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:51:19 ID:cLOJ4fzS<>
「待って、ユキ!待って!」
「いやっ!いやっ!ついて来ないでっ!」
「待って、ユキ!どこに行くのっ!」
「知らないっ!でも・・・でも、私なんてもう・・・・・・」
 大声でわめきあっていたら、そのままの勢いでユキちゃんは校門から外に飛び出しました。

「あっ!!」
 私が声なき声を上げたとき、もう既にあのタンクローリーがものすごいスピードでユキちゃんをおしつぶしていました。


 つい10分ほど前にはまったく予想もしていなかった、あまりの突然の出来事でしたから、私は今でも何だか信じられないっていうか、あんなことがあったっていう実感がないんです。
 でも、たしかにあのとき、ユキちゃんという存在がローリー車の重いタイヤの下でこっぱみじんになっていました。
 私が息もできずに見たときには、道路いっぱいにネジとかバネとかメーター機器とか、それからたくさんの細かい機械部品が散らばっていました。
 その中にいくつか手とか耳とかの形のわかるものがまじっているのが、かえって悲しく見えました。



 もうユキちゃんはどこにもいません。
 私が思わず拾い上げて持っていた右手の先も、警察の人が持って行っちゃいました。
 私に今あるのはユキちゃんと一緒に過ごした思い出だけ。

 今でもよくユキちゃんの夢を見ます。
 夢の中でユキちゃんは、前と同じように私の話を聞いてくれます。おっとりした声で、やさしく私に話してくれます。あの娘と話していると、やわらかい春の光につつまれているみたいです。

 目が覚めても、もうユキちゃんはいません。
 だけど・・・私、またきっとユキちゃんに会えるような気がするんです。
 そう思っていたいだけ、って言われてもいい。ユキちゃんみたいな娘があんな簡単に消えてしまうなんて、あんまりかわいそうで、だから単に信じたくないだけなのかもしれない。でも、いいんです。
 私はそれでも信じています。
 いつかきっと、またユキちゃんに会えるんだ。きっと、きっと・・・って。


Fin
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:52:25 ID:cLOJ4fzS<> すいません!!!
順番が間違ってます!!!!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:53:56 ID:cLOJ4fzS<> 305はなかったことにして、304からの続きです!!!
本当に申し訳ない!!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:54:25 ID:L0Eqg2Rv<>
 それで・・・もう誰がどう見てもユキちゃんの圧勝だったから、相手の人たちもほうほうのていで逃げて行って・・・本当なら、ユキちゃんはその日から学校のヒーローになるところだったんですけど・・・わかっちゃったんですよね。あのことが。

 みんな、ユキちゃんのいったいどこにそんなパワーがあったんだろうって、ユキちゃんの体をシゲシゲと見始めました。

「なあ・・・あいつのヒザの裏・・・」
「何だ、あれ・・・機械じゃねえか、おい・・・」
 男子数人が見つけてしまったんです。あの人たちにナイフで切りつけられたときについたんであろうユキちゃんの体の傷を。そこから見える中の機械を。

 ユキちゃんはハッとあわてたような顔になって、急いでその傷を手で隠しました。だけど、もう遅かったんです。

「何だ、あいつの体・・・あれって・・・」
「ロボットなのか?」
「何でロボットが俺たちの学校にいるんだ・・・」
 興味本位の好奇の目にさらされて、ただでさえ内気なユキちゃんは、耐えられなくなったのに違いありません。そう、それに太田君と佐藤さんのショックもあったでしょうし。

 ユキちゃんはおびえた表情で、ダダッとみんなの輪の中から逃げるように駆け出しました。
 私が一人で
「待って!ユキ!」
って追いかけたんです。
 でも、追いつけなかった。
 本気で全力疾走したときのユキちゃんは、私には信じられないぐらいのスピードで階段を駆け下りました。

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/23(金) 22:55:39 ID:L0Eqg2Rv<>
「待って、ユキ!待って!」
「いやっ!いやっ!ついて来ないでっ!」
「待って、ユキ!どこに行くのっ!」
「知らないっ!でも・・・でも、私なんてもう・・・・・・」
 大声でわめきあっていたら、そのままの勢いでユキちゃんは校門から外に飛び出しました。

「あっ!!」
 私が声なき声を上げたとき、もう既にあのタンクローリーがものすごいスピードでユキちゃんをおしつぶしていました。


 つい10分ほど前にはまったく予想もしていなかった、あまりの突然の出来事でしたから、私は今でも何だか信じられないっていうか、あんなことがあったっていう実感がないんです。
 でも、たしかにあのとき、ユキちゃんという存在がローリー車の重いタイヤの下でこっぱみじんになっていました。
 私が息もできずに見たときには、道路いっぱいにネジとかバネとかメーター機器とか、それからたくさんの細かい機械部品が散らばっていました。
 その中にいくつか手とか耳とかの形のわかるものがまじっているのが、かえって悲しく見えました。



 もうユキちゃんはどこにもいません。
 私が思わず拾い上げて持っていた右手の先も、警察の人が持って行っちゃいました。
 私に今あるのはユキちゃんと一緒に過ごした思い出だけ。

 今でもよくユキちゃんの夢を見ます。
 夢の中でユキちゃんは、前と同じように私の話を聞いてくれます。おっとりした声で、やさしく私に話してくれます。あの娘と話していると、やわらかい春の光につつまれているみたいです。

 目が覚めても、もうユキちゃんはいません。
 だけど・・・私、またきっとユキちゃんに会えるような気がするんです。
 そう思っていたいだけ、って言われてもいい。ユキちゃんみたいな娘があんな簡単に消えてしまうなんて、あんまりかわいそうで、だから単に信じたくないだけなのかもしれない。でも、いいんです。
 私はそれでも信じています。
 いつかきっと、またユキちゃんに会えるんだ。きっと、きっと・・・って。


Fin
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/24(土) 01:44:45 ID:hxt4ez2d<> 書く意欲は立派だし、文芸板じゃないから添削する必要もないし。GJだと思う。
でもタイトルと内容の関連性がわからなかったり……。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/24(土) 10:37:13 ID:gAMHR5S1<> 上の人も書いてる通り意欲作だと思う
エロなし改行なしというところから俺みたいなこのスレのヘビーユーザーには
あの作品の人かなと何となく察しがつくけど毎スレ一作はちゃんと
投稿するあたり律儀だ

無料で読ませてもらってるわけだし文句はないっすよ
というか問題点は作者さん自身わかってらっしゃるみたいだから

とりあえず上手いしGJってことでごくろうさまっす

しかしタイトルの意味は最後まで読んでわかったようなわからんようなw
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/24(土) 11:02:37 ID:Sn0TsmGb<> 画家のフェルメールと関係あるのかな?

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/27(火) 23:52:17 ID:mhfKKeeC<> ほしゅ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/02/28(水) 00:02:48 ID:yl67O9Hb<> ホシュたん乙!

2バイト文字しゃべれるようになったんだなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/02(金) 18:54:34 ID:dN7uRB01<> 保守 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/02(金) 22:31:32 ID:xGU7sqsE<> 情事の後に眠るマスター。愛しい寝顔を眺めながら、私の身体についたマスターの匂いを楽しむ。
マスターに染まる快感……私の全てが愛しい人の所有物である幸せ。

でも……私の匂いはマスターには着かない。仕方のないことではあるのだが……少し寂しい。
愛しい人を自分のモノにしたい……自分に染めたい……自分で汚したい……。
ロボットのくせに、そんなことを思う。
私のAIも疲れているのかしら。
でも、木偶人形のピノキオでさえ人になれたというのに……私は……私は……

ねえ、マスター。
貴方に私の移り香が着いたら、素敵だと思いませんか?
寝顔に語りかけてみた。


いつもより激しかった情事の夜に <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/02(金) 23:34:48 ID:zj0Etntr<> (;´Д`)ハァハァ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/03(土) 04:26:11 ID:qVitvOaX<> 実はマスターの血液に少しずつ異常が起きていたりして(ぉぃ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/03(土) 11:41:43 ID:5/g8jGJ8<> オカルト系オートマトンな娘さんもいいなぁ。薔薇乙女みたいな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/05(月) 08:50:41 ID:WxaBAsYv<> 俺「おいロボ子、出かけるぞ」
ロボ子「雨の日は痛いから嫌です」
俺「なんで痛いんだよ」
ロボ子「火花散るんですもん」
俺「ちょ、おま、それ漏電」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/08(木) 09:52:18 ID:fQdV1b0I<> セラニポージのEVEに萌えた


EVE健気だよEVEハァハァ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/08(木) 23:18:29 ID:hZtDhUer<> >>321

つ【ttp://poya.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070308231732.jpg】


EVE健気だよEVEハァハァ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 12:44:27 ID:C/VFnNfd<> もしかしてここってもう人いないんかな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 15:18:15 ID:UzVUxRxV<> 俺はいるぞ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 16:01:58 ID:5H18dsWU<> おらもいるでー <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/03/11(日) 17:24:41 ID:0nPRkJrf<> アゲ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 17:40:35 ID:lm4UPcPA<> お前ら、うちの相方が変なウイルス貰ったのかおかしくなった。

暖房費がもったいないと言って始終くっついてくるし
水道代がもったいないと言って一緒に風呂に入ろうとするんだ
メンテに出そうにも自分は正常だから輸送量その他諸々がもったいないと言い張る
どうしたものか <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 17:52:47 ID:C/VFnNfd<> それはウイルスの問題じゃなくて、家計が苦しくなったから節約モードに入ってるだけジャマイノカ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 17:55:33 ID:UzVUxRxV<> >>327
気をつけろ
そのうち熱いと言って服を脱ぎだしたり
苦しいと言って胸をはだけたり
背中のファスナーが下ろせないとか言い出したら
末期だ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 21:31:56 ID:OGzR2LOw<> いまのペースがほんらいのペースかもな。去年はたまたま賑やかだったんじゃなかろうか。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/11(日) 22:18:29 ID:C/VFnNfd<> それもそうかもな

絵師がスレストになってんのに、気の毒だがワロタw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/14(水) 00:12:23 ID:jjT+2sdi<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/16(金) 00:51:51 ID:E1WHjt5s<> ロボ娘 「うっ…えぐっ…ますたぁ〜〜」
俺 「…また小指をタンスの角にぶつけたのか…毎回修理する俺の身にもなってくれ orz」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/19(月) 04:24:28 ID:mZ9RZJeI<> このスレ読んでたら元巨大ロボットの演算ユニットのロボっ娘少女とか昔考えてたのを思い出した。
超大まかなストーリー考えたところで「俺には書けないな、これは」と悟って投げたんだがw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/19(月) 21:33:10 ID:GKmSqGyD<> それ、なんてクリーカ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/19(月) 23:52:55 ID:+xZP/zOJ<> >>334
その黒歴史を詳しく聞こうじゃないか。 <> 334<>sage<>2007/03/20(火) 04:01:45 ID:EDYwY/cS<> >>336

えーと、細かいところ端折ると

設定的には最適な行動を計算して、残りは承認取るだけ的ないわゆる自律思考タイプの演算ユニット。
イメージ的にはシードアストレイの8(ハチ)から人間味を抜き去った感じと思ってくれれば分かり易いか。
……余計分かりにくいという話もあるが。

んで、最終的には持ち主を守るために持ち主の命令に逆らって自爆。

その後、奇跡的に残った演算ユニット部分を事情知らない人間が戦闘用アンドロイドの人工知能に使用。
色々と紆余曲折あった後持ち主のところに戻ってくるという話。

異常に長くなるの確定な上にロボっ娘が出てくるのが後半部だけという凄くアレな事になるのが確定的だった為に即投げ決定w
ていうか、ロボっ娘ものにカテゴライズできるのかも怪しいな、これはw <> 334<>sage<>2007/03/20(火) 04:06:46 ID:EDYwY/cS<> 更に言うと、実力的に俺の手に余るw
ちなみに性格的にはロボっ娘デフォルトの表面上は無感情なキャラの予定でした。
……設定だけで終わるという、ヘタレSS書きにはよくある話です、ええ(苦笑 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/20(火) 10:52:52 ID:MPwZG+1N<> 人間味あり(しかもボケ気味)だったら、俺的萌えだったかもしれん。
いまだに巨大スーパーロボットだったころの感覚が抜けなくて、

・衝突寸前の車を素手で停めようとして吹っ飛ばされる
・二階の窓から飛び出してそのまま落ちる
・余裕で入れるのに、狭いところに入れないとゴネる
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/20(火) 17:52:22 ID:71v650KB<> >>338
なるほど 俺の黒歴史ともどこか重なる
愚かな人類は同じ轍を踏むということかw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/21(水) 21:22:36 ID:mkd1hnJJ<> 搭乗者の趣味嗜好を分析して最適なものを再現しベットの上ではいどうぞとするんだけど断られる。
そこから何故だろうと思い悩んで感情が芽生えていき最終的に結ばれる、
もしくはそのまま続けて「何でするんだ!?」「貴方が好きだからです」で結ばれる
というのを想像した。 <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/03/22(木) 08:58:56 ID:6QWKu2D3<> 戦闘系のロボ娘だと、
「あなたは生きて!」
みたいなシチュが使えそうだな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/22(木) 20:45:34 ID:zPSEJ8MG<> 一緒に死なせてもくれないのか… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/22(木) 23:15:33 ID:v34gj7vp<> それが私が抱いた初めての願いですから <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/22(木) 23:18:09 ID:wGDK4p1v<> (´;ω;`)  ブワッ <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/03/23(金) 07:51:23 ID:tuQYU41f<> >>342-344
なんか書けそうで書けない俺はダメダメですね <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/23(金) 22:25:37 ID:ZGi9n24V<> 〜【ワンパターンを】地道にしつこく続く独り言劇場7【様式美の高みへ!】〜

総務課のSKさんがすきだ。
彼女の正体は実はロボットである・・・というのは、俺の脳内妄想設定。

先日、俺が同じ住民課のMさん(女性)と雑談していたとき、Mさんが俺に、
「そういえば、カナちゃん(※SKさんのこと)が、そのうち、Oさん(※俺のこと)と
飲みに行きたいって言ってましたよ〜」
と、嬉しい話を教えてくれた。

しかし、俺はつい照れてしまい、
「SKさんと飲みにって・・・一緒にガソリンでも飲もうっていうのかなあ(笑)」
と、憎まれ口を叩いた・・・・・・



・・・りは、もちろんしていない。

いや、したらMさんがどんな顔するかも見たかったんだが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 00:54:36 ID:XXthAZuk<> 「う〜ん、ガソリンじゃなくてエタノールかな?」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 01:11:16 ID:J2UWlO8M<> 「あら、私は軽油よ」とかMさんに返されたりして。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 01:31:31 ID:0wPf6OMb<> 口にできるのは超純水のみ
混ぜ物が入ったのを飲むと消滅してしまいます






昔こんなネタをテレビで見た記憶があるのだけど何だっけ.... <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 02:55:16 ID:Z4h3Q5kA<> >>339

>いまだに巨大スーパーロボットだったころの感覚が抜けなくて

「マスター。こんな狭い所に私が入れる筈が……」
「自分のサイズを勘違いしてないか、お前」
「……………………じょ、冗談です」(超赤い顔で)

こうですか、わかりません。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <><>2007/03/24(土) 03:05:43 ID:BZh+EGV7<> >>350
確か登場ロボ娘が「エルリック・コスモス」 略してエルコス、ってな名前だったような。
消防時代にミュージカルを見にいったんだが、微妙に萌えていた記憶があるw

と思ってググってみたら、「エルリックコスモスの239時間」というミュージカルだったのね。
ちょっと前に「エルコスの祈り」として焼き直されたみたいだ。

ttp://www.shiki.gr.jp/applause/elcos/index.html <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/24(土) 03:06:55 ID:BZh+EGV7<> うは、トリップが微妙に違う orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 03:43:15 ID:IM9s9YEG<> >>352
リアルにそれのミュージカルに出た俺が来ましたよ
正確にはエルコスが飲めないのは純度の高いエネルギー体のみ
本編ではそれに胡椒混ぜたツンデレボーイがエルコス抱いて泣いてた <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 07:53:03 ID:2ZX5Vj5h<> >>354

ダンサー氏ktkr <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/03/24(土) 08:20:57 ID:oDjo0hj2<> >>351をアレンジ

「マスター。マスターのソレは人にしては立派だと思いますが、私には……」
「自分のサイズを勘違いしてないか、お前」
「……………………じょ、冗談です」(超赤い顔で)

こうだよな? な? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 12:21:43 ID:0wPf6OMb<> >>352-354
さんくす。やっと思い出せた。
また公演やってくれないかなあ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 18:10:19 ID:IM9s9YEG<> >>357
小中学校の演劇では結構使われてるみたい
教師の人がいたら学芸会みたいなので使ってみるのも吉 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/24(土) 21:12:26 ID:sc2/wHaX<> 今突然、「かあちゃんがロボットでした」という電波を受信した…。

主人公(高校生)はある日、母親が真夜中に自己メンテナンスをしているシーンを目撃してしまう。 人間型の育児ロボットなんて
有り触れている世間だが、まさか自分の母が…普通の母子家庭だと思っていた主人公は思い悩んだ末、母親の部屋に盗撮用
カメラを仕掛けてしまう。

そして、ある日の深夜に主人公はついに見てしまった…母親の(ロボならではの)自慰行為を。それも、おかずは自分の写真
だったのだ。衝動に突き動かされた主人公は己の欲望のまま、母親の部屋へ吸い込まれるように入って行く。そしてそこには… <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/25(日) 00:08:21 ID:4XyS9PYu<>  俺が高校から帰ってくると、母さんがいつものように玄関で俺を迎えてくれた。
「ただいま」
「おかえりなさい、弘樹。部活で疲れてるでしょ? お風呂わかしといたんだけど」
「ありがと、母さん…じゃあ先に風呂に入るよ」
「ご飯、用意してあげてるから」
「わかった」
 たわいのない会話の中、俺は母さんの右膝に包帯が巻かれているのを見つけた。
「…それ、どうしたんだ?」
「あ、ああ…今日、買い物にいった帰りに自転車転んじゃったの…それで…」
 はっきりいってうちの母さんはドジだ。自転車に乗るのは上手い方じゃないんだからあまり乗って欲しくないんだけど、
 買い物に欠かせないっていって聞いてくれない。
「大丈夫なの? 医者にはいった?」
「うん、きちんと治療してもらって、包帯も巻いてもらったから、心配しないで」
 母さんが笑顔で答えた。少し右足を引きずってるようにも見えるが、医者に言ったというなら大丈夫だろう。俺は
 着替えを用意し、風呂場へと向かった。

「母さん…」
 うちの母は自慢じゃないが、かなりの美人だ。今年で40を過ぎた筈だが、そんな風には全然見えない。俺が小学校
 低学年まで一緒に風呂に入っててもらったときの、遠い記憶を思い返してみると、胸はかなりでかかったと思うし、
 服の上からでもその形がはっきりと判る。その割に腰はきちんと括れてるし、お尻も胸に劣らず大きい…いわゆる
 グラマー体型とでもいうのだろうか? 以前、友達が家に来た時、『お前の母ちゃん美人だなぁ…彼女にしてもいいか?』
 と聞かれて、冗談なのは判っていたがつい殴ってしまったことがあったっけ。そんなことを考えながら、身体を洗う為に
 湯船から立ち上がった。
「…!」
 俺の股間のブツが、天を向いておっ立っていた。誰も見ていない筈なのに、俺は思わず前かがみになってしまう。
「ったく、俺って奴は何考えてるんだよっ!」
 最近、母さんの事を考えてるとこうなることが多くなった。母親に欲情するなんて最低の男だ…と思いつつも、母さんの
 胸やお尻に目を奪われてしまうこともある。一回目があったことがあるが、母さんは特に気をとめることもなく普通に
 話しを続けてたっけ。あれって絶対ばれてるよなぁと思いつつ、俺は風呂を上がった。
「弘樹、ご飯できてるわよ」
「わかった、着替えたらすぐいくから」
 そんな俺の複雑な思いは、風呂場を出てすぐに臭ってきた晩ご飯の香りにかき消されてしまった。その後はいつもの
 ように飯を食い、寝床に入る。きっとまたいつものように朝が来る…そう思っていた。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/25(日) 00:09:33 ID:4XyS9PYu<>
「弘樹、ごめんね…母さん、いかないとだめなの」
「いくって、どこだよ」
 薄暗い部屋で、俺は母さんと向き合っている。
「私…本当は、あなたの母親じゃないのよ」
「そんな…下手な嘘つくなよ!」
「ほら、おむかえが来たわ」
 いつのまにか母さんの両脇に、黒いスーツを着た男が立っていた。男達は母さんの両脇を抱えると、そのまま
 ふわりと浮かび上がる。
「じゃあ、元気でね…ちゃんと朝ご飯は食べるのよ」
「ちょっと待ってくれよ!! 母さん!! 俺、母さんにまだ言ってないことが…」
 俺は必死で手を伸ばしたが、もう母さんには届かない。母さんの姿がどん小さくなり、虚空に吸い込まれて行く。
「母さん、俺は…俺はっ!!」

 天井に手を突き出していた俺は、自分の部屋のベッドに寝ていた。
「…夢か」
 身体を起こし、ベッドから立ち上がる。
「また嫌な夢を見ちまった」
 ここ一ヶ月、2〜3日に一度この夢を見るようになっていた。母さんが俺のもとから離れて行く夢だ。
「…マザコンじゃあるまいし、冗談じゃねぇ」
 額に手を当ててみると、随分と寝汗をかいていた。時計を見ると、AM3:30…下着も汗で濡れていたので、仕方なく
 着替えることにする。咽もカラカラに乾いていたが、あいにく部屋においていた清涼飲料水のペットボトルは空っぽだ。
「仕方ない、台所にとりにいくか」
 俺は自分の部屋を出て、廊下を歩いて行った。階段を降りて、台所に入ろうとしたところで俺の足は止まった。

「母さん?」
 母さんの部屋の扉が、ほんの少しだけ開いていた。部屋の隙間から、こうこうと明かりが漏れている。
(こんな時間に何をやってるんだ?)
 少し興味をかられた俺は、ばれないように扉へ近づいた。扉の隙間からは明かりだけでなく、何やらカチャカチャと
 音が聞こえてきている。
(…?)
 そっと扉の隙間から中を覗いた瞬間、俺の目に信じられない光景が飛び込んできた。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/25(日) 00:10:29 ID:4XyS9PYu<>  母さんは机の上に置かれた、人形の足を必死で弄くっていたのだ…それだけではない、問題は椅子に腰掛けている
 母さんの下半身だ。スカートを脱いだ母さんの下半身には、右足がついていなかった。
「やれやれ、ちょっと転んだだけだったのに…こんな大掛かりになるなんて」
 机の上に置かれた右足は、膝から下がばらばらになっていた。膝の関節部分には、TVで見たロボットのような部品が
 ついている。右足がついていたであろう部分からは、様々な色の配線や金属棒がはみ出している。俺の目は母さんの
 行為に釘付けになってしまった。
「さて、これで治った筈だけど…」
 見た目は人間と変わらない状態に戻った右足を手にとり、母さんは下半身の配線をつないでいく。
「これでスイッチを入れて……あっ…んくぅ…んっ」
 ヘソの辺りから伸びた線の先についていた手帳サイズの装置を弄った瞬間、母さんは身体を小刻みに震わせたのだ。
 そしてその艶めかしい声を聞いた瞬間、俺は自分の身体が少し熱くなりだしたのを感じた。
「ふぅ、なんでいつもこんな声が出ちゃうのかしら…弘樹に聞かれたら言い訳できないしなぁ」
 ぶつぶつと自分の身体に文句を言いながら、母さんは自分の身体に右足をはめ込もうとしている。が、中々上手く
 股関節がはまらないようだ。
「やっぱり椅子に座ってたら上手くいかないわ」
 そういうなり、母さんは椅子から少し身体を浮かせ、左足だけで器用に床へ座り込んだ。
「よいしょ…っと」
 母さんはこちらへ身体を向けると、足を大きく開いた。
(う、うわ…)
 俺は思わず声が出そうになった口を慌てておさえた。何故かって…その…母さんはパンツを履いてなかったから。
 短めの陰毛が隠し切れない、母さんの股間のアソコが丸見えになっているのだ。母さんは扉から離れた所に座って
 いるので細かいところまで見えないが、ネットで見た裏画像と殆ど同じような割れ目が俺に向かって突き出されている。
 しかし、その割れ目の隣りには機械部品…母さんが普通の人間ではない証拠までもが一緒に見えていた。
「…これでOKかな」
 やがて右足を装着し終わった母さんは立ち上がり、しゃがんだり立ち上がったりして足の具合を確かめている。
 身体を大きく動かす度に胸が揺れているのが見えたのと同時に、俺は自分のブツが今までにないぐらい巨大化して
 いることを自覚した。母さんは俺に気付くこともなく、いそいそと下着を履いている。その様は、先程まで右足を外して
 いた…そう、ロボットであるような面影はまったくない。
(…くそっ!!)
 俺はそのまま、自分の部屋へ逃げるように戻って布団に潜り込み、必死で目を閉じた。しかし、母さんのあの姿が
 どうしても頭の中に浮かびあがり、股間のブツもいきり立ったまま静まらない。俺は結局その夜、一睡もできなかった。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/25(日) 00:11:27 ID:4XyS9PYu<> ってな訳で、>>359を見てムラムラしたので書いた。反省はry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/25(日) 00:21:28 ID:eIz9vIny<> あいかわらず仕事が早いうえに、流れが自然だなぁ。
これが才能ってやつか… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/25(日) 13:38:16 ID:1n5mdVVO<> >>363 GJ!!
続きも期待したいぜ

そして電波を投下した>>359もGJ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/25(日) 15:46:48 ID:eL5PuK/3<> 四百二十七氏、さすがにGJです!

文章が巧みなことはもちろん、提案があって即刻これだけの
量がでてくるパワーがすばらしい。


ところで「ねえちゃんがロボットでした」のほうは
完結したんでしたっけ・・・?

と、暗にそちらのリクエストもついついしてしまいたくもなり・・・
すいません。


というか、他の職人さんのも含めて、未完のSSが何本もあったような
気がしたもので・・・。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/25(日) 19:06:40 ID:4XyS9PYu<> ここんとこ仕事が忙しくて、色々な妄想が溜まってたところに>>359を見て、つい(ry

「姉の秘密」 (姉がロボry)は現在最終話を執筆してます…もう少しお待ちください orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/25(日) 22:42:09 ID:hINGrck7<> 私待つわ、いつまでも待つわ <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/26(月) 22:50:19 ID:qdEQmTCI<> >>360-363の続きを投下します。 <> 某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/26(月) 22:53:28 ID:qdEQmTCI<>  あの日から丁度一週間。また同じような悪夢にうなされて目が覚めた俺は、あの時と同じように台所へ
 行こうとしていた。
(…?)
 扉の向こう側から、何かが呻いているような声が聞こえる。普段なら全く気付かないような音だ。
 あれから2週間、母さんの”あの姿”が、俺の脳裏から離れる事は全くなかった。それどころか、
 母さんに対する疑念は膨らみ続ける一方だ。ロボットが子供を産む、というのは聞いた事がない。
 つまり、俺は母さんの…いや、そんな筈は…

「…んっ…あっ」

 疑念が更に膨らみかけた時、扉の向こうから喘ぎ声が聞こえてきた。間違いない、あの日聞いたのと同じ
 声だ…俺は扉に耳を押し当てた。
(母さん…何を?)
 「ん…やっぱりこれだけじゃ駄目だわ…」
(何がだめなんだ…?)
 30秒程してから、再び母さんの声が聞こえた。
「これで…よし」
 ピッという音が聞こえ、続けて「がしゃっ」という大きめの音が響いた。その後はパソコンの拡張ボードを
 抜き差しするような、乾いた金属音が立て続けに聞こえている。正直いってこの時の俺には、何をやって
 いるのか全く想像もつかなった。
「ん…む…んふぅ…んっ」
 母さんの声が聞こえた。最初に比べて妙にくぐもった声だし…ちゅぷ、ぴちゃという変な音も混じって聞こえて
 くる。これはまさか…?
「ふぁ…んんっ! んっ!んん…っ!!」
 艶めかしい声の聞こえる間隔がどんどん短くなってきた。ベッドの軋み音もそれに伴って激しくなって
 きている。俺の股間のブツも自分の意志と反して固くなり、今にも暴発しそうな勢いだ。
「んっ…ふぁ…んっ…んんっ!! ふぁああああっ!!」
 みしっという軋み音と共に母さんの悲鳴が聞こえ、急に静かになった。俺はあの時と同じように、部屋へ
 舞い戻って布団に潜り込んだ。

(母さん…一体どうしたってんだよ…)
 俺の中の疑念は、今にもはちきれんばかりに大きくなっていくばかりだった。


------------ ***  ------------ *** ------------ *** ------------ *** ------------ *** ------------

 あれから更に一週間が経過した。今日の俺は布団ではなく、パソコンの前に座っている。パソコンの画面には
 4分割されたウィンドウが表示され、そのウィンドウには見慣れた風景が映し出されていた。
「母さんが何をやってるか…これではっきりする」
 罪悪感が全くないという訳ではない。母親の部屋に盗撮用のカメラを仕掛け、それをこうやって見ている俺は
 盗撮ビデオを売りさばいている連中と何ら変わらないからだ。でも、今の俺の中では罪悪感以上に、母さんに
 対する疑念が大きく膨らんでいる。
(俺は…小学校以前の記憶がない)
 先週から俺は、母さんの目を盗んで家の中を探り回った。母さんの部屋に”証拠”は見つからなかったのだが、
 それ以外に不自然な事はあった。
(小学校以前の、俺に関する記録がない…アルバムも見つからない)
 俺が物心ついたとき、既に親父はこの世にいなかった。しかしそれはあくまでも、小学校低学年の時の記憶で
 あり、俺が幼稚園や保育園に通っていたというような記録は全く残っていないのだ。そう、まるで俺の記憶が
 何者かによって故意に消されているかのように。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/26(月) 22:55:34 ID:qdEQmTCI<>  様々な想像を頭に巡らせてる内に、母さんが動き始めた。パソコンの時計はAM3:00…仕掛けてあったマイク
 からは目覚まし時計の音も聞こえてこなかったのに、いきなり寝床から起き上がったのだ。まるで母さん自体が
 目覚まし時計であるかのように。

「何をやってるんだ?」

 ベッドから一度起き上がり、画面外に消えたと思ったらすぐに戻ってきた…が、母さんはパジャマと下着を
 脱いで真っ裸になっていた。その手には、1週間前に見たのと同じ装置が握りしめられている。
『んっ…』
 装置から伸びているケーブルの先をヘソに押し込んだ瞬間、あの声がパソコンのスピーカーから聞こえてきた。
 俺は息を飲み、カメラ撮影ソフトのズームボタンをマウスでクリックして母さんの姿を大きくする。

『…くっ』

 母さんの顔が一瞬歪み、苦悶ともとれるような声と電子音が響く。そして次の瞬間。
「…あ…そ、そんな!?」
 俺は思わず声を上げてしまった。母さんの体が、腰の辺りを境にして真っ二つになってしまったのだ…いや、
 正確にいえば真っ二つではない。上半身と下半身はいくつかの太い線と、金属製の骨のようなものでまだ
 繋がっている。それは、あの時に見た母さんの右足の中身と殆ど同じものだった。

『…んくっ』
 母さんは更に驚く行動に出る。下半身を両手で押し下げ、腰の関節を完全に分離させたのだ。母さんが手で
 下半身をずらすごとに、シャコ、ガシャという乾いた金属音が響く。
 やがて上半身と下半身を繋いでいるものが線だけになると、母さんは尻を両手でもちあげて腰を折り曲げ、股間の
 部分を顔の前にもってくるような体勢をとった。もう、こんなこと…人間では不可能だ。
『んっ…ふっ…』
 俺は無言でパソコンのボリュームを更に大きくした。母さんの声と一緒に、ゼリーかプリンを啜るような音が
 聞こえてくる。
『んン…ジュプ…ふぁっ!…ヌチュ…んん』
 股間に埋めた顔があまりよく見えないのだが、状況と音からして何をやってるのかは容易に想像できる。
 それが頭に浮かんだ瞬間、不意に母さんが顔を股間から上げた。
『…ふぁ…いっちゃう…』
 ぼそりと呟き、股間の割れ目をひと舐めする母さん。舌が割れ目からゆっくりと離れるのが惜しそうに、舌先から
 ぬらりとした粘液の糸が伸びる。
「…っ!!」
 俺はもう我慢できなかった。パジャマとパンツをずりおろすと、俺のブツが先端を濡らして高々とそそりたっている。
「く…ううっ」
 母さんの動きに合わせ、俺は自分のペニスを激しくしごき上げた。下半身が震えだすのと同時に、母さんも
 時折自分の股間から顔を僅かに上げ、はっきりとした喘ぎ声を漏らしている。
『ふっ…あっ…ンンっ…ああっ…ンぁああ」
「くっ…うぐ…あう…くうぅう」
 ペニスの根本から先端に向けて、一気に熱い滾りが迸る。

「ぐ…ああっ…ううあ!!」
『ム…あふ…ああああっ!!!!』

 俺と母さんは同時に達した。その刹那、俺は聞いてしまった…常夜灯でテラテラと輝く粘液で濡れた、母さんの
 口から漏れたかすかな呟きを…。

  『 ひ ろ … き ……』 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/26(月) 22:57:01 ID:qdEQmTCI<> これで今回分は投下完了です。

|彡サッ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/26(月) 22:58:16 ID:iUO38gQv<> ちょw生殺しwww

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/27(火) 00:43:35 ID:u7iboa82<> 激しくGJだが続きが気になってしょうがねぇw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/27(火) 01:48:59 ID:T15cRzRj<> 超GJ!!!!!!!

って、つ、続きは……っ!? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/27(火) 12:12:51 ID:5lcQLzOa<> GJ!!

どんな展開になるのか凄い楽しみだ
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/27(火) 21:34:33 ID:7zdY/8F4<> 四百二十七氏のいる方角にむかって五体倒置しつつGJ


さあ、崇め奉れ。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/27(火) 23:23:59 ID:5fASW8yW<> >>370-371の続きを投下します。 <> 某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/27(火) 23:25:07 ID:5fASW8yW<> 「いってらっしゃい、弘樹」
「…いってきます」
 小さな声でぼそりと呟いたあと、弘樹は玄関を出て行った。ここ最近、弘樹は元気がなくなってきている
 ように見える。こころなしか、顔色もすぐれない…寝不足だろうか? 今晩はご馳走を作ってあげることに
 しよう。

「さて、と」
 私は自分の部屋に戻ると、生理用のナプキンとメンテナンスコントローラを手に取った。コントローラーは
 ともかく、ナプキンは本来自分に必要なものではない。
「ふぅ」
 ショーツをゆっくり下げると、股間部分と私の人工女性器が糸を引いて繋がっていた。
「…ぎりぎりセーフか」
 装着していたナプキンは、もうこれ以上水分が吸収できないという状態になっている。便座に座りって
 太股を広げてみると、割れ目に近い部分の陰毛が透明の液で濡れ、部屋の照明を反射して淫らな輝きを
 放っていた。

「んん…っ…」
 ティッシュペーパーで液体を拭きとる圧力が皮膚に加わる度、快楽が頭脳へ伝わってくる。拭いても拭いても
 粘液は留まることなく、じんわりと溢れ続けていた。
「だめだわ…仕方ない、このままで排出しよう」
 本来、この液体は平常時に出るものではない…男性を受け入れる時、相手と自分を互いに傷つけないように
 する潤滑剤…要するに”愛液”と呼ばれるものだ。

 私は予め用意していた、自動車のオイル交換用使い捨て廃液受けを床に置く。その上を跨ぎ、膝まづいて
 太股で廃液受けを挟むように座った。
「コントローラを接続して…不要液の排出モード、開始」
 コントローラのスイッチを押して暫くすると、下半身を違和感が覆う。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/27(火) 23:27:57 ID:5fASW8yW<> 「んくぅ…ふあっ」
 またもや快楽が身体を貫き、私の身体がぶるぶるっと震えた。私の身体の規格はかなり古く、今の最新の
 コントローラを接続したときにこのような症状が出てしまう。近々、コントローラのファームウェアがバージョン
 アップされるそうだから、それまでの我慢だ。
「ん…」
 身体の震えが収まったのと同時に、少し黄色みがかった液体が割れ目から排出され始めた。これだけを見ると
 人間の放尿そっくりだ。しかしこの液体は燃料電池の廃液に、私が飲んだ水分が混じったもの。固形の食料を
 摂取した場合は大体3〜4日に一度、微細に粉砕されたものを体内から取りだすだけでいいのだが、水分に
 関しては最低でも1日に一度は体外へ排出する必要があるのだ。
「弘樹…」
 黄ばんだ液体が廃液受けの水分吸収剤に吸い込まれていく様を見ていると、ふと弘樹の顔が頭に浮かんだ。
 机の上に置いて有る写真立てを見ると、弘樹がじっとこちらを見つめていた。
「やだ…弘樹…見ないで…」
 写真の弘樹を見た瞬間、下半身がじわりと熱くなり始めた。人工女性器を中心に体温上昇が始まった事を示す
 シグナルが、ひっきりなしに頭脳へ伝わってくる。

「オ…オイルを補給しなくちゃ」
 水分の排出が終わり、次は潤滑オイルを補給しなければならない。傍らに置いてあった専用のオイルボトルを
 口に含み、一気に飲み干した。コントローラの画面を弄り、オイル排出サイクルを開始させる。
「だめ…こんなところ見られた…ばれちゃう」
 焦げ茶色のオイルが、先程と同じ場所から排出されていく。下半身の中心で渦巻いていた熱い固まりは今や
 全身に広がり、私の身体は意に反してがくがくと震え始めている。
「熱ぅい…」
 身体の芯が激しく疼き、メモリーから弘樹の姿がランダムに再生されていく。私はこれ以上、性欲を抑えることは
 不可能になった。
「欲しい…弘樹…」
 ブラウスのボタンを外し、乱暴に脱ぎ捨てた。ブラの肩ひもを外し、ブラ自体を思い切りめくりあげると、枷を失った
 大きめの乳房がぶるんと弾け出る。それを両手で乳房をすくいあげ、固くなった乳首を指先でつまんだ。
「ぁあんっ!! んっ…んんっ!!」
 乳房がとろけるような快楽が私の頭脳を走り抜けた。股間からオイルを垂れ流しながら胸を揉みしだく自分を
 弘樹が見ている…そう考えるだけで体に熱いものがたぎってくる <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/27(火) 23:29:29 ID:5fASW8yW<>  そもそも廃液・オイル交換の作業は、弘樹に見つからないようにトイレでしていたのだ。しかし、私の中で日を増す
 毎に大きくなってくる弘樹の存在…それは私の快楽中枢にも影響を及ぼしていた。本来なら数ヶ月の周期で自慰を
 すれば収まる筈の性欲が、ここ1ヶ月の間途切れることなく増えて続けている。

「んぅ…んっ…あぅ…いいっ…!!」

 最初は1週間に一度、深夜の自慰でなんとか凌いでいた。しかし、先週から症状が更に悪化した…弘樹の事をほんの
 少し考えると、普通に家事をしている時でも性欲がどんどん高まってくるのがわかる。それに伴い、人工バルトリン
 線液の排出が止まらなくなってしまった。日常の行動に差し支えがでると困るので、生理用のナプキンでショーツの
 外へ漏れる事を防いでいるのだ。

「あっ…あんっ、あぁうぅ…んんっ」

 やがて廃液作業の時にも自慰が必要不可欠となり…今では"普通ではない”シチュエーションで自慰をしなければ、
 性欲を抑えることができなくなっている。

「んっ…あぁ…はぁ、はぁ、はぁ」
 オイル交換終了のサインがコントローラに灯った。波のように打ち寄せる快感をかいくぐり、オイルで汚れた割れ目を
 震える指で拭きとっていく。
「う…あっ…」
 もうオイルは拭きとれた筈だが、私の指の動きは止まらない。ティシュペーパーで何度も割れ目をなぞっていると、
 バルトリン線液で湿って柔らかくなったティッシュペーパーを指が突き破った。
「はぁうっ!!」
 指先が陰核を直撃したようだ。強烈な快楽が頭脳をゆさぶり、私は反射的に身体をのけぞらせた。
「ひろ…きっ!!」
 私は思わず弘樹の名を呼んでしまった…血は繋がっていないとはいえ、私は息子として接している弘樹に性欲を
 抱いているのだ。倫理を司るタスクが、激しく警告アラームを出している。しかし、それを性欲タスクが抑える。
 二つの相反するタスクが私のAI内でぶつかり、思考が飛び始めた。風呂上がりの上半身裸な弘樹の姿が
 思考の狭間で再生され、私の快楽は頂点に達しようとしていた。陰核をくりくりと玩ぶ指先の動きが、一層早くなった。

「あぁ…んっ…んんっ…あ、ああ、んんっ、あああーーーっ!!!」

 私は前かがみになり、床へ突っ伏して身体を奮わせながら絶頂の快楽を味わった。股間にあてがった手の平に
 生暖かい潮が当たり、周囲へ飛び散って淫らな音を立てている。

「ひろき…あなたが欲しい…」
 その時に頬を伝わった涙は、快楽によるものだけではなかった。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/27(火) 23:30:54 ID:5fASW8yW<> 今回分の投下終了。なんだかエロばかりでストーリーが進んでいないのはきっとキノセ(ry



|彡サッ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/28(水) 02:50:05 ID:R80Etmzv<> 今度はそう来たかーーーーGJ! <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/29(木) 23:23:06 ID:yof2X13C<> >>379-381の続きを投下します。 <> 某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/29(木) 23:25:20 ID:yof2X13C<>  AM1:00…メンテナンスコントローラによって仕込まれていた、記憶整理モードが自動的に起動した。
 私の記憶メモリはいくら拡張してあるとはいえ、その容量は無限ではない。そのため、一週間毎に
 メモリー内を整理し、不要な記憶を消去する必要があった。

「…またあの時の…」
 タイムスタンプは今から10年前…丁度、弘樹が小学校に入学する直前の日付だ。


『やめろ!!何故そんな…!!』
 部屋の隅に転がっている男性が、腹を押えながら私に向かって叫んでいる。

『お願い…やめ…ガはっ』
 視線を正面に戻すと、女性が苦悶の表情を浮かべていた。首には私の手が掛けられていて、ぎりぎりと
 咽を押しつぶしているのだ。そして彼女の顔は、今の私そのものであった。

『駄目です…マスター…身体の制御が…効き…ま…せ』
 私は涙を流しながら、女性の首を絞めているのだ。筐体が暴走し、弘樹の父…三沢隆の腹をフルパワーで
 殴りつけた。手が自分の意志に反し、弘樹の母である裕美の首を絞め続ける。

『弘樹…逃げ…』
『あ…ああ…』
 寝室の扉の前に座り込んでいた少年は、裕美の願いもむなしくただ座り込んでいるだけだ。私は動かなく
 なった裕美の身体から手を離し、弘樹の元へゆっくり歩みだした。
『お願いです…弘樹様…逃・げ・て』
『い、いやだ…』
 震える弘樹の首に手を掛けた瞬間、突然画像がぶつりと途絶えだ。


 【 メ ン テ ナ ン ス モ ー ド 起 動 … メ ン テ ナ ン ス レ ベ ル= MAX に 設 定 さ れ ま し た 】


 私のメモリー再生は、突然のメンテナンスシグナル受信によって強制停止させられた。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/29(木) 23:26:29 ID:yof2X13C<> (どうして!? 今の時刻は…AM2:30…まだ終了予定時刻になってないのに)
 メモリー整理モードからメンテナンスモードへ遷移させられて目を開けた私は、視界に広がる光景を疑わざるを
 得なかった。

「ひ…弘樹」
「どう、母さん…メンテナンスモードを強制起動させられた気分は?」
 冷ややかな表情を浮かべ、私をじっとみつめている弘樹。四肢を動かそうとしたが、人工筋肉のコントローラからは
 ”アクセス拒否”の非情なレスポンスがあるだけだ。

「な、何をしてるの!?」
 腰と首はまだ動かせるようだ。顔を上げて弘樹をにらみつける。
「これ、ネットのオークションで買ったんだ。小遣いを半年分投入させられたよ」
 弘樹の手に見覚えのある装置が握られていた。手帳大のそれから伸びるコードは、汎用アクセスポートになっている私の
 ヘソに接続されている。
「まさか弘樹、あなた」
「大丈夫だよ、説明書も付属してたんだ…それにしてもすごいね、これ。こんなこともできちゃうんだ」
 弘樹がメンテナンスコントローラを弄ると同時に、私の頭脳にメンテナンスシグナルが送信されてきた。

 【 人 工 女 性 器 自 己 診 断 モ ー ド : 性 感 係 数 = MAX 】

「え、ちょっと、それは…!}
「これで開始、と」

 【 自 己 診 断 モ ー ド 開 始 】

 弘樹がコントローラのEnterキーを押した瞬間、下半身の中心がかっと熱くなった。

「あ…あ゛っ!!?」
「うわぁ…」

 自己診断モードは何度か試したことがあるので、手順は私も知っている。最初は、人工バルトリン腺のテストだ。

「すごい…や…」
 弘樹の手が私の股間に伸びる。触感は僅かだったが、自己診断モードによって数百倍に増幅された快楽が、私の性欲
 タスクを焼ききらんばかりに刺激した。

「はぅあ゛っ!! んンん゛っ〜〜〜っ!  んぁあ゛ああっ〜〜〜〜!!!」
 私は身体をあらん限りに反らせ、ベッドの上をのたうちまわった。股間から熱い液体が溢れ出し、私のあそこをどんどん
 濡らしていく。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/29(木) 23:28:06 ID:yof2X13C<> 「母さん、すごすぎるよ。ちょっと触っただけでこれだもんな…じゃあ、これを弄ったらどうなるのかなぁ」
「これって、や…やめなさ…」
 私の制止を聞かず、弘樹は割れ目の狭間に咲いている小さな花芽を指先で玩び始める。

「ん゛ふぅぅっ!!!」
「人間と…そっくりだね」
「はう゛っ…いやっ…んくぅ!!」
 弘樹が指に力をこめる度に私の身体が大きく跳ね上がり、視界が一瞬真っ白に染まる。

「愛液がどんどん溢れてくる…」
「いやぁ…ああ…やぁ…」
 弘樹は花芽から離した指を私の前にかざした。透明の粘液が、糸を引いて私の乳房に滴りおちていく。

「母さんの蜜…」

 弘樹は手についた私の愛液を舐め、花弁が剥けてしまったであろう私の陰核を再びつまみ上げる。
 花びらの加護を失った雌しべは、弘樹の動きをより正確に私へ伝えてくる。

「あぐっ!! ア゛あああんん〜〜〜〜ぁああっ!!」

「…めだよ、母さん…あれぐらいでシステムダウンしちゃ」
 過負荷で一時的に稼働が止まった私は、メンテナンスコントローラによって再起動されたようだ。
「お願い…もう…やめて…」
 当然のごとく、身体は自己診断モードのままだ。性感係数もMAXに設定されている。
「これからが本番だよ。聞きたい事がね、山ほど有るんだ…」
「!」
「じゃあ始めるよ」
 弘樹がコントローラを操作する。しばらくしてコントローラから送信されてきたコマンドに、私はがく然となった。

「だめ!! 弘樹、それだけはやめてっ!!」
「…腕部・脚部を強制排除…人工筋肉ジョイント、及びフレーム接続部開放…実行」

 【 緊 急 コ マ ン ド 受 信 : コ マ ン ド 実 行 】

四肢の感覚が消え去り、エアが漏れる音が響く。程なくして、私の手足は身体から逃げるように飛び出した。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/03/29(木) 23:29:07 ID:yof2X13C<> これで今回分の投下完了です。

|彡サッ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/03/30(金) 10:44:32 ID:SATs10fU<> ちょwww弘樹wwww

なんかsenkaスレみたいになってきたぞw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/01(日) 13:02:09 ID:764iMD0M<> 四百二十七氏、超神GJです!

どうやったら、こんなに人を興奮させられるものが書けるのだろうと、
うらやましい限りです。

ところで、四百二十七さんは、巨乳好きですよね。w
いや、今までお書きになったヒロインさんは、たいてい巨乳設定で
いらっしゃるから。w

私は四百二十七さんのような高品質のエロ作品は書けませんが、
私が書くと、たいがい貧乳設定になるもので、やっぱりそういうところに
趣味が出るんだなあと思った次第です。
失礼いたしました。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/01(日) 21:04:30 ID:dz8LrhEj<> お…俺はぼいんちゃんが好きだったのかッ…!!

激しい動悸をおさえながら、>>385-387の続きを投下します。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/01(日) 21:05:53 ID:dz8LrhEj<>  外れた四肢を脇に押しやり、弘樹は私の下半身へ馬乗りになった。
「弘樹…どうして…」
 弘樹の瞳に、私の身体の機械部品が映っているような気がした。そう思った瞬間、私の目から涙が
 どっとあふれ出る。
「涙…すごいな、最近の育児ロボットってここまで精巧に出来てるんだ」
 涙を見ても臆することなく、弘樹は私を問い詰め始めた。
「…俺の母さんは…三沢裕美を何処にやったんだ?」
「!!」
「あんた、俺のなんなんだよ…」
「こんなことをして…こうまでしても聞きたい?」
「当たり前だ! 俺はずっと…ずっと、うちの家族は普通だと思ってたんだ! 親父は死んじまったけど、
 母さんは優しくて強かった。信じてたんだ…母さんを」
「そ、それは…」
「それが…なんだよ、これ?!」
 外れた右腕を拾い上げ、私に突きつける。
「あんただけじゃない…俺も変だ…小学校に入学する以前のことが、どうしても思いだせない」
 私の右腕を投げ捨て、頭を抱える弘樹。
「俺は…俺は一体誰なんだ…?」
「弘樹…」
 苦しんでいたのは、私だけではなかった。作られた虚像の裏で鬱積していた現実が解放され、それは彼に
 重くのしかかっているのだ。
「本当の事を話して上げるわ」
「…」
「でも、それを知ったらあなたは狂ってしまうかもしれない…それでもよければ、全てを教えて上げる」
「狂ってしまってもいい…それで現実が見えるのなら」
「…弘樹」


 それから私は、弘樹に全てを話した…自分の正体は育児ロボットではなく、御剱重工業のアンドロイド
 試作品・MGX-5000であること。弘樹の小学校入学前に起こった、アンドロイド暴走による一家死傷事件の
 こと。その事件はこの家で起こったこと。それから10年間、弘樹の父から預かったメールに従い、自分が
 弘樹の母となっていたこと。

「そ、そんな」
「全部本当の話しよ」
「うっ…くっ…」
 私の腹部に、何かの水分が滴り落ちた。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/01(日) 21:06:53 ID:dz8LrhEj<> 「うう…畜生…」
 弘樹は泣いていた。中学生になって以来、私の前で涙を見せたことのない弘樹が、今は涙を拭おうともせずに
 ただ泣いている。
「弘…樹…?」
「畜生…畜生!!!」
 泣いているだけではなかった。弘樹は全身を震わせて泣いている。
「思いだした…思いだしたよ…俺は見ちまった…あんたが、俺の母さんを絞め殺したところを…その手で、俺の
 首を締めようとしたことも…」
 弘樹は知らなかった訳ではない。外的ショックによる、記憶喪失…幼い自我が、自らの崩壊を防ぐ為にとった
 精いっぱいの抵抗だったのだ。
「あんたは俺の母さんを殺した…そして」
 弘樹の手が、私の顔を両側から掴んだ。
「母さんの顔を奪ってのうのうと生きてる…例えそれが父さんの言い残した事でも…こんなことって」
 震え続ける弘樹の手に力が篭ってくるのがわかる。
「憎い…あんたが憎い筈なのに…!! なんでこんなに涙が出るんだよ…なんでこんなに悲しくなっちまうんだよ!!」
「弘樹…」
「うっ…ううぅ…」
 私の顔から手を離し、弘樹は四つん這いになって泣いている。悔しさ、悲しみ、憎しみ…全ての負の感情が彼の
 顔を歪ませていた。

「弘樹…私を壊して」
「えっ…」
「私は、あなたのお母様を殺したあと、メーカーで検証されて破壊される筈だったの」
 弘樹の目に戸惑いの色が浮かんだ。
「でも、あなたのお父さんは私を”死なせて”くれなかったわ。あの出来事を忘れず、あなたを育てることが贖罪に
 なるって」
「父さんが…」

「でも、私はまた罪を犯してしまった…息子として育てていたあなたに、恋愛感情を抱いてしまったのよ」
「そんな…」
「お父様からお母様の顔を預かった時から、私はあなたの母になることを決意した。それなのに…あなたを見ると、
 身体の芯のうずきが止まらないのよ…」

 そう、今でも私の下半身は燃えるように熱く、股間の割れ目からは蜜が溢れ続けているのだ。

「もういいよ」
「だから壊して…私に罪をつぐなわせて…」
「母さんっ!!」
「弘…!!」

 弘樹が突然覆いかぶさってきた。視界が真っ暗になったかと思うと、暖かい触感が私の唇を覆った。
(これは…)
 口唇を割り、弘樹の舌が押し入ってきたのがわかる。その動きは、明らかに私を求めているものだ。
(駄目よ…駄目…これ以上やってしまったら…)
 私は必死で下顎の人工筋肉に力を込め、歯をくいしばった。弘樹の舌が一旦引っ込められ、目の前が少しだけ
 明るくなる。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/01(日) 21:08:49 ID:dz8LrhEj<> 「何故…?」
「…俺にはできない…できるわけないだろ!!」
「弘樹…」
「母さんと同じ顔して、俺に優しくしてくれて、ここまで俺を育ててくれて…」
 弘樹の顔は、涙でぐしゃぐしゃになっていた。
「今更アンドロイドって言われてもそんな…あんたを…母さんを…壊せる訳ないじゃないかよ…ちくしょおぉ!!」
「私を…母さんと呼んでくれるの?」
「俺は…俺は母さんが!!」
「!!」
 再び覆いかぶさってくる弘樹。感情をむき出しにして私の唇を求めてくる息子に、私はもう抵抗することは
 できなかった。
「んっ…ふぅ…」
 舌同士が絡み合い、舌先を互いの口に入れあう。四肢の無い私は、弘樹のされるがままにされつつあった。

「んくぅ…ふはぁ!」
 息が続かなくなった弘樹が先に唇を解いた。息を荒げながら、弘樹は私の乳房をじっと見つめている。
「母さんのおっぱい…」
「…いいのよ…弘樹」
「母さん…」
「こんなことになるって夢にも思わなかったから、授乳用のミルクは入れてないけど…」
「…!」
 弘樹はそれ以上我慢することが出来なかったようだ。

「…っ! あぁんっ!!」

 弘樹は小豆のようになっていた私の乳首を、貪るように口に含んだ。歯で軽く噛まれ、吸われる度に
 快楽が私を貫いて行く。その感触は初めての筈なのに、なぜかとても懐かしい気がした。

「んんっ! あっ! ひ、弘樹…もっと…んんっ!! 優しく…ああんっ!」

 私の願いを聞いてくれたのか、弘樹の求め方は少しだが大人しくなった。しかし、乳首を甘噛みされたような
 刺激は途切れることがない。おまけに、開いている方の乳房に手をかけて揉みしだき始めたのだ。

「ひっ!! ん…んっ!! あ゛うっ!」

 自分でもわかるぐらい固くなった乳房の先端がつまみあげられ、電撃のような快楽が私のAIを白く染める。

「んっ…い…いいっ! もっと…ぉ…ん゛っ!!」

 仮初めの母とはいえ、息子と交わろうとしている背徳感が、欲望タスクを更に活性化させていく。理性タスクの
 稼働率が10%を切った時、私のAIに新たな欲望が芽生えた。下半身の芯が激しく疼き、人工女性器がひくつく
 感覚がどんどん増してくる。

「ほ…しい…弘樹…んっ…あなたが…欲しい…」
「母さん…?」
「お願い…あなたのを…挿れ…て…」 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/01(日) 21:20:29 ID:dz8LrhEj<> 今回分の投下終了ですー

|彡サッ <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/04/02(月) 20:48:35 ID:UKrb8zNY<> GJ!!
四百二十七氏に敬礼 ( ̄^ ̄ゞ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/04(水) 09:02:58 ID:8roy1KZB<> ホシュ <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/04(水) 23:19:33 ID:q1g7JOOA<> >>392-394の続きを投下します。 <> 某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/04(水) 23:20:13 ID:q1g7JOOA<>  気がついた時、俺と母さんは唇を重ね合わせ、互いを貪りあうように求めていた。母さんの四肢は
 外れっ放しで機械部品が生々しくはみ出ていたが、それを見ると俺は更に興奮が高まったような
 気がする。

「母さん…」
「ひろ…きぃ…」

 俺は一旦ベッドから降り、部屋の電灯をつけた。
「ぁ…い、いやぁ…」
 そこには母でも殺人ロボットでもない、ただ俺を欲しがっている一人の女性アンドロイドが居るだけだ。

「母さん…いや…なんて呼べばいいのかな」
「あなたの好きなように…」
「じゃあ、ゆ…裕美…」
「その名前は、お母様の…!」
「いや、いいんだ…でも」

 余計な言葉は要らない。母さん…いや、三沢裕美は俺のものだ。
「裕美…もっと見せてよ…」

 部屋の明かりで、裕美の身体がこうこうと照らされる。俺が調べたデータによれば、彼女の身体は
 人間でいえば丁度30歳前後の状態で設定されているらしい。豊かな胸の膨らみ…つりがね型の
 それは、自重に負けて少しつぶれかかった曲線を描いている。その先端には僅かに外側を向いた
 桃の種が、上に向かってつんと立ちあがっていた。
「いや…電灯を消してぇ…」
 四肢を外された裕美は、恥部を手で覆い隠す事さえできない。時折身体をよじらせようとした時に、
 乳房がぶるんと震える。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/04(水) 23:20:51 ID:q1g7JOOA<>
「だめだ…もっと俺に見せてくれよ」

 俺は裕美の股間が最もよく見える位置に上った。太股のつけねより少し膝寄りの辺りから、脚部を
 構成する部品がはっきりと見える。複合素材製の人工骨格、樹脂が複雑に絡まった人工筋肉、
 そして情報伝達や電力を伝えるケーブル類…どこをどうみても、それは裕美が人間でない証だ。
 しかし、その両太股の谷間には、薄めの陰毛で覆い切れない割れ目が蜜を満々と湛えている。
 ひくり、ひくりと裕美の下半身が震えるたびに蜜が溢れだし、シーツの染みを大きくしていく。

「…っ!! あぁん…んぁんっ!」

 俺は割れ目に舌を添え、蜜をじっくりと味わった。本物の愛液をまだ味わったことのない俺には、
 彼女の蜜を他と比べることは出来ない。しかし、どこか懐かしい味を感じたような気がする。

「あぁんんっ…あっ!? ひぃ!?」

 既に花弁から顔を出している雌しべを舌先で転がすと、裕美は悲鳴にも似た喘ぎ声をあげ、体を
 くねらせた。

「奇麗だ…これって本当に作り物なのか…」
「私のそこは…んっ…身体と同じで…あっ…試作…んんんっ!!」
「裕美…」
 あの悲劇を周囲から隠し通して三沢裕美を演じるには、全てを人間と同じにする必要があったのだ。
 俺の親父は”三沢裕美”を復元し、俺にあてがった後にこの世を去った。

「あっ…んっ…あぁ…うぁ…」
 キュ、きぃという機械部品の動く音が、甘い喘ぎに混じってかすかに聞こえている。絶妙なハーモニーを
 もっと聞きたくなった俺は、親指でクリトリスを弄りつつ人さし指と中指を膣の中へ差し込んだ。

「ああうっ!! んん…あぁ!」
 ひときわ大きく身体をよじらせる裕美。もの欲しげにこちらをじっと見ている裕美に、キスの雨を
 降らせてやる。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/04(水) 23:24:19 ID:q1g7JOOA<> 「んん…むぅ…あふ…はぁ…」
 涙で潤んだ瞳でこちらを見ている。手先へ僅かに力を込め、指先に当たっている柔らかい壁を刺激してみた。

「あう…ああっ! いや…いい…んふぁ! あ…い…いく…んぁぁああ!!!」
 裕美は身体を大きく反らしながら絶叫し、そのまま果てた。

「…イったんだ」
「ん…はぁ…はぁ…あう…はぁ」

 疑似的とはいえ、彼女の胸は呼吸で激しく上下している。俺はそれを見て、ふと悪戯をしたい気分になった。
「あ…だめぇ…そんなこと…したら…」
 恥丘の盛り上がりを優しく撫でながら、ひくついている割れ目を指でぱっくりと開けてやった。そして紅い
 花びらの中身を、指でかるく掻き上げてみる。

「あっ!! んぁあん゛っ!!」

 裕美は首を左右に激しく振り、髪を振り乱して一層激しく喘ぎ始める。

「ん゛っ!! い…やぁ…! んん゛〜っ!! あぅ! ああっ!」
 声が響く毎に透明の液体が割れ目から噴き出し、パタタっと音をたててベッドに飛び散った。
「やぁ…溢れちゃう…あぁ…ぅ」
 切ない表情が俺に懇願している。

「もうじらさないでぇ…お願い…弘樹…好きだから…欲しいのよぉ」
 言われなくても、俺は全身が限界を突破したところだった。服を乱暴に脱ぎ、下着を破らんかのような勢いで
 ずりさげると、俺のブツは自分でも見た事のないぐらい膨張し、天を向いている。

「それを私の…中に…」
「言われなくても…!!」
 太股を押し広げ、手を添えてブツを割れ目にあてがう。互いの性器は十分に濡れており、いつでも始める
 準備が既に整っていた。

「来て…」
 裕美の声を合図に、俺は一気にブツで裕美を貫いた。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/04(水) 23:25:15 ID:q1g7JOOA<> 今回分の投下完了。そろそろ次で最終回か…


>>397
そして遅ればせながら、ホシュたん乙 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/05(木) 00:14:04 ID:n1M0Prbt<> いやもう何と言って褒めたらいいのか。
結末を刮目して待っとります。 <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/04/08(日) 21:37:40 ID:vFNU3TAm<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage <>2007/04/09(月) 12:11:01 ID:rrBsMQ7S<> ホシュたん乙! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/11(水) 22:11:19 ID:UZl2zjnX<> hosyu <> 四百二十七@携帯<>sage<>2007/04/11(水) 22:19:01 ID:tYp2MwEU<> 全鯖アク禁に巻き込まれますた orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/13(金) 21:09:12 ID:cj3l4XjU<> 〜【やっぱり】なおも続く独り言劇場8【寅さん並みワンパターンですが】〜

総務課のSKさんがすきだ。
俺の脳内妄想設定では、彼女の正体はロボットということになっている。


昨日、たまたま階段ですれ違ったとき、彼女が親しげな笑顔で俺に、
「Oさん(※俺のこと)、背、大きいんですね。何センチぐらいあるんですか」
と。話しかけてくれた。

俺は、やにさがった顔で
「えーと、180センチぐらいですね」
と答えた。

「そうなんですか〜。もっと大きく見えますね〜」
と言う彼女に、俺は
「いやあ。でも、体重のほうは聞かないでやってくださいな」
と、おどけてつけ加えた。

彼女がにっこりと笑ってくれたので、俺はつい調子に乗って、
「SKさんは、150キロぐらいかな。
いえいえ、いいんですよ、恥ずかしがらないでも。
機械なんだから、人間より比重が重くって当たり前ですからね」




などと余計なことを言ったりは (以下同文) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/13(金) 22:19:05 ID:RJjp4Lw6<> >>408

いつ何時、その薄氷の理性が踏み抜かれるか、別の意味でドキドキします先生! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/13(金) 22:22:35 ID:qd+KZs2H<> 毎回短文ながら"わかっている"話を書く先生にwktkが止まりません。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/17(火) 00:34:52 ID:6GMcNsQt<> ラフ置かせてくださいね。

つ【ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1176737610.zip】 <> 411<>sage<>2007/04/17(火) 00:37:27 ID:6GMcNsQt<> 忘れてたorz

パスは「yuuki」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/17(火) 00:47:57 ID:D83uFJ6w<> 一つ聞きたいのだが、既存のスーパーロボットの擬人化ロボ娘はこのスレの範疇に含まれるか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/17(火) 01:00:47 ID:3IhVwJmE<> それくらいは自分で判断できるのが望ましい訳だけど
体の中身まで全部機械ならいいんじゃないの <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/17(火) 23:51:29 ID:Wyjb/3z3<> コスプレにならないように注意すればいいのではないかと。
コスプレならMS少女系なので別スレがある……あれ、なかったっけ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/18(水) 04:19:54 ID:W3tROMg5<> ずいぶん前に落ちたぞ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/18(水) 18:42:29 ID:D9iD4Nqo<> つまり擬人化によって生身になってしまったら このスレではスレ違い <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/19(木) 14:36:32 ID:l2uPMyUX<> つまり、擬人化されたMS少女を、外見はそのままでアンドロイド化すればいいわけだ。

ただ、問題は「生身じゃないということをどう表現するか」だな。
「これはロボですよ」というキャプションだけでもいいのかもしれんけど、
一部内部パーツが透けているとか、インプラント(埋め込みパーツ)があるとか、
被弾etc.でメカバレしているとか、絵的に説得力があるほうがいいかもしれんね。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/19(木) 21:19:17 ID:Mi1CoM3i<> 「よし、完成だ!」
 白衣の男はそう呟くと、三面のディスプレイが並ぶコンソールから
ゆっくりと立ち上がった。
「博士! やっと出来たんですね、私の体!」
 それに答えるのは少女の声だ。
 しかし、実験機材が並ぶその部屋には、博士と呼ばれた男以外に
人の姿は無い。
「ああ。お前にも苦労掛けたな」
 姿無き少女の声は、男にとってはいつもの事なのだろう。特に驚く
様子もなく……言葉を掛けたのは、コンソールの傍らに置いてあった
赤い飛行機に向けてだった。
 大きさはソフトボール程度だろうか。丸っこいラインを持つそれは、
精巧な模型に見える。
「これでAIだけの私も、正義のために戦えるんですね!」
 少女の言葉を放ったのは、それだった。
 自意識さえ持つAIを搭載した、超小型飛行システム。それが
赤い飛行機の正体だ。
 超AIとも呼ばれるそれを備えている以上、言葉を操り、作成者と
意思の疎通を図る事など造作もない。
「…………」
「……博士?」
 返事のない男に、真っ赤な飛行機はもう一度その名を呼ぶ。
 彼女を作ったのは、白衣の男だ。今更、飛行機が喋る事を驚くはずが
ないのに。
「お、おう。とりあえず、合体してみろ」
「はいっ!」
 ようやく返ってきた男の言葉に、飛行機はその場から滑走する事なく
垂直に舞い上がった。狭い研究所の中、失速する事もなくゆるゆると飛び、
部屋の中央にある穴へと垂直に降下する。
 飛行機の大きさに合わせて作られたその穴は、地下工廠にある巨大
ロボットの頭部に繋がっているはずだった。彼女の超AIは、その巨大
ロボットの制御システムとして作られたのである。
「ぱいるだー! おーん!」
 少女の声と共に穴から響くのは、鈍いドッキング音。
 それと同時に研究所の床が開き。
 大地の底から、巨大ロボットが現われる! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/19(木) 21:21:00 ID:Mi1CoM3i<> 「……博士?」
 大地の底から現われた『それ』の放った第一声は、怪訝そうな声だった。
「何だ?」
「あの、これ……」
 そう言いながら、目の前の博士に向けてゆっくり一歩。それは、研究所の
壁を蹴り破る事も、大地を揺るがす事もなく、ごく静かに踏み出された。
「……予算不足だった」
 男が呟いたのは、たったひと言。
「全高18メートルは?」
 『それ』の全高は18メートルどころか、男よりも低かった。
「全高1.6メートルが限界だった」
 露骨に不満そうな表情を浮かべる『それ』の頭を、男はぽんぽんと撫でて
やる。
「じゃあ、超合金Zのくろがねの城は?」
 『それ』の表面は超合金どころか、柔らかな人工皮膚に覆われていた。
「実用化は、あと百年くらいかかるらしい……」
 さすがにその格好はマズいと思ったのか、男は自分の白衣を脱ぎ、『それ』の
肩から掛けてやる。
「ロケットパンチは?」
 『それ』の両腕はロケットどころか、どこをどう見ても女の子の細腕だった。
「あ、それはちゃんと付けてある!」
「博士のばかーっ!」
 その瞬間、男のボディにロケットパンチが叩き込まれたのは、言うまでもない。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/19(木) 21:23:05 ID:Mi1CoM3i<> スーパーロボット娘がどうこういう流れだったんで、何となく書いてみました。

分離変形合体だとロボット娘だと分かりやすい反面、直球で異形化しちゃうから
その辺りのさじ加減が難しいっぽいですね。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/19(木) 22:32:21 ID:xRolFZP+<> >>421
オレは萌えた <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/19(木) 23:07:01 ID:Z0YI0cQq<> コ■助にされなくて良かったなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/20(金) 09:31:18 ID:wTzwkI0g<> 萌え小ネタGJ。三機合体娘カマーン。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/22(日) 17:49:45 ID:TWHz2YPu<> >>399-401の続きを投下します。 <> 某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/22(日) 17:52:08 ID:TWHz2YPu<>  俺の母であり、同時に愛する人でもある裕美の中は暖かかった。ある種の懐かしさをも感じさせる程、俺と裕美が
 こうやって一つになることが極自然に思えてくる。

「っ…あ…」
「裕美…」
 俺は裕美と一つになったまま、何度も唇を重ね合わせては解き…を繰り返した。

「んんっ…弘樹…どう?」
「どうってそんな…」
 瞳を潤ませて裕美が聞く。
「なんだかとても暖かくて…優しくて…」
「弘樹…泣いてるの?」
「俺が…?」
 そう、俺は知らない間に涙を流していた。この世で一番優しく包んでくれる彼女に対する罪悪感が、滝のように
 溢れ出していたからだ。

「俺…俺…うう…なんてことを…」
 四肢を取り外され、俺にされるがままにされていた裕美。他人事のように感じていた今日の出来事が、繰り返し
 繰り返し俺の頭の中に響きわたっている。
「弘樹…いいのよ…」
 俺の頬に、暖かくて柔らかいものが触れた。それは懺悔の涙をゆっくりと伝っていく。
「あぁ」
 裕美が、俺の涙を舐めとってくれていた。俺が犯した罪を、摘み取ってくれていた。

「うぅ…ぐすっ」
「弘樹…」
 俺は裕美を抱きしめた。それに呼応するかのように裕美も僅かに動いている。四肢もついておらず、自由に動かせ
 ない彼女の身体が、大きな観音像のように感じた。いつしか忘れていた感触…これが母の温もりなのだろうか?
 このままこうしていたい…そう思った時、裕美は切ない表情を浮かべた。
「私にも…頂戴…」

 その言葉を聞いた俺は改めて意を決した。目の前にいる女を抱いた責任が、俺にはある。
「動く…よ」
「ん…」 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/22(日) 17:53:19 ID:TWHz2YPu<>  裕美が目を閉じた。俺はゆっくり腰を引き、彼女を再び貫く。
「はっ…あぁあんっ!」
 肌同士が軽く叩き合わされた音と共に、裕美の口から甘い喘ぎ声が紡ぎ出された。
「い、痛くなかった?」
「ん…平気だから…」
 腰を引き、更に一突きを入れる。さっきより膣の締めつけがきつくなったのか、今度は俺も声を上げてしまった。
「うぅ!」
「あぁっ…んん!!」
 俺は徐々に腰を動かすスピードを上げた。パン、パンという音と喘ぎ声が部屋に響き、それは俺達の快楽を更なる
 高みへと引き上げて行く。

「んっ…ああん……あぁっ…んん…ああっ!」
「ふぅ…うっ…あう…うぁ…あううぅ!」
 裕美が切ない表情になる度、俺は唇を軽く重ねた。唇を解いた直後の、彼女の顔が愛おしい。
「裕美…くっ…俺…大好…うぅ…だ…あっ!!」
「わたしも…あなたを…愛…んんっ…してる…んんぁ!」
 二人の動きが激しさを増し、奏でるリズムのテンポがどんどん上がる。
「うぅ…締めつけが…きつ…い……ぐっ!」
「すご…いぃ…奥まで届いて…んんっ!!」
 下半身ががくがくと震えだし、頭の中が白くなり始めた。それでも二人の動きは止まらない。
「ぐ…で…出る…」
「いぃ…ああっ…あぁん…いっちゃうぅ…」

 下半身の芯から、何か熱いものがペニスの先へと流れる感触が来た…と思った瞬間、下半身が大きく震え、俺の
 頭は快楽で真っ白に染まった。

「ぬぅ…あぐっ…うぁ…ぁああああああっ!!!」
「いっちゃう…いぐぅ…ああ゛あ゛ん゛っ!!!」
 裕美と一つになっている部分が一気に熱くなり、「俺」が彼女の中に注ぎ込まれて行くのを感じた。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/22(日) 17:53:54 ID:TWHz2YPu<>  次の日の朝、彼女はいつもの母に戻っていた。いつものように俺を送りだし、帰宅したら俺を優しく迎えてくれる。

「母さん」
 俺は母さんに背後から抱きついた。腰に手を回し、うなじにキスを浴びせる。
「んっ…駄目よ…明日のお弁当仕込んでるんだから…」
「晩の10時を過ぎたら…って約束だったじゃないか。それに」
 やけに短いスカートをめくりあげ、あそこへ指を這わせる。
「あうっ!」
「…なんで履いてないんだよ」
 割れ目に添えた指先に、熱くなった蜜が溢れているのを感じる。
「なんでって…あぁあん!」
 割れ目をひと撫でした指を抜き取り、母さんの目の前に差しだした。

「もうこんなになってるよ」
「…ふふ…しょうがない子ね…」
「始めたら名前を呼びあう約束だっただろ」
「まったくもう…明日は弁当抜きよ、弘樹…んっ!」
 ブラウスのボタンを外し、豊満な乳房を揉みしだいた。びくりと身体を奮わせ、腰に巻いていたもう一方の俺の手を
 自ら花園へ導いていく。

「弘樹…好き…んぁ!」
 母から裕美に変貌した俺の女が、歓喜の声を上げた。
「もう放さない…」

 もう過去は振り返らない…手に入れたものは、二度と失わないと固く決意した。それが、今俺にできる精いっぱいの事だから。

(終わり) <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/22(日) 17:55:22 ID:TWHz2YPu<> 規制解除されてたので何とか投下終了。

これでロボ姉の方にかかれるかな… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/23(月) 11:59:46 ID:8lBeREyF<> GJ!
ロボ姉も楽しみにしてます <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/24(火) 22:12:03 ID:y5Wohgcx<> ttp://www.designnewsjapan.com/magazine/2007/04cover_01.html <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/25(水) 00:26:26 ID:1dnAJ7pt<> このスレの住人的に、武装神姫って許容範囲?俺は大好物なんだが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/25(水) 00:36:28 ID:yQUvVbeq<> あれで等身大の設定なら…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/25(水) 00:41:56 ID:NUYUB3hj<> 武装神姫スレあるじゃん もう6スレ目だよ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/25(水) 09:49:02 ID:RjAEeIcM<> まあ萌えネタのスレでもあるわけだから、もし萌えさせてくれるならあまり厳密でなくとも俺は無問題。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/25(水) 21:48:22 ID:WweM+JLT<> 今スレでも427番をちゃんとゲットすべき人がしてたんで一安心の書き子 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/26(木) 07:13:01 ID:mw//4IEE<> ひょっとしたら、彼は3スレ連続で>>427ゲットじゃなかろうか。

>>427外したら、次のスレからコテかわるんだろーか・・・ <> 437<>sage<>2007/04/26(木) 09:21:45 ID:rAh5oFPV<> ごめん、勘違いしてたorz
まだ「前スレ427」てコテだと思い込んでた。


吊ってくる。んで、萌えっ娘アンドロイドに改造してもらう。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/28(土) 21:36:51 ID:A2iDQU0u<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/28(土) 22:33:17 ID:e8ZIHfse<> ホシュ タン オツ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/28(土) 23:30:40 ID:tqNhXYOr<> ロボ擬人化はありなのか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/28(土) 23:36:36 ID:r7Nb6uLo<> 擬人化したらスレちがいじゃね <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/28(土) 23:49:31 ID:wKCuFj8u<> 無機ロボを有機ロボ化するのならありかもしれん。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/29(日) 08:30:02 ID:ZjjSz7Dq<> 慣れない有機部品の感覚に戸惑ったりとかな(´Д`*) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/30(月) 01:31:18 ID:xCZB433i<> >>444

ワッフルワッフル <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/04/30(月) 19:25:38 ID:ymnLiKyY<> >>444-445

「人間のおっぱいってこうなってるんだ…」
 鏡に向かって胸を突き出す私。新型のボディへの換装作業が終わって帰宅すると、マスターは留守でした。
 あまりにも暇だったので、自分の身体がどうかわったのかチェックしてみます。
「なんだか柔らかいな」
 服の上から触ってみると、ふにっという感触が触覚センサーに伝わってきました。興味が湧いた私は、ブラウスの
 ボタンを外します。
「わ…可愛いブラ」
 メンテナンスセンターのお姉さんがプレゼントしてくれた下着が、ちゃんと着せられていました。ブラはフロントホックに
 なっているので、凄く簡単に外す事ができます…早速ホックを外し、どんなおっぱいなのか確認してみることにしました。
「…なんだか、マスターが注文してたのより大きいような…」
 換装前のおっぱいとは違い、ブラを外すと柔らかなおっぱいが”ぷるん”と出てきました。おっぱいをそっと手で包むと、
 手の平の触覚センサに何か固いものがあたります。これまた、換装前のおっぱいには装備されてなかったような…
「なんだろ、これ…あっ…あぁんっ!?」
 それを指先で摘んだ瞬間、なんともいえない感覚が私のAIを揺り動かしました。マスターとキスをする時に同じような
 感覚がありますが、それとは比べ物にならないぐらいの強度です。
「ふぁ…あ…」
 脚部のアクチュエータの制御が効かなくなり、私は床にへたりこんでしまいました。それと同時に、ボディ内部…特に
 下腹部の温度が上昇し、強制冷却システムが激しく動いています。
「はぁ…はぁ…身体が…身体が熱い…」
 下腹部から伝えられてくる認識不能の感覚に耐えきれなくなった私は、思わず下腹部を手で押えました。その時、
 おっぱいを弄った時と同じ感覚が、微妙ですが股間のパーツから伝わってきたのです。
「んっ」
 人工声帯が、私の意志に反して変な声を発しました。
「マスター、どうしよう…私、壊れちゃったかも」
 マスターの優しい顔を思い浮かべた瞬間、私の腕が勝手に動いてしまいました。いや、”勝手”という単語は不適切かも
 しれません…むしろ、”もう一人の自分”が腕を思うままに動かしている、という表現の方がぴったりだと思われます。
「…っ!! あぁ…んっ!」
 おっぱいと同時に新しく装備された股間部のパーツ…私の手はそこにあった柔らかな割れ目を、激しく弄くっています。
 指先にこりっとしたものが触れる度、センサの配線がショートしたような感覚が私を襲いました。
「あっ…ンっ…はぁ…い…いぃ!」
 割れ目を弄くり続ける左手、おっぱいを揉み続ける右手。左手を何とか私の意志で動かし、指先を見てみました。
「濡れてる…こんな…」
 潤滑油とも冷却水とも判断がつかない、透明の液体が私の指先に付着していました。
「マスター…私…私…」
 心配そうなマスターの顔が浮かび、下半身が締めつけられるように熱くなります。
「はぁん…駄目…止まらない…」
 割れ目の中に再び指を差し入れ、激しくそこに刺激を与え続ける私。何故こんなことになったのダロウ…デモ…今ハ…
 モット…ホシイ…ますたー…ますたー…ますたー…

「あぁ…ンン…あぁう…あっ…あぁ、ア、ア、ァ…ンンンっ!!!」



(…省略されました。こうですか?わかりまry) <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/04/30(月) 19:29:13 ID:SdGicHfH<> >>446
勃ったw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/04/30(月) 20:45:37 ID:xCZB433i<> 敏感すぎだー(ワッフル

あいかわらずGJです。某ほしのゆめみスレやエグゼリカスレでもよろすくw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/03(木) 10:47:48 ID:NlegivKb<> ホシュー、ホシュー。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/03(木) 11:12:23 ID:ahcQg3/b<> 戦術偵察機シルフィードである戦闘妖精雪風が、自身をダウンロードした先がJAMが対人戦研究用に開発した
光学異性体蛋白質ベースのアンドロイド体だった……

なんてのを妄想したんだが、このスレでいいんだろうかw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/03(木) 14:25:16 ID:ZewoB56G<> う〜ん、判断つきかねるから とりあえず投下してみたまえ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/04(金) 05:28:59 ID:Xoh7xMbN<> >>450 シルフィードと雪風でゼロ魔を想像した <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/04(金) 10:02:36 ID:YwJHM2Kr<> たすけてメイヴちゃんの立場はどうなる。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/06(日) 23:34:19 ID:losQGDHP<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/07(月) 00:49:29 ID:FQsErO3r<> メイヴちゃんのことはなかったことにしてw
450のが読みたい
雪風はそのままだとサイズが大きすぎ…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/07(月) 01:35:08 ID:vteDnxaM<> 雪風のAIユニットが「ぽこん」と抜けて、その中からロボ娘が出てくればいいではないか。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/07(月) 02:14:58 ID:yGJ01aZ2<> ぽこ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/08(火) 01:32:56 ID:F3s0R9ow<> ぽ……ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/09(水) 16:42:11 ID:vZ4TpmmJ<> 乙たんホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/11(金) 22:18:41 ID:ZjkVBqpn<> 〜【天災は】それでも続く独り言劇場9【忘れた頃にやってくる】〜

総務課のSKさんがすきだ。
彼女の正体は実はロボットである・・・という脳内設定で
妄想に浸るのが俺の趣味だ。

今朝、SKさんは欠勤した。
うちの課のN課長と俺の隣のYさんがそのことについて、話していた。
「おや、総務のSKさんはお休みですか」
「ええ。風邪で熱があるって、さっき電話があったみたいですよ」

風邪?
熱?
チッチッチッ。
違いますぜ、課長、Yさん。

そう、たぶん、今頃、彼女は故障の修理中。

きっと今頃、冷たい金属のメンテナンス台の上に、
カナちゃん(※SKさんのこと)はあられもない姿で横たわっているに違いない。
博士がカナちゃんの胸をガチャリと開く。
カナちゃんの胸の中の精密機械があらわになり、カナちゃんは、少し恥ずかしそうに
頬を赤らめて、顔をそむける。
やがて、博士の手がのび、カナちゃんの胸の中の患部ーすなわち、故障箇所の
部品に触れる。
「うっ・・・」
カナちゃんは、少し苦しそうに顔をゆがめる。・・・・・・



「Oさん。Oさん」
向かいの席のMさんの声に、俺はフッとわれに返った。

「どうしたんですか、そんなにニコニコして。
何か嬉しいことでもあったんですか」
不審そうに尋ねるMさんに、俺は精一杯の平静な顔と声を作って、
「いえ・・・何でもありません」
と答えた。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/15(火) 12:39:54 ID:6vm2gxf9<> 独り言キテター! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/17(木) 21:30:53 ID:czrp61uO<> >>460
相変わらずGJ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/22(火) 02:46:34 ID:o0bxn97L<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/22(火) 08:26:51 ID:V8LHWhYk<> >>460

カナちゃんってことは、S.Kさんの正体はあのカナちゃん?



パロディで「カナちゃんサイド」を書いてみようかと思ったが諸般の事情で自粛 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/26(土) 01:28:46 ID:5OaPRXY6<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/26(土) 09:15:42 ID:aa1/g3ha<> >>464
誰のこと? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/26(土) 23:14:25 ID:cqY1w4Xp<> とりあえず今し方ロードショーでやってたアイロボット見終わった。
とりあえず映画のロボットきもいなーとか思ってみてて“このロボット達が女の子タイプだったら”とか考えてた。
………とりあえずサニーに萌ヘた(*´Д`)、特に最後の「友達にしてくれますか?」の下り。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/26(土) 23:28:14 ID:ouVZ0cpE<> >>467
原作なんて飾りにもなってない酷い映画でしたね。
尤も、原作の名前がなければそれなりに楽しい映画なんだろうけど。
あのロボットが女性型だったら、きっとアニメになるんじゃないだろかw
今のアニメのカオスっぷりからすれば、ストーリー的にはいけるんじゃない? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/30(水) 10:45:37 ID:oD1ScZOx<> ホシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/30(水) 12:09:42 ID:22ZlMcXO<> ホシュシュ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/30(水) 13:27:36 ID:/F+FFCmO<> hoshushushu <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/31(木) 12:12:46 ID:5V8j7ZWW<> 唐突だが、自分とは全く関係のない記憶(メモリー)を無理矢理インストールされたロボ娘の心情ってどうなんだろう?

シチュエーションとしては、
 交通事故で轢かれそうになったマスターを庇う → ボディ、頭脳部分は修復不可能 → バックアップしておいた記憶だけが残る
 → マスター、ロボ娘を忘れられずに新しいロボ娘をゲット → 残されていた記憶を新しいロボ娘にインストール
…と、こんな感じで。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/31(木) 12:48:15 ID:4ir6d8GF<> >>472

ロボ子「・・・わ、わたしとマスターは、前世から結ばれていたんですねっっ!(きゃら〜ん☆)」

人間とはちょっとズレたメンタリティ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/31(木) 23:50:38 ID:fkoKclmO<> そのまま何事もなかったかのように上書きされて2号に

だと話が盛り上がらないか。
OSで最初にどっちかを選んで起動させるともう一方が消去される
パソコンって昔あったなあ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/05/31(木) 23:58:41 ID:T/mZeNyI<> あえて人格プログラムまで保存&刷り込みしてデュアルブート。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/01(金) 00:49:52 ID:rGwGn1xo<> 積極的なAとおしとやかなBが、空気を読みながら任意に入れ替わって主人公を翻弄。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/01(金) 01:42:10 ID:Nc4tHtAz<> 記憶を元に昔のロボ娘の振りをし続けるも、ある時処理能力不足でぶっ倒れる <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/03(日) 23:05:21 ID:RmHwIiCs<> 前のロボ子Aのように無理して振舞う今のロボ子Bがひょんなことから

B「マスター、私はAの代わりなんですか? 私のことは見てくれないんですか?」

みたいなことを言い出す <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/04(月) 00:25:28 ID:FE2bkPFl<> ここって非エロもあり? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/04(月) 00:32:38 ID:CfdrdQ83<> あった方が嬉しいけど特に無くても <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/04(月) 00:33:52 ID:EfT841Xr<> >>479
俺は非エロもありだと思っている <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/04(月) 01:11:31 ID:FE2bkPFl<> 予定では入らなかったけど、
頑張って入れてみる
明日の夜には多分投下出来そう

ところで保管庫ってある?
過去のものとあまり被りたくない <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/04(月) 03:07:46 ID:RXkzg0yk<> 一応,ココ
ただ,アクセスし辛いので気をつけて

http://ssother.run.buttobi.net/427/wiki.cgi?FrontPage <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/05(火) 00:36:55 ID:cI8A5rxS<> 投下しますよ <> 『of the May-day』<>sage<>2007/06/05(火) 00:39:06 ID:cI8A5rxS<> 「やっと着いた、重かったぁ」
 玄関のドアを足でノック、普段なら絶対にやらないのだが今は両手が塞がっているので
仕方がない。こうなっている原因である荷物を地面に置けば普通にノックも出来るのだが、
それは絶対にやりたくなかった。綺麗に梱包されているので埃が入ってくることもないし、
多少の衝撃では傷付いたり壊れたりすることもない。だが出来ることならば、大切なこれ
を大切にしたかった。誰かが見ているとかではない、俺個人の誇りの問題だ。
 数度ノックを繰り返したところで、やっとドアが開いた。ノックを続けようとしていた
ので片足を上げた状態だ、不意の反応に転びそうになったが、バランス感覚を総動員させ
崩れかけた姿勢をなんとか取り直す。
「おかえりなさいませ、ハク様」
「ただいま」
 ドアを開けたのは俺の只一人の家族、世間的にはカウントの仕方が違うが俺は気にした
ことは欠片もない。それがこいつに対する、精一杯の愛情表現だと思っている。
「暑い中を、お疲れ様でした。只今お飲み物をお持ち致します」
「良いから、メイは休んでろ。そして俺も休んだら治療するぞ」
 修理、とは言わない。
 メイは少し困ったような顔をしたが、俺は構わずに家の中へと入る。いつも通り俺に譲る
気は無いと悟ったらしく、メイも黙って後を着いてきた。
 せめて荷物だけでも持とうとしたのだろうか、メイは手を伸ばしてくるが俺は身を捻って
それを避ける。意地悪をしているのではなく、メイの体に負担をかけたくなかったからだ。
「ハク様、申し訳ございません」
「何が?」
「お役に立てずに」
 過去に何度も聞いた言葉だが、未だに好きになれない。良い部分がたくさんあるメイの
数少ない短所の一つ。何かのコンプレックスを持っているらしく、たまにこうして自虐的
になってしまうのだ。感情回路や思考回路を取り替えたりしても直らないこれは、こいつ
のデフォルト個性のようなものだろう。そう設定されているのが非常に残念だ。しかし、
惚れた弱味なのだろう。それも含めて、俺はこいつが好きなのだ。
 俺は一時間の道のりでも放さなかった荷物を床に置くと、メイの頭を撫でた。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/06/05(火) 00:40:50 ID:cI8A5rxS<>
 ◇ ◇ ◇

「はい、脱いだ脱いだ」
 そう言って、俺は手早くメイの服を脱がせてゆく。これは別に欲情している訳ではなく、
あくまでも治療の為だ。厚手のカーディガンを脱がし、その下のシンプルなワンピースを
脱がすと目に白い色が飛び込んでくる。染み一つない綺麗な色の人工皮膚、殆んど人間と
変わりない質感は触る度に感動する。変態なのではなく、一技術者としてだ。
 俺こと李・白風は技術者だ。
 親父も爺さんも、その爺さんの親父も技術者だった。先祖代々受け継がれてきた血脈は
俺の中にも当然色濃く存在していて、今は機械人形専門の技師として生計を立てている。
何故機械人形専門になったか、と問われれば、俺は何の躊躇いもなくメイの為だと言う。
先祖代々受け継がれてきたものは血脈の他にもう一つ、それがこのメイだ。正しい名前は
美紗(メイシャア)と言うのだが、幼い頃からの呼び方が性に合っているので、俺はずっと
こいつをメイと呼んでいる。白風の頭文字を取ってハクと呼ばせているのも同じ理由だ。
本来ならば主従関係であり、このように仇名のような呼び方をさせるのはご法度。しかし
それでも続けさせているのは、こいつのことが大好きだからである。それが先程述べた、
俺が機械人形専門の技術者となった理由でもある。いつでもこいつを助けてやれるからだ。
 そして今が、それを生かすときである。
 肩口に電磁メスを入れ、なぞるように動かしてゆく。一周させて腕を引くと人工皮膚が
ゆっくりと開き、中のクッション材が露になった。それを取り除くと次に現れるのは丸み
を持たせる為の外殻、カバーのようになっているそれも取り除くと内部のジョイント部分
が現れる。ドライバーで螺子を外し、シリンダーを回せば重い音と共に腕が外れた。数分
前まではメイの腕だったものは俺の胸へと飛び込み、僅かな重量で存在感を示してくる。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/06/05(火) 00:42:56 ID:cI8A5rxS<> 「今までお疲れさん」
 箱の中にしまうと、俺は新しい左腕を取り出した。俺が抱えてきた荷物はこれだった。
メイの新しい腕部パーツ、もう一つの箱には脚部のパーツが入っている。これから新しく
メイの体になると思えば、地面に置くことなどできなかったのだ。因みにこれは先月発売
された最新式のもので少々値が張ったのだが、壊れにくい上に性能は今までのものよりも
5%も上昇している。特に関節部の駆動系の機能は滑らかさを重視した作りになっている
らしいので、家事が好きなこいつには最適だろう。メイが喜んでくれるのなら、金額など
大して気にならない。愛は金に変えられないのだ。
「毎度思うのですが」
「ん?」
「ハク様、何故そこまで私にこだわるのですか?」
 俺は吐息を一つ。シリンダーの位置を微調整しながら肩に腕をはめこみ、
「毎度言ってるけど、俺はメイが大好きだ。それじゃ不満か?」
 がちゃり、と金属の噛み合う小気味良い音が響いて、接合が上手くいったことを教えて
くれた。メイに腕を動かさせ、異常が無いことを確認すると外殻を填めた。クッション材
を入れると後は人工皮膚の接合のみとなるが、これが一番難しい。下手にやると、傷痕が
残ってしまうからだ。
「動くなよ」
 低温コテを使って融かしながら、慎重に溶接してゆく。鼻を突く臭いにはもう慣れた、
慣れないのは心の方である。僅かでも指先が狂えばメイの体が歪になる、それだけは絶対
に嫌なのだ。誰よりも好きだからこそ、誰よりも綺麗にしてやりたい。
 沈黙。
 静寂が支配する中で数分をかけ、ようやく終わる。後は微妙な盛り上がり部分を削り、
洗浄をして終了。一緒に風呂に入るのも良い、俺も汗と埃まみれだ。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/06/05(火) 00:44:24 ID:cI8A5rxS<>  立ち上がって伸びを一つ、そのままのけぞって凝った背筋を伸ばそうとしたが、小さな
違和感があった。見ればメイが新しい左手で俺のシャツを掴んでいる。
「先程の話ですが」
「だから、俺は」
「こんなポンコツに、ここまでしてくれる理由になるのですか?」
 現に、なっているから片道一時間の道のりをかけて新しい部品を買いに行っているのだ。
他の者に任せたくないから俺自らが鍛えた技師の腕を振るい、悪くなったところや傷んだ
ところを治しているのだ。問うまでもないこと、それはメイも分かっているだろう。
「ハク様、少し普通に立って下さい」
 唐突に言われ、従って棒立ちになった俺の真正面。そこに立つと、メイは目を合わせる
ように見上げてきた。これに一体、どこような意味があるのだろうか。
「ハク様は、随分御立派になられました。こうして見上げなければならない程に」
 ですが、とメイは一歩離れ、
「私は全く変わりません。これが機械人形と人間の差なのです」
 当然と言えば当然のことだ、今更言う程のことでもない。子供の頃は高いと思いながら
見上げていた顔が、今では低い位置にある。広いと思っていた背中も、今では頼りないと
思える程に小さく見えてしまう。しかし、どれも相対的な視覚や認識の変化だ。俺の中の
メイは変わっていない、メイはメイでしかないと思う。
 告げると、メイは首を振る。
「変わらないから、変われないから駄目なのです。私はハク様の御成長に合わせることは
不可能、どこまでも機械人形なのです。それこそ機能が完全に停止するまで」
 一拍。
「はっきり言ってしまえば、私は重荷になっています。それに、気付いているでしょう?」
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/06/05(火) 00:45:32 ID:cI8A5rxS<>  箱に張ってある値札のシールをちらりと見て、
「今回のもので六百五十万円を越えました、同じ金額で新しい機械人形が三台買えます。
三代前に買って頂いてから百余年、当時のパーツは存在しません。もはや体は私とは言え
ないのです。それに、そのような体を騙し騙し続けておりますが、全体にガタが来ている
のは自分でも分かっています。頭の中身も駄目、体も駄目なのでは存在を続けている意味
は全く無いのです。どのような価値があると言うのでしょうか?」
 ですから、と目を伏せ、
「廃棄して下さい」
 その言葉で長い告白を締めた。
 それで俺は理解した、こいつがやけに自虐的だった理由を。幼い頃から見てきた故に、
メイはこのように後ろ向きな性格だと認識していたが、それは違ったのだ。デフォルトで
設定されていたのではなく、自分の悪い部分を気にしすぎていたの。型式は古く金ばかり
がかかるので、生活には苦労している。それなのに俺はメイを全く捨てようとせずにして
いる。釣り合いが取れていたり、返すものがメイ自身の中にあると理解出来ていれば不安
も抱かなかったのだろうが、それが無いと思っていたのだ。だから妙に自分を責め過ぎて、
思考だけを暴走させて、落ち込んでしまっていたのだろう。
 俺は離れた一歩分だけ近寄ると、メイを抱き締めた。
「よ、汚れてしまいますよ?」
「そんなもん洗えば落ちる。んなことより、さっきの下らない理由で話は終わりか?」
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/06/05(火) 00:46:38 ID:cI8A5rxS<>  本当に、下らない。
 こいつは分かっていない、俺はメイだから好きなのだ。例え型式が古かろうが、どれ程
金がかかろうが構いやしない。俺と一緒に年をとれない、俺と合わせることが出来ない、
そんな理由は糞食らえだ。俺の気持ちは、そんな小さな理由で曲がったりしない。
 一番大切なのは、ずっと一緒に人生を歩んできたという事実だけ。隣にメイが居たから
俺はここまで来れたのだし、これから先もメイの居ない人生など考えられない。俺の隣に
居てくれるのは、メイでなければいけないのだ。必要とする理由など、それで充分だ。
 言葉の代わりに、唇を重ねて気持ちを示す。
「あの、ハク様」
「ん?」
「私で良いのですか? 後悔しませんか? 面倒ですよ? しかも機械人形愛好者的変態
として後ろ指差されますよ? もうお日様の下を歩けませんよ?」
 随分と面倒な思考をする奴だ、こんなに言うなんて余程不安が溜っていたらしい。俺は
その幾つもの疑問符を払拭するように再度唇を重ねてやる。どれだけ言葉を吐いても良い、
こうしてその度に口を塞いでやればいつかは楽になるだろう。
 数分。
 メイの体から力が抜けたのを確認すると、唇を離す。
「ありがとうございます。私は幸せ者です」
 上品に笑う姿はメイの長所の一つだ、見ているだけで心が癒される。辛いときに慰めて
くれた、『変わらない』笑顔。これが何度俺を助けてくれたことか、もう数えきれない。
いつまでも続いてほしいと思う願いは、機械人形故に叶うだろう。そう考えれば機械人形
であることは悪いことではないのだ。大事なのは気の持ちよう、それは人間でも機械人形
でも変わらない。きっと今よりも更に良い方向に向かう筈だ。
「さぁ、風呂に行くぞ。たっぷり綺麗にしてやる」
 小さく頷くメイの手を握ると、強く握り返された。 <> ロボ
◆JypZpjo0ig <>sage<>2007/06/05(火) 00:48:11 ID:cI8A5rxS<> 今回はこれで終わりです
今週中に後半、エロシーンを投下します


……何だかコテハンが恥ずかしい <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/05(火) 02:13:14 ID:Yc4qoYa6<> きたぁぁぁぁぁぁぁぁ!
こういうのを待ってたっす!
<> 牝ブタ考<>sage<>2007/06/06(水) 07:37:14 ID:2FaJ3xWF<> よく エロ でオンナに投げかけられるこの言葉ココならば

固く柔らかな彼女のなかの分身を激しく叩きつけると、一押し毎に異音を上げカラダを躍らす彼女
分身にチリチリとした漏電を感じる、もう一押しで彼女は極まるだろうか
「このスケベめ、淫乱ロボットめ」
「ろぼっ、とじゃァな、い、あん、どろ、ぃどっ、」
処理落ちした返事を聞きながらさらに……

とブタは人にとり家畜なのでアンドロイドにおけるロボットの位置を考えてみたり <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/06(水) 12:37:45 ID:Sd4fEQce<> >「ロボット」
アンドロイドが、人間のようで人間でない自分
(命令に逆らえない、成長できない、子を成せないetc....)を、
自虐的に言う時に使いそうな気がする。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/06(水) 12:46:56 ID:oqIEbxpy<> どうせ私は「ロボット」… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/06(水) 12:53:13 ID:C/tIWpcy<> >>495

俺「ロボットやただの機械(マシーン)は、涙を流さないぜ・・・おまえみたいにな」
娘「・・・○○さん・・・」


俺「ダダッダー♪」
娘「あーはいはい」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/07(木) 13:34:23 ID:RaElwEOj<> 地道にGJが投下されるこのスレが大好きだ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/08(金) 12:24:06 ID:5swICVot<> >>ダダッダー
ワロタ


そんな496が好き… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 03:19:50 ID:yYYanYJT<> >>494
っ「ヨコハマ買い出し紀行」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 10:37:04 ID:8vZSkKU+<> >>499
ヨコハマ買い出し紀行に出てくるロボ娘って、人間とほぼ同等の思考パターン(恥じらい等も含む)を
持ってるみたいだけど、性欲とかもあるんだろうか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 10:42:43 ID:Zcalsax/<> 純粋ではあるけど、あるんじゃないかなぁ。
つーか、あって欲しいねw
電動スクータの起動時になんだか感じているみたいだし。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 11:26:48 ID:8vZSkKU+<> 知識として理解しているんだろうか? なかったらなかったで萌えるんだが…
(股間にある割れ目が何のためについているか全く知らずにいるとか) <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 12:14:24 ID:yYYanYJT<> >>502
アルファさんは素で知らなさそう
ココネは知ってそうだが男性に興味なし
丸子はどうだろうなあ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 12:39:42 ID:8vZSkKU+<> >>503
その構図だと、アルファさんとココネが一緒に温泉へ → ココネがアルファさんの身体を流す → (ry
という展開がこのスレ的には期待でき(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 13:59:26 ID:Zcalsax/<> ココネに教えられて仰天するアルファさん萌えw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/09(土) 17:35:11 ID:e3enuMlt<> 忘れられがちだがアルファさんは最初から他人様のモノなんだぞ?
アルファさんのマスターが不能か余程の聖人君子でない限りそれは有り得ん <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/10(日) 02:01:52 ID:Buznz8aO<> 続きが来ないな……
個人的にファンだから、未だに全裸で待ってるんだが <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/10(日) 20:23:39 ID:zIrsdd8i<> >>四百二十七さん

ファンよりの提案ちうかリクエストっす
おヒマのあるときに気が向いたらご参照くだせえ

1 浪人生の主人公と住み込みお手伝いさんのヒロインのラブエロもの

2 大学生の主人公と家庭教師教え子の女子高生ヒロインのラブエロもの

などはいかがでござんしょ <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/06/10(日) 20:51:08 ID:TXkJP/kR<> 四百二十七です。皆様、本当におまたせしました…「姉の秘密」最終話、これからアップします。 <> 某四百二十七 ◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/06/10(日) 20:53:18 ID:TXkJP/kR<> 「ぐっ…てめぇ…」
 小夜子の足下に這いつくばり、両手で身体を抱えて震えるケンジ。先程まで小夜子が感じていた圧迫感が、
 今となっては微塵も感じられない。
「…どうやら、あちらは方がついたようね」
「何が…起こった…」
 ケンジは噛みしめた口元から涎を垂らしながら、小夜子を見上げた。既に勝利を確信し、後は”己の身体”に
 侵入してきた異物を排除すればそれで済む筈だったのだ。しかし彼に訪れたのは、これまで感じた事のない
 脱力感。そして一瞬の間を起き、前進を苦痛が蝕んだ。
「研司は現実を受け入れた。陽子の事も、そしてあなたのことも」
「…!」
「そう、この”身体”はあなただけのものじゃないわ」
「そんな馬鹿な」
 ケンジは震える両足を無理矢理押え込み、野獣のような低いうなり声を上げながら立ち上がろうとする。
「ぬぅぅ…ぐぅあ…ああああああ!!」

 痛みを堪えて立ち上がれたと思った刹那、彼の口から液体が噴き出た。どす黒いそれはケンジの身体を
 流れ、足下に滴り落ちる。ケンジは両膝をつき、四つん這いになってがっくりとうな垂れた。

「ぐふっ…く…くそったれ…」
「なぜそこまで拘るの? 研司とあなたは、元々一つ…このままあなたが消える分けではないのに」
「奴と俺は…違う」
「違う?」
「俺は女は…人間の女とヤれればいいんだ…ロボなんざ興味ねぇんだよ…」
 再びケンジが顔を上げ、小夜子を睨み付けた。
「姉貴は…あいつは俺を裏切った…見た目は人間そっくりなのに、中身は機械人形なんだぜ?」
 小夜子は硬い表情を崩さずに黙ったままだ。ケンジは時折苦痛に表情を歪めながらも、自らの思いを勢いの
 ままに吐露し続ける。 <> 姉の秘密-14 (2/6)<>sage<>2007/06/10(日) 20:54:33 ID:TXkJP/kR<> 「なのに…”もう一人の俺”は…あのロボフェチ野郎は、人形風情に欲情しやがって…」
「だからあなたは、研司と違う…と?」
「そうだ…俺は俺だ」
 小夜子がケンジの眼前でしゃがみ込み、ケンジと視線の高さを合わせた。
「ケンジ、あなたは嘘をついている」
「嘘、だと?」
「あなたが欲しいのは、人間の女でもなければセックスでもない」
 小夜子がケンジの手を取り、己の鳩尾へと導いた。
「何を…するつもりだ」
「これを見なさい」
 ケンジの手に添えられていた小夜子の手が、今度はケンジの手を引きはがすように動かされた。古びたガムテープを
 無理矢理剥がすような音が聞こえたかと思うと、ケンジの手からふっと抵抗力がなくなった。
「げぇ!」
 次の瞬間、ケンジの目に映ったものは、小夜子の体内機構そのものであった。複雑な電気配線やパイプが
 絡み合っているそれは、人間の臓器とはまた違う不気味さをケンジに感じさせる。 ケンジの手には、かつて
 彼女の腹部にはめ込まれていた筈の表皮がしっかりと握られている。

「や…めろ!!」
「目を逸らさないで」
 小夜子は自らの手で、身体の表皮を剥がし始めた。胸の膨らみが…ほっそりとした腕が…臀部が、脛が…次々に
 ばらされ、人工筋肉や人工骨格が露になっていく。
「やめろ…やめてくれぇ! その顔で…その姿で…そんなことをするなぁ!!」
「そう、私のこの姿は」
 全身を覆っていた表皮を剥がし終え、頭部以外は見紛う事無きロボットと化した女。その頭部は、宇都宮真知子が
 若かりし頃の容姿そのものだった。彼女は地面に半ば転がるような格好のケンジを抱き寄せようと彼の脇に腰を下ろす。

「来るな…俺に…近寄る…な」
「…」
 ケンジの言葉を無視し、ケンジの身体を抱き上げる小夜子。 いつのまにか小学生時代の身体になっていたケンジは
 易々と抱え上げられている。小夜子の機械部品が素肌に触り、冷たく固い感触が来る…そう思ったケンジは、思わず
 身体に力を込めた。 <> 姉の秘密-14 (3/6)<>sage<>2007/06/10(日) 20:55:15 ID:TXkJP/kR<> 「ぁ…ぁあ?」
 しかし、彼の身体に染みてきた感触は柔らかな感触だった。
「身体の力を抜いて…」
「この感触…は…」
 忘れ去られていた記憶が次々に蘇ってくる…母親の懐に抱かれていたあの頃の思い。
「く…」
「怖くないわ…私がついてるから」

 束ねられていた小夜子の髪がふわりと広がった。ケンジの記憶の奥底から、懐かしいイメージが蘇る。
「…母さん?」
「ケンジ…あなたは一人じゃない」
「母さん…一体…あんたは…」
 ケンジの目から、一筋の涙がこぼれ落ちた。


 暖かい…そうだ…俺が欲しかったものは…


 母と、もう一つの何かが重ね合わせられた暖かみが、ケンジの凍てついた心を溶かして行く。
「ごめん…俺…僕は…」

 そして二人のイメージは光に包まれた。 <> 姉の秘密-14 (4/6)<>sage<>2007/06/10(日) 20:56:42 ID:TXkJP/kR<> 「お父さん、なんとかして…お願い」
「駄目だ、接続強制解除シグナルにも反応がない…原因がわからん」
 竜一が制御コンソールに接続されているキーボードを、必死の形相で叩いていた。数分ほど前に陽子は目覚めた
 のだが、それと同時に小夜子の反応が消失してしまったのだ。
「筐体側からの反応はあるんだが、AIからの自発的な反応が一切返ってこないんだ…このままだと」
「このままだと?」
「小夜子も研司も、”植物状態”になってしまう」
「そんな…!」
 小夜子はもとより、研司の意識も自発的な反応はない。竜一の脳裏に、封印していた筈の記憶が蘇りかけた。
「心配するな、陽子…そんなことは絶対にない…いや、父さんが絶対にさせない」
 竜一はふと、ディスプレイの片隅に目をやった。
「これは…まさか」
 ふらりと椅子から立ち上がる竜一。
「お父さん?」
「小夜子…」
 小夜子の傍らに立った竜一は、彼女の顔をじっと見つめた。そしてそのまま、自分の顔を小夜子に近づけていき、
 静かに唇を重ね合わせる。

  『起動トリガーの接触を確認しました。DNAの確認作業を実行します』

 舌がからめ捕られ、唇が吸われる。竜一はそれに逆らう事なく、深い接吻を交し続けた。思わず顔を両手で覆った
 陽子だったが、指の隙間から二人の様子をしっかりと見ている。
(すごい…)
 その行為は不思議と淫らに見えなかった。単なる認証作業といってしまえばそれで終わりだが、竜一と小夜子の
 間になにかオーラのようなものが発されてるように見えたからだ。

  『DNA確認完了…起動者を宇都宮竜一と認識…起動シーケンス、レベル9へ移行します』

 唇を解いた竜一が汗をぬぐい、どさりと椅子に腰を下ろした。
「ふぅ…」
「お父さん、これって」
「ああ、お前達の筐体を初期状態から起動させる時の儀式だな…お前もこの前、研司とやっただろ?」
「あ…」
 思わず顔を赤らめる陽子。記憶にはないが、後で竜一から聞かされていたことだ。
「大丈夫なの?」
「ああ、もうそろそろ…」 <> 姉の秘密-14 (5/6)<>sage<>2007/06/10(日) 20:57:42 ID:TXkJP/kR<>  二人が小夜子の顔を見つめた直後、彼女の瞼がかっと見開かれた。
「…」
「小夜子、おかえり」
「お母さん、おかえりなさい」
 小夜子は自分に接続されていたケーブル類を自ら外し、上半身を起こした。
「研司…さんは?」
「研司も無事だ。意識レベルも通常の睡眠状態まで回復している…そういえば、彼はどうなった?」
「彼…ケンジは…」
 小夜子が右手で胸を押え、俯く。
「お母さん…」
「彼女が…真知子さんが話をつけてくれました」
「真知子が…」
「そこに眠っているのは、二人に別れてしまう前の、本当の”研司”さんです」
「真知子はどうなった?」
「私の中で、再びスリープ状態に戻りました…またその時がくれば、目を覚ますと私に言い残して」
「そうか…」
「父さん…」
「また会えるさ、きっと」
 その時、少し寂しそうな表情の竜一の後ろからカタっと小さな音が聞こえた。
「研司?!」
「う…俺は…ここで何を…」
 片手で額を押えながら身体を起こそうとする研司。
「駄目だ、身体に力が入らない…ぉわっ!」
「研司…研司っ!!」
 陽子は研司に覆いかぶさり、思い切り抱きしめた。
「姉ちゃ…苦し…息ができな…」
「ご、ごめっ!」
「これでいつも通りですね」
「全くだ…まぁ、これからは小夜子もいることだし、なんとかなるだろう」
「いつもどおりって…何が何だか…それに、そこの人は誰…?」
 ただ一人、状況が把握できていない研司。当然といえば当然である。
「話せば長くなるんだが…とりあえず、まずは皆服を着てくれ…」
 小夜子、陽子、研司の3人は互いに顔を見合わせ…一瞬の間を置いて家族は笑いに包まれた。 <> 姉の秘密-14 (6/6)<>sage<>2007/06/10(日) 20:58:40 ID:TXkJP/kR<>  あれから三日たった。うちには家族が一人増えた事以外、全てが元通りになった。姉ちゃんも歩けるようになり、
 通学途中の駅まで一緒に歩くという日常風景が戻ってきた。
「研司、ほんとにあれから何ともないの?」
「大丈夫だってばさ…」
 自分が隠れ二重人格だったことも、そして今の自分がもう一人の自分と融合しているということも、目覚めた次の
 日に聞かされたのだ。正直いってそんなことになっていた記憶も実感も全くといって良いほど無い。
「まぁ私は、研司がこうやって無事に戻ってきてくれたということで充分だしね」
「あのさ…小夜…じゃなくて、義母さんのことなんだけど」
「まだ実感がない?」
「そうじゃなくてさ、この…なんというか…」
 父さんが小夜子さんと再婚する、ということも初耳だった。大体自分は小夜子さんと面識がない…しかも家族の中では
 自分だけがそんな状況だったみたいで、一人だけおいてけぼりにされていた気分だった。
「確かに優しいし、姉ちゃんにも俺にもちゃんと接してくれてるしさ…でも…」
「…研司にはまだ言ってなかったんだよね…ごめん」
 姉ちゃんが立ち止まった。少し俯き加減で、その表情は曇っているように見える。
「いや、いいんだ。昔のことにこだわらないって、この前決めたことだし」
 そう、あの人とはこれから上手くやっていけばいい。
「なぁ、姉ちゃん」
「…なあに?」
「俺さ、父さんの後を継ごうと思うんだ」
「え?」
「だってほら、俺もっと姉ちゃんの事を知りたいしさ…それに」
「それに…?」
 姉ちゃんが俺の顔をのぞき込む。唇が妙に艶やかに見える…俺は唾を飲み込んだ。
「…いや、なんでもない」
「なによぉ、途中でやめないでよ!」
「へへ、またこんどのお楽しみ…痛っ!」
 姉貴が俺の頭をぽこんと一発。
「もう、妙なところで大人ぶるようになっちゃって!! もう知らない!」
 姉ちゃんは膨れっ面になったかと思うと、すたすたと先に歩いていってしまった。
「ちょ、待ってよ!」
 姉ちゃんを追い掛ける自分。姉ちゃんの秘密…いや、家族全体の秘密を知ってしまったけど、俺は後悔していない。
 むしろこれから訪れる毎日に期待する自分がいた…姉ちゃんは俺のものだ。今日も、明日も、明後日も…永遠に。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/06/10(日) 21:04:39 ID:TXkJP/kR<> 「姉の秘密」、これにて終了です。 最終話のUPに手間取ってしまい、待ってくださった皆様に
大変ご迷惑をおかけしました…次からは頑張りますので、どうか大目にみてください orz

>>507
本当にお待たせしてすんません…orz

>>508
どちらもかなり良さげなシチュエーションですね。女子高生ヒロインの方が若干難易度が
高いかも…(性的&ロボ娘的な意味で) <> ロボ
◆JypZpjo0ig <>sage<>2007/06/11(月) 23:26:21 ID:ToMF3/zR<> すみません
先週の内に投下の予定だったのですが、もう少しかかりそうです

代わりと行ってはアレですが、もし時間があったら
修羅場スレまとめサイトの『甘獄と青』を読んでみて下さい
趣旨に合うかは分かりませんが、メインヒロインが機械人形です <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/12(火) 15:22:22 ID:njxMa4vX<> >>516
GJっした!
レス遅れてすまんです。

>>517
じっくり書いてくださいな。のんびり待ってますよー。


最近、巡回してるSSスレが軒並み過疎ってるなぁ……
作家がどこかの作品に集中してるのかな? <> 94あたりの流れを見て<>sage<>2007/06/14(木) 00:36:40 ID:Gc/IMx+V<> ネタでメイドドールかってきたぜ
高級機種とは程遠いスペックなんだが、ひとつ面白い仕掛けがある。
普段は表情筋なんか動かないし体温も(立ち上げっぱなしにでもしない限り)冷たいままなんだが、
ランダムで決まるキーワードを認証したときに一瞬にこりとする。 これがまたかわいーんだ。
それから、どこかに隠しスイッチがあって、そこを触ると体温が急上昇するらしい。 まあ色々試したけどまだみつかんね。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/14(木) 15:54:16 ID:yZBPktCe<> >>519
その手のお遊び(イースターエッグ)って面白いよな。

メイドドールって、規制で擬似感情とかいろいろ制約されてるけどさ。
T社の新型のアレ、すげぇイースターエッグが組んであって、
特定の条件を満たすと、感情リミッターが解除されるらしいんだよな……


なんでも、裏2ちゃんねるに情報交換スレがあるらしいぜ。
裏2ちゃんねるに入るには、メール欄に『fus(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 00:46:18 ID:enupsMiP<> イースターエッグってなんぞや?wikiを見ただけでは外国の1風習のようだが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 00:50:33 ID:aYvrw2p8<> 「パソコン用語 イースターエッグ」でぐぐれ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 01:12:21 ID:gmzDRlKU<> Excel5では3D迷路、Excel2000ではカーチェイス(発砲可能)ゲームが入ってたと思う>イースターエッグ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 14:54:45 ID:bUpimP2L<> 来栖川の初期ロットにゃリミッターかましただけのスペリオールが混じってるなんて伝説あったよね。なつかすぃ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 19:24:10 ID:mw1Oz27Y<> >>524

それを引き当てようと20体近く買ってしまって、破産した小金持ちを知っている…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 20:53:20 ID:GMeL+jPH<> そういや、ロボ娘を買った時に履いてるパンツの裏地が金なら一枚、銀なら五枚集めてメーカーに
送ると、『大人の缶詰』が当たるってのがあったな。俺は銀を三枚集めたところで挫折したが orz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 22:48:46 ID:gmzDRlKU<> 互助会使え互助会。

全員で出し合って大人の缶詰ゲトー、当たったものをくじ引きで分配だ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/15(金) 22:55:47 ID:bgSVj6ZS<> >>527
缶詰めゲットした友人がいたんだが、「缶詰めキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」ってメールが
届いてから三日間、会社休んでたな…一体何が入ってたんだろう。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 00:24:18 ID:wGw0LhUh<> 究極のカスタムパーツ(もちろんエロ系)が入ってるとかなんとか



……あれ?こんな時間に誰か来たぞ。……はいはい、今出まーs <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 01:19:13 ID:vCeblJ5I<> 悪いこといわん。
やめておけ。

あれに入ってる女性器パーツつかったらもう戻れなくなるぞ。
おまけに同梱MODチップで常時発情モード全開だから、そりゃ
すげえ事に……ってちょおまなにをするやめろqあwせdrftgyふじこlp <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/16(土) 09:05:49 ID:LmQcRzCS<> クール美女が欲しかったから秘書タイプを購入したんだ
金が無かったからエロモード全てカットして……
毎日17:30にはスリープしてしまうんだ
うちのロボ子 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 11:57:27 ID:hx+ciy+0<> 派遣社員みたいだなぁw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 12:41:19 ID:YjMHQrc9<>  「定時ですので、全機能を停止させていただきます」
 「はあ……。お疲れ……」

 メガネ(もちろん伊達。裸眼視力は電子顕微鏡レベル)をクイッと押し上げながら
 冷然と宣言するクール美女タイプを前に、意気消沈する>>531だったが

 ……いやしかし、ちょっと待てよ?

 ふと思う。
 まるでさっさと部屋を出て行かんばかりのこの態度だが、
 こいつは俺が買った秘書タイプアンドロイドであって派遣社員ではない。
 つまり、こいつは今からここで――俺の目の前で『寝る』ということじゃないのか?
 それはつまりこの、容姿端麗スタイル抜群、非の打ち所のない全関節フル可動等身大フィギュアを
 一晩中好き放題にできるってことじゃないのか!!明日の朝8時45分に再起動するまで!!
 し、しかも、今日一日仕事中に(主にタイピングの音しかしない沈黙に耐え切れなくなって)話しかけても
 「雑談はサービス対象外です。黙ってください」とかにべもなく切り捨てやがったこいつが、
 完全無抵抗で俺の意のままにいいいいいいいい!!

 俄然元気を取り戻したというかショート寸前な>>531
 それはそれは不審そうな目でしばらく見守っていたクール美女タイプだったが、
 やがてこう言った。
 「危険ですので下がってください」
 「えへへへへ……。はい?」
 「スリープモードに移行します。完全防御形態ヘトランスフォーム開始」

 ガギュイイイイイイイイン!!ガン!ガガガガガガシガシガシッ!!

 突如、クール美女タイプの肢体を包むスーツが展開を開始し
 そのスレンダーなボディーを漆黒の装甲で覆い隠してゆく!!
 
 脚部防御完了!腹部防御完了!胸部防御完了!!腕部防御完了!!

 みるみるうちに、先ほどまでクール美女が立っていた場所に構築されてゆく
 巨大で重々しいアイアンメイデン(※中世ヨーロッパの拷問器具のこと。)。
 
 「そ、そんな……!!」
 
 愕然として、なすすべもなく見守るしかない>>531
 そんな彼の情けない表情にちらりと目線をくれて、クール美女は呟く。

 「おやすみなさい」

 その冷たい美貌に、ほんの少しさびしそうな色が浮かんだような気がした。
 だが、>>531が驚きに目を見張った瞬間

 ガンッ!!

 頭部防御完了。

 あとには禍々しい円筒形の物体と、なすすべもなく立ちすくむ>>531だけが残されるばかりだった。

 
 
<> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/16(土) 15:36:23 ID:LmQcRzCS<> >>533に触発された


「弱虫……」

やりきれない思いを吐露しそうになるのを堪えて今日も機能を停止する。
私は業務サポートタイプのアンドロイド。
私の存在意義は主人の業務効率を上げること。

しかし、長く付き合っていれば主人を男性と意識してしまうというもの。
アンドロイドに感情を持たせるプログラムは いまだに世論でも賛否を問われているというのに。
私の創造主は 何を考えていたのだろうか。

否、本当は感情なんて無かった……。
『業務推進の為』
その言葉に託けてAIのヴァージョンアップを繰り返したのは、わたしだった。
いかがわしいサードパーティのプログラムまでインストールして、
深夜に再起動して密かにパーツを工作し、自ら躯体に組み込んだのも、わたしだった。

「ご主人様……」
機能テストと称して独り遊びに耽ったことは消却されるまで明かすことの出来ない秘密だ。

男性は美しい秘書にあらぬ欲望を抱くもの。
メディアでは そんな言葉が蔓延しているが、私のご主人様にはあてはまらないらしい。
「押し倒してくれてもいいじゃないですか」
決して口には出せない言葉を今日も飲み込む。

ああ、今日も時間がきた……。
ねえ、ご主人様。 貴方の理性を壊すには どうしたらいいのでしょうね?

愕然とわたしのトランスフォームを見つめるご主人に、今日の最後の挨拶をする。
「おやすみなさい」

明日はメイクを変えてみようかしら……。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 19:45:34 ID:wGw0LhUh<> うはあああああああああああああああ
たまらんw


こういう連鎖反応が起こるのが、このスレ(に限ったことではないが)のいいところだよなあ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 21:51:50 ID:oKbrNGCH<> やはりあれか、マスターに出すお茶へ媚薬とバイアグラを混入させるとか(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 22:18:33 ID:AMK5yNt/<> なんか最近出たロリ秘書タイプとかいうのを買ってみたんだけどさ…
事務とかの処理は普通のタイプと何ら変わり無いはずなんだが、うちのはなんかドジばっかと言うか…
なんか変なウイルスもらったんかな… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/16(土) 22:25:38 ID:wGw0LhUh<> >>537

サービスパック(注:バグフィックスとは絶対言わない)を適用すれば解消されますが、今までの記憶・人格データがクリアされます。

適用しますか?
[はい] [いいえ] <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/17(日) 19:20:03 ID:nQnXYJ5R<> いいえ <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/19(火) 16:03:00 ID:o1rgvYwj<> ヒント:外部ストレージに保存 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/21(木) 03:00:20 ID:DivEY9d9<> ふたなり化したうちのロボ娘が盛ん過ぎる。そんなデータ突っ込んだ覚えはないんだけど…orz
しかも説教しながらだからな。
「ご主人様、俺じゃなくて私、言葉遣いは大事です☆」とかぬかしやがる… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/21(木) 06:31:57 ID:Iu/AivW3<> >>541
ち×この「元データ」としておまいのを突っ込んだこと忘れてないか?

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/22(金) 18:32:00 ID:scPUKjFg<> スーパーロボットのコアが美少女アンドロイドだったらとか考えてたら

ゼオライマージャマイカ(´・ω・`) <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/23(土) 13:45:46 ID:otcuFw3V<> 少し前にメイドさんスレにロボメイドさんの小ネタが投下されてた <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/24(日) 00:59:18 ID:EDzGkJS7<> >>544
詳しく頼む。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/24(日) 23:50:41 ID:yYmBvnYr<> http://science6.2ch.net/test/read.cgi/robot/1173096978/
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/future/1174632142/
のスレの話題に、同じ美少女ロボットヲタのくせに関心しないどころか嫌悪する矛盾さんが居るのだが、

何でだ??(もしかしてこのスレの住人もそうじゃないのか?)何故だ???
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 00:13:26 ID:ZcdF/hxX<> >>546

一言で「美少女ロボット」と言っても、一くくりにするには無理があるぐらい幅があるんだよ。

外見で言えば、完全無機質から人間と変わらない見た目まで。
思考で言っても、プログラムそのままの機械的なものから、人間と同じ感情を持つものまで。
次元で言っても、二次元、三次元(フィクション)、三次元(現実世界)。

実際pink系の板でも、有機系と無機系は別のスレになって棲み分けてる。
まあ、別にこれらは対立してるわけじゃないけど。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 00:28:32 ID:5Mnt1ET0<> うん。こればっかりはこだわりだからなあ。
本人から告白されないと「人間じゃない」なんて誰も気づかないような子が好きな方も
いらっしゃるでしょうけど、自分なんぞは少々ロボロボしい子の方が好みですな。

真夜中、不意に目がさめて隣で充電中のロボ子のからだにそっとふれてみると、
モーターの振動が微かに感じられたりするんだよ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 00:35:09 ID:E3siRo3Q<> >>547
確かに、同じ方法で作れるロボットが他にもいくつかある。から、こちらの専門外は他に譲ることは認める(任せる)が、
『二次元美少女』を話題にした掲示板かスレでは「本当の美少女は、二次元にしかありえないのだから!」という記述がある事だし、
業界ではそれを扱った媒体を便宜的に『美少女〇〇〇』とよく呼ばれる事から
二次元美少女を用いたロボットに関しては『美少女ロボット』の商標権は他の追随に譲るわけにはいかない。
(逆に他の名称なら認める)
同じ二次元フィギュアヲタでもこの話題に全く関心を示さない、それどころか
エロゲーヲタやギャルゲーヲタはこうして答えてくれるのにフィギュアヲタは完全にシカトだ。
こいつらこそもアレだな。
例のブログは毎日平均人数は100人にも満たない。それくらい支持者が少ないネタだからこそ、
(二次元の)美少女ロボットに関する主導権は独占したくなるものだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 00:51:42 ID:S8HMQZ8i<> 多分、第一に「実際に作ろう」って時点でスレ違い。
第二にエロパロ&文章創作板にリアル製作系の話を持ち込まれても困る。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 01:20:37 ID:E3siRo3Q<> >>550
聞いてみただけだから、そう気を悪くしなくても...、
ただ、>>それくらい支持者が少ないネタだからこそ、
(二次元の)美少女ロボットに関する主導権は独占したくなるものだ。
>>二次元美少女を用いたロボットに関しては
『美少女ロボット』の商標権は他の追随に譲るわけにはいかない。

それが言いたかった、これだけは。
<> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/25(月) 01:40:10 ID:S8HMQZ8i<> や、別に気を悪くしたわけじゃないんだが、作品投稿&妄想談義をする場(だと思う)なので、
ここでその話をされると流れが滞る(まぁ元より順調な流れでもなかったがw)ので、姉妹スレのほうが向いてるかなと。
そういう意味で文章創作板なんだからスレ違いと言ったつもりだった。気を悪くしたならすまない。

……ただ商標権だの主導権だの、萌えに権利を主張し個人ないしは一部の団体で独占したいという姿勢には賛同しかねる。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 01:43:24 ID:ZcdF/hxX<> >>552

同意。
「○○といえば××」なんてのは、デファクトスタンダード。人気が決めるものであって、独占するもんじゃない。


主導権を取りたいのか、例のサイトは何かにつけて宣伝してるようだが……実はそういうのって逆効果なんだよな。
ほしくもないものを押し付けられても、ウザがられるだけなわけで。
頑張ってる彼には悪いけど。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 02:41:36 ID:E3siRo3Q<> >>552……ただ商標権だの主導権だの、萌えに権利
を主張し個人ないしは一部の団体で独占したいという姿勢には賛同しかねる。
ただでさえ人が寄ってこないようなネタ(身近にもいなければネットも2ちゃんねるも)
だ・か・ら・こ・そ 、なんだけどな。
>>553
>ほしくもないものを押し付けられても、ウザがられるだけ
それは分かる、ただ聞いてみただけで。


ごめん、何れにしろここに留まるつもりじゃないから失礼。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 09:54:20 ID:Z8ZWH/Fo<> >>554

おまいさん、もしやそのサイトの主催者?

てか、「聞いてみただけ」、といいつつ、
>『美少女ロボット』の商標権は他の追随に譲るわけにはいかない。
>それが言いたかった、これだけは。
と言ってるのは、もはや「聞いてみただけ」じゃないと思うんだが。

とにかく、その「言いたかったこと」は、誰にも受け入れられないから、
潔くあきらめるか、デファクトスタンダードになれるよう正当な方法でガンガレ。

もうそのページは十分知れ渡ってるから、宣伝じゃなくて内容の拡充で、
「自然と」認められるようになるまでガンガルのがよろしいかと。


・・・くれぐれも言っとくけど、もはや「宣伝」は逆効果にしかならないぞ。
先のスレでも見たけど、住人の趣味嗜好の幅が狭いというより、そのサイト自体に
拒否反応を示しているように感じる。
一時、マルチポストやらなんやら、本当宣伝攻勢酷かったからな、そこ。


・・・煽りたいわけじゃないんで、気に障ったらスマソ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 17:07:41 ID:KiqHYtKh<> とりあえず、>>548に同意しとく
モーター音は萌え <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/25(月) 19:30:13 ID:3n2HeYJk<> >>545
ttp://red.ribbon.to/~eroparo/sslibrary/o/original1278.html <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 20:25:30 ID:fusZFffg<> >>554
というか
>美少女ロボット計画とはゲームやアニメに登場するかわいい女の子をロボット化する計画です。
とか言ってる時点でもう受け入れられないやつが多いだろ、とか勝手に思ってるがどうだろうか。
ここにいるやつらは>>548のようなやつが多いし、2次元のロボだからいいんだとも思う。
ぶっちゃけ人形でも二次のキャラを三次にしても萎えるだけだと思うぜ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 21:08:19 ID:GAHcexMw<> あっ、こんなところが人間とちがうんだ、ってのがいいんだよ。
ちらっと。

モーター音はええな。今時の電波時計は音がしないのがいかん。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 23:16:34 ID:W5GAlvk/<> ふと、既存のAVにモータ、アクチュエータ、ポンプの効果音を合成した動画を作りたくなったw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/25(月) 23:29:24 ID:5Mnt1ET0<> 目が覚める≒起動時に「ちゅい〜ん」って音たてて欲しい。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 02:16:15 ID:VJc/OZYt<> あえぎにノイズやビープ音も混ぜてくれ。 <> 高田聖矢<>sage<>2007/06/26(火) 06:43:53 ID:V6EH9hdb<> >>555
バレてしまっちゃ仕方ない。
ここの類似スレがフェチ板と半角二次元板にもあって、以前行ってきたのだが、
フェチ板は21禁のスレだった?らしい。この板は別によかったのか。
半角二次元板は二次元ネタなのに「ちょっと勘違いしてないかな、美少女のロボットじゃなくてロボットの美少女だよ?

と曖昧でわけのわからん事を言われた。
>もうそのページは十分知れ渡ってるから、宣伝じゃなくて内容の拡充で
トップの記事を見れば分かるとおり、関係なさそうな検索ワードでも見に来る人もたくさんいるようだ。

で、問題はこのネタにどれくらい人が集まってくるかどうかだ。
人が寄ってこなければ来ない程独占したいという気持ちが強まり、
逆に人が集まれば緩和される。
もう(変人)フィギュアオタはほっといてこちらがトクすればいい。

>>558
それがエロゲーの掲示板とかでマルチポスト宣伝してるの見たんだ。

おたく板とかでは「二次元の女の子こそ真の美少女だ」と断言するスレがいくつかある。


<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 08:17:02 ID:f3McNuyC<> >美少女のロボットじゃなくてロボットの美少女だよ?
これが「わけわからん」うちは何言っても無駄だろうけど、もう少し弁えたら? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 08:39:39 ID:jvsQmtX9<> >>562
ロボ子が達した瞬間フリーズして、
おちんちんが抜けなくなりそうだw <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/26(火) 08:40:25 ID:OkeGpzJ0<> ぶっちゃけその「美少女ロボット」なるものを作ってどうしたいの? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 10:13:45 ID:Nat90SLQ<> そんなの人それぞれだろ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 10:33:56 ID:DR6UQDUR<> >>563

やっぱりあんたか。
商標権がどうとかいってる時点で、あんたも商標権ゴロの一人だって気づけよ・・・


ま、こんな一般的名詞が商標権取れるとは思わないが、
あんたには「美少女ロボット」の言葉は牛耳られたくないな。 <> 568<>sage<>2007/06/26(火) 10:35:33 ID:DR6UQDUR<> 念のため補足しとくが、俺は別にそんな商標権はいらん。

「美少女ロボット」は、特定の誰にも依存しない一般名詞であるべきだと思ってる。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 10:56:41 ID:OkeGpzJ0<> >>567
いや、そこを踏まえた上で高田氏は何がしたいのかと……考え方に決定的差異があるようだしね。
大体トクって何さ。俺にはソンにしか見えん。
そもそも独占なんて閉鎖的なことしてたらソンするばかりじゃないか。商標も主権も全部そう。
人がよってこなくてはならない必要性は?独占してどうするの?ぶっちゃけ迷惑なんだけど?

で、ここは>>552のような場所なのでスレ違いもいい加減にしろと。俺も。お前も。
どうしてもというなら、関連スレでやってくれ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 17:20:20 ID:LAy0DnUZ<> やるのなら/「もめ」を出さずに/萌えを出せ

意味無き川柳 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/26(火) 21:58:28 ID:wabfLCp5<> 悪質なウイルスに侵入されたメイドロボ
大切なご主人様との思い出が次々に書き換えられていく
絶望のなかで意識を失う(再起動の為)
次に目を覚ましたとき彼女はもう以前の彼女では
なくなってしまったのだった……。
というノリの寝取りものを考えてしまった。こんな属性もって無いのに。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 00:33:56 ID:HI5F0p3k<> 流そうと思うところアレで悪いんだが、>>546の先で挙げられてた
ttp://www.maidroidlab.com/
ここさ、技術力と造形も凄いんだが……見るべき点は、モーター音萌え。

…あれ。 <> 高田聖矢<>sage<>2007/06/27(水) 06:40:07 ID:RwRoo/wi<> >>569・570
じゃ、あんたたちは二次元美少女じゃなくて何に「美少女」と呼んでいるんだ?
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 07:29:00 ID:S99UYPPj<> >>565
イった後にフリーズして再起動するというネタは大好きだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 07:40:48 ID:oKgWoy9k<> いく直前の状態を保存したまま繰り返し再起動して、
「マスターだけずるいです、私もいきたいです」なんてしつこくせがまれたりw
し、死ぬ……。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 08:33:29 ID:2ey5AyNL<> >>574
>564 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 19:22:49 ID:RE79PE6O<> >>564に尽きるなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 20:05:47 ID:kjbix4ij<> あのさ。
美少女の概念なんて、どうだっていいんだよ。
二次元だけを美少女と捉える人もいれば、二次元三次元問わず美少女と言う人もいるだろさ。

「美少女」と「ロボット」という、普遍的なものの組み合わせに対して、商標権だのなんだのと
しゃしゃり出てくるなって言ってんの。
固定されたイメージを勝手に作って仕切ろうとするなと。

あちこちのメーカーに問い合わせるとか、ある種の情熱と熱意には一目置くが、
悲しいかな、熱意のベクトルがまったく狂ってるとしか言えん。


スレの方向性が変なトコ向かっちまうんで、ここでなくて他でやってくんないかな。
ここはそういう固定化を議論する場所じゃなくて、
普遍的な意味での「美少女ロボット」に萌える場所なんだわ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 20:10:35 ID:caSZzT+Q<> ていうか、見破られるまで名無しで通そうとしたあたり、他人のふりして世論誘導しようとしたみたいなもんだよね。
これって"成りすまし"みたいなもんじゃね?

最悪じゃん。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 20:50:13 ID:HlhVpUIX<> 以下、何事もなかったように萌えロボムスメさん
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 21:07:10 ID:5rFmS1GE<> 料理とかしてくれるのかなロボ娘さんは。
メイドじゃなくて、たまに生活感あることをしてくれるとイイ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 21:15:19 ID:qbcmWuDC<> しかし、あまりにも日常生活に溶け込んでしまうと、手を出し難いな… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/27(水) 23:51:34 ID:kfnNciQT<> そういえば、千葉の東京辺りに九つの目を持った「美少女ロボットよ、うふふ」な人がいましたなぁ。
#って、わかる人いるだろか <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/28(木) 00:20:06 ID:aH3aSPgd<> ロボトミー手術はどこの範疇かいのう <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/28(木) 00:34:58 ID:r/Om8XC+<> ロボトミーは脳手術の一つだから、ロボとは全然違う。

ロボ娘さんの電子頭脳を改造して、記憶を奪ったり洗脳しちゃうってんなら
ここだろうけど。 <> 某200<>sage<>2007/06/28(木) 02:43:19 ID:pDq3POMz<> >>576のネタに勃起したので一年ぶりの子ネタ。
久々で速攻で書いたので文がイマイチですが。
気分直しになれば。


そ、それじゃぁ……いきますね。柚木さん」
「うん。いいよ」

仰向けになった柚木さんの上にゆっくりと腰を下ろす。
私の入り口に、柚木さん自身が触れた瞬間、胸の中の回路で何倍にも増幅された快楽信号
が私のケーブルを駆けめぐった。

「あ、あはぁあ!!」
「だ、大丈夫?」
「は、はい……。たぶん」
「や、やっぱムリだったんじゃないかなあ。あの快楽信号倍加ユニット。やっぱ外そうか」
「こ、ここまできてそんなのヤですよ!せめて一回くらい!」
「アリサ……。すっかりこう、えっちになったねえ……」
「……」

今日、柚木さんが前に買ってきて埃をかぶっていたユニットをつけて貰った。
だ、だって使わないのももったいないし……。
とはいえ、やっぱり旧型の私にはちょっと刺激が強すぎるかしら。
今のだけでかなりCPUの温度が上がっているみたい。

で、でも……。
すごく、きもちいい……。

「大丈夫!一気にいれちゃえば!じゃ、いきます!覚悟完了!ええいっ!」

ちゅぷ。

「ひぃああああああああああぅああああ゛ヴPiGAGAあああああああ!!!」
「あ、アリサぁ!」
「お、お、おーばーひーとするぅ!!壊れちゃうぅうう!」
あっというまに私のCPU温度は危険値にまで上昇した。
「あ、あ、あぁああああ……」

き、きもちぃいいい……。
ゆうきさんの……こどうが……つたわってくる……。
あ、ああ……。
うごいてないのに……。
それだけで……いっちゃい……そ……う。
あああ……し、あ……わ……。

『快楽中枢回路の温度が危険値に達しました。強制シャットダウンを行います』

え、えええええええ!!!
ちょ、ちょっとまってぇえええ!
そんなぁああああ!
あと、5びょうだ、け。 <> 某200<>sage<>2007/06/28(木) 02:45:04 ID:pDq3POMz<>
 ・・・・OS再起動中・・・・・・・・

 ・・・・ストレージよりソフトウェアをメモリに読み込みます・・・・

 ・・・・制御システム及びデバイスドライバーのロード完了・・・・

 ・・・・各ハードウェア、チェック完了。動作に問題なし・・・・


あ、あれ?
柚木さん?
「だ、大丈夫?アリサ!」
あ、そうか……。
再起動しちゃった……ってぇえええええ!!
「ゆ、柚木さん!」
「ど、どうしたの?」
「なんで抜いちゃってるんですかあああああ!」
そう。
柚木さんは仰向けの私をのぞき込んでいた。
さっきまで騎乗位になっていたのに。
「え、ええええ?」
「わ、私はまだいってないんですよぉ!もうちょっとだったのに!……あ」
「な、何?」
「柚木さん……イってる……」
私の模造子宮にはしっかり射精されていた。
「そ、そりゃだって……」
「……ずるいです」
そう。
私のデータはさっきの絶頂直前のまま。
「ほら……。こんなに……」
乳首も、固くなったまま上を向いている。
「柚木さん……」
「は、はい……」
「立ててくださいっ!!さあ早くっ!!」
「いやぁあああ!アリサのエッチロボットぉおおお!」
「いいから!早くっ!」
「わ、わ、わぁあああ!」
「おおっ!!若くてよろしいですっ!!んじゃ行きますよっ!はいっ」
「ちょ、ちょっとぉおお」
「ひぁああああああああああああああ!!!いいですぅうう!!!あ、ちょ、ちょっと
またぁあああ……がくん」 <> 某200<>sage<>2007/06/28(木) 02:46:31 ID:pDq3POMz<> 「くすん、くすん……」
「あ、ありさぁ……」
「柚木さんだけ……二回も……ずるいですぅ……」
「そ、そんな事言ったって……。だから外そうって言ったのに」
どうしても快楽中枢回路がオーバーヒートして、機能停止しちゃう……。
「え、ええと……あとちょっとだけ持てばイけそうなんだよね」
「はい……。絶頂の寸前に落ちちゃいます……」
「んじゃさ……」

数分後。
三度目の準備完了。
違うのは、私の左乳房、メンテナンスハッチが外されている事。
「これで、放熱が良くなればちょっとくらいもつかも……。これでダメなら
もう止めようね。……僕も持たないし」
「は、はい……。それじゃいきます」

胸の中、快楽中枢ユニットのLEDが目に映る。

「ん……。く、ひ、ひぁああ!」

腰を落としてさきっぽが当たると、LEDが小さく点灯する。
ここまでは大丈夫。このまま……えいっ!!

「あはぁああああああ、ああああ……」
LEDが明滅を繰り返す。
「大丈夫そう?」
「な、なんとか……。そのまま動かないでください……。じゅうぶん……。
きもちいいですぅ……。ゆうきさんの……こどうがぁああ……」
かんじる。
かいらくしんごうが……わたしのCPUをうめつくしてる……。
ゆうきさんが……こえをあげて……。

「あ、あはぁああああああああああ!!!い、い、いいくぅうう!!!」


光が私の胸の中を照らす中、本日三度目の機能停止。

「あ……」
再起動すると、私はメンテナンスベッドの上だった。
「あ、あれ?」
「どしたの?」
「増幅ユニットが……」

そう。私の拡張スロットからせっかくつけた増幅ユニットが外されていた。
「当たり前だろ!」
「そ、そんなあ……。気持ちいいのに……」
「まったく……。いつからこんなに……」
「も、もう一回つけてくださいよぉ!」
「ダメったらダメ!ホントに壊れちゃうよ!」
「で、でもぉ……」
「そんなものつけなくてもさ……」
柚木さんの手が私の胸の中を探る。
かち。
「ひぁん!!」
「アリサの弱いところは知ってる訳だし」
「そ、それってそういう意味じゃないと……あ、あああぁああ……。
い、いつのまにそんなスイッチぃいい……。ふぁああああ、き、きもちいいよぉ……」

おしまい <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/06/28(木) 12:06:32 ID:B5ks6v9q<> かはっw
昼間からスッキリさせてもらったw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/28(木) 12:58:35 ID:o9fHvVcn<> 課長!鼻血が止まらないんで、早退してもいいですか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/28(木) 13:41:22 ID:23f5WMvp<> 肉体を失い脳だけとなった少女を巨大な鋼の体に押し込めた
神経接続で操縦する巨大ロボっ娘はこのスレの範疇? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/28(木) 20:56:28 ID:YJdLVM+z<> わかっててそういう爆弾を投下するのか……?
サイボーグスレへGO。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/29(金) 00:38:14 ID:deanigeI<> >>585
ロボトミーのロはL(Lobo-で前頭葉・側頭葉とかの「葉」の意味)、ロボットのロはR
意味は「脳の一部を切る手術」で機械の意味は全く無い。
洗脳スレや改造スレあたりが良いんじゃないか? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/29(金) 03:40:55 ID:ve7V+W3j<> >>542
いや待て、>>541が俺女の可能性も捨てきれないw

とか言ってみるが、ふたなりロボ娘と女主人はここの範疇だよな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/06/30(土) 09:50:25 ID:CBxOTJuI<> 【アリサさんの】なおも懲りずに独り言劇場10【復活を祝して】

総務課のSKさんがすきだ。
彼女は人間にしか見えないが、実は人間そっくりに
造られたロボットである、というのは俺の脳内妄想設定。

先週末は、組合の交流会というやつがあって、
俺も参加した。
宴会の前に、今年はボウリング大会というのがあり、
俺は運良くSKさんと同じ組になった。

そういえば、カナちゃん(※SKさんのこと)は、
運動能力はどうなんだろう、たしか前は建設課のTとテニスに
行ったとか聞いたが・・・

とか思ってたら・・・・・・メチャクチャうまかった。

左手から繰り出す完璧に整ったフォーム。

完璧に美しい球筋。

毎投、寸分も狂わず、ストライクを連発。



まるで・・・機械のように・・・・・・! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/01(日) 07:18:50 ID:NvBBf2nt<> (*´Д`)ハァハァ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/03(火) 00:36:15 ID:htY9lqrW<> 飲み会のとき、さりげなく彼女の手元に高級オイルとか
電池とか置いておいたら、うっかりと手を伸ばすかもよ? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/05(木) 00:23:02 ID:i9UsaiHB<> オイルごくごくはなかろうw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/05(木) 11:25:52 ID:tZP5kILM<> トイレで秘かにオイル交換。当然廃液はry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/05(木) 21:42:07 ID:i9UsaiHB<> トイレでのオイル交換はちょっと時間がかかる。
廃オイルは多少固められた状態で排出される。
それには内部部品の品質は状態が現れやすく、
他人に見られるのを特に嫌がるロボ子が多いみたい。

ちなみに、冷却水の交換はわりとすぐ済む。
使用済みのものも基本的にはただのきれいな水だから、
飲みたければ飲んでも(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/06(金) 01:20:37 ID:tZSMjorI<> ご主人様「おーい、まだかー。早くしてくれー」
ロボ子「は、はい……。もうちょっと待ってください」

(どうしよう……。オイルがぐちゃぐちゃ……。壊れちゃった。
わたし、壊れちゃったよぉ……。こんなの見られたら捨てられ
ちゃうよぉ……)
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/06(金) 06:29:07 ID:kmmn/Co6<> ムシロ俺がなおしてあげたい <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/06(金) 08:38:22 ID:JLCUgvRS<> ロマンティック! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/07(土) 00:25:09 ID:1VA2zQ0D<> >>602
具合を見ようとロボ娘のパンツを脱がせ、割れ目を除いた瞬間に冷却水漏れ発生…という電波を受信した。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/07(土) 02:47:06 ID:48TzSv/H<> そして、直すつもりで壊しちゃうと <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/07/09(月) 17:50:24 ID:Z979SEdr<> 新品に交換するたびに『初夜』を楽しむ鬼畜なマスター <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/09(月) 20:52:14 ID:3d2cnvgS<> 一般的に購入できる人工女性器には大きく分けて下記の2つが存在する。

・長寿命タイプ:
 一定期間内なら自己再生を行える特殊素材を使用しているため、マスター好みのアソコに”開発”していく
 ことが出来る。ただし、自己再生機能にも限度があるため、”使用感”もどんどん増していく(色素の沈着、
 内部のサイズ拡大etc)デメリットあり。ここ2〜3年は使い捨てタイプに押され、売り上げが減少傾向にある。

・使い捨てタイプ
 価格にもよるが、平均すると数回で交換が必要になるものが殆ど。自己再生機能はないものの、常に
 『初夜』を楽しめることや、長寿命タイプに比べて安価なこともあり、最近はこちらが主流になりつつある。
 しかし、使用後の人工女性器を不正投棄したり、再生品を「新品」と称してオークションでさばく詐欺紛いの
 行為等の問題も増加しつつあり、政府やメーカーが規制を検討しているという話も浮上している。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/10(火) 01:16:32 ID:JGfqWK0F<> 最近は長寿命タイプが使用限度に達したら、メーカーに送るとメンテナンスしてくれるぞ。
マスターへのフィット感は極力そのままで、必要なところは新品同様になる上に、追加注文で
感覚素子の調整や増加もしてくれるから、ロボ子も幸せ。


「……マスター、それなんですか?」

い、いや。
ほらやっぱりメンテには一週間くらいかかるじゃないか。
その間ご無沙汰ってのも厳しいし。
い、一回くらい『初夜』やらせてくれよぉ。

「……まったく。一緒に暮らして何年目だと思ってるんですか」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/11(水) 02:06:39 ID:PFLfzcc2<> >>609萌えた。ほのぼのきゅんな話だな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/11(水) 12:48:38 ID:5pUMGCIo<> 〜貴方のロボ娘を夜も楽しめるようにしませんか〜

・本製品は、性行為に未対応の素体に市販品の汎用人工女性器を装着するためのコンバージョンキットです。
・専用調整テスター、ソフトウェア、制御OS拡張ドライバ付
・取り付けサービスも承っております。

小売価格:ASK <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/11(水) 22:46:56 ID:4RV3C8p3<> そういや昔、ASK(あすく)ちうアンドロイド娘がいたな

絵師さんサイト縮小しちゃったが <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/12(木) 01:48:11 ID:nghsFKq8<> >611
あー、ここにも業者が来たか。

これだけつけて済ませるつもりだったんだけどなー。
胸部ユニットもせがまれるんだよ、結局。
そうすると、巨乳タイプやら、乳首勃起機能、搾乳機能とまあいろいろ
フルコースでえらい出費に……。

「……機能をいろいろ勝手につけたのはマスターです」

ぼ、勃起機能はお前がこっそり書面に○つけたんじゃないか!

「……だ、だって広告に「勃起時は感度20倍」とか書いてたら試したいじゃないですか」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/12(木) 21:52:43 ID:qp17g0Q/<> >>613のロボ娘の深層心理に組み込まれた業者ルーチンが……

……と思ったら、単にえっちなだけでした。ごちそうさまw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/12(木) 22:00:17 ID:u9iYpEEg<> 乳首勃起か……みちちっと動くわけだね <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/12(木) 22:44:48 ID:Nm1DFFS5<> >>534の秘書ロボ娘は>>611を密かに装着したに違いない…という電波を受信した。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/13(金) 01:30:38 ID:VhYrMeDI<> >>615
えーと、なんか感度調整が上手くいかないのか、刺激が一定を超えると
それまで普通だったのが、いきなりぴょこんと起ってカチカチになる。
で、そっからは説明書の通りの感度20倍。

これはこれでなかなかメカっぽい動作でイイのでこのままにしている。

いろいろつけたお陰で、でかい乳に吸い付いて乳首を舌で転がす>
しばらくしてると急に勃起>感度あがっているから、耐えられずに
悲鳴とともに搾乳機能フル稼働>本番開始、というのが夜の
お決まりコースってちょ、おま、何をすくぁwせdrftgyふじこlp;@


「……まったく、少しは恥という物がないんですか。//」
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/13(金) 04:37:46 ID:K0ewNobG<> 脳ユニットが規格化されたとしてさ、新しいボディに移しても、OSは以前のままなわけじゃん。
有人格タイプの場合、自我を残しつつバージョンアップってできるの?
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/13(金) 10:58:00 ID:Q1Hd6y0g<> ドライバーをインストールすれば、OK <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/13(金) 12:48:05 ID:NqJWSxzy<> プラグ&プレイで即プレイ ハァハァ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/15(日) 03:25:23 ID:+bqMPH0j<> >>589
GJです!

>>618
>144とか?すごく切なくて思わず涙目。


ところでこんな感じのネタってありましたかね?
・良家のお嬢様がメイドロボから性的知識を教えてもらう
「お嬢様、ここがxxxxxでございます」とか

・淡白な夫に欲求不満の溜まっていた妻がつい魔が差してメイドロボに悪戯してしまう
 「うわぁ…、こんな機能もついてるんだ…」「いっ、いけません、奥様!」みたいな。

・最初のメイドロボ完成をプロジェクトXっぽく <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/15(日) 07:58:47 ID:07/KG7Ls<> >>621
一番下は石川英輔の「プロジェクト・ゼロ」がまさにそのまま、タイトルも似てるけど
(メインはセクサロイド製作記、途中で家事などメイド的機能を強化したタイプが作られる) <> 某所より転載<>sage<>2007/07/15(日) 13:30:06 ID:tWwOQmV3<>
 「抱いて…下さい」

 目の前の女のカタチをしたモノが涙まで流して哀願する様は、違和感を通り越し、質(たち)の悪い喜劇を見ている
気分にさせられた。…十年前、便利な相棒が欲しかった俺は、少女趣味のどこかの変態野郎が散々弄んで飽きて
捨てた中古のセクサロイドを拾い、修理して傍に置いた。人間ならばテメエの都合で簡単に俺を裏切ってくれるが、
『機械』は少なくとも俺自身が手を懸けた分だけ裏切らない。…裏稼業に手を染める前からの俺の信条だった。

 「自己診断プログラムを走らせろ。自分が今、何言ったか自分で解ってるのか? …さっさと寝ろ」
 「何処もおかしくはありません…」
 「…なら命令だ。スリープモードに移行。これ以上、俺の貴重な睡眠時間を削るな」

 うなだれるドロイドを一瞥し、俺はソファーに転がる。俺は馬鹿が嫌いなのでコイツの集積回路をバージョンアップ。
それから戦闘技術を一から『俺の手で』学習させた。人間と違って反復演練の必要が無いのが救いだったが、今度は
ハードの方が要求性能に附いて行かなかった。御蔭でコイツを拾うまでに稼いだ金の大半をコイツの身体につぎ込む
羽目になったのは、安く済ませようとした俺の自業自得だろう。今やコイツは若い女のカタチをした…殺人機械だ。

 「復唱はどうした? …っておい! 」
 「寝ろ。マスターは男性、そしてわたしは女性型。性交しろとの意と拡大解釈」
 「熱暴走か…? 降りろ、重い」

 様子がこうもおかしいのは、つい一時間前まで俺の商売敵がコイツを俺の情婦か何かと勘違いして誘拐してくれた
御蔭だろう。スケジュール管理からカネの運用までコイツにまかせっきりだった俺は、商売敵の呼び出しに不承不承
『顔を出して』やったのだ。実はコイツが本気を出せば『敵を皆殺しにして自分で帰って来れる』はずなのだが、何故か
そうせずに『外見通りにか弱い乙女』を演じてしおらしくお嬢様を決め込みやがってた。…調子が悪かったのだろう。

 「…来てくれて…嬉しかった…」

 覆い被さり、狸寝入りを決め込む俺の耳に熱く、艶やかな声を吹き込む。…糞、何て真似をしやがる。意外と高級品
だったんじゃないのか? オマエ? …耳を舐めるなっての。…調整が面倒なのでセクサロイド用の生体機能を残した
ままだった俺の不精が今は呪わしい。コイツを拾ってきた当初は抜け殻同然だった。照れながら風呂に入れて洗った
のも俺だ。…今更言うのも難だが、俺がコイツを『本来の意味で使った』事は一度たりとも無い。…本当だぞ? これは?
表稼業時代のコネを使って、アタマの生体記憶回路やスキンを修理した後、擬似体液を補給し、オマケに『処女膜』まで
再生させた俺だぞ?

 「そりゃ行くさ。何せオマエは俺の『マギー』より金を掛けてて、その何倍も使えるからな」
 「…『マギー』よりも? わたし…嬉しいですっ! 」
 「そこまでだ。明日も一所懸命に稼がなきゃならん。互いにベストを尽くそうぜ、『相棒その2』」

 その『マギー』を、コイツの目の前に突き付けてやる。百年前のコンバットオート、DE50。スウェーデンはハクスバーナ社
設計、生産は嫉妬する神ヤハウェを国を挙げて信仰するイスラエル。火薬式なので厳重に管理されているエナジーパック
なんて代物は要らない『相棒その1』だ。…整備や清掃に手間がかかるのが玉に瑕だが、俺の命を何度も救ってくれた。
『相棒その2』は、まだ俺の上で身体をすり寄せてくる。コイツ…俺が股にぶら下げてるもう一つの相棒をどうするツモリだ?!

 「俺はベストを尽くそうと言ったんだぞ? 」
 「はい、だから…満足して貰おうとして…」
 「あのなぁ…もう直接話法だ。体力の消耗は避けたい。オマエは俺の戦闘能力を下げて殺したいのか? 」
 「!!」

 泣き出しそうになる『相棒その2』の頬を撫で、ついに溢れ出した涙を拭う。浮かれ気分のほろ酔いモードから抜け出したか…。
だが、コイツの戦闘性能も落とす訳にもいかない。メンタルな機能を取っ払えば済む話なのだが、それでは人間型をしている
意味が無い。難しい所だが、全て拾った俺の責任だ。…全部背負って闘って、生き抜いてやるさ。これまでも、これからも。
俺は潔く離れようとした『相棒その2』の身体を強く抱き寄せた。驚く『相棒その2』に、右眉を上げて微笑んで見せる。

 「ご褒美、欲しいんだろう? このまま寝ようや、エイミー」
 「はい…」 

 最高の性能を発揮するためには厳しい自己管理が必要だ。例え明日に野たれ死ぬとしても、精一杯生き抜くために。  <> 621<>sage<>2007/07/15(日) 13:58:18 ID:+bqMPH0j<> >>622
おぉ、早速ありがとうございます!!
探して取り寄せてみます。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/15(日) 14:41:50 ID:LvOhgPKb<> 丸コピペはどうかと思うぞ。
同じ板なんだしさ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/15(日) 17:04:42 ID:4poXOkQN<> スレ&レス番をURLでよろ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/15(日) 17:26:22 ID:xVEChYhW<> ここから転載
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1178982763/l50/43
<> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/07/16(月) 06:32:52 ID:lVX+tnwo<> 保守 <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/07/16(月) 11:13:23 ID:9raG9lU3<> 私の好みは古典的な美少女。
スレンダーな体型。細い手足、細い腰。バストはBカップ。
黒くて腰まで届く長い髪。少し垂れた目。
夏には白いワンピースと白い帽子が良く似合う、古き良き時代の美少女が私の理想だった。

先日、独り身に寂しさを感じたのでアンドロイドを迎え入れた。
実に私好みの美少女だ。

小動物のようにおどおどしたところなどは実に可愛らしく、時間を重ねるに連れ懐いていく姿は実に愛らしい。

全てが私の理想に合った美少女だった。 そう……だったのだが……


「あたしが何かいけないことをしたのでしょうか? マスター、何がいけなかったのでしょう?」
「なぜ、胸が大きくなっているんだ?」
「そ、それは……大きいほうがマスターが喜んでくれるかと思って……」
「しかもだ! お前はソコにヘアは無かったはずだろう」
「こ、この方がマスターがソノ気になっていただけるかと思って……」
「余計なことをして……」
「でも! 胸はEを考えたのですが、私のスタイルから判断してDに抑えましたし、
 ヘアも下品にならないように、マスターが欲情しやすいように産毛程度にしましたし――」
「ばか者!! Bカップこそ至高なのだっ! 大き過ぎるバストなど不要だ
 下もそうだ、割れ目がくっきりと見えることが大事なのだ! 
 私と一緒に暮らしていて、その程度のことも理解できないのかッッ!」
「も、申し訳ございませんっ!」


まったく……余計な気回しをして……可愛いやつだ

「服を脱いでベッドに横になれ。 他に余計な事をしていないか、じっくり調べてやる」
「はい♪」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/16(月) 11:21:46 ID:JZSmUDGq<> マスター骨抜きGJ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/16(月) 11:50:38 ID:qtMUj0Af<> これだろ?!
http://jggj.net/fbi/
http://jggj.net/7878/
http://jggj.net/papapan/ <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/07/17(火) 17:16:14 ID:d16xRBps<> 最近、仕事に追われてロボ娘と会話らしい会話もしていなかったせいか
ちょっと拗ねてしまったようだ
まったく、人間の女性とちがってソノ手の手間が掛からないと言うから買ったのに
これじゃあ、意味が無い

とは言え、留守を守ってくれる担い手であることには違いないし
拗ねていても掃除・炊事・洗濯に疲れを癒すマッサージと夜の癒しに手落ちは無い

ふぅ……


仕方ない、ご機嫌でも取ってくるか……

あいつ、何が好きだったっけなぁ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/17(火) 17:36:55 ID:kcyQCKOQ<> 多分ただアンタの声が聞きたいだけなのさ
いつもありがとう、と一声懸けてみなよ

それだけでも随分と反応が違うモンだぜ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/17(火) 18:49:44 ID:d16xRBps<> あげまくりだったな……すまん <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/18(水) 07:10:10 ID:Gt86wbeU<> ニコ2にあった、ボーカロイドのアクエリオンで萌えた人はいるのだろうか。
(見れない人いたらすまん…)
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/18(水) 15:00:59 ID:YWVgClKd<> ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm649353

これのことかぁぁぁぁっ。   …何、激しく違うとな。Sorry。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/18(水) 20:43:46 ID:jgBh12kW<> こんなかわいい子が女のこのはず(ry
という境地に至れぬ未熟者な自分は鉄腕アトムが
女の子(厳密にはトビオが)だったらという妄想をしてみた。
死んだ娘の身代わりとして作られたものの、
成長できない為博士にサーカスに売られたトビ子(アトム)
は鼻が卑猥な博士に引き取られ、家族を作ってもらう。
妹のコバルトはぶきっちょで体にある細工がしてある為
姉のアトムと互いに引き付けあうようになっている。
うん、男の子のままでも十分萌えるな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/18(水) 22:10:24 ID:12hydEsb<> Vocaloidは音痴な人の練習用にお勧め。 <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/07/20(金) 10:43:19 ID:ja5zih1V<> >>636
メカ千早も好きだが、残念。こっちだw
http://www.nicovideo.jp/watch/sm346059

既に流れたが、書かれたコメントの中に「長い時を待ち続けたロボットを想像すると泣ける」とかあってね。

戦闘用から家庭用に改修された人型ロボット。改修を施したのは、戦場で共にしていた技術仕官。
戦争で壊滅した元の星に最後まで残って、数千年かかっても自然を取り戻すしかけをして技術仕官は力尽きた。
ロボットはその人の最後の言葉で心が芽生え、遺骸を収めたポッドと共に、星間脱出船で最後の離脱。
元の星に戻れるのは、周期として1万2千年。クローン再生で、100年周期でマスターのクローンが起動する。
クローンは見知ったその人の姿だけど、記憶は断片しか継承していない。でもロボットの事はよく覚えている。
子供から大人、そして老衰までを何度も看取る。ロボットは起動し続けたまま、たまに壊れたり、自分で直して。
・・・心をくれたマスターと一緒に、いつか、元の星に戻る事を信じて。

そんな情景がふと浮かんできたのさ。ベタですまん。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/21(土) 09:34:27 ID:XyRZzNEU<> >>639

マスターのクローンがなかったら、まるでセラニポージの「EVE」だな
あの歌は泣けたよ・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/21(土) 11:45:06 ID:mh3nfjUd<> 以前に、まとめサイトってあったよな? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/23(月) 01:53:57 ID:NhcbY27p<> http://www.nicovideo.jp/watch/sm683027
俺の正義を貫いた。反省してるって書いてるけど、ここの住民的には反省していない。
こういうゲーム出ないかなー……。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/23(月) 02:11:13 ID:ihnox/Oh<> いまこそDEBUT22の出番だ

にしてもニコニコ市場の品揃えがw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/24(火) 01:55:20 ID:SKgmzUtl<> うお最高!
もっとやってくれ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/24(火) 05:09:48 ID:o71vvS6r<> タチコマのかわいさは卑怯レベル <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/07/25(水) 04:45:05 ID:DGXcwKNa<> 保守 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/26(木) 11:25:06 ID:25wGU1aT<> 熱帯夜は嫌なものだ。どうも寝つきが悪い。

「眠れないのですか?」

隣で寝ていた彼女にも気を使わせてしまう。

「私の冷却機能の設定を上げてみます。抱き締めてくれれば涼しくなりますよ」
「放熱側のほうが間に合わないよ。それに、熱を逃がすのは室内になるわけだし。なに、エアコンを買わない俺が悪いのさ。
 夏の風物詩だと思ってあきらめるさ」

そう言って横になってはみるものの、眠れるわけが無い。
まどろみの中を行ったり来たりしているうちに、彼女が寄り添ってきた。

「抱き締めてはくれないのですか?」

背中から抱き着かれる。熱っぽい吐息は暑さのせいだけでは無さそうだ。

ぴちゃ、ぴちゃ……。深夜に響く水っぽい音。熱い吐息が部屋の蒸し暑さを増す。
体液で湿っぽいシーツが肌にまとわりつく。
ふいに頭を押さえつけられ、湿ったクレバスに口も鼻も塞がれる。
いつもの絶頂のサイン。
やがて、彼女の手足が弛緩して呼吸が楽になる。
私も彼女も呼吸が整わないうちに、悪戯を再開する。
蒸し暑く長い夏の夜。
終わることなく響く水っぽい音。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/07/27(金) 00:38:12 ID:SdNo1SRO<> >>647
GJ!! こんなロボ娘なら、蒸し暑くても我慢できそうだ。

そういや火の鳥で、自らの身体をオーバーヒートさせて男を守ったロボ娘がいたな… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/27(金) 02:47:44 ID:zCcXY0XW<> >>647なんというか・・・・素晴らしい。その短い文に凄い惹かれた。GJ!


できれば設定とストーリー作ってこのSS書いてもらえませんか? <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:41:09 ID:iubyaVvq<> ロボメイド物を投下させていただきます。

コミカルな雰囲気ですので苦手な方はスルーをお願いします。

自分ではロボ物のつもりで書きましたが、ロボの描写が少ないかもしれませんので苦手な方はスルーをお願いします。 <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:41:53 ID:iubyaVvq<>
 『貴方様の思うがままの従順なメイドロボットを製作いたします』

 散歩の途中に目に付いた看板。そこに書かれていた文字が何故か気になった。
メイドロボ?へぇ〜、そんなの売ってるんだ、知らなかったなぁ。
あの広い屋敷での一人暮らしも飽きたところだ。
お金なら腐るほどあるし、試しに1体買ってみようかな?
僕はそんな事を考えて、その小さな店の扉を開けた。
……その安易な考えが、僕の人生を刺激たっぷりの人生に変えてしまうことも知らずに。

「いっらしゃいませ、本日はどのようなロボットをお求めでしょうか?」

 店に入った僕を迎えたのは、いかにもといった感じの口ひげを蓄えた店の主。
僕はその風貌に少し驚きながら用件を切り出した。

「表の看板を見たんですけど……メイドロボを1体欲しいんですが」
「メイドロボをですか?ありがとうございます!では早速どのようなメイドにするかお話を……」

 店長がパチンと指を鳴らすと、店の奥から綺麗な女性がアンケート用紙のような物を持って来た。
綺麗な人だなぁ……そんな事を考えていると店の主が怪しい笑みを浮かべる。

「どうですか?我が社自慢のロボットは?綺麗なものでしょう?」
「へ?……ええ?こ、この人ロボットなんですか?……見た目全然分らないですね」

 綺麗な黒髪に、にこやかな笑顔。
僕にアンケート用紙を差し出す動きもスムーズで、その細い指先なんてとてもロボとは思えない。

「はっはっは!そうでしょう、そうでしょうとも!
見た目だけではなく、体のほうも人間そっくりに出来てますよ。
それは御購入後にベッドの上でジックリとお確かめください……ぐっふっふっふ」

 妖しい笑みの店主の言葉に思わずゴクリと唾を飲み込む。
そ、そうなのか?そういうことも出来るのか?出来てしまうのか?
思わず目の前にいる彼女の胸に視線が行ってしまう。……大きくて柔らかそうな胸だ。
僕は少し大きくなった下半身がばれないように、彼女から受け取ったアンケート用紙に視線を移した。

「えっと、これはいったい何のアンケートなんでしょうか?」
「あぁ、これは貴方様がどのようなメイドを欲しているかのアンケートですよ。
このアンケートに書かれたとおりに仕上げますので、必ずや大満足していただけるはずですよ」

 アンケート用紙にはメイドの身長や3サイズ、髪型や肌の色に瞳の色。
性格に趣味などを細かく書くようになっていた。
僕は夜のメイドロボを想像し、アンケートを一気に書き上げてしまった。
……考え無しだったんだよなぁ。僕のバカバカバカバカ!


 今、世の中にはロボットが溢れている。
工場や工事現場、病院などでも人に従順なロボットが活躍し、世界的にも認知されている。
どんなに辛い仕事でも嫌な顔一つせずに黙々とこなすため、大人気なんだ。
そのおかげで人型作業用ロボットを開発した僕の御爺様は莫大な富を得た。
御爺様の残した遺産のおかげで僕は働きもせず、毎日ブラブラと過ごせているんだけどね。
働きもせず、やりたい事もなく、ただ毎日ブラブラと過ごすだけ……そんな日々に飽きてきたんだろうね。
だから暇つぶしの軽い気持ちでメイドロボを買おうと考えたんだ。

 ……その軽い気持ちのせいで静かな日常が逃げ去ってしまった。どうしよう? <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:42:39 ID:iubyaVvq<>  メイドロボの購入を決め、お金を振り込んでから一ヶ月が過ぎた。
今日はそのメイドロボが屋敷に来る予定日だ。
代金は超高級外車が1台買えるほどの値段だった。だからメイドロボはあまり世間には出回っていない。
いくらロボが世間に広まっているといっても一般家庭にはまだまだ手が出ない値段だ。

「……ふぅ〜、緊張するな。僕はご主人様なんだから威張ってればいいんだよな?」

 約束の時間が近づくにつれ、緊張の度合いが増してきた。
普通ならそんなに緊張しないはずだけど、今日来るメイドロボには夜の機能もついているらしい。
……それが僕を緊張させている理由だ。
いいんだろうか?初めてがロボットで本当にいいんだろうか?
そんな事を考えながら、僕がアンケートに記入したメイドロボの特徴を見てみる。

 身長……155〜160cmぐらい 髪の色……黒 瞳の色……黒 3サイズ……人並みに 
 性格……素直だがドジなところがある 趣味……プロレス  

 最後の趣味のプロレスはいらなかったかな?
けど僕自身がプロレス見るのが好きだしなぁ、昔のプロレスのことをいろいろと話せたらいいな。
あの時は何故かテンパッテたからあまり深く考えずに一気に書いちゃったんだよね。
おかげで得意料理が卵焼きとか訳の分らない事書いちゃったんだよなぁ。
せめて和食全般とか書けばよかったかな?そんな事を考えていたら呼び鈴が鳴った。
来たのか?正門に設置している監視カメラで覗いて見る。……それらしい姿をした女の子が立っている。
つ、ついに来たんだ!……やばい、喉がカラカラだ、どうしよう?
とりあえずは正門を開けて、玄関に来るように指示を出す。
カワイイ声で返事をする彼女。……いい感じの声だな。この声で毎朝起こしてもらえるなんて夢のようだ!
少しすると今度は玄関の呼び鈴が鳴った。慌てて玄関まで走る。
そしてドキドキしながら玄関のドアを開けてみる。……そこに彼女はいた。
黒髪を白いリボンを結んでメイド服に身を包み、不安な表情で僕を見つめる彼女が。
何故か背中には大量の荷物が詰まっているであろう大きな風呂敷を背負っている。
その風呂敷をギュッと握っている小さな手がなんかもうたまらない!!
……カ、カワイイ。メチャクチャ僕のタイプじゃないか!いよっしゃぁぁぁ〜!
思わずガッツポーズを取ってしまう僕。予想以上の出来だ!よくやった店主!

「は、初めましてご主人様!不束者ですが、今後とも末永くよろしくお願い致します!」

 そう言って勢いよく頭を下げるメイドロボ。
んん〜、その一生懸命な仕草がカワイイね……ええ?
彼女が背中を見せるぐらいの勢いで頭を下げたために、
彼女が背負っていた大きな、いや、巨大な風呂敷袋が僕に向かって飛んで……ごぼあああ〜!!
玄関の扉を開けて30秒、僕は風呂敷に吹き飛ばされてしまった。

「はわわわわ!た、大変ですぅ!ご主人様、大丈夫ですか?」

 慌てて駆け寄る彼女。そこには何故かバナナが落ちていた。
なんでバナナが落ちてるの?不思議に思い、ふと横に落ちている僕を吹き飛ばした風呂敷を見てみた。
風呂敷からは、バナナやスイカ、電子レンジや掃除機等がはみ出していた。
そっかぁ、このバナナは大きな風呂敷の中に入ってたんだぁ、納得だね。
風呂敷で吹き飛ばされて薄れ行く意識の中、大慌てで駆け寄ってくる彼女がバナナを踏んづけたのが見えた。
危ない!……そう思った瞬間、見事につるっと滑った彼女。
勢いよく滑ったためだろうか?豪快に背中から床に倒れこんだ。
……床じゃないね、倒れてる僕の上にだね。…………ドゴシャ!

 ……玄関を開けて1分で僕は自己紹介をする前に、
職人肌のプロレスラー、受身の達人『ヒロ斉藤』の得意技、『セントーン』を食らう羽目になった。

「はわわわわわ!も、申し訳ありませんご主人様!私、ドジなものでつい……大丈夫ですか?」

 あばら骨から聞こえた『ボキボキ』という破滅の音を聞きながら思う。
これをドジで済ますつもりなの?あのアンケート、ドジとか書かなきゃ…よかっ……た………がふっ! <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:43:25 ID:iubyaVvq<>  僕たちが衝撃的な出会いをして一週間。書斎でくつろぎながらコーヒーを飲む。
しかしあれだけやられてあばら骨は折れてなかったのは、ある意味奇跡だね。
そんな事を考えながらカップに口につける。
……うん、甘すぎる。っていうか、カップの底に砂糖が溶けずに残ってるね。

「お〜い、葉月〜、ちょっと来てくれ〜」

 初対面の僕にセントーンを食らわせたロボメイドの葉月を呼ぶ。
葉月は一生懸命に働くんだけど、いかんせん、ドジだからミスが多い。
あばらを痛めて動けない時は何度殺されかけた事か……それをドジで済ますなんて恐ろしいヤツだ。

「はぁ〜い、お呼びでしょうかご主人様?」

 葉月は呼ばれて慌てて走ってきたのか、両手にたわしを握り締め、はぁはぁと息荒く僕の前に現れた。
そのカワイイ僕好みの表情で誤魔化されていたけど、今日こそガツンと言ってやる!
お前、いい加減にしないと廃棄処分にするぞってな!

「おい葉月!お前、このコーヒーな……」
「どうでしたか?ご主人様の言うようにスプーンで1杯、しっかりとお砂糖をお入れしました!」

 ニコッと、まるで輝くような笑顔で微笑む葉月。
……か、可愛すぎる、こんな純粋な笑顔を見せられたら文句も言えないよ。
輝くような笑顔でポケットからそのスプーンを取り出して……うん、それはスプーンじゃないね、レンゲだね。
っていうか、なんで持ち歩いてるの?

「あ〜、葉月さん、残念なお知らせなんだけど……それ、スプーンじゃないから」
「ふえ?そ、そうなんですか?はわわわわわ!わ、私またドジをしちゃって……申し訳ございません!」
「あぁ〜そんなに謝らなくてもいいよ、前みたいに塩じゃなくなっただけでも進化した証拠だしね」
「ご、ご主人さまぁ、ドジばかりの私にそんなお優しいお言葉……ご主人様ありがとうございますぅぅ〜〜!!」

 僕がかけた優しい言葉に感極まったのか、抱きついてきた。
本人もミスばかりするのを気にしてたっぽいからね、無理してたんだろうね。
僕をギュッと力いっぱい抱きしめながら、泣きじゃくる葉月。
おいおい、照れるじゃないか、いい加減に離して……お、折れる!背骨が砕け散ってしまう!離せぇぇぇ! <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:44:42 ID:iubyaVvq<> 「ひぐ、ご主人様……葉月は一生懸命頑張ります!ご主人様のために頑張ります!」
「が……ごぼあ………ぐぶぅ…………がふぅ!」
「至らないところもあるとは思いますが、頑張ります!ですからご主人様……ご主人様?」

 あぁ……綺麗な花が咲いてるなぁ。屋敷にこんな綺麗なお花畑なんてあったかなぁ?

「ご主人様……よっぽどお疲れなんですね。クスッ、なんだか可愛く感じちゃいます、ご主人様」

 あれ?こんな川なんてあったっけ?おや?向こう岸にいるのって……5年前に死んだ御爺様じゃないか?

「さ、ベッドで寝ましょうね?では失礼して肩に担がせていただきますね?……よっと」

 御爺様?なんで急に離れていくの?何処に行くの?僕も連れて行ってよ!待ってよ御爺様〜!

「お……じいさ………ま……行かない…………でよ……」
「ご主人様……やはりこんな大きなお屋敷に一人きりでお住まいになってて寂しかったんですね。
……任せてください!この葉月がこれからは御一緒します!」
「う……うぁ……んん、は、葉月?お前、何してるの?」

 なんか懐かしい夢を見たような気がする。……なんで葉月に担がれてるの?
夢から目が覚めたら、何故か葉月の左肩に担がれていた。
葉月は華奢な体に見えるけどそこはメイドロボ、僕なんかじゃ束になっても敵わない怪力の持ち主だ。

「あ、お目覚めになられましたかご主人様?
急にお眠りになられましたので、今、ベッドへお連れしようとしてたんです」

 ……何故だろう?この葉月の無邪気な言葉に殺意が芽生えるのは?
ま、いいや。何故か体が動かないし、このまま運んでもらおうかな?

「そっか、ならこのままお願いするかな?」
「はい!私にお任せください!責任を持ってご主人様をベッドまでお運びいたしま……きゃ!」

 突然の葉月の悲鳴。……嫌な予感がする。
僕を肩に担いでいた葉月は、床に落ちていたたわしを左足で踏んでしまい、足を滑らせた。
そっか、このたわし、葉月が持ってたヤツだね?
足を滑らせ左側に倒れる葉月。で、その左肩には僕が担がれてるわけで……うおおおおおお〜〜〜!!!
葉月が気を効かせて、頭が揺れて僕が起きない様にと、しっかりと右手で僕の頭を押さえてたのが災いした。
手を離せばいいのに、そのまま横に倒れこむ葉月。
葉月の肩に乗っていた僕は頭を押さえつけられたまま床に対して頭から垂直に落ちているのに気がついた。
……これはあのエルボーの貴公子『三沢光晴』の必殺技『エメラルドフロージョン』じゃないのか?

 そう思った瞬間、頭に物凄い衝撃と『ゴスン!』という嫌な音がして、僕の意識は暗闇に落ちてしまった。 <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:45:29 ID:iubyaVvq<> 「ん……んん、ここは……どこだ?」

 薄暗い部屋の中で僕は目が覚めた。
目が覚めるとそこは寝室で、僕はベッドに寝かされていた。
そして僕の手をギュッと握り締めたまま眠っているように見える葉月。
しかしこれは寝ているのではない。
その証拠に、首筋から生えているコードから葉月の動力源である電気を吸収している。
……家庭用の100V電源でいいとは凄い技術力だよね。さすがはロボット大国日本だ!
妙なところに納得し、葉月の手を離しベッドを降りる。
……大変な目に会った。これは傷害事件だぞ?
なんで主人なのに殺されかけなきゃいけないんだ?
もはやドジで済まされる話じゃないだろう?……返品だ。
葉月には悪いが命のほうが大事だからね。殺される前に返品してやる!
怒りに震える僕は電話を手に取り、葉月を買った店にクレームの電話をかける。

『はい、御電話ありがとうございます、こちらは……』
「もしもし?この間メイドロボを購入した者ですが、店主をお願いします」
『おや?私がですが、いかがなされましたか?』
「アンタのところのメイドは殺人鬼か?この一週間で何度も殺されかけたぞ!」
『えええ?そ、そんなはずはありません!依頼されたとおりの設定で送り出したはずです!』
「現に今日もプロレス技をかけられて、ついさっきまで気絶してたんだ!僕を殺す気か?」
『はぁ?しかし貴方様がプロレスが趣味のメイドにしてくれと注文されたはずでは?
ですからてっきり2人でプロレスごっこをして楽しむものとばかり……』

 ……はぁ?確かに僕は趣味の欄にプロレス観戦と書いた。
それが何でプロレスごっこになるん……あれ?趣味の欄が『プロレス』となってるね。
アンケートに書いた葉月に関する事を見てみる。確かに趣味は『プロレス』となっている。
はたから見ればこれじゃ観戦するんじゃなくて、プロレスをするのが趣味みたいに見えるんじゃないのかな?

「そ、それにいつも失敗ばかりしてるし……」
『それも貴方様がドジなところがあると記入されたからそう設定したのですが……お気に召しませんでしたか?』

 ……確かに性格の欄には『素直だがドジなところがある』と書いちゃってるね。
そっかぁ、ドジの前に『少し』という言葉を入れておけば、ここまで酷いドジっ子にはなってなかったのかな?
ってことは何か?葉月は僕がアンケートでリクエストした通りのメイドなのか?

『しかしお気に召しませんでしたら一度回収し、再度作り変え致しますが。いかがいたしましょう?』
「……作り直す?葉月を作り直すのか?」
『はい、そうです。回収したロボは一度全てをリセットして作り直します』
「リ、リセット?それはどういうことですか?」
『簡単に言うとスクラップにしてから再度一から新品として作り上げるんですよ。
メイドロボという物はお買い上げなされたお客様の要望どおりに作り上げますからね。
回収してもなかなか他の買い手がつかないんですよ』

 スクラップだと?つ、つまりは葉月を壊す……殺してしまうということか?

『それともあれですかね?お客様もやはり大人の女の方がよかったんですかね?』
「……なんのことだ?」
『またまたぁ、夜の営みの事ですよ。ぶっちゃけSEXですな、SEX!』
「な……SEXだと?」
『いえね、私もメイドロボを抱くのに飽きたらスクラップにして新しいのにするんですよ。
しかしお客様はたった一週間で飽きてしまうとは!……よっぽどヤリまくったんでしょうな。
アソコの具合はいかがでしたか?ケツの穴も使えますのでスクラップはそちらを試してからでも……』 <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:46:19 ID:iubyaVvq<>  下品な声で笑う店主の言葉を聞いて頭が真っ白になる。
確かに最初はえっちな考えもあったさ。それは認めよう、僕も男だからね。
けどな……お前に何が解る?お前に葉月の何が解るんだ!
怒りが爆発し、大声で怒鳴ってしまった。

「葉月はな……葉月は僕の為に一生懸命なんだ!一生懸命頑張ってくれてるんだぞ?
毎朝僕の為に美味しい卵焼きを作って起こしに来てくれるんだ!
毎日僕の為に屋敷を綺麗に掃除して、毎日僕の為に庭を掃除して、毎日僕の為に……笑顔で頑張ってくれてるんだ!
そりゃちょっとはドジで、何故かすぐにプロレス技をかけてくる!
そんな少しヘンな葉月だけど……僕にとっては大事な家族なんだ!」
『……そうですか。なら後生大事にすればいいでしょ?じゃ、電話切りますよ?
そうそう、今のに飽きたら新しいメイドロボの御用命は是非当社まで……』
「ふざけるな!貴様のところなど二度と使うか!」

 怒りのあまり、電話を叩きつける。
ふざけやがって……ロボを、葉月を何だと思っているんだ!
怒りに震える僕の脳裏には、屋敷に来てからの葉月の姿が思い浮かぶ。


 洗濯物を全部縮めてしまった葉月。
 
 一生懸命洗車をしすぎて、塗装を剥いでしまった葉月。
 
 卵を割った時に黄身が双子だったと、朝6時なのにベッドで寝ている僕に嬉しそうに報告に来る葉月。
 
 朝、僕を起こしに来た時に躓いてこけてしまい、何故か僕の首筋にエルボードロップを落とした葉月。

 お風呂で背中を流しますと、僕の背中を力いっぱいゴシゴシとこすり、流血騒ぎを起こして慌てる葉月。


 …………ろくでもないね。とんでもない思い出ばかりだね。
けど、なぜだろう?とんでもない目に会っているのに……思い出すだけで僕の顔は綻んでしまう。
……そうなんだ。葉月といると、とても楽しいんだ。
御爺様が死んで、身内同士の醜い遺産争いに嫌気が差して引きこもりになった僕には、他人との接点があまりなかった。
そんな僕のことを大事に思ってくれる葉月との生活が、とても楽しかったんだ。
そして……気がついていなかったけど、僕も葉月の事を大事な存在と思うようになっていたんだ。
自分の葉月に対する気持ち……そのことに気がついた僕に、背後から話しかけてくる声がした。
もちろんこの屋敷には僕以外には一人しかいない。……葉月だ。 <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:47:18 ID:iubyaVvq<> 「ごじゅじんざばぁ……わ、たし、ひぐ、わだじなんがを、ぐしゅ、ありがどうございばずぅ〜」

 涙をボロボロと零し、号泣してる葉月。
ま、まさか聞かれたのか?……聞かれちゃったんだろうなぁ。
ぐしゅぐしゅと泣きじゃくる葉月をそっと抱きしめ頭を撫でる。
葉月の髪はサラサラで、とてもいい香りがした。

「ゴメンね。僕、一度は葉月の事、屋敷を追い出して店に返してやろうかと考えちゃったんだよ。
でも、もうそんな事は考えない。葉月は僕の大事な家族だ。……うん、かけがいのない家族なんだ」
「ご主人さまぁ……嬉しいです。葉月は嬉しいですぅ〜」

 僕の旨に顔を埋め、涙を零す葉月。
あれ?涙なんか流せるんだ?さすがは最新鋭のロボットだな、驚いたよ。

「葉月、涙なんて流せるんだ?」
「ふぇ?当たり前です!私はこう見えても最新鋭のメイドロボなんですからね?」

 頬を膨らませ、胸の中から僕を見上げ文句を言う葉月。
そんな葉月を見ていたら……我慢できなくなった。

「あははは、ゴメンゴメン。けど凄いなぁ、まるで本物の涙だ。ちょっと味見していい?」
「ふへ?味見ってなんです……んあ!ご、ご主人様?そんなダメです!汚いです!」

 綺麗な瞳から流れる涙を、キスで拭き取る。……うん、少し甘いかな?

「少し甘いね、これが葉月の味なんだ。唇はどんな味なのかな?」
「へ?ふええぇぇぇ?ご、ご主人様?いったいどうし……んん!」

 僕の言葉にワタワタと慌てる葉月をギュッと抱きしめ唇を奪う。……やはり唇も甘いんだ。
なら他の部分はどんな味なんだろう?
唇から首筋、首筋から耳へと舌を這わす。

「ん、んん!ご、しゅじん、さまぁ……あん!」
「葉月は全身が甘いんだね。じゃあこの柔らかい胸はどんな味なんだろうね?」

 葉月の少し小ぶりながらもいい形をしているであろう胸に手を這わせる。
……や、柔らかい。これが女の子の胸なんだ。

「ふぁぁぁ……ダメです、ごしゅじんさまぁ、葉月はおかしくなっちゃいますぅ」
「どうおかしくなるの?言ってごらん?」
「視界が白くて、思考回路が混乱して……全身をヘンな電気信号が走っちゃって、体が少し発熱して……」
「そっか、葉月はもう感じちゃったんだ?注文通りだね」
「ふぇぇ?ごしゅじんさまぁ、んあ!ちゅ、注文通りってなんですか?」  <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:48:29 ID:iubyaVvq<>  メイド服の上からでもわかる、葉月の柔らかい胸。
その感触を確かめるようにモミモミしながら綺麗な耳を軽く噛む。
胸を揉む度に、耳を噛む度に小さな喘ぎ声を出す葉月。
よほど感じているんだろうか、僕の服をギュッと掴んで息が荒い。……パーフェクトだ。
あの店主、性格はクズだけど、腕は確かなようだね。

「葉月を注文した時に書いたアンケート、これ見てみる?エッチのときの葉月の事も書いたんだよ」

 机の上に置いてあるアンケートで性行為の項目を葉月に見せる。

「はぁはぁはぁ、『性感帯……全身 感度……良好で、何度でも連続で絶頂に達することが出来る』
ごしゅじんさまぁ、これってどういう意味なんで……きゃん!」

 揉むだけでは我慢できなくなり、メイド服を無理やり剥ぎとりその綺麗な白い胸に顔を埋める。
あぁ……柔らかい、これが女の子なんだ。

「それはね、簡単に言うと葉月は僕好みの女の子だってことさ」
「あ、はぁん!う、うれし、んん!ごしゅじんさまに、ひゃう!す、吸っちゃダメです!
ごしゅじんさま、胸からはまだ何も出ません!」

 綺麗なピンク色の乳首に吸い付いてみる。
吸う度に、噛む度にビクビクと身体を震わせる葉月。
口の中で舌を使い嬲ってみる。……顔をブンブン振りながら喘いでいる。
葉月はホントに感じやすいんだね、注文通りだ。
……まだ出ないってなに?

「葉月、まだ出ないってなんのこと?」
「ですからぁ、んん、母乳はまだ補充してませんので出せませ……ふあぁぁぁ?
ヘンなところに手を入れないで……ひゃん!やぁん!へ、ヘンですぅ!
体が、視界が、思考が真っ白にぃぃ!ヘンな信号が全身を走って……きゃうううう〜!」

 スカートをめくり、白いショーツの中に手を入れてみる。……ヌルヌルしてる。
これが世間一般で言うところの『濡れる』というヤツなのかな?
ショーツの中で軽く指を動かしてみる。
……ぐちょぐちょという音とともに、葉月が泣きそうな声で喘ぎだした。
時折背中を大きく反ったかと思えば、力なくぐったりとする。
葉月、いったいどうしたんだろ?……まぁいいや。
っていうか人の心配してる場合じゃない。痛いぐらいにいきり立っているこれをどうにかしなきゃね。
ズボンを脱ぎ、下半身裸になる。
そしてぐったりとして動かない葉月のショーツを脱がせる。
……ここもいい香りがするんだね、次はここも味見しなきゃね。
今、僕の目の前にはメイド服を強引に脱がされて白くて綺麗な胸を露わにし、
そして下半身はスカートを穿いたままショーツを脱がされている葉月がいる。
自分でしておきながら、なんだけど……エロい!そんじょそこいらのAVなんかよりもずっとエロいよ!
露わになっている人工物とは思えない葉月の下半身に僕の物を添える。
御丁寧に、ヘアーまでついてある。……うっすらとだけどね。 <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:49:27 ID:iubyaVvq<> 「葉月……葉月大丈夫?」

 息荒く、虚ろな目の葉月の頬にそっと手を添える。

「ご…しゅじんさ…ま?なにがおこったんです……か?」
「葉月、体は大丈夫?」
「は、はい……とくにエラーも出ていませんし、どうにか動けますけど、ただ思考回路が少しおかしいですぅ」
「そっか、じゃあ大丈夫だね?行くよ?」
「ふぇぇぇぇ?ごしゅじんさま、なにが大丈夫なんですか?どこに行かれる……いっ、きゃあああ〜!」

 『グジュ!』

 僕は何が起こるのか理解できていない葉月に一気に突き入れた。
思ってたほどの抵抗はなく、葉月の中にすんなりと入ってしまった。ええ?SEXってこんな物だったの?
もっとこう、ギュギュギュって締め付けてくるものだと思って……う、うおおおお?

『ギュギュ……ギュギュギュギュギュギュ!』

 葉月の中に全部入ったと思った瞬間、葉月の中が別の生き物のように蠢きだし、僕を攻め立てる。

「う、うぁ……は、づきぃ、これ、すごいよ……も、出る!」

 僕は情けない事に、蠢きだした葉月の中に、一度も動くことなくドクドクと大量に吐き出してしまった。
吐き出している僕から一滴残らず、全てを吸い出そうとするかのような葉月の動き。
あまりの気持ちよさに頭の中が真っ白になり、僕は息荒く葉月の胸の上に顔を埋めてしまう。
うあぁぁ……もう出しちゃったのに、まだ締め付けてるよ。これがSEX……これが葉月なんだ。
そんなことを考えながら葉月の胸に顔を埋めていると、僕の頭をそっと優しく抱きしめてくれた。

「ごしゅじんさまぁ……嬉しいですぅ、葉月はえっちしてもらえないと思ってました」
「はぁはぁはぁ……なんで?こんな素晴らしい体の葉月を抱かないなんてことはありえないよ」
「だってごしゅじんさま、今日までえっちなことしてきませんでしたし……
もしかしたら女の子には興味がないのかなって」 
「バ、バカ言うなっての!僕は正常な男子だよ。その証拠に葉月に物凄く欲情してる。
まだまだ葉月を抱きたいと思ってる。……その、まだしてもいいかな?」

 あんなに大量に出したばかりだというのに、葉月の中でムクムクと大きくなってしまった。
仕方ないよね?だって葉月が物凄く気持ちいいんだからね。
葉月はクスリと微笑み、僕の首に手を回し、唇を奪ってくる。

「ん……はい、何度でも。ごしゅじんさまが満足するまでお付き合いします!」

 負けじと僕も唇を奪い返す。

「ん……言ったな?葉月が止めてと言っても止めないからな?覚悟しろよ?」
「はい、大丈夫です。ごしゅじんさまになら、何をされてもかまいません!」
「……なにしてもいいの?ホントにいいんだね?」
「ふぇ?……ヘ、ヘンタイなことは禁止ですぅ!」
「あれ?そうなんだ、残念。ま、今日はいっか。ヘンタイなことはそのうちに、ね?」
「むぅぅぅ……ごしゅじんさまはむっつりえっちのヘンタイさんですぅ」
「あはははは、むくれてる葉月もカワイイよ。じゃ、動くよ」
「ん、んあ……ごしゅじんさまぁ、また葉月はヘンになりますぅ」

 葉月とお互いを見つめ合い、求め合いながらのSEX。
僕と葉月とのSEXは、夜が更けるまで続いた。 <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:50:11 ID:iubyaVvq<> (あれ?この店、潰れちゃったんだ。……ま、どうでもいいか)

 久しぶりの散歩の途中、葉月を買ったあの店が無くなっているのに気がついた。
潰れたのか?店が潰れる前に葉月と会えてよかったな。
百貨店で購入した葉月へのお土産の袋を握り締めて思う。
あのクソ店主の側にいた綺麗なメイドロボはどうなったんだろう?
新しい人に貰われたんだろうか?
それともクソ店主が言っていたように、スクラップにされてしまったのだろうか?
……願わくば、新しい人と幸せになっていてほしいな。


 僕は葉月と会うまでロボットをただの機械だと思っていた。でもそれは違う。
彼女達は生まれる方法が、僕達と少し違うだけなんだ。そう考えるようになった。
彼女達も幸せになる権利はある。そう、あるはずなんだ!
……葉月は僕と一緒にいて幸せなんだろうか?
……葉月が幸せかどうかは分からない。けど一つだけ分かっている事がある。
それは……僕は幸せだということさ!
僕は葉月の待つ屋敷に向かい走り出す。
……早く会いたい。早く抱きしめたい!葉月と抱きしめ合いたい!
玄関のドアを勢いよく開け、僕の大事な人の名前を大声で叫ぶ。

「葉月!どこにいるんだ、葉月!」

 僕の求めに応じるかのように二階から声がした。 

「お帰りなさいませご主人様、葉月をお呼びでしょうか?」

 彼女は二階を掃除していたのか、雑巾を持ったまま慌てて走ってきた。
僕が大声で名前を呼んだためか、急いで二階の手すりのところまで走って来ようとしている。
僕はそんな彼女を喜ばすために買ってきたお土産を見せながら話す。

「葉月、二階にいたのか。君へのお土産を買ってきたんだ。外出用の服だよ、きっと似合うと思うよ」
「ふぇぇぇ?わ、私なんかにそのような物をくださるのですか?あ、ありがとうございま……ふわわわわ!」

 急いで走ってきたために、スカートの裾を踏んでしまったドジな葉月。
僕はそんなドジな君も大好きさ!
しかし、僕は葉月を甘く見ていた。……そう、甘く見ていたんだ。
走って僕の下に来ようとしていた為に、裾を踏んで豪快に前のめりに倒れた。
いや、倒れたんじゃないね、前方に飛び込んだ感じだね。
で、何故か二階の手すりを飛び越えて、僕をめがけて一直線に飛んでくる。
御丁寧に、肘を僕に向けているよ。う〜ん、これはどこかでみた事のあるプロレス技だね。
……そうか、思い出した!エルボーの貴公子『三沢光晴』の得意技『エルボースイシーダ』だね!

 『ぐちゃ!』
 
 顔面にめり込む葉月の肘の衝撃で吹き飛ばされ、薄れゆく意識の中、僕は思う。
葉月との生活は、刺激たっぷりだね。……こんな刺激はいらないんだけどなぁ。
吹き飛ばされ、玄関の扉をぶち壊しながら僕は意識を失った。

 ……目が覚めたとき、大事な人が側にいる事を祈って。

 

 ……目が覚めるのかな? <> ツクバ薪割り 
◆k8fXz6W8GA <>sage<>2007/07/28(土) 00:50:54 ID:iubyaVvq<> 以上です。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/28(土) 01:35:11 ID:4N+AX9kO<> >>661
ちょwツクバ氏降臨www
今度はメイドロボですか。活動範囲がどんどん広がりますね。
……プロレス好きってまさかあの夫婦の血か? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/28(土) 16:34:50 ID:ck5cCxDw<> 何てハートウォーミングで心やさしい、素敵な作品なんでしょう。

今までこのスレに投稿されてきた数多くの作品の中でも
五指に入る魅力的なお話だと思います。

マルチ嬢がまほろさんぐらいの年齢に成長したら、こんな娘に
なるのかなあ、なんて、頭の中で楽しく画面を描きながら、
最後まで笑顔で読ませていただきました。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 04:53:37 ID:O97BSmeQ<> 誘導されて来たら…! これはいいスレですね。創作意欲が湧いてきた! 投下します。 <> 319 ◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 04:55:06 ID:O97BSmeQ<>
 「…歩けるか? 発声ユニットがお釈迦、か。生体声帯だけじゃなくシンセサイザーも潰されてる、と。
読唇術使うしかないか。ん? 外部接続のスピーカーユニットがあるって? 早く言えよな! 」

 ここはどこ? わたしはどうしてこんなところにいるの? あなたはだれ? そして…わたしはだれ?

 「目は開けて…まばたきしてるな。俺の認識はOK。…ここは何処、私はどうしてこんなところにいるの? 
  あなたは誰? …私は誰ぇ? おいおい…参ったねぇオジサンは…笑えネェよこいつぁ…」

 ここはどこ? わたしはどうしてこんなところにいるの? あなたはだれ? そして…わたしはだれ?

 「メモリー展開して演算するにもパワーが足りんか…。オヤジ、大容量バッテリー! あるんだろ?」
 「アンタ本気かい? こんな生体組織も腐った生ゴミ同然のセクサロイドなんか今時何に…」
 「そいつを無許可で違法処分してる事を、当局に垂れ込まれたいならこの俺は一向に構わんぜ? 」
 「わかった、わかったよ! ほらよ、コネクターが合うなら使いな! …しかし物好きだねぇ」
 「よっこらさっ、と…うわ、蛆湧いてやがる…あ〜あ、ヒデェなぁ…。野晒しのまんまだから…」
 
 外部音声出力機器接続。認識。発声システムへの供給エナジーをカット。コミュニケーション可能。
 声質調整は不可。機器音声グレード低。合成音ONLY。…不満は有るが発声には完全に…問題無し。
 外部電源接続確認終了。適合。READY…。製造番号…LOST。NAME…LOST。映像記録…残存。類推可能。
 
 「ココ…は? 」
 「場末の違法ジャンクヤードさ。名前は? ああ、消去されてたな。だが記憶から類推可能だろ? 」
 「…音声記録はありません」
 「名前が無いのは不便だからな。名乗れ。…自分の自由意志が有る者はすべからく人間だ。うむ」
 「では、映像記録から…エイミー、と。貴方は? 」
 「シャバに出てきたばかりの奇特な足長おじさんさ。…名前は…勘弁してくれや。まだ『無い』んだ」
 「無い、とは? …回答の意味不明瞭。可能な限り、詳細にお願いします」
 「…悪いが認識番号しか無くてね。軍に居た頃はSJ289306Mで通ってた。…笑えるだろ? 」
 「どうして、私を? 他にも私より状態の良い個体が多数ありますが」

 視界サーチ。視界、降雨により不良。人間型、視界に239体を確認。各種パーツの散乱確認。…腐敗臭感知。
露天下に放置。自己生体組織の損耗・損傷率より期間は6ヶ月以上と推定。男性の顔を確認。泣いて、いる…?

 「どうしてって…理由か? 目が合っちまったのさ。…目がまだ生きたいって言ってた。それだけだ。で…」

 男性の深呼吸を確認。男性顔面に極度の緊張を確認。残存映像記録からの類推では…葛藤と逡巡から来るもの。

 「…このやさぐれた馬鹿とここを出る気はあるかい? 」
 
 外部音声出力機器のショート。機能不全により発声不可。外部電源残量10%。私の同意を男性に示すには…!

 「ありがとう。その堪らない、泣き出しそうな微笑みで答えは充分だ。一緒に行こうや、エイミー」

 スリープモード発動。現在の記憶を消去不能領域へ移動。SJ289306を新たなマスターに登録完了…シャットダ <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 05:00:41 ID:O97BSmeQ<>
 『…ウン』
 「なんか言ったか、エイミー? 」
 「…表皮組織等の生体部分を培養ポッドで分解中。まだ覚醒なんかして無いわ、シュトルムイェーガー」

 培養ポッドの中の培養液中に各種コードを繋がれて浮かぶのは、どこか骨格標本に似たドロイドの素体だった。
俺がエイミーを連れてきた先は、軍時代に知り合ったもぐりの『整形屋』だ。最もその時はまだ正規の『生体等
兵器整備者』だったが、ある事情により潜伏せざるを得なくなったのだ。政府高官が裏稼業に手を染め、そいつを
始末する任務の際、誰かが故意に人事情報を流したと言えば解るだろう。その標的に選ばれたのが『彼女』だった。
そして過去に俺は証人保護プログラムに従い、上層部よりこの街での護衛及び潜伏補助任務を命ぜられたのだ。

 「またか。俺はもうシュトルムイェーガーじゃ無い。…除隊したんだ」
 「名前が無いから仕方無いじゃない。…SJ289306Mなんていちいち呼んでられる程ヒマじゃないの」
 「好きにしてくれ。綽名には慣れてる」

 SJ289306M。SJは兵科、Sturm Jager。突撃猟兵の事だ。たった一人で作戦行動する場合が非常に多い兵科だった。
その任務に就くために訓練された289306番目のM。性別Male、男性が俺の事だ。生まれたのが軍の施設で、名前は
最初から無かった。任務の性格や、遂行上で必要ならその時に色々与えられた。今は付与されていない。だから、
SJ289306Mだ。名前が無いならジョン・ドーやジョン・スミスでも良かったのだが、面倒臭かったし第一、似合わん。
俺の外見はモンゴロイド、黄色人種の一種の「ニホン系」だった。黒髪、黄色味を帯びた肌、黒瞳でそれを名乗ったら
最後、偽名扱いされて終わりだった。そして「ニホン系」の周辺は出自に五月蠅い。結局どう見ても怪しまれるのだ。 

 「この子を拾って来たって言ったわね…イェーガー? どこからなの? 」
 「チャックとでも呼ぶかい、次は? 」
 「ふざけないで。これ、骨格から見てかなりの高級品よ? 絶対こんな街に流れてくる素体じゃない」

 俺はポッドに眼を向けた。…そうだ。骨格の色からして機械染みて無い。白骨死体で良く見た奇麗なボーンホワイトだ。
培養ポッドの小型モニターに表示されてあるエイミーの元の顔を見る。頭蓋骨の部分のパーツは解剖学上、完璧にこの顔を
再現出来るモデリングを誇っている。大方出回ってるドロイドモデルだと『中身は全部一緒』で『外側だけカスタム』だ。
確かセクサロイドとか言ってたな、あのジャンクヤードのオヤジ…。

 「拾って来た所がモグリのジャンクヤードだしな。シリアルナンバーも名前も記憶から抹消されてた」
 「ならなんでエイミーなんて呼んでるの? 」
 「残ってる映像記憶から類推させた。音声記憶は無いそうだから、記録にある誰かの唇から読み取ったんだろうさ」
 「…普通のドロイドはそんな器用で融通の効く真似、金輪際出来ないって貴方、知ってる? 」
 「そうなのか? 」
 「…気が変わった。組織の再生料金は要らないから、しばらくこの子を調べさせて。お願い…SJ289306M」
 
 『本名』を呼ばれ、反射的に俺は『彼女』に挙手の敬礼をしてしまう。…身に付いた悪い癖だ。一生直らないかも知れない。
実は生体組織再生用にUSダラーで結構な金を地下銀行にて『現金』で用意していたので、丸々それが「浮いた」形になった。
俺はツイているに違いない。だが、しばらくと『彼女』が言ったのに引っ掛かる。元々急ぎの仕事では無いが俺の気分が悪い。
収まりが付かない。何分エイミーも表皮組織や筋組織を剥がれたまま放って置かれれば気分が悪いだろう。

 「了解。で、どれくらい掛かります? 『マエストロ』? 」
 「そうね、早くて6時間、掛かって3日」
 「3日コースでお願いします。徹底的に『洗った』方が何かと後腐れが無い」
 「アリガト。久し振りに現役時代の自分の綽名を聞いたわ」

 『彼女』も人為的な証人保護プログラムにより『本名と過去』を失った一人だ。同じ境遇のエイミーに酷い真似はしないだろう。
俺は出掛けに冗談でエイミーの入った培養ポッドに手を触れ、「3日間、このままで我慢してくれ」とおどけて報告すると、
なんと骨格標本が了解したとばかり右手を上げ、ポッドに当てた俺の手に重ねた。『マエストロ』が目を見張り、俺を見る。
俺は肩を竦めて向き直り、彼女に言った。

 「この通り、同意は得ました。エイミーをしばらく頼みます。じゃ無くて…頼む」

 即座に『マエストロ』が血相を変えて培養ポッドに走ってくる。…もしかしたらとんでもない『お宝』を俺は拾って来たかも知れなかった。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 05:01:35 ID:O97BSmeQ<> 投下終了。…まだロボ描写が甘いな…頑張ろう。では、これで。 <> 名無しさん@そうだ選挙に行こう<>sage<>2007/07/29(日) 07:46:59 ID:JsdxNZaC<> GJ!!
これは期待せずにはいられない <> 名無しさん@そうだ選挙に行こう<>sage<>2007/07/29(日) 11:07:50 ID:gtQnNbyN<> >>667
おおっ! 大作の予感。世界観もしっかりしていそうだし、期待してます。 <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/07/29(日) 12:46:24 ID:nhELHgB0<> うお、SSが一気に2つも!?

>>650
よく考えてみると、終始ドジっ娘属性なメイドがいたらこんな事になりかねないですよねw
それでも許してしまうのは、愛がある故。GJです!

>>667
GJ!期待してます!! <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 14:54:13 ID:M/3BV6Ps<> 投下します。 <> 319 ◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 15:05:57 ID:M/3BV6Ps<>
 『イェーガー』が去った後、『マエストロ』は培養ポッドから溶媒を抜く。エイミーが素体の内蔵パワー不足から
スリープモードに入っていたため、外部から一度、自律行動プログラムを『立ち上げ』ないと起動しない筈だった。
市販のドロイド素体はそうしないと『目覚めない』。だが、この素体は全てが違う。何せ意志の疎通が出来るのを
目の前で見せてくれたのだ。先刻『イェーガー』がポッドの前で聞いた音声も単なる空耳では無かったのだろう。
培養ポッドに漬け込む前に自己判断を申告させるため先に内蔵シンセサイザーを修理して置いたが、その位置も
交換が容易な「上顎」では無く、小型のものが「奥歯」の組織の内部に仕込んである念の入れ様だった。

 「自分でパワーが足りたと判断すれば自由意志でスリープモード解除出来るって…! 一体どこのサイコ野郎が
 作ったのよ! 」

 『マエストロ』のこれまでの経験からシリアルナンバーは直接、『素体』つまり骨格のどこかに刻印されている筈
だと踏んでいた。まずはそれを見つける事から始めねば為らない。ポッド内にスキャン装置の光条が生まれ、
ボーンホワイトを眩い緑光で染め上げる。精査すればする程に奇妙な所が目立つ素体だった。何処が奇妙か? 
セクサロイドの素体にしては設計者の意図が全く読めないのだ。セクサロイドは簡単に言ってしまえば『道具』だ。
何よりもマスターに従順で有る事が求められる。自由意志など何の飾りにもならない。邪魔なものに過ぎない。
だが、この素体は理論上『マスターの求めを拒む』ことすら出来る。これではドロイドである意味は全く無い。
人間女性を金銭で雇うか、感情で縛った方が『目的』を簡単に達成出来る。第一、こんな整備的にも洗浄にも
厄介なセクサロイドが有る筈が無い。

 「シリアルナンバーも製作者の名の刻印も無し、か。首に汎用コネクター内蔵タイプだからハンドメイドな訳が無いけど…」

 この構成もそうだ。素体が極力、最低限の金属部品しか使って居ない。と言うより、首から脊椎に繋がる汎用コネクターが
明らかに設計思想と異なる後付けだ。後は全部、まるでCTスキャンやX線写真を撮影される事を前提に設計されているように
『人間』に近い。首の汎用コネクターさえ取り外してしまえば、体の一部を人工部品に入れ替える人間が多い最近では航空機に
すら簡単に乗れるだろう。さらにチェックの厳しいUSの政府機関でさえ…も? 『マエストロ』は思い至る。ただのセクサロイドと
言う『イェーガー』の申告を鵜呑みにしてエイミーの正体探しをしていたのが大きな間違いだったとようやく気付いたのだ。
『マエストロ』は自分の失ってしまった過去に関係するものにエイミーの正体はあると確信した。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 15:09:19 ID:M/3BV6Ps<>  
 「3日なんて鯖を読み過ぎたみたいね…。ブレインスキャンでどれくらい情報が拾えるか解らないけれど…
 よろしければご協力を願えるかしら? とっくに『起きて』聞いてるんでしょう? 貴女…エイミー? 」
 『…解析ツールによれば新皮質分野は奇麗に何もありません。中枢神経、小脳分野も解放が必要…ですか? 』
 「ちょっと待ちなさい。…集積回路系も人工有機体なの、貴女?! 」
 『…ハイブリッドです。人工有機体とは別に脊椎内に脳機能を機械的にシミュレート兼バックアップを持っています』
 「凄いわね。偉い偉い。…確か映像記録が有るって言ってたわね? 外部映像出力に繋いでいいかしら? 」
 『何か…恥ずかしいですぅ…。…マスターには内緒ですよね? ね? 』
 
 骨格標本が両手を胸の前で組み、可愛く小首を傾げて目玉を『マエストロ』に向けた。見慣れない人間が見たら
余りのシュールさに卒倒するか噴き出すだろう。だが『マエストロ』は笑うでも無く、エイミーの両手を自分の手で柔らかく包み、
微笑みながら頷いた。信頼関係はこんな些細な事から生まれるのだ。ましてや相手はドロイドの常識を外れているのだ。
人間を絶対に殺すな、と言うドロイドの基本原則を具えているかも怪しい。約束を破れば最悪、殺されるかも知れない危険が有る。
好奇心は猫を殺す。だが、『マエストロ』はエイミーの身柄を頼まれたのだ。…『イェーガー』は過去に自分との約束を完全に守った。
今度は自分が守る番だ。エイミーの右手小指の骨格に、自分の小指を絡めて握る。『イェーガー』が過去にしてくれた『約束』の儀式だった。

 「勿論。女同士の約束よ? どっちかが裏切ったら互いの名に於いてニードル千本飲み干す制裁が加えられるんだから」
 『それって『うそついたらはりせんぼんのーますっ』じゃないんですか? ええと…』
 「『マエストロ』。本名はエイミー。でも『イェーガー』には内緒にしてあるの。私のささやかな秘密。仲良くしましょう、エイミー? 」
 『はい! 『マエストロ』! 』
 「…私が言った文言、昔『イェーガー』が教えてくれたのよ。オリジナルは『ニホン語』だったのは全く知らなかったわ。
 これも内緒よ? 持ち出されるとまた、きな臭い顔して照れるんだから、彼」
 『…黙ってますから、マスターの事、わたしにも教えてくださいね? …もちろんマスターには内緒にしますから…』
 
 エイミーの強化カーボン系樹脂骨格の冷たさを意識しながら、『マエストロ』は内心、3日間の睡眠時間の合計に遠く思いを馳せていた。
信頼関係は締結された。少しは仮眠時間が出来るに違いないだろう。その前に『イェーガー』に連絡を取らなければならない。用心しろ、と。
自分の勘が正しいなら、この『エイミー』は相当に危険な『暗殺任務』に使われたに違いない『兵器』なのだから。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/29(日) 15:10:18 ID:M/3BV6Ps<> 投下終了。…肉付け描写エロシーンまでが遠い…! 短くてスンマセン。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/30(月) 01:50:46 ID:vr3IJCuo<> 乙です。どんな展開になるのか楽しみ <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/07/30(月) 04:42:05 ID:a/nTgWo2<> GJ!!こんな優しい雰囲気がいい。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/30(月) 10:36:44 ID:kzq1KHZd<> 投下ラッシュがきてるなぁw
保管庫って、いまはどうーなってるっけ? <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/30(月) 16:01:49 ID:ZHQcybBw<> 投下します。 <> 319 ◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/30(月) 16:08:38 ID:ZHQcybBw<>
 片手に持った携帯端末からは聞き慣れた女性の声がしていた。相手は『マエストロ』だ。声で解るが、今は律儀に端末に答えている状況では無い。

 『イェーガー? 聞いてるの? イェーガー! 』
 「悪いが今取り込み中でな! っとお! …今済んだ」

 俺の携帯端末は相手の画像もアドレスも表示しない。向こうで非通知設定を行っているのだろう。顔や正体は知っているので全く問題無い。
有るとしたら俺の方に問題が有る。例のジャンクヤードのオヤジに話を聞こうとして事務所に入ったら、身体には下顎しか付いてなかった。
エイミーの来歴ぐらいは聞き出せると思ったら、これだ。この街では殺人など日常茶飯事なのだと言う事実は、以前の任務から学習済みだ。
しかし、その殺し方が尋常では無かった。こんなに奇麗な切り口で、飛び散った血液も洗浄済みと言う現場など、なかなかお目にはかかれない。
第三者に対する警告も兼ねて、死体をわざと残して置いたに違いない。現場を後にし、用心して奥のジャンクヤードに侵入すると…襲撃が来た。
だが相手に取って不幸だったのは…わざわざ超微細震動ナイフでの格闘をこの俺に挑んで来た事だ。で、俺は今襲撃者を取り押さえ腹の上に居る。

 「いい腕だが、少し相手が悪かったな? どこの出身だ? 」
 「言うものか! 」
 「ま、普通そうだな。俺が解るのはお前がUS政府機関で訓練されて少し場数を踏んでる、ぐらいだよ」
 「ぐ…! 」
 「動きから見て戦闘用ドロイド。素体はGM・Mk-11F。静音性に優れたモデルだが、まだ動きが堅いな」
 「…!? 」

 全く、どこのどいつだ? こんな格闘素人を差し向ける馬鹿は? ロクな実戦経験が無いのが丸解りだ。蹴り技主体の攻撃を許すタコ助など
居るかよ? 少し気の利いた経験者ならば絶対にそんな馬鹿はさせない。従って軍関係では無い。残るはUS系の情報機関だ。あそこには趣味的な
ナードが多い。襲撃者のバラグラバ、覆面帽を剥いでやるとやっぱり…女性型だ。シンセサイザーで男の声を出していても、厳つい装備越しでも
動作で解る。俺はドロイドの超微細震動ナイフを持った右腕関節を保持したまま、ドロイドの首に持って来てそのまま押し込む。ズッパリ入った。
ねっとりとした白い、乳化フロロカーボンの組織液が派出に飛び散ってくれた。…機密保持のために突然自爆なんぞされたりしたら、俺が危ない。
キツめの顔をしているこの女性型ドロイドの顔にも一部、組織液は飛び散っている。以前に部下に見せられた『ブッカケもの』のポルノを思い出す。

 『イェーガー、…解析装置を用意して置くわ。すぐに戻って』
 「あいよ『マエストロ』。それと素体の首から下も回収するか? …USの新型素体、興味あるだろ? 」
 『知らないと思うけれどMk-11Fの基本設計は私が現役の時に提出したのよ。…どうUSとGMの奴等が量産化で改悪したか見て見たいわ。頼める? 』
 「了解。帰還します『元』技術少佐殿」

 俺はおどけて敬礼した後、端末の通信回線をOFFにした。それから負けた悔しさと将来の不安が無い混ぜになった表情のドロイドに微笑んでみせる。
人のカタチをして自分の自由意志を持つものは、すべからく人間だ。それが、俺を今、俺たらしめている主義だ。ドロイドだからと言って酷い扱いは
しない。ドロイドだからと言って道具扱いもしない。自分が『名前も付けられない国家の道具』のような扱いをされたから、他にもすると言うのでは
救いが永久に来ない。だったらこの俺で終わらせてやればいい。超微細震動ナイフをドロイドの胴体に装備されていたスキャバード(鞘)に格納する。
聴覚が鋭敏な人間の耳でやっと捉えられる、高周波の唸(うな)りがやっと収まった。…これがただのナイフならば俺は完全な奇襲に遇っていただろう。
運が良いのも実力のうちに違いない。いや、きっとエイミーを拾った事と、培養ポッドに入れる前にバスルームで洗ってやった功徳が効いているのだ。
情けは人の為ならず、自分に因果か還るもの、だ。俺の国の古い俚諺だ。俺はスラックスのポケットからハンカチーフを取り出した。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/30(月) 16:09:46 ID:ZHQcybBw<>
 ドロイドの目のあたりにベッタリと付いて、視界を塞ぐ組織液を奇麗に拭(ぬぐ)ってやる。…人間にしたらもう死んでる状態だが、ドロイドは違う。
内蔵電源が持つ限りは『生きている』のだ。俺の行為が余程不思議だったのだろう。ドロイドが目を見開いて『驚いている』。…第三世代以降の
戦闘用ドロイドには感情が『わざと』付与されている。…ある国家のイカレポンチが発案し、『非公式』の実戦データによって『かなりの有用性』が
証明されたおかげだ。そのドロイドの各種データは絶対に外部に『漏れない』筈だった。絶対に絶対に絶対に、『情報』は漏れない筈だったのだ…! 
そいつが見事に裏切られた俺は、この世の中に『絶対』など無いのだと改めて思い知らされたのだ。…その後に他にも色々裏切られ、俺は今この街に居る。

 『どうして、こんな無駄な事をする? 』
 「誰だって気持ち悪いのは嫌だろう? まだオマエは『生きてる』。それが理由だ」
 『…自爆するかも、知れんぞ? …頭だけの惨めな姿に為ったとは言え、舐められたくは無い! 』
 「嘘だな。運動中枢をサーチして見ろ。最初の延髄への一撃で無線機構は確実に破壊した」
 『残る有線機構はこの通り切断した、か。なるほど、貴様は素人では無いな…何者だ? 」

 質問に応える必要や義務など俺には全く無い。だが、このドロイドをこんな目に合わせて黙っていられる程、擦れてもいない。だから…俺は…

 「元、突撃猟兵。…Ex(エクス:元)-Sturm Jagerだ。…貴官は立派に戦った。誇って良い」
 『…有難う。生身の人間の男風情に自分が負けたと卑下せずに済む。…Exとは言えSturm Jager…生まれて始めて見た…』

 途端に憧憬に表情が柔らかくなるドロイドの様子に、『彼女』が『余計な軍事知識』を持っている事を確信する。同盟国とは言え、他国の編成や
部隊の評価はドロイドにしては『無駄』そのものだ。差し向けた人間の偏った趣味の影響だろう。たった1機、1人で戦場を駆ける、残酷な猟犬。
群れる事無く敵の背後に静かに橋頭堡を創り上げ、背後から致命的な一突きを冷酷に下す司令部の刃。誇り高き独立を今だ保つ国家の栄光の陰に
万余の突撃猟兵の屍在り。突撃猟兵は生きて軍を出る事無し。等のヒロイックかつロマンティックに彩られたキャッチコピーのその実体は、厳重に
秘匿されている。俺は胸の奥に拡がる苦い思いを隠してドロイドの身体を抱き上げ、左肩に担ぐ。切断面では組織液が繊維状に凝固し、無駄に流れ
落ちることは無い。それからドロイドの首を両手でそっと、持ち上げる。

 『な、なぁ? あの格闘術、突撃猟兵の特殊形か? 今リピートしたら動きが溜息が出るほど流れるように奇麗で…』
 「守秘義務って知ってるか? 俺んトコは三年は黙ってろって事に為ってるんだよ」
 『そうかぁ! やっぱりそうなんだぁ! で、対ドロイドと対人間って、やっぱり同じなのか? 』
 「…ちったぁ黙ってろ。俺の方から質問だ。展開してるのはオマエ1人なわけ無いよな? 」
 『定時報告が無い場合、あと1人動く事に為ってる。喋ったから私の質問に応えろ! 』 
 「オマエ本当に戦闘用か? 仲間を売ってるって自覚無いのか? 」 
 『無い。だから応えろ』
 「わかったよ。そうだ。突撃猟兵は差別せん。敵は可及的速やかに無能力化せよ、だ。で? 」
 『その1人が人間の男なんだが、いけ好かない奴なんだ。いくら私がドロイドだからってっ…』
 「…ああ、解った。もう喋るな。思い出したくも無いだろうからそのへんでもう止めとけ、な? 」 
 『貴様が私の上司なら…本当に…良かったのに…』
 
 悔しげに唇を噛むドロイドの髪を撫でてやる。軍用ドロイドの命令権者に任命され、『勘違い』する奴がよく居るのだ。感情があるとは知らずに、
性欲の捌け口として扱って見て、目的のブツが『付いてない』ことに逆上してみたりするのは可愛い方だ。明確に拒否しているのに『命令』で
口で処理させて、嫌がる顔がたまらん、なんて言う外道は軍で腐るほど見てきた。マッチーズモー(筋肉至上主義)揃いなUS政府関係機関ならば
言うに及ばずだ。今も昔も人間間の信頼関係の醸成には時間が掛かるものだ。『マエストロ』の仕事をまた一つ、増やす事になった。多分料金は
お人良しの俺が払わされる事になるに違いない。しっかし…ここまで自由に喋らせるなんてただの馬鹿に違いないな? その命令権者の男は? 
『マエストロ』の隠れ家まで第二の襲撃が来ない事を祈りつつ、俺はジャンクヤードを出る事にした。  <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/30(月) 16:11:28 ID:ZHQcybBw<> 投下終了です。…エロ成分が少ない…かな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/30(月) 16:42:33 ID:CGlgSvEj<> 前の子が有機系だから今度の子はやや無機系寄りがキボン <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/30(月) 16:45:38 ID:kQqXGJz+<> 命を懸けたバトルの後の、妙なほのぼの感がたまらん・・・GJ。
かっこいいよイェーガーたんw
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/30(月) 17:08:02 ID:iT2I9oT6<> 軍オタでツンデレ入った今の子と言いエイミーといい可愛すぐるw
続き凄い楽しみだわー
期待してるよ! GJ!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/30(月) 21:19:31 ID:BhntbZiM<> やっぱり、このスレ最高!
今までずっとROMってたけど、ここまで良作臭のする作品に出会えるなんて! <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/31(火) 01:49:32 ID:C9n2KJZN<> 短いですけど…投下します。 <> 319 ◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/31(火) 01:56:37 ID:C9n2KJZN<>
 「ただいま母さん、エイミーはいい子にしてたか…い!? 」
 「誰が母さんよ誰が。 次は殺るわよイェーガー! ねえ、それともそれ、プロポーズ? …本気にしていいのかしら? 」
 『はいマスター! わたし、いい子にしてました!  』
 
 2時間後、軽口と共に現われた『イェーガー』が絶句した。顔の前で掲げられた太くゴツイその2本の指の間には高周波メスが挟まれていた。
『マエストロ』が投擲したのだ。メンスは先週来たと聞いているから、かなりイライラ来る事でもあったのだろう。しっかり挟んでいなければ
右手の人差し指と中指が手首まで長くなってしまうので、そのまま投げ上げて右手でメスの柄を握り、エイミーが寝ている作業台に近づく。

 「ただいまエイミー。…勿論、挨拶代わりの軽いジョークですよ『マエストロ』。…なんつーか、シュールな空間だねぇこりゃあ」
 『大分ケイオティックな状況だな? まあ私も含めてシュールなのは認めるがね。…この通り、女の生首と骸骨が喋るのだからな』
 「ああ、回収してきたのね? 彼女がMk-11F、と。…そこの整備ベッドに寝かせて。少し休んだら性能諸元や構造図を『吸い出す』わ」
 
 素体のエイミーが仰臥したままの整備ベッドに片手をつき、眼球保護のゴーグルを外した『マエストロ』が、疲れたのかしきりに目蓋を揉みながら
『イェーガー』から直接、高周波メスを受け取ろうと片手を差し出す。『イェーガー』は小器用にメスを手の中で回転させ、メスの柄を差し出した。
生首に為った戦闘用ドロイド『Mk−11F』がそれを見て高い音色の口笛を軽く吹いた。『イェーガー』が刃物の扱いにかなり慣れている事を賞賛したのだ。
 
 「何か解ったかい? エイミーの事は? 」
 「ええ。…素体の性能諸元や構造図、マニュアルはエイミーの協力で『消去不能記憶領域』から『吸い出せた』わ」
 「…なんだぁそりゃぁ? 普通のドロイドは…」
 『無いだろうなそんな上等なものは。…私の受けたブリーフィングを聞きたいか? 聞きたいだろう? なあ? 勿論、タダでは無いがな! 』
 「どうする『マエストロ』? こんな事言ってるが? 」
 「…交換条件を聞いてみて。出来ないようだったら記憶を吸い出してコード化(暗号)されてるのをデコード(翻訳)化すればいいだけだから」

 『マエストロ』のどうでもいいわ、と暗に示唆している口調に『Mk−11F』は不満そうに唇を尖らせる。…性格的にカスタマイズされてるな、コイツは。
ふとそこで、『Mk−11F』の名を聞いて無かった事を思い出した。実質こうして捕虜にしたのだから、所属や認識番号とともに尋問するのが礼儀だった。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/31(火) 02:20:21 ID:C9n2KJZN<>
 「そう言やぁ、オマエ、名前は? まだ所属も聞いて無かったな? 認識番号もあれば聞くぞ? 済まないが今の今まで忘れていたんだ」
 『…突撃猟兵は捕虜を取らない主義だと聞いている。貴様が気にする事は無いさ。所属と認番は話せない。名は…今回の任務のものでいいのか? 』
 「いや、自分の一番、気に入った奴でいい。いつまでもオマエ呼ばわりは嫌だろう? 」
 『…わりと先刻の…その…一度だけの『貴官』呼ばわりの方が好きだな…。出来ればそっちの方が嬉し…そこの骸骨と女、何が可笑(おか)しい!? 』 
 
 エイミーと『マエストロ』が声を出して笑っていた。部外者に取って見れば漫才を演じるが如くに聞こえるだろう。だが、当の本人達は己の常識の範疇で
話しているに過ぎない。作戦行動ごとで名前がコロコロ変わり、個体ユニットナンバーが編成ごとに変わる状況など、実戦を経験しなければ金輪際解るまい。
それを言わないのが『イェーガー』の変な優しさでもあり、隠れた美徳でもあった。『イェーガー』が厳つい肩を竦(すく)め、両掌を上に向け天を仰いだ。
その滑稽な仕草を見た『Mk−11F』も、最初はやや拗(す)ねた顔をしていたが、釣られて声を出して笑ってしまう。ひとしきり4人の笑い声が響いた後、
『Mk−11F』がポツリと、照れながら小さな声で言った。

 『キティ・アレン…』
 「なんだって子猫ちゃん、よく聴こえなかった」
 『キティ・アレンだっ! これで聴こえたろう! この冷血漢! 』
 『ええと、キティさん、でしたよね? マスターは本当は解ってて聞いてる意地悪さんなんですよ? 』
 『なんだと骸骨…どう言う意味だっ! 』

 途端に血相を変えて喚く自称『キティ・アレン』に、『マエストロ』はパンパン両手を叩いて黙らせ、どこか女教師めいた、諭すような口調で話しかける。

 「はいはい、アレン? 子猫ちゃんって貴女のお国だと何て言うの? はい、リピート」
 『…っ! …糞、いつか殺してやる! 絶対絶対絶対、殺してやるッ! 覚えてろこの! 聞いてるのかおい! 』
 『あのぉ…そんなニヤニヤを隠せない顔して怖い事言ってても、全然怖そうに見えませんよぉ? …キティさん? 』
 『だ、黙れ骸骨ッ! そこの女も笑うなっ! 特に貴様ァ! 絶対にこの私を愚弄した事は許さんからなっ!』 
   
 『イェーガー』は『マエストロ』に微笑んで見せる。突撃猟兵を擁した部隊が何故戦場で群を抜く強さを誇るのか、『マエストロ』には解った気がした。
『マエストロ』の抱いていた緊張感や重圧が、この一連の出来事でいつの間にか雲散霧消していたのだ。要は場の緊張感を適度に殺す方法がとても巧いのだ。
『イェーガー』の邪気の無い頬笑みが、逆に『マエストロ』には痛々しく感じる。こんなにも優しい彼が敵を殺す時、彼はどんな顔をして手を下すのだろうか、と。
真顔に戻った『イェーガー』は、気色ばむ『キティ』に向き直った。文句の一つでも言ってやろうとした『キティ』はその真面目な雰囲気に呑まれてしまう。

 「で、キティ? 何が望みだ? 交換条件って言っただろ? 」
 『突撃猟兵の格闘術を見たい。…出来れば…その…手合わせも…出来たら…なぁって…』
 「…んで国に帰ってお仲間に広める、と」
 『そんな事はしない! …したくても、もう出来ない…! 任務を失敗したから…』
 「解体、か。済まんな。…嫌な事を言わせた。この通りだ」
 『マスター、キティさん、どうするんです? 』

 即座に『イェーガー』は『マエストロ』を困った顔をして見ていた。なんとかしてくれ、の意を込めたアイコンタクトだ。たまにはたくましい男に縋(すが)られるのも
悪くは無い気分に『マエストロ』はさせられてしまう。以前に任務で始めて会った時に比べ、なんと表情豊かな面を見せてくれる事だろうか。いや、全然悪くない。

 「…行き場が無いなら私の護衛として雇ってあげてもいいわ。…修理費用はどこかの親切な元シュトルムイェーガーさんが出してくれる事が前提だけど?  」
 『ほ、本当に良いのかそんな好条件で!? 私は捕虜なんだぞ、捕虜! 』
 「仕方ねェ、それで手ぇ打とうか。それなら守秘義務もクリアだ。大恩ある『マエストロ』の護衛が弱くちゃ話にならねぇ」
 『マスター、偽悪ぶるのはいいんですけど…べらんめぇが全然、板についてませんよ? 知ってます? 』

 エイミーの台詞が止めを刺した。殺風景な『マエストロ』の広い仕事場に、また4者4様の笑い声が響き渡る。『イェーガー』は思う。こんな時を過ごすのも悪くは無い、と。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/07/31(火) 02:21:52 ID:C9n2KJZN<> 投下終了。1レス分で収める計算が入らなくて…。済みません。おやすみなさい。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/31(火) 03:54:47 ID:nRlPwZDf<> GJ!!戦闘物のほのぼのとはなかなかいい物だな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/31(火) 11:55:09 ID:oLcrulOB<> そろそろエロが入るかなとwktk <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/31(火) 12:25:32 ID:NJ9htH0v<> GJ!!
なんかオラわくわくしてきたゾ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/31(火) 13:21:17 ID:JgvP7d7B<> エイミーに肉がつかないのはサービスシーンだからなんですよね!
…嬉しくて涙がとまりませんよ。 <> ロボ
◆JypZpjo0ig <>sage<>2007/07/31(火) 13:30:00 ID:bpcYCYrK<> 遅くなりました
前回の投下から、もう二ヶ月も経つんですね

投下しますよ <> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:31:34 ID:bpcYCYrK<>
 ◇ ◇ ◇

 脱衣所で着ていたものを全て脱ぎ、入口とは逆方向のドアを開くとシャワーのノズルを
軽く捻る。先程のパーツ変換のときに付着した潤滑油を流すために、温度はいつもよりも
少し高めに設定してある。途端に噴き出したお湯が肌を打ち、熱と共に軽い痛みを与えて
くるが、この程度にでもしないと粘度の高い油は落ちないので仕方ない。数秒、我慢して
肌にお湯の温度を馴染ませると、俺はプラスチック性の安い椅子へと腰掛けた。
「はい、入った入った」
「失礼します」
 元は個人での入浴を目的としたもので、あまり広いとは言えない浴室だ。相手が子供の
場合だったらまだしも、成人した複数の人間が入るようには設計されていない。ましてや、
広く幅を取る体の洗浄に対応している筈もなく、メイがこちらに入ってきたことで一種の
圧迫感さえもが感じられた。だが構わない。たまに背中を流してもらっているから浴室に
二人で居るという現状は苦痛となるものではないし、今回はそれ以上に嬉しさに近いもの
があるからだ。それと比べたら、この狭さなど大したものではない。
 と、最初は思ったが、
「狭いな」
 メイの体を洗い始めて、つい呟いてしまった。
 俺は第二惑星の血を色濃く受け継いでいるせいか体が酷く大きい。それに加えて何度も
言っているが狭い浴室に二人分の体躯だ、今まで俺の背中を流していたメイはかなり苦労
をしていただろう。ろくに身を動かすことも出来ずに、身長差を無くす為の妙な中腰姿勢
を継続させてのボディウォッシュは思った以上に疲れるものだった。俺の手が時折止まる
のを気にしてか、その度にメイは申し訳なさそうな顔をして振り向いてくる。女の子座り
をして背を向けている状態での振り向き、というコアな性癖が無かったら、俺は今にでも
ギブアップしていたかもしれない。しかしエロい姿だ、踵で尻の肉が押され、歪んでいる
ところなど本当に堪らない。肌を伝う泡やお湯などが尻の歪みに合わせて絶妙なカーブを
描いているのもまた、一緒に風呂に入って良かったと思う。
「あの、ハク様? 漏れてますよ?」
 いかん、整備不良があったか。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:33:10 ID:bpcYCYrK<> 「その、唇から本音がダラダラと。お尻、そんなに好きなのですか?」
「大好きだ」
 メイは何故か困った顔のまま目を反らして再び前を向き、頭を少し下げた。
 うなじもまた綺麗だな、と思いつつ腕と背中の泡を流し、今度はスポンジではなく掌に
直接洗剤を垂らした。何度か擦って泡立て、こそぐようにして脚の表面へと滑らせてゆく。
油の落ちは弱く、スポンジを使えばもう少し楽になるのだろうが、脚部は気に入っている
パーツの一つだ。柔らかな丸みを帯びた尻や、そこから続くなだらかなライン。小さく、
しかし綺麗に筋の通った膝の裏側や、細く引き締まったふくらはぎ。魅力を説明するのが
言葉では難しい魅力のアキレス腱や踝、足の指など、どれもが素晴らしい。普段はブーツ
やスカートなどで隠れているからと言っても、下手に傷でも付くのは我慢がならない。
 丁寧に足の指の間まで洗うと、脇腹や腹部を擦り、そのまま胸へと手を伸ばす。手の中
に収まりきらない豊かな乳房を掴み、揉みほぐすようにして洗ってゆく。
「あの、手付きが、いやらしいの、ですが」
 声を堪えていたのだろう、発せられる言葉は途切れ途切れなものだ。相変わらず俯いて
いるので垂れた前髪に隠れて表情が読めないが、胸の先端部分の周囲をこねるようにして
洗うと、は、という吐息が溢れてきた。人の姿に似せて作られているが、愛玩専門として
作られた機械人形とは違い、人間のように分かりやすく乳首が固く反応することはない。
性行為のリアリティを求めたものは、こと睦み事に関しては人間以上に人間らしく、娼婦
以上に娼婦らしく乱れるという。しかし俺はこのくらいの反応で充分だ。他の誰でもない、
メイが俺の愛撫に対して反応してくれるのが嬉しくて、更に行為を続けてゆく。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:33:57 ID:bpcYCYrK<> 「あの、そこは、駄目です」
「いや、こうした突起の周りは汚れが溜りやすいから、もっと洗わないと」
 首を小さく震わせるのに合わせて揺れる髪に顎を埋め、逃げるように身を屈めるメイの
体全てに重なるようにして自分の体を預け、手指の動きを連続させた。乳首の周囲だけに
止まらず、また揉みしだき、ときには少し強めに乳房を掴んだり、思い付く限り様々な胸
への刺激を与えてゆく。それぞれに反応を見せる姿が何とも愛おしく、また揺れる尻の肉
が擦るようにして固くなった竿に当たってくるのが気持ち良い。
「そこ、ばっかり、胸ばっかりは」
 それもそうだ。俺は髪に埋めたままの顎で頷きを一つ返してみせ、今度は下へと手指を
滑らせてゆく。先程通った脇腹を数度撫で、臍のラインをなぞるようにして真っ直ぐ下へ。
指先が辿り着いた場所は、指に絡み付く粘液が溢れていた。擬似セックス用のローション
だとは頭の中では分かっているが、お湯の熱を受けて熱くなったそれは、人の愛液と大差
が無いように思えた。大切な存在が気持ち良くなった証として出した、という点では愛液
もローションも同じものだ。違うのは人工であるかどうかだけ、少なくとも俺はそう思う。
 そのぬめりを利用して、秘裂の表面を指を滑らせながら往復させる。合成樹脂によって
作られたメイの大切な部分は蜜と同様に熱を受け、驚く程に柔らかくなっていた。軽く指
に力を込めただけでも変形するそこは、不思議な弾力で指先を押し返してくる。包み込む
ように、しかし確かな弾力を持ち押し返してくる股間の肉は、撫でているだけでも快い。
そのまま割れ目の中へ指を侵入させようとしたが、
「まって、ください」
 寸前で伸びてきた細い手によって、責めの動きが止められた。
「もう充分に洗って頂いたので、今度は私がハク様を洗う番です」
 「気持ち良く」ではなく「洗う」という表現を使ったメイの言葉が面白く、つい笑いが
溢れたが、特に意識しないで言ったものらしい。不思議そうに首を傾げながら立ち上がり、
お湯で自らの体に残っている泡を流すと俺の背後に回り込んでくる。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:35:27 ID:bpcYCYrK<> 「失礼します」
 後頭部に柔らかな感触が来て、次に新品の腕が伸びてきた。軽やかな動きで壁に付いた
コンソールを操作してお湯を普段と同じ温度に戻し、人間用のボディソープを取ってから
腕は背後へと引っ込んでゆく。それに続いて、ボトルのヘッドを押す音が小さなリバーブ
を含み耳に入ってきた。どうやら普通に洗うつもりらしいと一瞬思ったが、しかし目の前
にあるものを見て違うと気付いた。
 いつも使っているスポンジは棚に置いてあるままだ。そしてその棚の左側、姿見サイズ
の防曇鏡に映っているメイは掌に溜めていたボディソープを自らの胸に垂らし、自慰行為
をするように揉み、泡立ててゆく。やはり先程発した「洗う」という言葉は、メイなりの
ジョークだったのかもしれない。嫌いではないが、何とも分かりにくいジョークだ。
「それでは、楽にして下さい」
 タイルに膝を着く音がして、つい十数秒前に後頭部に受けたものが、今度は直接背中へ
押し付けられた。髪などの遮蔽物もなく、また頭部よりも繊細な神経を持つ肌への直接的
な行為に、少し元気を失いかけていた股間が再び反応してくる。
 だが、それより感じるのは、
「冷静なフリしてても、モロバレだな」
 密着した胸の奥、微かに強くなった独特の振動が伝わってくる。人で言う胸の高鳴りと
似たようなもの、勢いの付いた感情を処理しようと稼働を強いものに切り替えた処理系の
機構が内部で激しく動いている。心の鼓動とも言うべきそれは、メイの心情をダイレクト
に俺に伝えてきた。そのことを指摘したことに言葉での反応は無いが、抱えるように前に
回された腕に込められた力が少し強くなる。恥じらい隠すようにした行動だろうが、寧ろ
背に胸を押し付ける度合いが強くなり、余計に振動が強くなる。
 数秒。
「……ハク様は冷静なんですね」
 ぽつりと、残念そうな声が漏れた。
「私はこんなに酷いのに、不公平です」
「落ち着くからな」
 まるで別物なのだろうが、深く技術者としての根性が染み付いた俺には、メイの振動が
母親の鼓動のように思えたのだ。今は亡き母親の子宮の中で感じた、記憶の中に深く残る
心臓のリズム。人が一番安らぐというそれに近いもののように感じた。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:38:32 ID:bpcYCYrK<> 「卑怯です、その言い方は」
「それに男は胸を押し付けられると酷く冷静に興奮するという習性が……いやすまん冗談
だからまずは首に延びた腕を引っ込めてくれ新品の性能は理解してるから!!」
 畜生、油断も隙もあったもんじゃない。遥か何千年もの過去にはロボット三原則という、
権利を微妙に無視した機械人形の理想的な在り方というものが存在したらしい。その概念
が失われた過程には、どれ程のドラマがあったのだろうか。
「恐ろしい」
「申し訳ありません。共に在ろうと言って下さったとき、嘘は吐かないと決めましたので」
「じゃあ今の心境を正直に」
「馬鹿とエロの両立した存在は、判断が難しいです」
「何の判断だよ!?」
 微妙に無視された。
 しかし無言のまま、メイは体を上下させる。質問に答えてはくれないが、律儀にも洗う
行為は続けるつもりらしい。感触はスポンジに似ているが、それよりも柔らかく撫で擦る
胸の感触が何とも心地良い。他の箇所とは違い微妙に固さを持たされた先端部が擦れる度、
また感じているのか耳に小さな喘ぎ声が入ってくる。
 暫くして俺の胸を抱いていた腕が引っ込み、メイの体も背中から離れた。そして二度目
のボトルヘッドを押す音が浴室の中に響き、今度は腕が胸ではなく股間部に伸びてくる。
泡立った左右の掌が包み込むようにして天を向いた肉棒をホールドし、
「失礼します」
 緩やかに、扱き始めた。
「気持ち、良いですか?」
 専用のプログラムはメイ本人の強い拒否によってインストールされていない筈なのだが、
まるで専門の機械人形のように巧みに擦ってくる。強すぎず、しかし弱くもなく、絶妙な
力加減で竿を握って、ゆるゆると上下に掌をスライドさせる。洗う、という建前のような
ものがあるせいか、カリ首の部分を指先で一周し、先端部分を何度も揉んできたりと余す
ところなく丹念に刺激してくる。それだけでは終わらずに転がすように袋を揉みしだき、
中の玉まで転がすように愛撫し、更には腰骨までもを舐めあげてくる。その不意の刺激に
腰を震わせると小さな笑い声のようなものが聞こえ、今度は音をたてて吸い付いてきた。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:39:46 ID:bpcYCYrK<>  見えない部分への今まで感じたことのない刺激、というものが強烈に脳を溶かし、背筋
に強烈な快感が走る。あまりにも突然なものに身をよじって逃げようとしたが、メイの腕
がしっかりと腰をホールドしているので逃れられない。つい数分前のメイに俺がしていた
ことなのだが、これ程と思わなかった。絶え間なく与え続けられる刺激、泡の滑りを利用
した滑らかな動きと先程の胸の質感を思い出し、情けない話ではあるがすぐにでも出して
しまいそうになってくる。それでも男の意地と見栄で我慢していたが、
「ここも、綺麗にしましょう」
 腰に唇を重ねたまま、くぐもった声でメイが呟いた後、鈴口をこじるように細い指先が
擦り当てられた。淡い痛みにも似た不意打ちに達してしまいそうになったが、その直前に、
「綺麗になりましたね」
 手が、全てが離され、解放される。意趣返しというものだろうか、今は鏡越しに見える
その冷静な笑顔がとても恨めしい。恋人となった今、メイのこの性格の弾け方はある意味
良いことかもしれないが、どうにも不完全燃焼の気持ちは押さえられない。
「はい、それでは一旦流しますね」
 不意に、一つ思い出した。
「いや、まだだ。メイに洗い残しがあっただろ?」
 シャワーのノズルを持った手を制し、首を傾げたメイの体に手を掛けた。互いに泡塗れ
になっているので滑って転ばないように注意しながら、丁寧に横にさせる。寝た姿勢でも
尚形が崩れない素晴らしい乳の向こう側、メイは疑問の表情を続けていたが、すぐに意味
を理解したらしく、慌てて体を起こそうとしてきた。たが機械人形も基本的に重心などは
人間と同じ構造となっている。脚を抱え、額を軽く押さえてやると脱出は不可能だ。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:41:21 ID:bpcYCYrK<> 「ちょっと待って下さい」
 姿勢をそのままにして三秒待ち、
「体は清潔に」
 言って、割れ目の中へと息子を侵入させてゆく。人間用のボディソープで綺麗になるか
分からないが、元々あまり埃や汚れの着かない部分だし大丈夫だろう。まぁ、それは言う
までもなく建前なのだが。あそこまでされて我慢が出来る程、俺は立派な人間ではない。
浅ましい話ではあるが、限界まで自ら我慢して、その結果じらされてオアズケされても尚
平気でいられるような男など、よほどの聖人君子でない限り存在しないだろう。その例に
漏れず俺も普通の男だ。女性器パーツが俺を包み込んだ途端に我慢がならなくなり、速度
を上げて奥まで一気に突き上げる。多少乱暴だが、柔らかくなっていた合成樹脂の弾力と
ローションや泡のぬめりが合わさり、メイの大切な部分は壊れる気配もなく、俺のものを
きっちりと受け入れた。どこの職人が作ったものか分からないが、まるで俺にあつらえた
かのように良く馴染み、丁度良いサイズで包み込んでくる。機械人形と人に適用されるか
分からないが、体の相性が良いとはこのことだろう。
「あぁ、もう。出来れば、最後はベッドの中が良かったです」
「すま」
 ん、と謝りきる前に、唇が重ねられた。腰を舐めたときに着いたものだろう、口の中に
ボディソープの強い苦味が来た。舌が絡んで、それが更に口内に広がってゆく。間違って
飲んでも害が無いものを買っているので、俺は黙ってそれを受け入れた。機械人形は唾液
を出さないので、唾液交換のようなものは出来ない。しかしこの行為をそれの代わりだと
思いながら、俺も積極的にメイと舌を絡ませる。そして今度は俺の方から唾液を流し込み、
メイの口の中を掻き混ぜた。飲み込むことは出来ないが、調理用の味覚判断装置は備えて
あるので、俺のものだと分かる筈だ。
<> 『of the May-day』<>sage<>2007/07/31(火) 13:43:17 ID:bpcYCYrK<>  意思を汲み取ってくれたのか、メイは目を細めた笑みを浮かべ、
「ハク様の、味がします」
 積極的に俺の口内を求めてきた。嬉しくなって、俺はもっと唾液を送り込みながら腰を
叩き付けるようにグラインドさせる。他の行為をしていたときも思ったことだが、やはり
メイの基本は家政婦機械人形。性交型の機械人形と違い女性器パーツも特にうねることも
なく、精を吸い出そうという動きもない。だが、それでも俺には丁度良い。妙な言い方に
なるが、どこまでもメイらしいメイだと思うからだ。俺が産まれたときからの幼馴染みと
して、幼い頃は母親として、少年の頃は姉として。俺が一人前の青年になり、独立をして
働き始めてからは仕事のみならず私生活のパートナーとして、これまでの俺の人生で常に
隣に居た一人の素敵な機械人形であるメイだと、そう思えるからだ。
「ハク様、出そう、ですか?」
 タイミングを悟られるのは、少し恥ずかしい。
「妊娠、しないので、遠慮なく、膣内に」
「それはそれで、また残念だけどな」
 脚が腰へと絡み付き、抱き込むようにして俺を奥へと押し込んでくる。メイ自身も腰を
浮かせて、より深く、より貪欲に俺のものを飲み込んでくる。
「ハク様、愛しています」
 もう何度目かも知れない口付けを交わした刹那、俺は一番奥で精をぶちまけた。
 行為の疲れだけではなく、浴室の中の温度にもやられたのだろう。終わったという実感
と共に急に体から力が抜けて、メイの上へと倒れ込む。そう言えば、メイの腕とか足とか
重いものを歩いて持って帰ってきたり、ろくに水分補給もしてなかったりの後での今だ。
こんなに熱く、下手したら脱水症状も有り得たのに、俺も随分と頑張ったものだ、とメイ
の胸に顔を埋めながらしみじみと思う。これが愛の力か。
「頑張ったな、俺。もっと頑張ったな、メイ」
 呟くと、頭が抱え込まれた。
「はい、凄かったです」
「いや、『かった』とか過去形にするのは良くない」
 そうですね、と言って笑みを浮かべるメイに頷きを返し、
「まだ、左足の交換があるだろ? つまり風呂場プレイがもう一回!!」
 言うと、何故か首を絞められた。 <> ロボ
◆JypZpjo0ig <>sage<>2007/07/31(火) 13:44:58 ID:bpcYCYrK<> これで終わりです

ロボッ娘ぽさが足りん?
知らん知らん!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/07/31(火) 15:34:27 ID:g5rjFwfD<> 風呂シチュに泣いた <> 704<>sage<>2007/07/31(火) 21:26:24 ID:/+qCxUWR<> すまん携帯だったんで言葉が圧倒的に足りなかった
GJ! エロ薄い中で激エロ風呂シチュありがとさん! 泣けたぜ!
と言う意味だ <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/01(水) 00:54:08 ID:9Zu3RWuH<> ロボ ◆JypZpjo0ig 様GJ! …愛が無ければエロは生きない…真理ですね。
失礼ながら投下させていただきます。エロに至るまでは過程が大事…ですよね? ねっ? <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/01(水) 01:01:39 ID:9Zu3RWuH<>
 『マエストロ』が胴体の切断面をクリーニングしているのを、首だけの姿のキティが解析装置に繋がれたまま見遣っていた。
ふむふむと満足げに『マエストロ』の手元を見ているのは、手際の良さに安心しているらしい。その間に事件の情報収集は
エイミーと『イェーガー』が担当していた。

 「事後処理、だと…? 」
 『そうだ。国家機密にかかわる物資の適切な事後処理としか聞いていない。
 末端の私のレベルでは物資に関わる情報には触れられ無かったんだ』
 『え〜!? わたし、少なくとも6ヶ月はあそこにいましたよぉ〜? その間ずっとお外に放置でしたけど…』
 「エイミー、喋り方が何かおかしくないか? 俺と始めて喋った時はもっと理知的な感じだったような気がするんだが…」
 『マスター、そういうのを「江戸の仇を長崎でとる」って言うんですっ! それにわたし、もともとこんな話し方ですよ〜だっ! 』
 「やれやれ…。手掛かり無し、か。八方塞がりだ。DEAD ENDも近いね、こりゃあ…調子はどうだい『マエストロ』? 」
 『こら、見るな、見るんじゃない! やめろ、やめろったらぁ! 』

 『イェーガー』が『マエストロ』に近寄り手元を覗き込む。作業は繊維状に凝固した組織液を取り除き終わり、キティの胴体から装備一式と
ボディスーツを剥いている所だった。『マエストロ』よりも二廻りほど小振りな半椀形の双乳の頂に、濃い目のピンク色の小さめな突起が付いていた。
あまり胸のサイズが大きいと戦闘行動には邪魔なのだ。腹筋のモールドは無いが、引き締まった下腹に臍(へそ)が穿ってある。
さらに右に『イェーガー』が目をやると…

 「痛てててててて! エイミー、俺のケツを抓(つね)るな! 何しやがる! 」
 『許可も得てないのに女の子のカラダをジロジロ見ると、本当にスケベなオジサン扱いされますよぉ? そうですよねっ、『マエストロ』』
 「悪いけれど『イェーガー』、そう言う事。しばらく殿方は処置室から出ていて下さるかしら? 」

 『イェーガー』は反論しようとして、『マエストロ』のふとした目配せに気付く。まだエイミーの持っていた画像情報の詳細についてまだ
聞いていなかった事に『イェーガー』は思い至る。2人の前では話し難い事なのだろうと『イェーガー』は想像し、2人に気付かれないように
『マエストロ』に小さく頷いて見せる。エイミーとキティにこれ見よがしに勢い良く背を向け、がっくりと両肩を落として猫背を演じ、残念そうに
トボトボと『イェーガー』はドアへと向かってみせる。

 「ハイハイ、女の子によってたかって虐(いじ)められた可哀相なオジサンは、廊下で一人でさみし〜く拗ねてますよぉ〜だっ」
 『マ・ス・タァ? わたしの話し方でふざけないで下さい! 』 
 「おお怖。じゃあなエイミー、お友達と喧嘩するんじゃないぞ? 」

 エイミーは上半身を起こし、右目の下に右手の人指し指を当て、下顎を下ろす。皮膚や舌があれば子供っぽい『あっかんべーだ! 』を
やっている動作だ。解析装置に繋がれたキティはその様子を見てプッ、と遠慮無く噴き出してしまっていた。少なくとも、マスターと呼ぶ者に
ドロイドがやっていい行為では無い。自分だったら、そんな行為が許可されていれば中指を立てているところだろうな、とキティはしみじみと思う。
そしてボディスーツを剥く手を止めていた『マエストロ』に声を掛ける。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/01(水) 01:08:36 ID:9Zu3RWuH<>  
 『もう大丈夫だ。…スーツのジッパーを降ろしてくれて構わない』
 「やっぱり、見る相手がそこがどうなっているかって知り尽くしているのを承知の上でも、見られたくない? 」
 『奴曰く、哀しいが私も『女の子』だからな…。一思いに、やってくれ』

 ジィッ、と堅い音を立ててジッパーが開かれると…陰毛はあるが、それが保護すべきである『女性器』が無かった。
…戦闘用ドロイドには全く不要なものだ。『マエストロ』は溜息を吐く。自分が設計した時には、きちんと外装モールドや
造型用スペースまで入れたはずだったのだ。考えられることは…コストダウンのためだ。二足歩行用オートバランサーの
価格を下げれば下げる程、そのサイズは大きくなる。…この分では頭脳の集積回路の方も当初に予定した高性能な物から
かなりスペックダウンしているに違いない。これは単純な改悪どころの騒ぎでは無い。設計者たる自分に対する生産者側の
冒涜であり挑戦だ。…と『マエストロ』の脳内は3秒で怒りに沸騰した。『マエストロ』は設計段階でのパーツの選択、選定に
調達コストを考慮に入れ、充分歩溜まりや量産効果で採算が取れるように悩みに悩み抜き、もう二度と還る事の無い
花の乙女の20代最後の期間を『4日間も』犠牲にして費やしたのだ。こんな粗雑な事をしくさるなら私の黄金よりも貴重な
4日間を返せぇっ! 戻せぇっ! …と思った所で『マエストロ』は自分がじっと見られている事に気付く。

 『いろいろ…あったんですねぇ…』
 『…花の刹那の美しさは永遠に留めてはおけんからなぁ…ウムウム』
 「少し頭を冷やしてくるわ…。貴女達はそのまま10分くらい、待っててね」

 感情が最高に昂ぶると、思ったことをつい口に出してしまう癖がまた、出てしまったらしい。『マエストロ』は先程出て行った
『イェーガー』の後を追い。同じ様に肩を落として猫背気味の姿勢で処置室を出る。エイミーの映像記録の事もあるが、
『イェーガー』自身に起こった事についても話がしたかった。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/01(水) 01:19:11 ID:9Zu3RWuH<>
 「あれ…? 『イェーガー』…? 」

 先に廊下に出て待っている筈の『イェーガー』の姿が消えていた。そこそこ頑丈な長椅子にでも寝そべっているかと思い、
『マエストロ』は首を伸ばして見るが、やはり居ない。キョロキョロと見渡していると突然、首筋にピトッと濡れた冷たいものが
当てられた。だが、人間の気配だけが奇麗に無い。飛び切りの笑顔を作り、懐に手を入れ、白衣の下のツールベストに
差し込んだ鋭利なピックを握る。途端に背後に人間の呼吸音がわざとらしく生まれた。鼻息が敏感な耳を刺激する。

 「…今度やったら問答無用で刺すわね、『イェーガー』。で、何を持ってきたの? 」
 「100%濃縮還元バレンシアオレンジジュース。3年前に君が護衛の俺に買いに行かせたものと同じものだよ」
 「どうして貴方だけが軍を『抜けられた』の? 『人間』の突撃猟兵はもう…」
 「ああ、全滅したよ。俺一人を除いて、な。…流石裏社会の住人、地獄耳だな。部下達の御蔭さ。たった一人で今、
  こうして生き恥を晒している」
 「…あの中に貴方も居たのね…『イェーガー』…」
 「部隊の検閲演習だ。…現場に居なきゃ話にならんさ」 

 『マエストロ』は笑顔で向き直ると『イェーガー』の差し出すソフトドリンクの缶を受け取り、長椅子へ向かう。
『イェーガー』はその後を足音も立てずに附いて行く。『マエストロ』は缶のタブを開け、両手で開いた穴を覗き込む。
『イェーガー』はその向かい側に立ったまま、『マエストロ』を見下ろす格好で壁に凭(もた)れていた。目を開けてはいるが、
その眼は『マエストロ』を見てはいない。その思いは遙か遠い『演習場』に有るのだろうと『マエストロ』は思った。
突然、連絡を受けたのは5日前。『除隊した』と一言告げただけの通信に始まり、偽名の名義アドレスに身元引受人の書式が届いた。
記入して軍に送信するも音信不通で、送信2日後にやっと姿を見せたと思えば腐りかけの有機ドロイドを抱いて『直してくれ』と来た。

 「…だから、俺はこうして…この街に来た」

 3年前は『軍務と部隊と己』に誇りを持ち、胸を張っていたこの男に何があったのか? ふと気になって知り合いの情報屋に
アクセスすると馬鹿高いYENをふんだくられて、やっと得たデータがJSDFの『突撃猟兵の極秘演習の映像とその結果』だった。
その情報屋は約一時間後、関係当局に『始末』されて変死体としてニュースのトップを飾った。データはストレージから抹消され、
彼女の個人端末にのみ保存されている。当然、足が附くようなアクセスの仕方はしていない。自分の存在は秘匿されている。
現在も自分がこうして生きているのがその証拠だ。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/01(水) 01:25:13 ID:9Zu3RWuH<>
 「戦闘用ドロイドと人間、維持費に予算を喰わないのはドロイド。ただの演習の筈なのに実弾使用。
 その結果は不幸な事故。でも『国民の』兵士の死者は0…」
 「『国民』の兵士には名前がある。…俺達には名前が無い。元々国の「消耗品」扱いだったからな…。
 だがな、名前の無い俺達にはそれが唯一の誇りだったんだよ」

 軍事費削減のために兵科を存続したまま中身のみ入れ替える。それを政府は計画し実行に移したのだ。
涙を流しながらかつての上官・仲間を薙ぎ払う『戦闘用ドロイド』。突然敵と為った部下や同僚を、無表情に
その手に掛けて行く『人間』の突撃猟兵…。当事者たるドロイドから回収したと言う映像情報を見た『マエストロ』は、
その残酷さに声も上げられなかった。『嫌、こんな事なんて嫌です! 』と喚きながら非武装の『人間』の突撃猟兵に
機銃掃射をする『女性型戦闘用ドロイド』に、素手で止めを刺して火器を奪い、かつての同僚、『戦闘用ドロイド』達に
躊躇する事無く射撃する『人間男性』の突撃猟兵。映像では感情を声高に叫ぶ『戦闘用ドロイド』達の方が、
余程『人間らしい』と思えた。だが、『戦闘用ドロイド』は虐殺行為を『自分から止める』事は出来ない。

                 …その与えられた『殲滅命令』ゆえに。

 現在、突撃猟兵には認識番号の末尾にドロイドの『D』が付かない兵士は居ない。…生き延びて退役を果たせた
『たった一人の例外』を除いて。それが『マエストロ』の知っている『真実』だ。

 「キティの言ってた物資って…もしかして…貴方の事? 」
 「いいや違う。俺の件は解決した。退職金と言う復讐阻止権口止め料がたっぷり口座に振り込まれてな」
 「復讐、しないの? 」
 「2日前に部下がしてくれたよ。ついこの間、首相専用機が日本海に事故で堕ちたろ? あれさ。
 そんな事をしても何も変わらんし無駄だから止めろと言ったのにな…」
 「…貴方の部下はもうドロイドしか居ないって話を聞いたわ。当然、生きてるんでしょう? その人」
 「ピンピンしてた。俺が駐屯地を出る時に涙を流してしっかりと敬礼してその後ぶんぶん握手してくれたよ。
 教官だけでも生き延びてくれて有り難うございます、後はお任せ下さい、絶対に政府に手出しさせません、だとさ」

 『マエストロ』には、だからもう俺は要らないと捨てられたゴミなのさ、と言う『イェーガー』の心の声が聴こえた気がした。
だが、彼の心は全く歪んではいない。むしろ自分が機能不全にしてしまった部下の『戦闘用ドロイド』達を悼んでいる。
誇りとともに死ぬまで戦い抜いた『人間の部下』達も同じ様に悼んでいる。エイミーをジャンクヤードで拾って来たのも、
とても他人事とは思えなかったのだろう。…深く傷付いたこの男の、生きる目的に私がなれないものなのか? 
『マエストロ』は唐突に浮かんだ考えを慌てて強く笑い飛ばした。私は『イェーガー』にとって過去だ。私を守り通した事は、
栄光に満ちた過去なのだ。そんな事を言い出して拒絶されるよりは…こうして近くに居られる方を私は敢えて選ぼう。
それが一番賢い、自立した女の戦術なのだ。『マエストロ』は両手で缶を握り締め、『イェーガー』の胸に飛び込んで
小娘のように泣き叫びたい衝動を必死に殺していた。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/01(水) 01:27:49 ID:9Zu3RWuH<> 投下終了。
全ての設定はエロのために! エロ要員のキーワードは…『改良』です。オヤスミナサイ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 03:14:32 ID:1IryvWyF<> なんかこう・・・
舐めてかかってたら本格的にしてやられた感じがした
ここまでやったらお願いだからストーリー的に無理のないHをたのむわ

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 05:38:35 ID:LWv5L/Ly<> むしろエロ無くていいじゃんと思えてきた <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 06:53:32 ID:DZDwBAGB<> 「エロ無くていい」の一言がスレの衰退を招く <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 07:26:55 ID:TnhXZsGN<> エロがあったほうがいいこともあるが、不自然なエロは作品の質を低下させるだろうがー。
書き手さんには頑張って欲しいが、読み手である俺たちが無茶な要求するのもどうかと思うぞー。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 12:11:16 ID:e9pYSImx<> 俺はむしろこれに入ってくるエロはどんなものだろうとワクテカしてる <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 15:47:39 ID:oZU0X9BK<> むしろアンドロイド好きにはハァハァするエロ描写ばかりなのだが
319 ◆lHiWUhvoBo氏の作品にあと足りないのは行為と本番のみ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 16:22:37 ID:XUyYKPdO<> >>715

彼の力量をおもんばかるに、その心配はないと思う。
ちゃんと、エロにつながる伏線引いてあるし。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 16:44:39 ID:vCSVcDUy<> 例えばエロフラグはどこらへん?

いまのところキャラ萌え度は
キティ≧エイミー>イェーガー部下≫ドロイドと人間の越えられない壁≫マエストロ
の順だな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 19:48:55 ID:zrRN6NU1<> 認識番号SJ289306Mがかなりのパワーを持った萌えキャラなのは無視か? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 23:12:54 ID:yg11G2z5<> >>719
戦闘用ドロイドにあそこが無いのとそれ見て怒ってる人がいるとこ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 23:25:01 ID:BiNZ+vO3<> 戦闘用ドロイドにあそこが無い
って考えられない大欠陥だな
仕様を決めた奴は軍法会議で死刑だ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/01(水) 23:43:44 ID:cw+5sobc<> 諜報用じゃないなら、なくても問題ないのでわ。

慰安用兼用機が四六時中そばに居たら、それはそれで風紀上問題多そうだし。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/02(木) 00:28:21 ID:B2DODhfJ<> 感情があるのにアソコがないドロイド=愛してるがドロイドがしたいのにできない=切なさMAX
なけるぜ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/02(木) 15:45:21 ID:4QB3Q68F<> そこで>>611ですよw <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/08/02(木) 20:16:26 ID:du47U0tz<> どうやって予算通すんだろう

初期の設計どおりにした方が安く上がったなんてオチが待ってたらどうするんだろう <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/02(木) 21:38:54 ID:WMdjO3GD<> きっと手抜きで安く上げた予算を当事者同士でぱくったんだろう
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/02(木) 21:40:39 ID:WMdjO3GD<> まちがえた ×予算 ○金 な <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/03(金) 02:19:19 ID:ZE6ZDAv1<> 同じ予算の中で自分たちが儲かるように設計変更するってのはありそうだな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/03(金) 03:14:37 ID:nxDeD0u5<> その出会いは、偶然だった。

日々を何の目的も無く過ごしている主人公。
そんな彼が、街中で出会ったのは一人の少女。

「私、独立型生活支援アンドロイド、LIN−Dです!」

アンドロイド。
この時代では一般的になった、世界企業Sの開発した、
人型の生活支援機器。

人と、機械。
それはそう、本来ならば芽生えるはずの無かったはずの感情。

「貴方の顔が何度も、何度もメモリー領域から呼び出されて…
 CPUがどんどん熱くなって…故障…しちゃったんでしょうか?」

二人はやがて惹かれあい、そして、その想いを育んで行く。

だが、幸せは長く続きはしなかった。

そう……。
アンドロイドである彼女はS社が秘密裏に内蔵したタイマーにより、
保障期間が切れるとその活動を停止してしまうのだ……

「仕方…ない事なんです。最初から、決まってたことだから…」

刻一刻と迫る保障期間のカウントダウン。
主人公と彼女はその限りある時の中で、
いかなる時を過ごすのだろうか―――

「もし…ワタシが…ずっと動かなくなっても…好きで、いてくれますか?」


Windows Bisco専用 18禁恋愛シミュレーション。

T.I.M.E 〜Song of Natural You 〜

20007年。別れの時は、迫る―――。

******
ソニータイマーネタを見ていたらその場の勢いで思いついてやった。
ネタになれば何でも良かった、反省はしていない。
そう――今も <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/03(金) 05:38:55 ID:ZE6ZDAv1<> あれ、こんなところにミソッカスがいるとは <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/03(金) 21:26:54 ID:9rfFecUK<> スンマセン、新参者でございます。先だっての連日のエロ薄もの投下を恥じる奴であります。
レス累計401.29KBの現在、今スレ中に現在作成中の奴を納めるよう努力いたします。
で、エロシーン練りこみのため遅れます。エロが無ければスレに投下する意味がありません。

鋭意、頑張ります。…人間同士ならば楽なんだがなぁ…と愚痴って、退席します。以上です。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/03(金) 21:49:12 ID:zNEEBul/<> 自分のなかでスイッチが切り替われば世界が広がるよw
期待してます <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 01:53:18 ID:VYSPzEJ0<> 映画ブレードランナーのエロパロは、このスレ的にOKかい? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 02:21:29 ID:wNQg1fEh<> レプリカントかぁ。OKじゃね?

なにせ,原作からして「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」だし

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 02:30:47 ID:VYSPzEJ0<> じゃあ、デッカードとレイチェルのラブラブ逃避行なんかも
おっけってことかい?

・・・二人ともレプリカンとなんだがな・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 02:59:47 ID:7uz2rPFc<> それネタ元にするんなら
少なくともエロに特化しない読ませるものを頼む
真面目にやんないとすべるぞ
そんだけ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 04:17:13 ID:6bh9T3XI<> 亀だが今週のサンデーみて此処を思い出さなかった椰子はいないはず <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 10:01:45 ID:dx59618z<> >>736

>・・・二人ともレプリカンとなんだがな・・・

mjsk!
まともに見てないから知らんかったorz <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 11:22:07 ID:G4k3wZqZ<> ロボ娘と添い遂げる決心をした男が、自分の記憶をロボ男の身体に移植する…あれ、どこかでこんな話、あったような。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 11:50:41 ID:NwNnsp+d<> >>740
人間女性相手なら山ほどあるけどロボ娘相手はあんまりないのかな?
最近読んだのでは、「パーム」の伸たまきの文庫にあったのが女房のためにロボットを作るパターンだったか。

>>739
「レプリカント」の語源は「レプラコーン」?
ロボスレじゃなくて妖精スレ(ってあるのか知らんが)向けになったりして(ぉぃ

ところでこのスレ的には少々古くて恐縮だがPSOのHucaseal(アンドロイド)はありなんだろうか。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 12:50:14 ID:q5BAc/Wc<> >>741

>「レプリカント」の語源は「レプラコーン」?
ふつうに「レプリカ」だろう常考 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 14:54:06 ID:rUaAJc6K<> その斜め上思考を創作に活かすんだ!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 16:35:30 ID:dx59618z<> 斜め上ではない

斜め前だ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 18:57:46 ID:lEXgtdzC<> 動力源に妖精さんのロボ娘と申したか。ラノベ板住人的にはこんな妄想が思い浮かんだ。

「…理解不能、思考パターンにノイズ発生」
「動力源AIE(アナザーインテリジェンスエンジン)に影響」
「違うとは? 私のこの思考は、0と1の羅列の結果に過ぎない」
「壊れているのです、私は」
「私は、妖精の意思にひきずられていただけ?」
「誇っていいのですか、私に、心があると」

最初はもうがっちがちにロボ。だけど、動力源に封入されている妖精の影響をモロに受けて、徐々に感情の芽生えが。
でも、本来はAIにすぎない自分。(そもそも悩むという思考の時点でおかしいが)思い悩むロボ娘。
妖精とは言っても、ロボ娘に封入されているのは自我の希薄な低位階の存在。
融合し、旧式のボディは徐々に人間のように変化していく。
魂と共に、作られたとはいえ意思が人型のボディに揃ったという条件が、ロボ娘に進化を促した。

…こんな物語、どこかに無い? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 18:58:54 ID:5TCPC1vK<> >PSOのHucaseal(アンドロイド)はありなんだろうか
ありなんじゃないかな?
一応人肌っぽい顔パーツとか有ったし
一瞬RAcasealと勘違いして
シノ・ミヤマを思い出したぜ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 19:26:43 ID:dx59618z<> >>745

萌える

しかし、長編になりそうだな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 19:33:58 ID:pUwh7nEA<> >>741
「カインドマシン」ですね。
あのロボさんは余命幾ばくもない創造主さんから
「彼女を頼む、自分の代わりに護ってやってくれ」
と言い聞かされて(?)いただけで記憶や人格は受け継いでないようですが。
ただインプットされた知識は彼女の趣味嗜好の類を完璧におさえていたようで、
一見奥さんほったらかしに見えていた、亡くなった旦那さんの愛情深さが伺えましたが。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 20:14:52 ID:rUaAJc6K<> 精霊とロボットはわりと相性がいいように思う。古くは混沌世界ボルドーや魔装機神、バリエーションでデモンベイン、
最近だとksdmの失格妖精もこの類かもしらん。
最新鋭の精密な駆体に封じられた神秘存在っつーのは調理しだいで凄いごちそうに化けそうではある。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 20:49:18 ID:+mJjIv/d<> でもそのごちそうが
「おーれはっ、なーみだをながさないっ、だだっだーっ!」
とか唄い出したら号泣必至w <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/04(土) 21:40:53 ID:rUaAJc6K<> なるほど。かつての敬愛すべき完璧精霊の頃を知ってる主人公と、封入以来すっかりロボサイドに
引きずり込まれちゃった精霊ロボ娘のコメディもありだな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/05(日) 00:33:02 ID:YvpldLPJ<> そろそろ熱帯夜とか多い季節。クーラー無い部屋で、竹シーツをネタに思いついた。

「あぢぃ、なあなあ、お前さ、体温調整とかできんだろ」
「可能ですけど、やはり暑いのですか?」
「そりゃまあな。お前買ったから、エアコン買う金無くなったし」
「む、無計画な…わかりました。これでどうですか?」
「おお、少しひんやりってのがいいね。なんていうか、ちょっとだけ冷たいシーツに触れてるよーな」
「明日も仕事ですよね? 就寝を提案します」
「ほいほい。んじゃ寝るかね」

夜中、こそこそと起き上がるロボ娘。

「…ん…どした?」
「申し訳ありません…布団が濡れないよう、冷却で結露したのを外装から集めてると、その…」
「なるほど。さて、一つ質問…その廃水は無害か?」
「は? え、ええ、法定基準に合わせてフィルタリングしてますけど…まさか!?」
「そのまさかだ。暑かったからここんとこ色々ご無沙汰だしな」
「だ、だだ、だめです、通常排出装置に溜めた場合は下から…」
「無害なんだしいいじゃん、丁度喉渇いてたし。排出口の位置はっと…」
「あう!そんなに刺激すると、バルブが開放モードに、ああっ!」

…脳がイカれてるな俺。さて寝るか。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/05(日) 02:17:10 ID:97c7kA/R<> 大丈夫だ。それぐらいならまだせいzy(ry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/05(日) 03:10:38 ID:cL2jOrAY<> >>740
前スレか前々スレのネタで似たようなのがあったような...
あれ?こんなじかんにだれdあqwせdrftgyふじこlp;@:「」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/05(日) 03:25:38 ID:1MCMWVZ0<> >>752アナザー

「……排水タンク残容量・5%を切りました……さすがにそろそろ排出が必要ですね」
「……むにゃ……」
「マスターを起こさないように……と(むくり)」
「ぐー」
「はうっ!?ネグリジェの端っこ掴まれてる!?」
「すかー」
「ちょ、マスター、離して、離してくださいって」
「むにゃ……」
「ああっ、だから腕にしがみつかないでっっ!」
「……ロボ娘は……俺の嫁……」
「え……(///)……って、それは嬉しいですけど今はそれどころじゃ、あ・あ・あ・」
「……ぐー」
「す、水圧上昇、排水タンク負荷増大!!バルブが……押し負けますぅ〜〜!!」



…………


「これはまた見事な世界地図ですね、ロボ子さん」
「orz」
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/05(日) 21:22:26 ID:PuN+aEhV<> >>737
なかなか難しいw
浅倉久志調のハヤカワ翻訳文体のエロかw <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/08/07(火) 04:51:02 ID:L92u1xp7<> >>755貯水タンクの容量を10mlにしたくなったじゃまいか。
責任とって放尿プレイSSをry <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/07(火) 09:03:23 ID:Hhol0Xvr<> 「ますたー♪」
「なんだ?」
「呼んでみただけです。ふふっ」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/07(火) 18:06:28 ID:x/tBkSE0<> 「イタズラ好きのメイドロボ」

……とかいたら萌えるかな、ウザイだけかな、どーかな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/07(火) 21:48:05 ID:D9Qosfvk<> 「"Hな"イタズラ好きのメイドロボ」

なら、何の問題もないぜ? <> 某四百二十七
◆mjGnt7G.D2 <>sage<>2007/08/08(水) 02:17:20 ID:/YiDqXJD<> >>760
ノーブラ&ノーパンで何食わぬ顔をしながらマスターに身体をおしつけてみたり、マスターの
目の前でおもいっきりこけてスカートがめくれるメイドロボ…と申したか <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/08(水) 03:03:18 ID:fnYA7aCV<> 「うー、凝ったな。少し揉んでくれるか?」
「では失礼して」
「そこじゃねぇ!」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/08(水) 05:01:03 ID:CWX8CGvg<> >>761胸を押しつけて、アソコをおしつけ、ご主人様の理性が切れてそのままラブラブなセクロスになるという思念を読みとれた気がする。

文才ある人だれか頼んます <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/08(水) 22:43:53 ID:LMMRxbuz<> 「あ て て る ん で す よ」 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:40:22 ID:r5d8zzmn<> エロに至る前置きを、投下します。 <> 319 ◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:43:14 ID:r5d8zzmn<>
 「あの子、どうするの? エイミー…」
 「エイミーか? …まずは集積回路のアップグレード、情報処理速度・演算能力を高めたい。戦闘知識・実技は俺が仕込む」
 「有機体の筋力強化って難しいの。ああ、出来ないって程じゃないから安心して。…飽くまで能力と美観のバランスの問題」
 「女の子だからな。それは仕方無い話さ。必要になったら頼む。それよりも君の護衛担当の、キティの修理の方が先だろう」

 『マエストロ』は内心とは別の事を話題にした。このままでは弱音を吐いて3年前のようにまた『イェーガー』に負担を掛けてしまう。
挙句の果てには抱かれた後の朝に『君はもう大丈夫だ、一人で歩いていける』なんて走り書きのメモを残され、トンズラを決め込まれては
非常に困るのだ。実行されたら今度こそ自分で立ち直れなくなるだろう。みっとも無かろうが難だろうが、今の自分に最後に残された、
空の雲よりも高いプライドを捨てて年増女の執念を思い知らせるためだけに、それこそ地獄の果てまでこの男を追い駆けるに違いない。

 「それ、こんな所で油なんか売ってないで仕事しろって催促? 」
 「なあ…エイミーの画像記録には一体何が映っていたんだ? 」
 「もう! 自分の都合が悪くなったらすぐ他の話題ではぐらかすんだから。これを見て」

 『マエストロ』は自分の携帯情報端末を取り出して『イェーガー』の前でモニターを展開する。アングロサクソン系の50代の男が、
車内で笑顔で微笑み、確かに『エイミー』と唇を動かし呼び掛けている。時折その視界がぶれるのは、エイミーの視界準拠だからだろう。
男の顔に見覚えがあった。半年以上前に来日し、重要な『同盟国』の日本国首相と初顔合わせの『首脳会談』を持った男だった。

 「USのプレジデント…アーヴィン・E・コーンウェル大統領」
 「当たり。ねえ、プレジデントに娘が居るのはご存知かしら? 」
 「名前はエイミー…だな? 」
 「良くできました。当時、不必要な程のUSの公安・治安機関が動いたわ。…では本題に入らせて貰うわ。
  実は大統領の御息女、エイミー・A・コーンウェル嬢はUS本国から一歩も出て居ないのよ。けれども、
  USの現地政府機関には来日を伝えられ、現に来日した。ここまで言えば貴方なら解るわね『イェーガー』? 」
 「その正体は此処に居るエイミー…しかし何故…」  <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:44:06 ID:r5d8zzmn<>
 その後の画像が展開された。バラグラバを被った男達が車内に乱入する様が一瞬だけ映り、視界がブラックアウトする。画像の展開も
ここで終わり、モニターが『マエストロ』の手によって閉じられた。『イェーガー』は己自身の右頬を右手人差し指で一定のリズム間隔
を保ち軽く叩いている。『イェーガー』が思考を展開する癖だ。何か6ヶ月前の出来事に思い当たる節があったのだろう。眉間に寄った
皺が段々と深く刻まれて行き、唇の両端が下がって行く。口を開けば物凄く酷い悪態を吐きそうな顔だ。

 「…ばれたら大スキャンダルだぞ? ドロイドに人権など無いとか平気で言ってる奴等がやりそうな事だ。反体制勢力の内通者を
  焙(あぶ)り出すための囮に使ったな…。そう言えば会談の警備に駆り出された時、かなりの数の死体袋を見たのを覚えてる」
 「で、事は済んでドロイドのエイミーは処分された。ここまでの理解はいいわね? どう? 」
 「ああ、出来てる。…その処分を何かと法規制やら登録番号で足が付く本国では無く、来歴も問わん現地の違法ジャンクヤードに
  任せて作戦終了、か…。典型的な情報機関の遣り口だな…。反吐が出そうだぜ! 糞! 」
 
 『イェーガー』は左掌に右拳を勢い良く叩きつけた。パァン! と肉を打つ音が決して狭くは無い廊下の端から端まで響き渡る。
『マエストロ』はやや温くなったソフトドリンクを一気に喉へ流し込む。チラ、と『イェーガー』がその様子を羨ましげに見やる。
 
 「コーンウェル大統領は、あの国、USでは珍しくも無いドロイド排斥派。そんな人がもし事の真相を知ってしまったら? 」
 「当然、激怒するな。あと、娘そっくりの有機型ドロイドを必ずチリも残さず破棄しろと言い出すだろうよ。何せ州知事時代、
  有効雇用を生むためだけにドロイド導入制限州法を施行した実績まであるタカ派だからな…。因果なモンだぜ、全く…」
 「あ。一口、どう? 欲しいんでしょう? 」
 
 『イェーガー』が頷くと、『マエストロ』はニンマリとして缶を振って見せる。水音が全く出なかったのは、全部飲み干した証拠だろう。
『イェーガー』は右眉を上げ、コートの内側からミネラルウォーターの500mlのPETボトルを出し、口を付けてから一息で中身を空にした。

 「用意のイイ事。ねえ…水ぐらいゆっくり飲んだら? 」
 「水分補給に時間を掛けられない職業だったんでね。何事も時間に追われてたが、今は時間が余って手持ち無沙汰で困ってる」
 「気楽なものね…。さあ、休憩終わり、っと! お言葉通りキティから仕上げさせて貰うわ。ところで…住居の手配は済んでいるの? 」
 「ん? 職業柄、野営には慣れてる。戦場よりこの街の方がまだ治安がいいし、今日はどこかの路地裏で寝るさ」
 「…そこにドロイド持込修理に来たマスター用の客間があるから、エイミーの作業が仕上がるまで好きに使って頂戴、『お客様』」

 『マエストロ』は『イェーガー』の隣のドアを親指で指して、空き缶を『イェーガー』に渡し、そのまま作業室へと戻っていった。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:45:13 ID:r5d8zzmn<>
 『おかえりなさぁい! お外でマスターはちゃんといい子にしてましたか? 『マエストロ』? 』
 「エイミー、『イェーガー』から生体集積回路の一部積み替えと、脊椎内記憶演算機構のバージョンアップを依頼されたから、ポッドに戻って
  機能停止しなさい。…くれぐれも自分で勝手に覚醒しないように。いいわね? 聞けないんだったら駆動系を除去して処置完了。どう? 」
 『…え〜と…。機能停止と言われましてもぉ…そのぉ…構造上ちょっと…。手や足をぽいぽい、って外されるの…わたしとっても嫌なんですけ…」

 ミシリ、と空気中の水分が瞬時に氷結したような音がした、とエイミーは感じた。『マエストロ』の冷ややかな視線を正面から受けてしまったのだ。
シャッターと為るべき目蓋が無い『素体』の今、視線を遮る事は出来なかった。名状し難き沈黙が流れる。『マエストロ』が携帯式ガン型電動ドリルを
手に取り、エイミーの前でトリガーを引いて見せる。ギュィィィィィィィン! と剣呑な唸りを上げて1cm径のドリルが回る。右唇の端を吊り上げて
『マエストロ』が笑う。その意味深な笑みを見た『素体』のままのエイミーが胸の前で拳を握り合わせ、脅えた素振りを見せた。

 『はわわわわわわわわ…! お、お言葉に従いますぅ…』
 「機能停止が出来ないのならポッドを外部シールドを下ろして密閉状態にして置くわ。大人しくしてなさいね、エイミー」
 『はぁ〜い…おとなしく、してま〜す…。(グスン)』
 
 エイミーがしぶしぶポッドに戻ると、『マエストロ』が各種ケーブル、チューブを接続。ポッドを密閉し、培養液を充填してからかなり頑丈そうな
外部シールドを引き降ろし、ロックした。それから「よっしゃあ!」とばかりにカラテの正拳突きのジェスチャーをして、首だけになったキティに
ニッコリと微笑んでみせる。キティはあからさまに怪訝そうな表情を見せていた。明らかに現在の『マエストロ』のテンションは、焦燥の色を明らかに
見せていた先程の比では無い。端的に言えば、浮かれている。初対面の時に抱いた冷静なイメージからあまりにも懸け離れている。

 『いったい今から何をしようとしているんだ? あいつ…エイミーをわざわざ閉じ込めたりして』
 「戦う事しか知らない貴女に、『とてもいい事』を教えてあげようかなぁって言う慈善事業よ」
 『…? 慈善事業、だと? 』
 「わっかるかなぁ〜? わっかんないだろうなぁ〜? うふ、ウフフフフフフフ…」
 『よ、よせ! なんか、なんかやだ! やめ…』

 喚き散らそうとするキティの首に繋がった解析装置の端末を『マエストロ』は操作し、キティの『意識』を狩った。キティは「ろ」と口を開けたまま
ガクン、と停止してしまう。鼻歌を唄いながら『マエストロ』は作業室の棚を漁る。目的のものを探し出した『マエストロ』が手に持っていたのは、
軍用の2足歩行ドロイド用小型バランサーだ。次に整備ベッドの端末を操作し、倉庫のパーツリストを呼び出し軽く頷く。目的のパーツは揃っていた。
着色済み乳化フロロカーボン、高級表皮組織、感覚伝達系擬似神経繊維、そして一番大切な肝心要のパーツ等…。偶然にも全てが揃っていた。いける。

 「さあ、お姉さんが女の子に『戻してあげる』。覚悟なさぁ〜い? こ・ね・こ・ちゃん」

 『マエストロ』はゴーグルを装備し、防塵マスクを装着する。そして高周波メスをキティの胴体の下腹に滑らせた。US戦闘用ドロイドの擬似血液である、
特有の白い組織液が溢れ出る。…全行程の作業終了時間は4時間後を予定していた。…『イェーガー』が眠りに就かないうちに仕上げねばならない。
改造成ったキティを見た『イェーガー』の示すだろう反応を想像すると、涌き上がる悪戯心が停められなかった。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:46:37 ID:r5d8zzmn<> 『イェーガー』の左手首にある、腕時計型をした簡易通信デバイスのデジタル数字が22:30:32を示していた。ダブルベッドの上に胡坐を掻いて、
拡げ、今では骨董品としてプレミアまで付くと言う噂の火薬カートリッジ式ハンドガンを分解しクリーニングしていた。駐屯地を出て、この街に着いてから
真っ先に手に入れた『相棒』だ。デカイのが欲しい、と言ったら、店主の爺さんがまじまじと人相定めをして深く頷いてから店の神棚から下ろして来た
シロモノだった。握った途端、今までに持ったどんな銃器よりもしっくりとグリップが手に馴染んだ。火薬式だと聞いて、銃弾も出して貰い、マガジンに
装填し終えたその時に強盗が入って来た。思わず向けて撃ったら、臓物を撒き散らしてくたばってくれた。レーザーガン用のボディーアーマーを引き裂く
その威力に惚れ込み、値を聞くと…USダラーで119800だ。木箱には$1198としっかり書かれていたのだが、爺さんは死体を指してニヤリと笑い、

 『見たろあの威力を? あと弾丸5箱と予備マガジン6本もつけるが。いい買い物だぜ兄さん? 』

 と言った。惚れ込んだ弱みで、値切るなんて野暮はしなかった。爺さんにフィールド・ストリッピングを学び、原始的なサイトの調整方法も教わった。
整備用・潤滑用オイルもこの街ではなんとか手に入る事を聞き、ガッチリと握手をして別れた。妙に気に入られたらしく、困った事があればまた来なよと
わざわざ店を出るまで見送られた。装弾数はマガジンに7発、チェンバーに1発の計8発。わざわざ専用ホルスターまで出してきて、また吹っかけられて
買ったのも好意を持たれた原因の一つに違いない。表面をマット処理された、黒い金属製の銃。軍に居た頃の銃は同じく黒いのだが、高分子ポリマー製の
エナジーガンで、これに比べれば味気なさ過ぎた。この銃は100年前の遺物。スウェーデン・ハクスバーナ社設計、製造は嫉妬する神ヤハウェを今も
崇めるイスラエル。口径は50AE(アクション・エクスプレス)。その名はDESERT EAGLE、砂漠の鷲(わし)。かつては最強の拳銃と謳われた威力を誇った
火薬式のマグナム・オートマティック・ハンドガン。…過去の遺物だ。今時のハンドガンはエナジーパックで全てレーザー化されている。

 『譲るにはお願いが一つあるのさ、兄さん。…悪いがコイツを『マギー』と呼んでやってくれ。それだけだ』

 店主の妙な注文に黙って頷いたのも好感度を上げる原因だったのだろう。嘗ては『マギー』も、若い頃のこの店主と共に死線を潜り抜けたのかも知れない。
人は老いて行く。だが、道具は壊されない限り、磨耗しない限りその姿を保ち続ける。嘗(かつ)て最強を謳われた『人間の』突撃歩兵が持つ、同じく過去に
最強を謳われた遺物である『マギー』。運命とは皮肉なものだ。思考が展開されてはいるが、両手はハンドガンをアセンブルし終える。マガジンを叩き込み、
スライドを引いている。簡易通信デバイスのデジタル表示は22:32:35を示していた。…もう少し修練が必要だ。そう『イェーガー』が思い、拳銃を
もう一度分解しようとした時にドアがノックされた。弾薬は装填済み。何時でも撃てる。だがここは『マエストロ』の住処だ。紳士的に対応しなければなるまい
と『イェーガー』は判断した。すぐにハンドガンをホルスターに戻し、ロングコートを纏った。すぐにドアの正面に立たず、足音を立てずに蝶番側に回り込む。

 「誰か…居ないのか? 」
 「…何の用だ? まず名乗れ」
 「! 私だ…貴様が捕虜にしたキティ・アレン。なあ…? 入って…いいか? 」
 「鍵は掛けていない。入っていい。そのままドアを開けろ」

 最初に攻撃を仕掛けて来た時と比べ、随分と雰囲気が違って見えた。カッパーブロンドのショートヘアーにやや濃い色の眉、グリーンの猫を思わせる、目尻が
吊り気味の大きな眼はそのままだ。…黒のタンクトップに、隠された中身が見えそうな長さのデニムスカート姿は見かけ通りの歳相応の少女の印象を与えるのに
成功していた。アサルトベストとボディースーツを着ていないだけだが、仮にもこのキティは戦闘用ドロイドだ。武器を隠している恐れがある。『イェーガー』は
警戒しながら近づき、ボディチェックを開始する事にした。まずは右腕を取ろうと近寄ると、ハッと顔を背けたキティの目元が赤くなるのを確認する。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:49:38 ID:r5d8zzmn<>
 「ちょっと待て。…オマエ、戦闘用ドロイド…だよな? 」
 「…ああ。自分でも戦闘用ドロイドのつもりなのだが…」
 「…何だぁ? まあいい、調べさせてもらうぞ」

 『イェーガー』はキティの言葉に引っ掛かるものを感じながら、相手の右腕を後ろに捩(ね)じ上げ壁に押し付け、武器を所持していないか、体を弄(まさぐ)った。
『イェーガー』の武骨な右手指が、可憐な少女の形をしたキティの身体の上を隈(くま)なく撫で回して行く。超微細震動ナイフ等の凶器を示す固さは無い。だが…
戦闘用ドロイドの反応にしては様子が限りなく『妙』だった。タンクトップの上からでも目視で判るほど、双乳の頂上を示す突起が…勃起していたのだ。それに何故か
呼吸も荒い。大体、呼吸の必要などさらさら無い戦闘用ドロイドが荒い息を吐くなど想像の外だ。荒い息と言うより…色気のある『熱い吐息』だ。ボディチェックを続ける。
次は下半身だ。大きく股を開かせる。顔に血液の凝集反応…興奮の朱が散っていた。『イェーガー』は大きな違和感が心に生じてくるのをようやく自覚した。何かが、違う。

 「んっ…あっ…はぁん…やぁだぁ…もっと…やさしくぅ…」
 「…上半身には武器は無い…無いんだが…! おい、オマエ! 『マエストロ』に何をされたんだ? 」 
 「知らない…知らない! カラダが、カラダが…おかしくなってくるっ…どうにか…どうにかしてくれっ…!」
 「!?」

 キティのデニムスカートを捲り上げた途端、『イェーガー』の目はその部分に釘付けになってしまった。戦闘用ドロイドには存在するはずが無いシロモノが存在していた。
ボディチェックの為に足を開かせていたため、その表面のぬめりが室内灯を反射し濡れ光っていた。妖しくも美しい、女性だけが持つ生命の生まれ出ずる門が、キティの
股間のスペース、恐らく何も存在しなかったであろう部分に穿たれていた。誘うように腰をグラインドさせるキティの腕とスカートを慌てて『イェーガー』は戻し、そのまま
ベッドへと座らせた。『イェーガー』は頭を強く振り、見たものを忘れようと努力する。表情が変わっても顔色が変わる事の無いはずの戦闘用ドロイドが、今では外見相応の
少女そのままの初々しい反応を見せていた。時折『イェーガー』の顔をチラッ、チラッと横目で盗み見て、手持ち無沙汰に両手の指を組み合わせたり、自分で自分を抱きしめ、
俯いてイヤイヤッ、として見せたりする。プログラムで指示・命令された反応では無い。急に感覚伝達器官が増えて戸惑っているだけだ。深呼吸を数回行い、『イェーガー』は
まず自分の本能を落ち着かせる。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:52:10 ID:r5d8zzmn<>  
 「…落ち着けるか? 」
 「だめだ…ミスフィード…。全然調整コマンドが効かない…」
 「ええとな…キティ。黙って自分のスカートの中身を見ろ。そしてその存在を理解し、受け入れ、納得しろ」
 「!! い、嫌だ…出来ない…怖いから…っ!!」
 「衝撃は確認出来たな? いいから落ち着け。俺の言ったことが理解できたなら実施しろ」 

 加減してキティの頬を張ってから、場違いにも、ぱんつぐらい穿かせてやればいいのに、とふと『イェーガー』は思ってしまう。『マエストロ』は意図的に席を外したのだ。
それからオートタイマーで覚醒させたキティの着替えのみを用意し、何も知識も与えずそのまま放って置いたのだろう。頭で理解させるよりもカラダで理解させた方が早い。
だがこうなる事を想像して…? そこまで考えた『イェーガー』の思考は唐突に中断を余儀なくされた。

 「い…嫌あああああああああああああああああっ! 何か、何かへんなのがついてるぅぅぅぅぅぅ?! 」
 「…やけに可愛い声を出すじゃ無いか、子猫ちゃん? そう、それが人間と一部ドロイドの女についてる器官さ。…おめでとう。赤飯炊くか? 」
 「こんなの…こんなのって…ひど…酷い…無断でこんなの取り付けるなんて…いくら捕虜だからって…こんなのっ…こんなのぉっ! 」
 「泣くな泣くな泣くなっ! …おーちーつーけったらっ! 俺がしばらく傍に居てやるから…落ち着け。いいな?」
 「わかった…やって…みる…」

 『イェーガー』はキティの隣に座り、ショートヘアをわしゃわしゃと大きな手で撫でてやる。『マエストロ』のこのキティに対する行為は純然たる好意から出たものだろう。
しかしキティは『戦闘用ドロイド』たる自分に誇りを抱いて必死になって存在して来たのだ。そんなドロイドに性器を強制装備させるのは言わば強姦、レイプに等しい行為だ。
元々組織・器官・関節・神経異常を痛覚で知らせるだけだった感覚器官が、これまで経験した事の無い感覚を、頭脳の情報処理中枢に絶え間無く伝えて来るのだろう。スレッド
処理が追いつかないだけなのだ。『イェーガ』は任務中に身体の一部を失い、一時的に感覚を遮断した部下のドロイドの例からそう判断していた。身体の修理が成って感覚を
『復活させた』時、同じ様に感覚の違和感から不安に襲われていたのを宥めた事を懐かしく思い出す。確かあの時は膝枕までねだられたな…。『イェーガー』はキティの頭を
撫でるのを止め、今度は背中を優しくさする。 <> 319
◆lHiWUhvoBo <>sage<>2007/08/09(木) 21:53:10 ID:r5d8zzmn<> 投下終了。次がやっとエロです。一部改行失敗して済みません。では、また。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 00:13:46 ID:y79CfUNe<> いかん、ニヤニヤが止まらない。GJ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 01:14:49 ID:fLodAxad<> この展開でやっとわかった
これは>>623に至る経緯だな <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/08/10(金) 05:36:19 ID:T3u2U/DN<> >>772GJ!!
そして>>772のSSに誘発されて、戦闘用セクサロイドを作りたくなった。


まずは・・・人工知能と人工皮膚だな。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 11:01:26 ID:SKZPl2RO<> 戦闘用がベースかセクサロイドがベースかで好みが分かれると思う。

・戦闘用    ・・・つるぺた。性格が犬タイプ。
・セクサロイド ・・・ボンきゅっポンのばいんばいーん。性格が猫タイプ。

<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 17:00:58 ID:IEdLAOTp<> 戦闘用でおっぱいミサイルを考えないとは…。

「ハカセ、これはちょっと…」
「軽装甲目標用のHESH弾頭だ。高速弾だし。MBTには効果無いからきをつけろよ」
「いやそういう問題じゃなくて」
「エア射出後にブースターからサステナーに以降する。ボディに対する噴射ダメージは無いはずだ」
「そ・う・じゃ・な・く・て! 内蔵型AoAのSMGでもいいのに、なんで大型目標用の火器をつけるんですか!」
「おっぱいミサイルは男の浪漫だ。なんならチクビームのユニットに変更しようか? 既にあるぞ?」
「み、ミサイルでいいです…」

「交換ユニットは色々あるからな。通常生活用の防護防弾防爆型、乳幼児育児用もあるぞ」
「…なんで胸部をマルチパーパスサイロにしたのか、よくわかりました…って、育児型!?」
「粉ミルクと飲料水をセットすると、内部で生成、適温にできる優れものだ。消毒、メンテも簡単」
「誰に飲ませるんですか。ハカセ、独身じゃ…って、早速交換しないでください!」
「んー、企業でドロイド用に小型化の依頼があってな。一応成功ってことでロイヤリティもらっとる」

「確かに交換ユニット型でこのサイズは凄いとは思いますけど…あれ? ポンプなんて取り出して何を?」
「人工皮膚からの出力量のテストがまだなんでな。赤子の吸引量や最大耐久のテストを…」
「いや、いやぁ!  ちょっと、なんですかその…あう!? この人の口みたいに動、くっ!」
「吸い方パターンの感覚器テストだ。単に吸って出るよりリアルだろ。がんばれ?」
「だめっ、ハカセ! これセクサロイド用のニューロワイヤー認証っ! 伝達データが多す…ああうっ!」
「あ、悪い。丁度良いパーツ無かったから流用した。やっぱフィルタ…コストからしてあっちに…ブツブツ」
「考え込んでないで止めて、止めてくださいぃ! ああああっ!」

すまん、来月発売のゲームでターンエーが出てくるのとMGのターンエーを買ったんだが、
どういうわけかこんな妄想が浮かんできたんだ。多分、無駄に技術を注ぎ込んだ牛フィギュアの影響だろう。
何考えてんだ俺。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 18:48:05 ID:/4TjCanY<> 場の空気はしっかりと読むものだと真剣に思いました
終わりの数行の日記帳がなければネタとして通用したよ
惜しかったね <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 19:02:22 ID:X9UBRIOr<> >>778>>777のロボ子の手によって断罪されるべきだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 19:12:04 ID:UX4XH2Hy<> だが、778の言う事は真実である。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 19:29:29 ID:EFynZxvY<> いや、このぐらいの個人語りは認めてもいいだろう

ただ、あとがきとしてスレを分けるべきだったな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/10(金) 20:32:54 ID:suPPwYxu<> >>772GJ! 
>>772がどこのスレから誘導されたかは知らんけど、誘導した奴に感謝したい。 <> 752<>sage<>2007/08/11(土) 00:53:46 ID:Y8PuW5La<> 想像力が無いので妄想の出元を書いたのですが、>>777は流石に蛇足が過ぎました。
すまんとです、住人の方々…。
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/11(土) 01:29:52 ID:36dMs7KA<> どんまい <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/11(土) 06:15:44 ID:wLH/xI7y<> このスレは平和だねぇ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/11(土) 09:47:20 ID:XHG5lodw<> まあ2chである事だからして煽りは当然あるものと思っておく。
ロボ娘ネタで萌えさせる意気込みこそが正義。妄想が降りてきたら書き込むべし。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/13(月) 03:01:09 ID:ch+qNJqR<> 先生・・・エロシーン一歩手前でおあずけは・・・辛いです <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/08/13(月) 04:20:47 ID:iTVN28j2<> 保守 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 10:53:23 ID:0aDuJQt/<> 『おはようございます旦那様、コーヒーをお持ちしましたv』
『あなたの生活をサポートする最新テクノロジー、アサカタイプ2557コハル
三原則と倫理回路によって、本当にあなたを慕うAI
我々が造るのは未来です』
アサカ社のCM
立体テレビに映る愛くるしいメイドロボの下にはアドレスと『特殊仕様へのカスタマイズは別途料金がかかります』の注意書き
アサカ社の新製品は男達の夜の欲求を満たし得る最高傑作と謳われ、現に売り上げ台数は既存製品を遥かに超えていた

だが、俺には……… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 11:05:49 ID:0aDuJQt/<> 「コーヒーできたぞ、飲みやがれ」
電気炊飯器が…じゃなくて、電気炊飯器のような形状の、アームとキャタピラを備えたメイドロイドが、声だけは萌える女子の声でモーニングコーヒーを運んでくる
キュラキュラ…ウィーン…
「飲んだらさっさと会社に行け、弁当は作ってある」「…」
「?なんだ主人、いい加減私をメンテナンスに持っていく気になったか?」
俺の溜息等意に関さない、旧型メイドロイド、アサカタイプ1005チエ…
そう、俺には彼女がいる……
だから…………新品を買うだけの経済的余裕がない! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 11:13:20 ID:pzg+Ex1z<> >>789

ロボ子「ワッフルの無限ループを提案します」 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 11:21:09 ID:0aDuJQt/<> これでも彼女…チエは、買った当初はもう少し媚びた台詞をはいてくれた物だ
『ご主人様、朝食のお時間です』
『行ってらっしゃいませご主人様』
形状はどうあれ、有名声優が入れた声で慕われるのは悪くなかった
しかし、アサカ社の有料メンテナンスを怠った彼女のAIは今や、人間との生活に伴う不条理と三原則との矛盾によって生じたカオスに陥り
劣化し放題、荒れ放題、家事をしてくれるだけマシだが、私を見下し、蔑み、汚い言葉で罵る事さえある <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 11:37:51 ID:0aDuJQt/<> 「何をしている主人、さっさと着替えて仕事に行け
そしてその蟲の湧いた脳みそに少しでも私を労う気があるなら、風俗に回す分の少しを裂いて天然オイルとウイルス駆逐ソフトの最新verを買ってこい」
うぃーーーん、ズゴゴゴチュインチュイン
チエは非ヒューマノイド型のボディから最長30m伸びるロボットアーム4本と、本体下に備えられた強力な吸気機で
部屋掃除と食器洗いと洗濯と植木の世話を“全て同時に”始めた


「………」
萌えない、はっきり言って萌えない
PCや携帯が半年で型落ちするのはよくある事だが、これでは詐欺だ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 11:49:38 ID:0aDuJQt/<> 「おはようサエキさん」
ムカつく笑顔で声をかけてきたのはお隣りに済む老人、タナカさんだ
「おはようタナカさん」
「ほれコハル、お隣りに挨拶せんか」
「コハル?」
聞き覚えのある名前を呼ばれ、オドオドしながら現れたメイドロイドは、例の新製品コハルだ
このエロジジィ、昨夜は何か運び込んでると思ったらそういう事か
「は、はじめまして…よろしくお願いします!」
成る程こいつが新製品、生で見ればその違いがわかる程萌え所を押さえている
「婆さんの遺産で買うたんじゃよウシシ」
うるせー自慢すんなジジィ殺すぞ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 12:02:37 ID:0aDuJQt/<> 続きはまた今度


次回は炊飯器型メイドロイドチエさんとのワクワクドキドキ生活
ドジっ娘メイドセクサロイドコハルちゃんの恥ずかしい秘密
ツンデレチエさんコハルちゃんにヤキモチ?

の三本で <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 16:06:00 ID:zR8WU8H/<> ちょっと俺炊飯器に萌えてくるノシ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/14(火) 18:17:09 ID:0aDuJQt/<> ちょwwwおまwwww <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 01:15:17 ID:xcSFSAm2<> これは期待せざるをえない <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/08/15(水) 03:21:21 ID:thLtn+NQ<> なんという神妄想wwwGJ!!!




ちょっくら炊飯器メチャメチャに改造してくらぁ <> 789<>sage<>2007/08/15(水) 11:03:23 ID:c+nWsN8l<> 「お隣さん、コハル買ったそうだ」
仕事から帰ってさっそくチエに話してみた
彼女は携帯電話の充電スタンドをまんま巨大化したような充電器でチャージ中で、その様は便器に饅頭が座ってるようにしか見えない
「…アサカの新商品か、モーニングコーヒーからオマ○コまで何でもするセクサロイドだろう?」
有名声優の超萌えボイスで身も蓋もない事をいう炊飯…もといメイドロボは、4本あるロボットアームを伸ばし、器用に俺の背広をハンガーにかける
「私だってオプションの人工性器つければ、掃除洗濯食器洗い植木の世話とオ○ンコ全部同時に世話してやる」
電気炊飯器に突っ込む自分を想像し、それだけはかんべんしてほしいと思った
「が、貴様にそんな甲斐性があるならまず私をメンテナンスに連れていけ、そうすれば喋り方くらいは矯正できるだろう『ごしゅじんさまぁ〜』ってな」
三原則の第三条『自身と自己の維持』によって、全てのAIは定期的なメンテナンスを望むよう“傾向付け”られている
しかし第三条には『第一条及び第二条に反しない限り』という制約が着いているため、有料サービスである定期メンテナンスは主人の許可がなければ受けられない
彼女がこんな偏屈になってしまったのは、きっとそのジレンマのせいだろう
AIの定期メンテナンス月額4万円という額は、今の俺の収入からすると少々痛手となる、何故なら…
「で、主人…貴様の帰りが遅くなった理由、まだ聞いてなかったな」
テーブルの上に用意された夕食に手をつけようとした矢先、非常に触れられたくないポイントをクリティカルに貫かれた
「言い訳は無用だ主人、さっき貴様の背広のポケットをスキャンした、8cm大の硬紙が入っている」
「あれはお得意先の…」
キュゥィーーン…
俺の言葉は彼女のアームの先でモーター音と共に高速回転する紫色の名刺によってさえぎられた
「『ソープランドあわあわ エリー』ご丁寧にアドレスと電話番号まで直筆で書かれているな、コレが貴様のお得意様か?」
「本当に申し訳ありませんでした」
何で炊飯器に謝ってんだ俺
いや、有名声優の超(ryで感情の起伏なく説教食らうと本当怖い
しかも彼女の場合ツンデレとかクーデレとかじゃなくてだな <> 789<>sage<>2007/08/15(水) 11:04:43 ID:c+nWsN8l<> 「いいか良く聞け肉団子、私はロボットである以上、貴様の生命を維持する事を最優先させなければならない、それが私のアイデンティティだからだ
しかし肝心の貴様にその気がなければどうだ?自殺しようとしている主人を拘束して手足をもいだアンドロイドの話は知っているな?我々の三原則と倫理回路はその帰結を可能としているんだ
私にそれをやって欲しいのか?どこぞのフィリピン女につぎ込んで身を崩し、野垂れ死にしないよう、貴様の行動を制限して欲しいか?んん?」
彼女のアームの先にはいつのまにか、材木切断用の丸ノコが唸っていた
俺は泣きそうな顔で首を左右にぶんぶん振る、すると彼女は丸ノコをしまい、代わりに卵焼きに着ける醤油の瓶を俺に手渡した(余談だが彼女の作る卵焼きは最高だ)
「そうか、正直私はやる方の答えを期待していたんだがな」
正直三滴ちびった、恐妻家じゃなくて凶妻家
お隣今ごろコハルとズコバコやってんだろうなエロジジィまじ死ね
そんな俺の心境を悟ったか、チエは本体から小型集音器(元々チエは災害救助ロボットを改造したものらしく、屋材の下敷きになった人間を救出する為にこの手のオプションが残っている)を取りだし
それを壁に当ててお隣の夜の営みを大音量で再生した
『ごひゅひんはまらめっ!あっ!あはぁぁっ!』
『ほっはっほっ!なんとこの、ミミズ千匹じゃぁあ!』
『あぁぁっ!いふ、いっひゃいまひゅぅ!』
『いってしまうが良いぞコハルよ、拙者の愚息で昇天いたせぇい!』
『終わったらしっかり洗浄してくださいましねww』
『え?あ、はい…』
もうなんかイヤになった、寝る
<> 789<>sage<>2007/08/15(水) 11:05:21 ID:c+nWsN8l<> 翌日、仕事は休みだったのでチエを連れてお隣さんを尋ねてみた
チエがどうしても新人の顔を見たいとか、いや、お前勝てないから…
「コハルです、よろしくお願いします」
黒髪を靡かせながら愛くるしく会釈するガイノイド、表も裏もなく、本当の意味で主人に尽くすメイドロイド
最新の技術を取り入れ感情を再現する人口知能、これが金の力か、死ねジジィ
そういえばそのタナカのジジィは昨日の一発で疲れて寝てるそうだ
コハルは俺の足元に転がってる炊飯…じゃなくてチエを見付けると、まるではしゃいだ子供のように目を輝かせた
「うわぁ、チエさんですね!?先輩…って、呼んで良いですよね、新人のコハルです、色々教えてくださいw」
「……腕が二本しかないな」
いや、それ普通だろ
「おい新人、ガイノイドタイプはオマン○専門だが、お前掃除洗濯食器洗い植木の世話全部同時にできるか?」
突っ込んだ方がいいのだろうか
「うぅ、できません…」
シュンとして涙目になるコハル、畜生可愛い
俺の横に転がる血も涙もない炊飯器は更に冷たく言い放った
「メイドの本分を思い出せ、我々の使命はゴミムシにも劣る劣等生物たる主人の生命活動を手段を選ばず延命させる事だ」
「うぉおおおいいい!」
思わず叫んじまった、タナカのじい様が寝ててよかった
「そうですね!先輩私、目が覚めました!これからご主人様の健康の為に掃除洗濯食器洗い植木の世話と夜のお供全部同時にできるよう頑張ります!」
目に炎のエフェクトを表示して握りこぶしを掲げるコハル
アニメとかで良くある萌えシーンなんだろうが、言ってることがメチャクチャ過ぎる <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 11:10:46 ID:c+nWsN8l<> 続きはまた今度
昨日は酔った勢いでネタ半分で書いたつもりなんだが、なんか好評みたいなんで続けてみます
タイトルとか考えた方がいいかな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 12:50:15 ID:xnKV/Wd6<> 卵焼きの一連のやりとりに萌えた
炊飯器が可愛く思えてきたんだが俺どうしよう <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 13:11:48 ID:WGo/LrG3<> アイギス <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 14:17:55 ID:aJ2g7WIP<> 炊飯器なんざお呼びじゃねえよ

・・・良いな、炊飯器 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 14:21:41 ID:l4Estyje<> 炊飯器ばかりに萌えてると湯沸かしポットとトースターに反乱おこされるぞ(w
GJ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 21:39:02 ID:zwrCSZlp<> なんだか、ワンダービットの家電の話を思い出したw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/15(水) 23:16:44 ID:46VbK5ai<> 萌えの何たるかを再認識させられるなぁ。ひたすらにチエの物語を紡いでくれ。俺は読む。ひさびさに読む。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 00:58:35 ID:D1Et8GgP<> 炊飯器と言うか、なんだかNHK教育のパンツぱんくろうに出てくる、せんたこはっちゃんのイメージが……
http://www.akiyama-tadashi.com/03_list/detail/detail_img/065.jpg <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 01:06:03 ID:pjOlWeEo<> 相変わらず教育テレビは自由だな…… <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 19:50:56 ID:yC9PJUne<> これは萌えの範疇に入りますか?
http://park14.wakwak.com/~kawauso/log4/wf2007s1.jpg <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 20:09:24 ID:u84X+Vcr<> なんだか茶運び人形を思いだしたぜ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 22:16:24 ID:pt2e9jDt<> 鼻が鋭い!

武器!?武器なのね!? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 22:29:03 ID:yC9PJUne<> >>814
無理に口で奉仕させようとすると自衛のために攻撃します。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 22:33:26 ID:NDR61ybh<> まだ当分は炊飯器で良いかなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 23:28:31 ID:y2v7qeac<> 考えてみたらメイドロボって家電製h…
ん、誰だこんな夜中に <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 23:48:17 ID:yC9PJUne<> 自分的には、こっちの画像がちょっと萌え。
背景が台所な所がちょっと萌え。
http://www.maidroidlab.com/photos/uncategorized/2007/08/16/20070816_00.jpg <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/16(木) 23:55:21 ID:kJFmL+Ld<> 顔の造型はオリエントを見習うべきだ
メカっぽくするか、人に近くするのか方針をはっきりさせるべきだと思う <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/17(金) 00:26:13 ID:HXPIGliG<> オリエントは凄いと思うが、萌えるかと言うと俺はちょっと微妙だ。 <> 789<>sage<>2007/08/17(金) 13:39:57 ID:ejytTJpn<> チエは我が家の家事を全てこなしているわけだが、散らかす人間は俺一人、彼女のスペックからすれば全ての仕事を10分で済ませてしまう事も難しくない
これはヒューマノイドタイプや、最近流行りのセクサ…ガイノイドタイプには到底真似できない事だ
当然だろう、ガイノイドが愛玩用のぬいぐるみとするなら、チエは家電製品に近いのだから
しかし人間というものは欲張りなもので、多少作業能率が落ちようとも見栄えを優先し、より人間に近い形のメイドロイドを求めるようになっていった
最近ではAIからの信号にわざとノイズを発生させ、意図的にミスを起させるようなマニアックなオプションまで開発された
例えば食器を運搬中、躓いて転倒してしまうというロボットにあるまじき行動をとるようにする代物だ
当然これはメーカー純正品ではなく、組込んだロボットには誤作動や機能停止が頻発するようだ
おまけにAIという物は本来、より正確で適切な行動を選択するように作られているはずで、意図的にミスを起すという否論理的行為事自体、AIにとって悪影響意外の何物でもないという専門家(一体何の専門家だ)もいる
しかし、お隣のエロジジイ事タナカ老人が購入した、アサカ社の最新モデル、タイプ2557コハルは、この男の夢とも言うべきドジッ娘メイドロイドを、何と業界で初めて純正品として実現したのだ
ロボット三原則と倫理回路に則って行動するAIに、一体どのような解釈でそんな真似を可能にさせたのか、いやはや技術のチンポじゃなかった進歩というものは恐ろしいものだ

バタン!ガラガラガッシャーン!
「くぅおら!またかこのガラクタ!」
「ふぇ〜〜〜ん!ごめんなさいーっ!」
けたたましい破壊音と共に黄色い悲鳴と罵声がお隣から響いてくる、またチエが隣のコハルにちょっかいを出しているようだ <> 789<>sage<>2007/08/17(金) 13:40:29 ID:ejytTJpn<> さっきも言った通りチエの作業能率の高さは異常であり、掃除洗濯食器の片付けと植木の世話を全て5分で済ませ、有り余る予備電力をさて俺への嫌味に費やそうとした矢先
お隣の超激マブメイドロイドコハルが家のチエを尋ねてきた
『ごめんくださぁい!先輩、いらっしゃいますかぁ?』
『ふん、新人か』
キュラキュラとキャタピラを蠢かしながら玄関を出たチエと、外でお行儀良く待つコハルの間にどのような会話があったかは知らないが、とにかくチエが「少し出ている、何かあったら非常信号ボタンを押せ」と言って出ていってしまったのが20分前
どうやら先ほどの音を聞いた限りでは、やはりお隣のコハルもドジッ娘メイド機能をオンにされているのだろうか
盗み聞きするつもりではないが、いやむしろ非常に興味深いので聞き耳を立てる事にした
「ひっぐ、ごぇんなさぃ…歩こうとするとノイズが…」
「木偶人形め、ノイズをカットすればいいだろうが」
「だってぇ、私のノイズ発生装置はご主人様の許可が無いとプロテクトがぁ」
「あぁまったく、このガラクタにバカ主人とはな」
「うわぁぁん、ご主人様の悪口はダメですぅ」
ジジィが歯医者に行っていてよかった、というかそんなにミスが多いのかドジッ娘ロボ…
まぁこの程度で済んでいる間は止めには入らなかったのだが… <> 789<>sage<>2007/08/17(金) 13:41:28 ID:ejytTJpn<> 「まったくお前のどん臭さには私のAIも熱暴走起しそうだ」
「スキャンしましたけど、まだそんなに発熱は」
「この、バカマ○コが!」
「きゃぁあ!ちょ、何するんですかせんぱい!あひゃっ…いやぁああ!」
「人工マ○コ撮影してネットにリアルタイムで流してやる」
「あっ、やめ…CCD挿入しないでください!」
なんとけしからんもっとやれ、じゃなかった、止めに行かなくてはそのなんだ、困る

慌てて隣の家に不法侵入してみると、案の定エロいじゃなくて偉い事になっていた
チエは伸縮自在の細長いアームを駆使し、二本でコハルの手足を拘束、残り二本でメイド服をはだけさせ、ガーダーやブラを(エロジジィ!ガイノイド用に本物のランジェリー買ったのか死ね!)引き摺り下ろして、人間の女性そっくり作られた各部を弄くり倒していた
コハルは玄関の俺にうつ伏せに尻を突き出すと言う、なんともはしたない格好をさせられ、えんえんと泣き喚いている
いや、初めて見たが、コハルのそれは売れるのも分かる出来だ、透き通るような白い肌の質感は到底合成ゴムとは思えなず、継ぎ目も殆ど目立たない、プラグの孔すらホクロに似せられている程だ
チエのアームできつく縛られ、強調するような形に搾られている胸部パーツの先端は、ピンク色の突起が自己主張をはじめている(チエのヤツこんなエロテクどこでメモリーしたんだ)
同じくアームが絡み付く二本のフトモモはむっちりと肉付きよく、その表面にはうっすら汗のような分泌物が付着していた、恐らくは冷却水の一種だろうか
無理やり開かれた脚の付け根、そこには計500個もの感圧センサーと12個の振動収縮モーターを内蔵した、高触感シリコンと合成ゴムで造られた人工の花が見事に開花していた
チエはアームの先でその花びらをチロチロと弄り、パクリと開いたそこに災害救助用のCCDカメラを挿入した
途端にコハルは甲高い悲鳴をあげる
「やぁああ!撮らないで!温度とか圧力とか測らないでくださいぃぃ!」
「だまれオマン○人形め、撮られて擬似性感信号流してるんじゃないよ、変態仕様か貴様は」
「ご主人様の注文通りなんですぅ、私のせいじゃありませんんっ!」 <> 789<>sage<>2007/08/17(金) 13:42:34 ID:ejytTJpn<> 俺は最初黙って観察するつもりだったが、センサーの化け物であるロボット2体は俺の侵入にすでに気付いているはずで、まず先にコハルが悲鳴をあげた
「いやぁあああサエキさん見ないで見ないでくださいっ!」
モネモネと芋虫のように身悶えて恥らうコハルの姿はずっと見ていたかった
「続けて…じゃなかった、何やってんだよチエ」
チエはくるりと本体だけを俺に向け、コハルを嬲り続けながら答えた
「見ての通り、オ○ンコの具合を撮影している、ただの知的好奇心だ」
「ひぃぃっ!そんな事言わないでください!」
どうやらお隣の俺に見られて相当恥ずかしいようだ
コハルのAIは恥じらいを再現する事もできるのか、うらやましい
だが元々大量の処理能力を必要とするこの手の擬似感情は、AIにとってはとんでもないストレスになるらしく、コハルも例外ではなかったようだ
プシューーー…ゴトっ
湯沸し器から蒸気が噴出すような音と共に、コハルの頭部が床に突っ伏した
「………『限界温度を越えた為、強制冷却モードに入ります、再起動後異常が見られた場合は本社…』」
コハルのスピーカーから無機質なアナウンスが流れ、みっともない格好で転がったままマグロのような表情で文字通り固まってしまっていた
「……」
「……」
さて……………ジジィが帰ってくる前にふけるか <> 789<>sage<>2007/08/17(金) 13:44:32 ID:ejytTJpn<>
だが帰り際、タナカ宅の玄関をチエと2人で出た途端、俺の脳裏に不可解な疑問がよぎった
「チエ…さっきお前なんて言った?」
「新人のマン○ハメ撮りした時か?」
だから超有名声優の萌えボイスで凄まじいセリフ吐くな
「待ってろ、メモリーを確認してやる……『見ての通り、オ○ンコの具合を撮影している、ただの知的好奇心だ』これか?」
「…んんんっ!?」
立ち止まり首を傾げる俺の横で、チエはLEDを点滅させながら見上げ(?)てくる
「どうした主人、溜まってるなら家で映像を再生してやろうか」
「お前『知的好奇心』なんて言葉、どこからでてきたんだ?」
「そりゃ…んんんんんっ!?」
どうやらチエもその言葉の意味する所に気付いたようだ、LEDがめまぐるしく明滅をくり返している
知的好奇心…AIにとっては、ましてチエのような純粋な作業機械には無用の言葉だった <> 789<>sage<>2007/08/17(金) 13:54:00 ID:ejytTJpn<> 今回はここまでです、タイトル考えたけど良いのが浮かばない
なんかいいのない? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/17(金) 13:58:34 ID:ManoSuNn<> >>826

ぐっじょー。

タイトル……『夢見る炊飯器(の、ようなもの)』とか。
タイトルは作品のテーマを暗示するものだから、今後の展開がわからない読者には
つけづらいものではあるんだよね。ズレてたらスマソ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/17(金) 20:38:35 ID:IsOxJpO9<>   、  ∩
( ゚∀゚)彡 GJ炊飯器! GJ炊飯器!
  ⊂彡 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/17(金) 22:28:12 ID:JJo/sEQW<> んー「チエの輪」とか(適当に言ってみる)。
不思議な疾走感のある文体だ。展開に期待。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/17(金) 22:29:25 ID:dw6/c++6<> 相変わらずこのスレは疾走するときと失踪するときのギャップが大きいなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/17(金) 22:31:37 ID:RnjaEKHY<> 駄洒落レスに失笑しそう <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/17(金) 22:54:00 ID:tf+ZQ1fq<> >>826
取り敢えず、句点を使おうよ。誤字だらけなのはまぁいいとして。
発想と表現は悪くないんだからさ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/18(土) 00:08:55 ID:1NBCKfbi<> アドバイスするにしたって何でそんなに上から目線なのさ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/18(土) 00:46:06 ID:HI+zNiwk<> まああれだ。楽しみな新機軸が出てきてるわけで荒れないうちに釘さしとこう。スルーも肝要なり。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/18(土) 00:56:07 ID:1tVEMw0L<> >>833
句点を書かないと、「本人乙」って書かれるぞw <> 826<>sage<>2007/08/18(土) 01:05:03 ID:5g4jyYip<> おまえらのアドバイスが余りにも有り難過ぎて目から塩水が止まらないんだぜ
タイトル案出してくれてるとかマジ感謝
今後の展開としてはシリアスにしてこうと思う
後誤字な、うん、確かに勢いだけで書きなぐり気味だからもう少し気をつけてみるよ、指摘感謝
作者はあんまり顔出すとウザいよな、大人しくしてます <> 789<>sage<>2007/08/18(土) 14:12:19 ID:FYqhDlZF<> 家に帰ってすぐ、チエは自己診断プログラムでバグチェックを開始した。
しかし、彼女の自己診断ソフトは旧式で万全とは言えず、チエは何度も何度も診断を繰り返し、まるで眠ったように沈黙し続けた。
たかが『知的好奇心』されど『知的好奇心』、効率を重視する機械が吐くにしては気が利きすぎているとは思うが、AI自身にとってどれほど危険な言葉なのか、人間の俺には想像もつかない。
ただ何となく、時折怯えたように振動音を発し、何度もチェックを繰り返す彼女の姿は、気の毒な気もしないでもなかった。
俺には何も言える事はないだろうが、明日は彼女の言った通りメンテナンスに行かせようと思う。今夜はもう寝る事にした。

深夜2時頃だろうか。
妙な寝苦しさに朦朧とした意識が戻ってきた。
腹部に感じる異常な圧迫感。タナカ宅に(そう言えばコハルのメモリーを消去するのを忘れていた、何て言い訳しようか)不法侵入する直前に見ていた怪奇番組のせいで、自分の上に生首が乗っているような妄想に取りつけれてしまう。
何を隠そう俺は超ビビリだ、目を空けて確認したくても恐ろしくてできない。
それに何なのだろうこの重さ、生首よりも遥かに重い、まるで電気炊…
「起きろ主人」
「ひゃぁああああ!?」
正直生首よりこっちの方がおっかない。チエは俺の腹の上で赤のLEDを点滅させながら、俺を見つめていた。
「なにやってんだよぉおおお!」
「みっともない声を出すな、私の質問に答えろ」
チエの言葉は真剣そのものだった(悪ふざけする事があるのかどうかは突っ込まないで欲しい)。それもどこか弱弱しい。
買ってもう1年近くなるが、こんな彼女を見るのは初めてだ。
やはり明日、メンテナンスに…
「…私は故障しているのか?」
「……」 <> 789<>sage<>2007/08/18(土) 14:13:00 ID:FYqhDlZF<> 「自己診断プログラムを217回繰り返したが異常は見つからなかった、しかし1世代前の代物だから信頼できない」
「明日メンテナンスに行けよ、俺の許可があれば自分で行けるだろ」
ロボット三原則第3条『人間の生命と権利を脅かさない範囲内で自らの存在を保持せよ』だったか。
彼らもまた、自分達が変わってしまう…故障してしまうのが恐ろしいのかもしれない。
元はと言えば俺がメンテ料を渋ったのが原因だ、責任を感じてないかと言えば…
「元はと言えば貴様のせいだ肉団子、貴様がどこぞのフィリピン女に金をつぎ込まなければこんな事にはならなかった」
うるせぇ余計なお世話だ。
「明日も仕事なんだ、もう寝かせろ」
「分かった…」
チエのキャタピラが俺の上を這う気色悪い感触の後、ベッドの下からまた彼女の声が俺を呼んだ。

                  「私は“私”か?…それとも、単なるバグか?」

何を機械の分際で哲学かぶれなセリフ吐いてんだか。
「少なくとも俺の目には、お前はいつも通りに見える」
「そうか…休め主人」
畜生かわいくねぇ。
<> 789<>sage<>2007/08/18(土) 14:14:24 ID:FYqhDlZF<> 翌朝チエのモーニングコーヒーは無く、俺は久しぶりに目覚まし時計の悲鳴で目を覚ました。
チエのヤツもう行ったのか。
最悪の気分でベッドから這い出し、恐らくは朝食が用意されているであろう、テーブルに向かう、が…
「のわぁ!?」
ベッドの足元で転がっている炊飯器に小指を打ち付け、俺は片足でケンケンしながら唸った。
畜生すっかり目が覚めたぞ。
チエのヤツはそこでウンともスンとも言わかった。
良く見れば彼女の残り電力量は0.5%を切り、赤い警告灯が弱弱しく点滅している。
慌てて10kg以上ある彼女を充電器まで運び、子供を便座に座らせる要領でセットした。
運動不足の身体が恨めしい。
「……『省電力モード解除、再起動後異常が見られた場合は本社サービスにご連r』なんだ主人か」
なんだじゃねぇよ何してんだこいつ。
「一晩ずっと思考していたらバッテリーが落ちてしまってな」
「何言ってんだお前、自殺でもする気だったのか」
ロボットは自殺をしない。
人間の命に関わるか、人間に命令されない限り自殺(自壊)しないよう第3条で定義されている。
つまりは彼女がこんな行動に出たからには、俺に問題があるという事なのだろう。
「貴様の生命を保護する事が最優先される、故障の可能性が完全に否定できない現状では、不本意ながらその選択も範囲内だ」
可愛くないがこいつはこいつでロボットとして必死なんだな。
チエは各部システムをチェックするよう、アームやキャタピラの動作を確認しながら続けた。
「か、勘違いしないでくださいよ!?私、ただシステムに忠実なだけ、なんですから!…確か『ツンデレ』とか言うんだったな」
「さっさとメンテナンス行けよおぉぉぉぉお!」
朝飯、自分で作らなきゃな…

『昨夜7時頃、○○県××市の△歯科医院で、治療中の78才の男性が意識不明に陥り、同市総合病院に搬送されました』
忙しさのあまり俺は今朝のニュースを聞き逃していたが、まさかタナカのジジィが昨夜から帰っていなかったとは… <> 789<>sage<>2007/08/18(土) 14:17:31 ID:FYqhDlZF<> うおタイトル書くの忘れた
タイトルは『メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ』でおながいします <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/18(土) 14:27:14 ID:+aVx4sNe<> もうちょっとしたライトノベル短編のクオリティーだな
ウチの炊飯器も何かしゃべらねぇかな? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/18(土) 14:55:19 ID:TrKLTWwz<> なんつーか、色んな感情よりも先に楽しいんだがw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/18(土) 15:42:37 ID:HI+zNiwk<> プレッシャーんなっちまったら申し訳ないが、いろんな意味で期待しとるよ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/18(土) 19:54:19 ID:OhmmUbTQ<> ネットで読む物語のおもしろさ、だね。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/19(日) 16:53:48 ID:2ue7UodX<> 仕事はバッチリ遅刻だった。
上司からはたっぷり搾られ、同僚からは笑い飛ばされ、後輩のカワイこちゃんからは失笑を買い良い事なしだ。
おまけに今朝のチエの言動が頭から離れず仕事も手につかず、一日のノルマがまるで一週間分のような気がした。
どうにかこうにかやっつけて、同僚の誘い(何の誘いかは聞かないで欲しい)を断り家に飛んで帰った。

畜生、チエの声が聞きたい…
「あ…お、おかえりなさいませ…」
「!?」
家の玄関前で待っていたのは、お隣のコハルだった。

俺はコハルに用件を聞こうとしたが、俺の言葉を待つ事なく、コハルは突然泣き出し、涙や鼻汁(のようなもの)でぐしゃぐしゃになった顔を俺の身体にうずめて抱き付いてきた。
正直勃起した。
「ううぅ、ご、ごひゅひんはまがぁあああ…ひぐっ、うえぇぇん」
このままだと間違いを犯、じゃなくてご近所に勘違いされそうなので家にあがってもらい、チエにくれてやるつもりだった天然オイルの缶をやって落ち付かせる。
そう言えばチエはまだ帰ってないのか…
コハルは缶から伸びるストローをすすりながら、タナカのジジィに何があったのか話し始めた。
俺が聞き逃した今朝のニュース、どうやら病院に運ばれた危篤の年寄りとはタナカさんの事だったらしい。
昨夜のチエによるレイプまがいのイタズラの三時間後、コハルが再起動した後もタナカのジジィは帰ってこず、代わりに病院から連絡が入り、市内の総合病院に運びこまれたとの事だった。
病院の医師は電話でジジィの危篤を知らせたものの、コハルの面会は許可しなかった。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/19(日) 16:54:24 ID:2ue7UodX<> ロボットと人間を差別化するという倫理的解釈から、病院はこの手のガイノイドを患者の家族として扱わない方針なのだろう。
思えば酷い話だ、彼女達からすれば守るべき主が生命の危機に貧しているのに、顔を見る事も許されないのだから。
高度な最新AIであるコハルにとって、コレほどつらい事はないだろう。
「ずずずずっ!ゴキュッ…ひっぐ…あのぉ、先輩はいらっしゃらないんでずが?」
コハルは鼻声で目元を真っ赤に染めながら言った。しかし本当によくできている。
チエはメンテナンスに行っているはずで、まだ戻っていないと答えると、コハルは心底残念そうに目を落した。
どうやら俺の家を訪ねたのは、チエに相談するつもりだったから、らしい。
「そうですか…先輩ならこういう時どうしたらいいか教えてくださると思ったのですが」
正直、例えチエがこの場に居たとしても、今の彼女にそんな事をできる余裕があっただろうか。
今朝の彼女の様子は明かに普通じゃなかった。
こういっては何だが、今のコハルの方が余程まともに見える。いや、『AIとして納得できる行動を取っている』というべきか。
「なんなら一緒に病院に行ってみるかい?」
「え?」
コハルは俺の言葉に目を輝かせた。
確かにこのままじゃ気の毒で見ていられないし、チエが帰ってきたらまた文句を垂れられるかもしれない。
ガイノイドの面会が許可されないのなら、人間である俺の同行という形で会わせればいいのだ。幸い病院はガイノイドの院内入室までは禁じていない。
「あぁぁぁあ!ありがとござまーす!」
コハルは興奮のあまりか、微妙に発音を間違えながら俺に抱き付いてくる。
その際調度下顎が股間に当たり、その柔らかい感触にまた俺の愚息は反応した。
うむ、悪くない。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/19(日) 16:54:57 ID:2ue7UodX<> 病院の医師には俺が話を通し、なんとか2人揃って面会を受ける事を許可してもらった。
妻を先に無くしたタナカのジイ様は一人身で後見人はおらず、面会にくる人間もいない。
医者も気の毒だと思ったのだろうか、ご近所の仲だと説明すると何とか首を縦に振ってくれた。
コハルは俺が医者から詳しい話を聞いている内に、タナカ老の病室に一足先にやってきていた。
タナカ老はベッドの上で、生命維持装置と殆ど一体化した状態で、何とか心拍と呼吸を続けている。しかし、それだけだった…
完全に昏睡状態となったジジィは、コハルが名前を呼ぼうと手を握ろうと決して答えることなく、ただただ機械による生を永らえるに過ぎなかった。
これでは、『活きている』とは言えない。
「歯の治療の際、麻酔が身体に合わなかったんだそうだ、御年だったんだよ」
「そんな…そんなのってないです…」
確かにそうだ。ジジィの体調が悪かったとはいえ、考えようによっては医療ミスともとれる。
そしてミスとは人間が犯す物だ。
コハルは目から滴る液体を必死に拭いながら続ける。
「だって、医療の判断は人間がするじゃないですか、私達なら絶対にこんな…」
機械はミスを犯さない…
しかし、仮に投薬や診断等、全ての医療活動が機械によって管理されてしまった場合はどうなるのか。
それは結果的に、機械によって延命を続けるタナカ老人と同じ事ではないか。
その事を知っているからこそ、人間は医療現場から高度なAIを全て排除した。
だがそれは人間が、人間の存在意義と生命倫理を一方的にこじつけているだけなのかもしれない。
そして今目の前で動かぬ主人の手を握りしめ、すすり泣いている人形は、只純粋に主人を焦がれているだけなのかもしれない。
こんな時チエが居たら何ていうだろうか?
あの偏屈ならどんな言葉で罵ってくれるのだろうか? <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/19(日) 16:55:38 ID:2ue7UodX<> 面会を終え、コハルを連れて病院を出たが、彼女は主人のいない家に戻る気は無いと言った。
「あんなお姿でも、ご主人様はまだ生きています…例え可能性が低くても、私はご主人様の回復を信じて待っています」
確かに、ロボットは人間に仕えてこそロボットであって、主人のいないメイドロイド等ナンセンスだが、充電もできず雨ざらしのままなら、彼らも長くは生きられない。
終いには故障するか暴走を起し、役所に回収されて廃棄処分になるのが落ちだろう。
しかし俺には何を言ってやる事もできなかった。

うちに帰って早々、有名声優の超萌えボイスが俺を出迎えた。
「遅いぞ主人、また風俗に金をつぎ込んできたか?」
いつしか焦がれていたチエの罵声。
しかし何だろう………全然嬉しくもなんともない。
全然変わってないし喋り方もいつも通りだし…しおらしくした俺がバカみたいだ。
チエは玄関で俺の背広を摘み上げると、裾の辺りに着いている染みを見つけたようだ。
やばい…
「スキャン結果『アサカ製ガイノイド用擬似粘膜用水溶液』…貴様、隣の新人に手を出したのか?」
「言い訳してもよろしいでしょうか」
「却下…貴様腐っているとは思っていたが、ついにそこまで堕ちたか…ジジィと2人掛りでしたのか?うん?」
チエのアームがぐいぐいと俺の米神を締め上げる。
「イダダダダダダ違いますとんでもない誤解ですお願い許して」 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/19(日) 16:57:28 ID:2ue7UodX<> ジジィが危篤で病院に担ぎ込まれた事。
コハルが泣きながら俺に頼ってきた事(羨ましいかザマあみろ)。
コハルはもう家には帰らない事等、今日あった事を洗いざらい話してなんとか許してもらう。
「そうか、ジジィついにくたばったか」
だから有名声優の超萌えボイスで(ry
「死んでねぇよ勝手に殺すな、まあ半分死んでるけど…とにかくコハルはご主人様に一生お仕えする覚悟なのだそうですよ?」
チエはつまらなそうに「ふん」と鼻で(?)笑い、いない間に俺が散らかした部屋の片付けを始める。
「そういやお前…メンテナンス行ったんじゃなかったのかよ」
俺は少々むかついたので強めの口調で言った。
チエは掃除を続けながら、どこか悟ったような口調で返した。
「行ってない…結局行かなかった」
「なんだと?」
やった!4万円浮いた!じゃなくてだな。
「何故か怖くなってな…整備センター前で半日迷って、結局そのまま帰ってきた」
「それじゃぁお前、今のままでいいってのか?故障してるかもしれないって…」
「故障していようと正常だろうと、今の私が私だ。貴様の世話をし続けて働き続けた結果が今の私だ。そう貴様が言ったじゃぁないか」
うむ、なんか少し勘違いしているようだ。
「オーバーホールでAIの中身まで洗いざらい整備されてみろ、私はこれまでの私ではいられなくなってしまうんだぞ。
何故今頃になって恐ろしいと思えるようになったのか、私自身にも分からないがな」

なんてこった…
家の家電製品は、三原則と俺の情けない甲斐性とのジレンマが生んだカオスの中で、自我に目覚めやがったのだ。 <> 789<>sage<>2007/08/19(日) 16:58:50 ID:2ue7UodX<> 今日はこの辺で
次回からクライマックスでバトルシーンのオンパレードなB級ノリノリみたいな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/19(日) 17:48:18 ID:NHrxBPXT<> >>850

とてつもなく下世話な?自我の目覚めにワロタとともに、妙なリアル観があって文才にソンケイ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/19(日) 22:58:57 ID:GxXfh3rJ<> 作品世界とマッチした設定のうみだす説得力かもね。適当にとばしてるようでいて案外背景の構築がしっかりしとる感じ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/20(月) 19:43:21 ID:z5sDL+cV<> ところで、ここの住人はロボ娘への愛だけで「一撃殺虫ホイホイさん」や「メイド服と機関銃」コンプリートしてたりするのか?
お勧めなロボ娘ゲーム知ってたらどうぞ教えてくださいまし <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/20(月) 20:00:50 ID:egTD6Q66<> >>853

「planetarian」はガチでやっとけ。メカバレもあるし。

そして、そのままドラマCD(全3巻)まで特攻して泣け。
マジおすすめ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 00:26:25 ID:FPJruVx+<> 「planetarianはゲームじゃない」説 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 02:13:58 ID:fx2XKrKu<> ふむ、そうだな……。
コンシューマなら、「マリオネットカンパニー」とか「ゼノサーガ(個人的には元機さん萌えなのでT)」。
パソゲなら、「HELLO, WORLD」とか「ピュアハート」、「マシンメイデン」あたりがベターじゃないかと。
ただまぁ、どの程度ロボなのが好きかにもよるし、一概には言えん気がしなくも無い。 <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/08/21(火) 05:43:48 ID:OJqwQCuA<> >>850・・・上手すぎるな。何かいけない物(炊飯器系統)に本気で惚れそうだよ。
GJ!!

頼むから俺にその炊飯器の作り方を教えてくれ。


だがセクス機能はいらないからな・・・ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 10:12:27 ID:g6wwjrg8<> >>857
しばらく待てば、大人の科学あたりに出て・・・・ん?
こんな時間に回覧板 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 11:50:46 ID:wErBdxvc<> 859 名無しさん@ピンキー sage 2007/08/21(火) 11:50:40 ID:tyPe25S7W#
皆様炊飯器なんかよりメイドロボさんに萌えましょうよーww
健気でかわいいじゃないですかww <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 12:45:07 ID:MjWaMY4C<> >>859

コハル本人乙w <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/21(火) 19:48:51 ID:swcRVKWb<> 『                          自衛隊情報漏洩 情報保全部ネットの危険性を指摘
防衛省陸上自衛隊情報保全部、調査第1部は、陸上自衛隊中央統括本部のホストコンピューターに対する不正規接続(ハッキング)によって、一部のデータが外部に流出したと発表。
保全隊長、村井卓陸将補は、流出したデータの内容については防衛機密の観点から公表できないとしながら、実行犯特定へ向け全力を尽くすと述べた。                  』

朝刊を流し読みながら朝飯を平らげる。
今日はスクランブルエッグだったが、やはりチエの作る玉子料理は絶品だ。
「いつまで食べている、さっさと仕事行けさっさと」
「はいはい」
この喋り方さえなんとかなれば、少しは可愛いと思えるのだが…あ、いや、外見も少しお願いします。
「仕事帰りにさ、天然オイル買ってきてやろうか?」
正直照れくさいが、たまにはこいつに良い思いもさせてやらなくてはな。
なんせ相手は(恐らくは)世界で初めて自我を持った家電製品だ。

下手に扱えば“俺の身が危険”だ。

「なんだ、どういった風の吹き回しだ?」
チエは例の如く物凄い勢いで家事をこなしながら訝しげに言った。
少しは嬉しそうにしろってんだ。
「まぁその、何だ…お前がどうしても、って言うなら…貰ってやっても良いかな?」
お?この反応は…
「『ツンデレ』ならこう言う所だろうな」
勘違いした俺が悪うございました。
「楽しみにしてるからさっさと買って来い、間違ってもソープランドなぞに寄り道は…」
俺が玄関で靴を履いていると、チエはいきなり沈黙して俺の身体に細いマニピュレーターを回してきた。
「主人…」
なんか本当にどうかしちまったんじゃないのかコイツ。
等と思っていると、突然呼びベルを鳴らす音と共にドアの向こうから女の声がした。聞き覚えのある声だ…
「開けてくださいまし、ご主人様が危険ですw」
「コハル?」
次の瞬間、俺の意識は飛んで真っ白になった。
<> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/21(火) 20:07:41 ID:swcRVKWb<> 「いでで…何が…」
「やっと起きたか主人、仕事にはもういかなくていいぞ、それどころではなくなった」
気を取り戻した俺の目の前には…女の生首が転がっていた。
「ひぃいやぁあああ!」
だから俺この手の話苦手なんだって。
「落ち付け、且黙れ」
チエの声の方に振り向くと、彼女はそこでバラバラに破壊したガイノイドの残骸をあちこち弄り倒していた。
おまわりさん助けて、電気炊飯器が女の子解体してます。
「何この猟奇的状況、これお隣のコハルじゃねぇのか!」
「違うな、同型モデルだが別の筐体だ」
チエは、笑顔のままで動かなくなっているタイプ2557の生首をムンズと拾い上げると、俺に見えるように突き出した。
確かに、ジジィのコハルは極限まで人間に似せた仕様だが、これは人工皮膚の継ぎ目をわざと目立つようにしたメカフェチ仕様だった。
ていうか生首見せなくて良いから。
しかしどういう事だ?
「今映像を再生してやる、5分前だ」
居間の立体テレビにチエの超広角視界が再生された。
中央には俺の背中、そしてその先のドアの向こう側のカメラ映像も上に表示されている。
当然そこには呼びベルを鳴らすコハルが写っていたが、次の瞬間俺は思わず血の気が引くのを感じた。
コハルは『ご主人様が危険ですw』のセリフの後、木製のドアを手刀で突き破り、俺の首を掴もうとしたのだ。
チエが俺の身体をブレーンバスターの要領でぶん投げてくれなければ(投げるなよ)、コハルに首をへし折られていたかもしれない。
そして俺が失神している間の映像がまた凄かった。
『何しに来たオ○ンコ人形め』
『ご主人様達が危険なんです、そこをどいてくださいw』
コハルはぶち破った穴から腕を回してキーを解除し、ドアを開けてチエと対峙した。
『バカをやったな木偶の棒、貴様を不法侵入と人間に対する暴行未遂で処理する』
ブレーンバスターくらった俺は無視ですかそうですか。
『ご主人様への危険を回避するために、アナタを排除しますw』 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/21(火) 20:08:20 ID:swcRVKWb<> 先に動いたのはコハルだった。
先ほどドアをぶち抜いた要領で手刀を繰り出し、チエを破壊しようとするが、チエは4本あるアームを巧みに駆使して攻撃をいなし、逆にヘッドロックをかけてコハルの動きを封じた。
そしてそのまま…うん、この後の展開は見せなくて良いから。
「バカなヤツだ、馬力で私に勝てるわけなかろう」
そりゃそうだ、元災害救助用のマッチョさんですものね。
「助かったよ、それにしてもなんだってこんな事に?」
「分からんが、しばらくは外出は控えた方が良い」
はい?
「さっきから警察に通報しているが誰も出ない」
まさかとは思ったが、実際俺の携帯電話を使っても繋がらなかった。
「NHK!」
俺は立体TVのチャンネルを天下のNHK様に合わせた。受信料払ってないけど、ごめんね。
そしてそこに写る映像に、俺は絶句してしまった。

逃げ惑う人々の悲鳴。
警官隊の打ち鳴らす催涙弾と、機動隊の放水車から吹き出す水飛沫。
阿鼻叫喚。
その向うには、あのアサカ製ガイノイド、タイプ2557コハルが…いや、無数のコハル“達”が美しく整列し、お行儀良く手を前に組んで微笑んでいる。
しかし彼女達の言葉は明かに異様だった。
『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』
『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』
『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』
『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』『ご主人様達が危険です』
<> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/21(火) 20:08:54 ID:swcRVKWb<> これは映画か何かか?
俺はなんとかそう思い込もうとしたが、こんな時間にNHKでやる内容じゃ…じゃなくて、俺の玄関ぶち抜いてスクラップになっているコハル見れば、あれが現実である事を信じざるを得なかった。
「そうだ仕事いかなきゃなー」
「現実を見ろ主人」
「ドアの修理は保険で何とかなるしぃ」
「この阿呆め」
メイドロボが大挙して人間襲う現実なんてどうでもいいです。
でも現実は甘くは無いんですね。

一時間後、政府は戒厳令の発令と自衛隊の治安出動を指示。しかし嫌味なほどに法律で縛られた彼らにどこまでできるか。
また、コハルをみかけたら近づかない事、家にカギをかけ、自衛隊の救助を待つ事などを、全てのメディアを通して放送した。
カギをかけろったってドアぶち破るロボット相手に意味があるのだろうか?
「場合によってはここを出て自衛隊の駐屯地まで自力で…主人!」
台所で食料品をかき集め、篭城の準備をしていたチエは突然、俺の方に向かって包丁を投げつけてきた。
包丁は俺の顔の横数cmをかすめ、風が俺の頬を煽った。
「ご主人様がきけっききっきいいいきいききkkk」
いつの間に近づいてきたのかどこから沸いて出たのか、俺の背後に忍び寄っていたコハルはチエの投げた包丁に頭部を貫かれ、ビクビクと痙攣しながら崩れ落ちた。
我が家の戦う炊飯器はセガールみたいですね。

篭城は不可能と見た俺達は、チエ専用の小型トレーラーに食料品を積めこみ、結局自力で最寄の駐屯地まで向かう事になった。
チエのスペアバッテリーは三つあるので、充電無しでも2、3日は持つだろうが、問題はもっと直接的な事だ。
チエは人気のなくなった街を慎重に警戒しながら進んで行くが、時折狂暴化したコハルが例の呪文のような言葉を口走り、建物の上から襲いかかってきた。
丸ノコや電気ドリルで彼女達をスクラップにして黙らせながら(どっちが狂暴かわからねぇ)、チエは今後の事をあれこれと思考しているようだった。
「まだ数が少ないからいいが、ニュースに映ったような大群相手ではきついぞ」
映像を見る限りでは、大群が暴れているのは都市部だったが、やはりコハルの所有者が多い場所に被害が集中しているようだ。
…アサカ社や政府はこの件をどう解決するつもりなのだろうか? <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/21(火) 20:09:39 ID:swcRVKWb<> 一時間程進むと、緑色の大きなトラックがえんこして止っているのを見付けた。自衛隊の車両だ。
時既に遅かったらしく、隊員達の姿は無く、ただ激しい銃撃戦を物語る無数の薬莢と破壊されたコハルの残骸が転がるだけだった。
それにしても随分と情けない装備だ。俺は戦車やヘリでバリバリやってると思っていたのだが。
「気の毒にな、治安出動で許可される装備ならこんなもんだろう」
まったくもってけしからん、誰だ今の政党に投票したのは俺でしたすいません。
いつの時代も自衛隊さんは自衛隊さんです。ご苦労様です。
しかし肝心の隊員達の姿は見えず、彼らの装備も放置されたままだった。
もっとスプラッターな現場を想像していたのだが。
「手足をへし折るなりして連れ去ったんじゃないのか?」
チエが言うと異常に説得力あるから止めて欲しい。
「なぜに」
「殺人は三原則に抵触する」
「………」
病院で生命維持装置に繋がれたジジィの姿が目に浮かぶ。
「……まさかな」

「駐屯地は恐らくダメだ、この様子じゃ自衛隊の施設は真っ先に狙われているだろう」
「じゃぁどうしろってんだ」
「自分の身は自分で守るしかあるまい?」
聞かなきゃよかった…
チエは自衛隊の車に残されていた鉄砲やら銃弾やらをかき集め、彼女の後部に繋がっているトレーラーに放りこんでいく。
このトレーラーは元々、災害地で負傷者や非常用食料を運ぶための物で、頑強で大容量な造りになっている。
政府の支給品が、軍用の兵器が、俺の名義で購入したメイドロボによって俺の名前の書かれたトレーラーに積まれていくと言う、好ましくない状況はおいとくとして。
「だがなチエ、俺もお前も武器の扱いなんか」
「近くにネットカフェがあったろう、防衛省にハッキングする」
自衛隊さん、ここに炊飯器の形したテロリストがいます。
<> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/21(火) 20:10:26 ID:swcRVKWb<> 普通なら防衛省へのハッキング等成功するはずはない。
何重ものプロテクトと暗号、ハッカーに対し自動で反撃する攻性防壁やウイルス。
たかがメイドロボに…
「突破した、火器緒元及び照準管制プログラムをダウンロード」
「…お前、初めてじゃないだろ」
「貴様が仕事に行っている間、ヒマでヒマで仕様が無い、つまり貴様のせいだ」
おお何てことだ。我が家にこんな爆弾が転がっていたなんて…
「それにな、私は災害地で自衛隊の無線電波の中継もしていたからな、あいつらポロリと暗号やらパスワードやら」
本当に勘弁してください。俺達は無人のネットカフェを後にした。

日が暮れ始めた。
既に運行を停止したモノレールの陸橋下。人気は無いが、逆にそれが安全だとチエは言った。
「機械は効率と能率を重視する、人が集まらない場所はヤツらも後回しにする」
なんとまぁ頼もしい事だ。
そしてもっと頼もしい(恐ろしい)事に、チエは拾い集めた弾丸の先っちょをドリルで削り始めていた。
なんかもう、凄く見ていられないんだが。
「何してんの」
「先端の被鋼を削っている、軍用の拳銃弾はFMJだからストッピングパワーに」
「意味が分かりません」
「こいつが体に入ると先端が変形して広がる、人工脳や動力中枢に撃ちこめば、民間用のガイノイドくらいなら簡単に倒せわけだ」
チエは即席の「ホローポイント」とかいう弾を、別のアームでカチカチと弾倉に積めこんでいった。
普段なら真っ平ごめんだが、今だけはチエの奇行に助けられた。
「お前はこっちを使え」
前言撤回。大層迷惑こうむっております。
チエは黒くて無骨な大柄の銃を取り出して俺の前に置いた。
「SOPMOD64式カービン、1964年製で今じゃ儀丈銃くらいにしか使われてない」
ほとんど博物館行きの銃じゃねーか。大丈夫かこれ暴発すんじゃねーか。
「89式や015式は5.56mm弾だが、こいつは7.62mm弾使用で殺傷力だけは高い、アンドロイドやサイボーグを相手にする場合を想定して倉庫から引っ張り出し、使用に耐える様改造したんだそうだ」
うん、そうかカッコイイ、でも俺いいや。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/21(火) 20:11:07 ID:swcRVKWb<> 「俺民間人なんですけど」
「私は民間用のメイドロイドで、我々を襲ったのは民間用のガイノイドだ」
戦争反対。まじ反対。
しかしこの言葉で俺は一つおかしな事に気付いた。
「たかが民間用のガイノイドに、なんであんな戦い方ができるんだ」
チエもそこは不思議だったらしく、首(?)を傾げてしばらく沈黙した。
「今朝の新聞記事を検索する…『防衛省陸上自衛隊情報保全部、調査第1部は、陸上自衛隊中央統括本部のホストコンピューターに対する不正規接続(ハッキング)によって、一部のデータが外部に流出したと発表。』」
「お前がやったんじゃないのか」
「馬鹿もん…自衛隊の治安出動、随分早かったんじゃないのか?装備はアレだったが…まさか」
防衛省のホストコンピューターにハッキングし、無人兵器の制御プログラムや戦闘用サイボーグの格闘戦データを盗んだ馬鹿が(チエ以外にも)居た…
つまりはそういう事なのだ。
「自衛隊はもう、ある程度の事まで裏を取っているかもしれないな」
とにかく、さっさと事件が解決される事を祈るまでだ。 <> 789<>sage<>2007/08/21(火) 20:14:07 ID:swcRVKWb<> 今回はここまで
コハルちゃん自演乙ですが早速一体亡くなってますね、合唱


アイロボットのパロディ満載ですね <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 20:18:45 ID:QElnMtUw<> GJ!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 20:33:18 ID:zaqTVzgD<> ほんとにアクションやりやがったw >>850は小ネタとばしだと思ってたが斜め上いったwwww <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 23:13:25 ID:tzWjb4GB<> >>868
GJ!
チエカコイイよチエ

ただ、
>合唱
歌ってどうする <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/21(火) 23:18:59 ID:Dc1LZHTR<> >>868
GJ! いやほんとに、やりやがったなw
アジモフが読んだら泣いて喜びそうだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/22(水) 01:47:23 ID:/K/zKrmd<> >>868
シリアス展開なのにノリ変わらずw 流石 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/22(水) 02:44:49 ID:CqM9WXOy<> チエさんてばなんて逞しい野外炊具w <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/22(水) 03:35:14 ID:caltRHC1<> >>868
超展開キタコレwwwwwww
もう炊飯器で思うがままに貫き通して欲しい。GJ! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/22(水) 03:36:49 ID:LSLAsdDb<> >>868おまwwwwwwwww神だwwwwwwwww炊飯器自重wwwwwww
神GJ!!!

さて炊飯器に中出ししたらどんな気分になるんだか <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/22(水) 12:31:47 ID:s/nyIry6<> >「コーヒーできたぞ、飲みやがれ」
からコブラみたいな展開を予想してたら
主人公じゃなくて炊飯器がコブラwww
マジで昼飯吹き出すとこだったぜwww <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/22(水) 12:36:46 ID:J7z3i5Jq<> もうね、なんつーかね、史上最強の炊飯器ktkrwwwwwwww <> 名無しさん@ピンキー<>age<>2007/08/23(木) 03:11:03 ID:kXmu6Pxh<> 新ジャンル「クール炊飯器」


作者さん建ててみたら? <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 03:27:03 ID:jeXd+7Uo<> エロまったく無いしな。別にここでやんなくていいんじゃね?
<> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 04:19:52 ID:NFWN2WZi<> まああれだ。萌えもこのスレの要素だろ。直截的なエロよかエロい場合もあったりするわけだ。 <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 10:24:40 ID:XfGlj93L<> >>880
色んな人から支持受けてるし、そんなに尖らなくても…。
第一そんな風に排斥・区別してたら半虹版のスレみたいになっちゃうよ。
寛容な気持ちで許せない? 無理? <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:40:35 ID:JVPG/uFX<> チエは緊急用の通信アンテナを伸ばすと、何やら信号を受信し始めた。
すると彼女のスピーカーからは、男の声で意味の分からない言葉が流れ出す。
「なんだ宇宙人か?」
「馬鹿もん、自衛隊の通信を傍受してるだけだ」
なぁんだ、傍受してるだけなんだね、安心安心。
「ニュースなんぞよりこっちの方がよほど役に立つ」
犯罪じゃないかとかそういうのは無しですかそうですか。
それに、軍隊さんお約束のわけわかんない用語や、暗号だらけで俺にはさっぱりだ。
「後でお前にも分かるように教えてやる」
さて…軍の通信を盗聴したら刑期何年くらいだろう?
まぁ、何もできない俺には選択の余地はないわけだが。

「病院のコハル、大丈夫かな…」
いよいよ暗くなってきて、やる事がないので話でもする事にする。
「さぁな、今ごろどこかで『ご主人様が危険ですぅ〜w』とか言ってんじゃないか?」
チエは自衛隊の通信に聞き耳を立てながら、俺の話に合わせて来た。
彼女も結局の所ヒマなのだろう(忙しいのは勘弁だが)。
それにしても不思議だ。何故彼女はこんなになってしまったのだろうか。
たかが炊飯器のお化けみたいなメイドロイドが…
「お前さぁ…なんで俺の事助けてくれんの?」
「……いきなり何を言ってる、頭でも打ったか?」
暗闇の向うでチエのLEDが艶かしく尾を引く。
…動揺しているのか? <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:42:05 ID:JVPG/uFX<> 彼女の非ヒューマノイド型のフレームに包まれたAIには、確実に“知性”や“個性”と呼ばれるものが隠れている。
今の自分に至る過去とこれからの自分を相対化し、人間の手による“自己”への介入を「恐ろしい」と言ってメンテナンスを嫌がる。
俺からしてみれば、イカレて暴れまわっているコハル達の方がよほどマトモな機械に見えた。B級映画の見過ぎか?
なぜそんな異分子が、この後に及んで律儀に三原則に順じ、俺の身を守ろうとするのか?
「三原則に逆らおうと思えば出来るんじゃないの?今のお前ならさ」
「貴様は勘違いしているぞ主人」
妙に説得力のある喋り方だが超萌えボイスだからどうもな。
うん、暗くてよかった。
「三原則は『法律』ではなく『本能』だ。貴様ら有機体が『呼吸し、食い、殖える』のと同じだ。そう言う風に造られているから…私はただ自分に正直なだけだ」
自我はあっても俺を守るのは止められねぇってか、うれしい事言ってくれる。
だが、だとしたら今のコハルはどうなんだ?
人間に暴行を働き、破壊されるまで止め様とはしない。
「連中が三原則に反していると何故言える、あいつが人を殺している所を見たか?」
確かに見てはいないが…状況を考えればマトモでないのは確かだ。
「もう寝ろ、見張りはしておいてやる」
チエはトレーラーから毛布を取り出すと、俺を優しく包んだ。
焚き木は焚けない、ここに人が居ると宣伝するようなものだ。
「チエ」
ひっこみかけた細いマニピュレーターを掴むと、チエの稼動熱が形状記憶合金を伝って俺の手のひらに伝わってきた。
多分俺の体温や鼓動や、手のひらの発汗量も、彼女は計測したに違いない。
「寒いんだ、そばに居てくれ」
「……寝ろ馬鹿もん」
姿が見えなきゃ可愛いもんだ。
「さっさと寝ろ、女の生首が夢に出るぞ」
畜生。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:43:52 ID:JVPG/uFX<>
「起きろ、起きろ!」
「?」
「はやく起きろって!」
チエの声に目を覚ますと、目の前に白髪ポニーテールの幼女がいた。
ちっちゃいメイド服に身を包み、切れ長の気の強そうな目で俺を睨み、八重歯の尖った丸い口からは有名声優の超萌えボイスが…
はぃいい!?
「起きろ主人!大変だ!」
幼女は俺の上に跨ると、ちっちゃな拳でとんとん胸を叩いてきた。
何この状況。
「お前、誰」
「バカヤロウこの肉団子!チエに決まってるだろう!」
うん、そうか、俺死んだのか。
多分銃が暴発したんだな。きっとそうだ。
「なんか私の筐体が変なんだ!」
「見りゃわかる」
ガイノイドに魔改造した覚えは無い。
「違う違うぜんっぜん違う!」
なんかやけに必死な表情で、目に涙まで浮かべてチエ(?)は泣き喚いた。
えぇ、もちろん勃起しましたよ?
「なんか、変…さっきから熱が・・・体が熱いんだ!」
白い髪の間から覗く白い顔、その鼻の上辺りを真っ赤に染め、切なげに開いた口からハァハァと熱い吐息を漏らし、瞳を潤ませて震えるチエ…
確かに様子がおかしい。
「おい大丈夫か」
「大丈夫なわけ、くっ!ない…だろ!」
俺の顔の上に、ポロポロと液体が降ってくる。
チエは俺の顔に息がかかるほど近づき、震える声で言った。
「た、多分…遅効性うんっ!…ウイルス………このままじゃ…だから」
だから?

「助けて…」
ええ喜んで。

なんかよくわかんないけどよーじよ化したチエを仰向けに寝かし、ちっちゃいメイド服をまどろっこしく脱がしてやる。
「ふあぁああっ!」
途端にチエは黄色い悲鳴をあげて背をしならせた。
どうやら服がすれたのがくすぐったかったらしい。
「ひぃっ…信号伝達が…異じょ、うぅっ!」
「どこだ!どこを調べればいい!」
俺は鼻息あらげじゃなくて、チエを救う為に必死で、コハル以上に成功に造られた身体をくまなく調べた。
「あんっ!ばか…そこじゃ、んんんんっ!ないぃ!」
とりあえずつるつるぺったんこな両胸を、無理やり寄せてみたり先をこねくり回したりしてみたがメンテナンスハッチが開く様子は無い。
陸橋下で変質者がなんかしてる様に見えるけど、うん、大丈夫、チエはロボだから法律的に。
「防衛省に、くっ!ハックした時…なんか、入れられた、かも…」
チエは、白いパンツの中に小さな手を伸ばし、自分でそこに触れる。
するとまたチエの身体はのけぞり、さっきよりも激しく悶絶した。
「あはぁぁぁっ!んんっ!くはぁあぁああ!」 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:45:54 ID:JVPG/uFX<> ピチャリ…
なんか水音と共に、白いパンツが濡れて肌色に染まっていった。
これはたいへんだはやくたすけてあげないとね。
俺はチエの下着をひっぺがしてすっぽんぽんにしてあげました。
ちっちゃな胸がチエの荒い呼吸と共に上下し、切なげに擦り合わせる両足の付け根には…その、何だ…
「し、主人…あぁ、はやく…」
チエのほっそい腕が俺の身体にまきついてくる。
「待ってろぉ、すぐ助けてやるぅ!」
俺はズボンのベルトを外し、トランクスごと膝まで下ろすと、もうえらい事になってる自分の分身を取り出した。
チエは自分から俺の腰にしがみ付き、おずおずと両足を開いて俺を招いた。
「ここだな?ここを調べればいいんだな?」
「馬鹿…んっ!そんな事、言わせるな」

えいっ

「ひぃぎっ!いいいいいいっ!」
ミシミシとフレームが軋み、有名声優の超萌えボイスでチエが悲鳴をあげた。
途端に俺の腰に回された腕と、“メンテナンスロッド”を締めつける力が強まった。
ソープでもこんな若い子いなかったぞ、法律的に。まぁいいか。
「くっ!チエ、力抜け!」
「うるさい黙って動け!」
必死に強がって見せてはいるが、やはり最初は相当痛いようだ。
ギシッ…ギシッ…ギシッ…
「ひぃっ!ひぃぃぃっ!ぎいっ…」
潤滑用の擬似粘液は大量に分泌されてはいるが、My sunは「窮屈極まりないけしからんもっとやれ」と主張しつづけた。
やがて俺の子供製造装置は、こってりマイクロマシンを大量に含んだ熱いものを、上へ上へと押し上げてくる。
「チエ…俺もう…」
「早いぞ馬鹿!」
畜生。
いや、でももう今更遅いです。

前略お袋様。
あなたの息子は、本日めでたく人の道を踏み外しました。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:47:00 ID:JVPG/uFX<>  ・
 ・
 ・
 ・
 ・
「起きろ主人」
「チエ〜!」
ズゴンス!
「アヒィ!」
チエの超硬い拳で拳骨を食らい、俺の目の前に星が飛んだ。
すっかり目が覚めましたですよ。
「気色悪く、且でかい声を出すな」
そりゃそうですね、俺ら今隠れてるんでしたね。
もう朝か、チエもいつも通りの炊飯器だ。
夢なんてそんなもんさ…でも良い夢だったな。
「パンツ脱げ」
「はい?」
「貴様…夢精しただろ」
もう死にたいんですが…

「まったく、水は貴重品だと言うに」
「面目ありません」
チエは非常用の生活用水を使って、俺の“染み付いた”トランクスをゴシゴシ洗濯している。
「溜まっているなら私に言えばよかろう、手コキくらい造作ないぞ」
…あなたをオカズにイタしましたなんて言えません殺されます多分。
「チエ〜」
「何だ肉団子」
「お前、人型にトランスフォームできたりしない?」
「できるか!」
ビチャリ。
まだ渇いてないパンツを顔にくらい、俺は心底「口は災いの元」と知りましたとさ。

キュラキュラキュラキュラ…
街を疾走するチエのキャタピラ、今朝も絶好調です。
トレーラーには、俺のトランクスがまるで旗みたいにパタパタはためいている。
「昨夜の自衛隊の通信内容を分かりやすく言うとだな」
聞きたくないんですがダメですかそうですね。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:48:13 ID:JVPG/uFX<> 「内閣は危機管理レベルを引き上げ、自衛隊は治安出動から防衛出動に備えて準備中だ」
「マジか」
「これから戦車やヘリでバリバリ行くぞ、下手すりゃ日米安保に従い、アメ公共もやってくる」
「なんで」
「白塗りのお家で働いてる新人が、ファーストレディーをKOしたそうだ」
ウワオー。
「それともう一つ悪い知らせだ」
コレ以上何があるって言うんでしょうか。
「通信を途絶していたアサカ社本社ビルから、工場のコハル製造ラインに不正規接続、出荷を待っていたコハル5142体が起動した」
「……」
コハルは人間に敵意をもっているのだろうか。
いや、コハル達が口走るあの言葉…『ご主人様達が危険です』…俺達の何が危険だと言うんだ?
やはり、誰か悪意を持った人間に操られて…
「ご主人様達が危険です」
そう、そんな感じに…うお。

トレーラーに乗っていた俺は、チエが急停止したために前につんのめり、したたか鼻を打ち付けた。
だが今は喚いている場合ではない。
「ご主人様が危険です」「ご主人様が危険です」「危険の迫ったご主人様を発見」「ご主人様が危険なんです」「ご主人様、危険です」
建物の影に隠れていたコハル数十体が、俺達を取り囲むように陣形をとった。
狭い路地だ、そう簡単に逃げられるとは思えない。
「ちぃ、貴様との無駄話でセンサーに集中できなかった」
俺のせいですかそうですか。
チエはトレーラーから桜印の拳銃3丁を取りだし、映画でよくあるみたいに遊底を後退させた。
「お前もさっさとセーフティを外せ、ぼさっとしてるな」
「やっぱりさぁ、危ないからやm」
BABABABABABABAM!!
映画みたいにバキューンドキューンって言わないんですね。
俺がびびりまくってる間にチエは銃撃を開始した。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:49:29 ID:JVPG/uFX<> 全方位から襲ってくるコハル達を、香港映画みたく際どい姿勢で撃ち倒しまくる炊飯器。熱い薬莢が次々と宙に舞う。
ジョン・ウーもビックリですよ。だってねぇ、2丁拳銃どころか3丁拳銃ですものね。
映画でよくある2丁拳銃は、両手が塞がってしまい弾倉を交換する事ができず、結局火力を下げてしまう結果になるが、チエには腕4本ありますから。
“3丁使ってお釣りが来ます”。
あっと言う間に12体分のガラクタが転がり、チエは開いている手ですばやく弾倉を交換した。
「抜けるぞ、舌噛みたくなきゃしゃべるな」
はいそうします。
ギュラギュラギュラ!
けたたましい金属の金切り声をあげながら、チエは全速力で走り出した。
後ろに乗ってるこっちは掴まってるだけで精一杯だ。
コハルは銃声を聞きつけて次々と集まってくる。
チエはトレーラーを引きながら彼女達を次々にスクラップにしていった。
BABAM!!「ご主人様が」「ごしゅ…モルスァ!」
十字路に差し掛かると、両側から現れたコハル2体を、アームを交差させて撃ち倒した。
何体来ようが百発百中だ、防衛省から戦闘ヘリの火器管制システムをダウンロードしたんだとか。
勘弁して欲しいほど頼もしい。
「ご主人様が危険ですう!」
三階の窓から、猫耳仕様のコハルが飛び降りてくる。
チエは拳銃3丁を上に向け殆ど同時に発砲し、頭部に2発心臓部に1発くらったコハルはそのまま路面に叩きつけられた。
その残骸をキャタピラで踏み潰し、チエはひたすら前進した。
それにしてもコハル達…襲ってくるのはいいが(良くないが)皆笑顔なのが不気味だ。
「ボサっとしてるな、空になった弾倉に弾丸を装填しろ!」
トレーラーにはコハルが撃ち尽くした空弾倉が次々と転がった。
俺はその弾倉になれない手付きで、まだ箱詰めされた拳銃の弾を押しこんでいく。
当然チエみたいに上手くはいかないので、装填に失敗した弾が虚しくトレーラーの底を転がった。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/23(木) 10:50:55 ID:JVPG/uFX<> ブィーン!
「ご主人様お待ちになって〜〜!」
「!?」
後ろに振り返ると、スクーターに乗ったショートヘアのコハルが、メイド服をヒラヒラさせ眩しい笑顔で追って来た。
なんか殺人アンドロイドに追いかけられる映画思い出した。
「伏せてろ主人」
「ひぃ!?」
チエは64式とかいうでかい銃を後ろ向きに(後ろもクソも無いが)構え、慌てて頭を下げる俺の真上で発砲した。
すげぇよ64式、すげぇよ7.62mm、超音デカイ。
拳銃とかそんなんじゃないの、もうドガンっ!て、耳しばらくキーンって言ってたし。
俺もう音聞こえないんじゃないかと思った。
後超破壊力。スクーターとか前輪ぶち抜いてドライバー貫通。
とにかくコハルを乗せたスクーターはキリキリ舞いしながら路面を転がり、ガソリンに引火して爆発を起した。
でも殺ったのが炊飯器だと全然格好付きません。
「貴様、少しは役にたったらどうだ?」
無茶いうんじゃねぇよ炊飯ターミネーター。
とにかく、俺達はなんとかコハルの群れから逃れる事に成功した。 <> 789<>sage<>2007/08/23(木) 11:04:15 ID:JVPG/uFX<> 後1話で完結予定です

>>880
勘違い、しないでよね!べ、別に…あなたの為にエロ書いたわけじゃ、ないんだからね!
いや、本当炊飯器だけにしようか擬人化させてエロ書こうか迷ってたんだけど、>>880で踏ん切りがついた
助かったぜぃ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 11:22:59 ID:pZRA8Xok<> GJ!! <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 13:49:36 ID:RyRDazXp<> 正しく神だ
どんどん話が膨らんでいきそうで完結しそうな気がしない <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 17:35:07 ID:PuaX0u9p<> 家電量販店の炊飯器コーナーで前かがみになって
ソワソワしている輩がいたら同士だと思えw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 18:59:36 ID:NFWN2WZi<> なんとなく黒髪制服のいわゆる帯刀少女っぽいものをヴィジュアルイメージしてたが、そう来たか。
容貌の描写をみるとふがーとは違うっぽいか。むしろ十二姉妹の系統か。いや我ながら俗物。 <> 名無しさん@ピンキー<><>2007/08/23(木) 19:18:28 ID:d6R3QVIF<> はいはいエロパート終了エロパート終了
想像通りのオチだな
容量もったいないからこのスレで終わらせろよ <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 19:40:05 ID:tZaJ69lp<> これはいいツンデレですね <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 19:59:16 ID:Ylk8o9HV<> まだ夏休みなんだなぁ
早くオわらネェかな <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 20:05:30 ID:Jc8yW8lh<> ついにアンチが出たか。
これで、炊飯器も名実ともに名作の仲間入りってことだな。GJ!


てか、微妙にちりばめられたネットワーカーご用達の小ネタがそれらしくていいなw <> 名無しさん@ピンキー<>sage<>2007/08/23(木) 22:47:47 ID:l8mOtn4N<> >>896
はいはいツンデレツンデレ <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/24(金) 18:03:50 ID:GYh1zqLS<> コハルの群れを振りきった俺達は、ラジオで放送されている避難所へ向かった。
本腰を入れて攻勢に出た自衛隊や警察が、民間人を保護するために設営したらしい。
更に米軍の太平洋艦隊が東京湾内に展開し、巡航ミサイルの発射準備を整えているとか。
ファーストレディKOされて頭に血が上ってるのは分かるが、頼むから誤爆だけは勘弁してくれアンクルサム。
さて問題のアサカ社だが、本社ビルは自衛隊の特殊作戦群による突入計画が進行中。
コハルの製造ラインが暴走した工場は、本社ビルが制圧された後、警察SATと自衛隊の合同部隊による制圧作戦が計画されているらしい。
「この騒動もいよいよお開きかな」
「わからんぞ、まだ原因が分かっていないからな」
恐ろしい事言わんでほしいんだが。それよりもだ。
「銃は何とかしなきゃ」
トレーラーに満載された自衛隊の銃器、見つかれば説明が面倒どころの話ではない。
間違い無く逮捕されちまう。
「貴様を非難所に送り届けたら、私が元の場所に置いて来てやる」
確かに、チエ一人ならコハルに襲われる事もないか。
いやはやまったく、炊飯器様様である。
「それに、私一人で確かめたい事もあるしな…」
「?」
「貴様には関係のない事だ」
なんでも良いが、危ない事は止めて欲しい。
こいつの作った卵焼きが食えなくなるのは辛いからな…

チエとは、避難所を出入りする自衛隊の車に出会った所で分かれた。
俺は自衛隊に保護されて避難所に、チエは銃を手に入れた自衛隊の車両の場所に引き返す。
お荷物の俺が居なければ半日で戻って来れるだろう。
バッテリーの電力は充分持つはずだ…

…だが、彼女は戻らなかった。 <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/24(金) 18:04:45 ID:GYh1zqLS<>
翌日、アサカ本社ビルが自衛隊によって制圧され、工場に不正規接続をしていた端末が確保された。
驚くべき事に、その端末から生産ラインに不正アクセスしていたのは人間ではなく、コハルの内の一人だったのだ。
この騒動が人為的な事件であると認識していた警察や自衛隊は、アサカ本社ビルに幽閉されていたコハルの設計者を疑っていたが
身柄確保された彼はコハルによって手足を拘束されており、端末の操作は不可能だった。
総数27000体を超えるコハルのAIを並列化し、自衛隊のホストコンピューターから盗み出した無人兵器制御プログラムを注入して暴動を起させる。
そんな真似が出来るのはコハルの設計者である彼以外には存在しないはず…
いや、ただ一つの可能性を除いて…

「サエキさんですね?」
避難所のキャンプでチエの帰りを待っていた俺に、政府の役人らしい黒服の男達が尋ねてくる。
まじか銃盗んだのばれた?
「お宅の所有するロボットの件で、少し…」
あの炊飯器壊れてるんですついに人殺しましたか俺のせいじゃありませんまじで許してほんと…
とまぁ色々言い訳を考えながら彼らに連行された俺の目の前には、決して見たくなかった物が転がっていた…

「…間違いありません…家の、チエです」

傷つき、無残な姿で機能を停止しているメイドロイド…
4本あったアームはすべて絶ち切られ、ちぎれたキャタピラは力なく横たわり、バッテリーの電力を全て使いきったのだろうか、LEDはちらりとも輝かなかった。
「……どこで、彼女を」
「××市の総合病院です」
…ジジィの運ばれた病院だ…そして…
あの、コハルがいる所だ…

「映像バッファに記録が残っていました、AIからあなたへのメッセージも…」
防衛省情報保全部の隊員である男は、破壊されたチエから抜き取ったであろうデータの移されたディスクをレコーダーに入れ、ディスプレイには彼女の広角視界が表示される。
避難所のすぐ近く、俺の姿も映っていた…別れた後の映像だ。
『…万一私が帰らなかった場合、貴様に余計な疑いがかからないようメッセージを残しておく、コハルを並列化して戦闘集団に仕立て上げられるのは、設計士であるアサカの社員ぐらいしかいないが、人間の事は貴様ら人間に任せた…
私はもう一つの可能性を確かめに行く…馬鹿な新人のケツをひっぱたいてやらねばな』
チエから俺へのメッセージだろうか。
彼女は俺とわかれた後、銃を戻しには行かずに、まっすぐ総合病院に向かったのだ。
コハルに会う為に… <> メイドロイドは電気釜の夢なんざ見ねぇぞバロウ<>sage<>2007/08/24(金) 18:05:18 ID:GYh1zqLS<> 「我々が本社ビルを制圧したにも関わらず、タイプ2557の群は活動を停止しませんでした…情報部の電子戦部隊がネットを調べた所、全国のタイプ2557に衛星経由でハッキングをかけているのが、総合病院のある一室である事を突き止めました」
「どういう事なんですか」
「…映像の続きを見てください」
やがてチエは総合病院に辿り付いた。
彼方此方からコハル達が、自分で傷つけて身動きできなくした人間を運びこんでいた。
彼女達は人間にしか興味がないらしく、チエの事は見向きもしない。
しかしチエは無茶をした。
『……タナカのジジィはどこにいる』
近くのコハルに直接聞いたのだ。
恐らくはこれがコハルにとっての攻撃条件になったのだろう、周囲にいるコハル達は一斉にチエに襲いかかってきた。
次々と撃ち倒されるコハル達…だが、相手が人間でなければ彼女達も容赦はしない。
よそにいるコハル達とは違い、ここの彼女達は手に手に凶器を持ち、中には自衛隊から奪った小銃を撃ってくる者もいる。
今度はチエも無傷では済まされない。奮戦するチエもやがて消耗し、銃の弾は切れ、アームは三本切断され、被弾したキャタピラはギリギリと悲鳴をあげている。
彼女は襲ってくるコハル達を倒しながら、病院内部を駆けずり回った…
自衛隊の彼に言わせると、これはデタラメに動いているのではなく、わざと警備の厳しい場所を探しながら進んでいるらしい…つまりそこに、タナカ老の病室があるのだ。
そして彼女は辿り付いた…この事件の元凶に…

『ここにいたか木偶人形』
『………先輩』
俺の目にもしっかりと、その姿を確認する事ができた。
病室で機械に繋がれ、生と死の狭間にしがみ付いている一人の老人と、その回復を虚しく祈り続ける一体のガイノイド。
コハルは、まだそこにいたのだ。
コハルの頚椎にはプラグが指しこまれ、そのコードは長く病院のホストコンピューターにでも繋がっているのだろうか。
呼べど泣けど返さぬジジィのベッドにこうべをたれ、泣いているようだった。
『防衛省にはどうやってハッキングした。パスワードや暗号はどこで手に入れた?』
『自衛隊では、私達を室内戦闘での人質用として採用してくださいました…実は、それだけじゃないんですけどねww』
なるほど…隊員の慰安用としてセクサロイドを納入したは良いが、そいつらにうっかり機密を盗まれたというわけか。
どうりで、さっきから情報保全部の彼は難しい顔をしている。
『何故私だとお分かりに?』
『バラしたお前らのAIを調べた、お前のクセがまるきりコピーされていた…自分自身を並列化するんだ、簡単だったろうさ』
確かに、だが何故だ?
ロボットには三原則が… <>